SSブログ

不思議なピーチパイ / 竹内まりや

ちょうど40年前の春頃、TVからこの曲の印象的なサビが頻繁に流れていましたね(^^):

不思議なピーチパイジャケ.jpg

「不思議なピーチパイ」は竹内まりやさんの4枚目のシングルとして1980年2月に発売され、
オリコンシングルチャートで最高3位(同年4月14日付)、同100位内に18週ランクされ、
39.2万枚の売り上げを記録しました。

この曲は資生堂の春キャンペーンのCMソングでしたが、全く同時期にカネボウが
渡辺真知子さんの『唇よ熱く君を語れ」で同様のキャンペーンを繰り広げていて、
オリコンチャート上でもその2曲が競い合っていました(打ち上げ枚数では「唇よ…」が
42.6万枚で渡辺真知子さんの勝ち)。

作詞:安井かずみ、作曲:加藤和彦の夫婦コンビ。
編曲は加藤和彦氏と清水信之氏の共同作業ですが、恐らくリズム関係を加藤氏、
ストリングスやブラス、コーラスを清水氏…の分業だったのでしょう。

清水信之氏…昔「キーボード・マガジン」でよく拝見しました(^^)

恥ずかしい事に、私は今もって、この曲の歌詞の意味が理解できていません(>_<)
そもそもピーチパイなるものを見た事も、食べた事もないですし、
隠しきれない気分はピーチパイ? いい事ありそな予感はピーチパイ?
ポップスや歌謡曲の歌詞って「好きだけど、よくわからない」事はありがちですが…。
化粧品の春キャンペーン用と言う前提があり、そのイメージ化が最優先だったのでしょう。

**************************************************

竹内まりやさんは英語が堪能で、日本語の歌でも英語が使われている部分は英語らしく
発音するのがネタになったりしますね。
「September」では発音が良過ぎて「セプテンブー」に聞こえちゃったり。

「不思議なピーチパイ」でも「good timing」が「グッツァイミン」に聞こえたりしますが(^^;)、
前々年からのゴダイゴブームがあって、日本で英語そのものに抵抗感が薄くなっていた時代でした。
それまでは洋風なポップスでも、横文字言葉はカタカナ発音が普通でしたから、
歌う側はより自由に、歌詞の表現の幅も広がって来た時代だったとも言えそうです。

歌詞の中に「good looking」が使われていますが、日本では男性に対しては「ハンサム」(handsome)
が多用されていましたから、「good looking」が定着してきたのはこの曲の力かも知れませんね。

ただ、英語を英語らしく発音すると、正確に聴き取れて意味が理解できる層が限られてくるので、
広く浸透させるためには障害になった可能性もありますね。

失恋ソングだった前作「September」に対して「不思議なピーチパイ」は、
歌詞全体がまさに春の日差しのようにやわらかな明るさを放っていて、
それをミディアムテンポでハネたリズムのオケに乗せた、カラフルな仕上がりです。

竹内まりやさんのボーカルはすでに現在と変わらないスタイルが確立していて、
冒険がない代わりに安定感が高く、安心して聴けます。
♪不思議な不思議なピーチパ~~イ♪♪かくしきれない気分はピーチパ~~イ♪と
演歌のようなコブシ唱法もすでに完成しています。

竹内まりやさんの声域は女性では最も低いアルトで、
地声での最高音は上のBあたり、最低音は下のEまで完全に発声できるようです
(その声域がフルに使われているのは「シングル・アゲイン」(1989年)でしょう)。
「不思議なピーチパイ」では、最低音は下のA、最高音は上のAまでのちょうど1オクターブ。
音域は狭いですが、それを感じさせないメリハリのある歌メロですね。

**************************************************

リズムはスイングする4ビート。 ホーンセクションの合いの手が効果的なリズムなんですね。

キーはDメジャー(ニ長調)で、サビ前のBメロ(♪恋は初めてじゃないけれども…♪ の部分)で
平行調のBマイナー(ロ短調)に転じたりもしていますね。

イントロはいきなりD→Daug(D+5)→D6→Daug とおしゃれなコード進行で始まります。
そしてバイオリン、ビオラ、チェロが一斉にオクターブ差のユニゾンで
同じメロディーを演奏する、穏やかなのに攻撃的(?)なストリングスが続きます。

イントロ以後の全体のコード進行はフォークのようにごくありきたりな、単純なものです。
オケには小難しいテンション系のコードもなく、それが聴きやすさにもつながっているのでしょう。
その分、イントロや間奏のメロディーと歌メロには、コードに対して7thにあたる音や
テンションにあたる音が多用されていて、洋風ポップスだよ!との主張が感じられます。

そして女性コーラス、ホーンセクションと次々に華やかな雰囲気を醸し出していきますが、
全体にリズムは1小節4拍をハッキリと打ち出した上に厚いハーモニーを構成し、
その上に芯がしっかりした、しかし軽やかなボーカルを…と、
1980年当時に好まれた音作りがすべて表出しているようなサウンドです。
音数が多く、ミュージシャン関係にかなり予算が掛けられているであろう事も想像できます。


全体の構成は2コーラス+サビの繰り返しでフェイドアウト、ですが、
1コーラス目、2コーラス目ともIの和音(トニック)で終わらずVの和音(ドミナント)
で終わって間奏やサビ繰り返しに移行しているのが、この曲の一つの大きな特徴です。

そして2コーラス目からもう一度サビに入る時に1音(正しくは全音)上のEに転調しています。
同じような箇所で半音上に転調するのはよくあるパターンですが、1音上に転調する例は多くなく、
他には「精霊流し」(グレープ)、「恋の弱味」(郷ひろみ)あたりでしょうか。

この曲のもう一つの特徴が、恐らく意識的だろうと思いますが、サビがサビらしくない事。
通常、サビと呼ばれる部分のメロディーは、同じ曲の中で高めの音を多用して目立たせますが、
「不思議なピーチパイ」は、サビでは低い方のドを基準に、その上下2音の範囲で動いていて、
それは普通とは逆に、曲中で最も地味なメロディーと言えます
(ドーシド ドドシド ミミララ ドーミレ…見事にその通りです)。
その部分はCMで流れていた部分であり、その音の動きでインパクトを与える事が出来たのは、
やはり竹内まりやさんのハリがあって発音が明確な声質によるものが大でしょう。
ボーカルに絡んでくる女性コーラスの威力も凄いものがありますね。

ライバル曲「唇よ熱く君を語れ」では、そのあたりが定石通りなのが面白いところです。

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

竹内まりやさんは1984年にアルバム「ヴァラエティ」でカムバックしましたが、
サウンドが以前にも増して山下達郎色になった気がします。
それがセールス的にも、その後のキャリア的にもプラスに作用しているのはわかるのですが、
どの曲を聴いても達郎さんのコーラスが聞こえてくるのがきつい事があるんです。
竹内まりやさんは、よりindependentなボーカリスト・作家でいて欲しい…
とは私の全く個人的な思いですが(^^;)。

この「不思議なピーチパイ」を歌っていた頃は少々トウの立ったアイドルと言った感じだった
竹内まりやさんが(かなり失礼な表現かつ個人的見解ですみません!)、
後に現在のような大物になるとは、当時私は全く予想していませんでした。

思えば竹内まりやさんがデビューした1978年からその翌年にかけて、
杏里さんや松原みきさん、金井夕子さん等々、今も(いや、今だから?)
もてはやされる女性歌手が多く登場していながら、当時は大衆的な人気が今ひとつでした。
その頃は「アイドル不作」などと言われていましたから、
業界としては竹内まりやさんをアイドルとしてデビューさせたかったのでしょう。
最近よく話題になる「印象操作」の一種ですね。

私は当時高校生で、やはり竹内まりやさんをアイドルのイメージで見ていたので、
後に河合奈保子さんに楽曲を提供し始めた時には「凄い才能だ!」と驚きながらも
「何かイメージが違う」と思ったものでした。
40年経った今でも、それが私の中の根底にはまだ残っているんです。

印象操作、おそるべし。


ところで、
現在流されているTVCMに使われている音楽って、そのためのオリジナル曲が殆ど無いんですね。
70~90年代にヒットした曲がつまらない替え歌でCMに使われているのを耳にすると「イラッ」
としてしまうのは、恐らく私だけではないと思います。
個人的に特にダメなのがNTTのCM。
「チェリー」(スピッツ)のサビ部分をそのまま使って大勢の人間が ♪ICTる〜♪ と
歌っている映像を見るとゾッとします。
その時代にインパクトの強い、また質の良い曲が溢れていたのは認めますが、
それらに頼ってばかりいないで、クリエイティブであるべきです。


「不思議なピーチパイ」
作詞 : 安井かずみ
作曲 : 加藤和彦
編曲 : 加藤和彦、清水信之
レコード会社 : RVC(RCAレーベル)
レコード番号 : RVS-557
初発売 : 1980年(昭和55年)2月5日

nice!(1)  コメント(21) 
共通テーマ:音楽

Good Looking クイズ

ぽぽんたです。
今日は記事更新の予定日でしたが雑用に追われ、十分な時間が取れませんでした。
そこで急きょ、次の記事に予定している楽曲をクイズにします(^^)

今回は久しぶりにウルトライントロでいきます。
次の音源の曲名と歌っていた歌手名を当てて下さい:


わかる人はすぐわかるかな~?!
ズバリ、前回の「不思議なピーチパイ」とは同じ年の化粧品つながりです。
妖怪のような女性を歌った曲と言う解釈もあり、でしょうか(^^;)

今回もコメント欄を「受付/承認後表示」モードにして回答をお待ちしてます。
正解発表とコメント欄の表示は、今週金曜(29日)の深夜に行います。


コロナの緊急事態宣言は明日、全国的に解除されそうで、ひと安心ですね。
しかしまだ完全に収束したわけではなく、むしろ今が最も用心するべき時かも知れません。
もうひと我慢して日本からコロナを追い出しましょう。

ではでは、回答をお待ちしてます(^^)/

*********************************************

それでは正解を…

How many いい顔 (郷ひろみ)  でした。

回答、コメントを寄せて下さった皆さま、ありがとうございました!


次回(31日)はこの曲の記事を書かせて頂きます。
ぜひまたおいで下さい(^^)/

nice!(1)  コメント(20) 
共通テーマ:音楽

How many いい顔 / 郷ひろみ

今回は(も、かな)長いよ~(^^)

How many いい顔ジャケ.jpg

「How many いい顔」は郷ひろみさんの34枚目のシングル(カバーは除く)として
1980年7月に発売され、オリコンシングルチャートで最高8位(同年9月22日・10月6日付)、
同100位内に19週ランクされ、29.9万枚の売り上げを記録しました。


作詞は阿木燿子氏。 当初は常にご主人・宇崎竜童さんとのコンビでしたが、
1978年暮れの「さよならの挽歌」(岩崎宏美)あたりから他の作曲家と組む事が多くなりました。

作曲は網倉一也氏。 郷ひろみさんには他に「タブー(禁じられた愛」や「未完成」等、
田原俊彦さんには「悲しみ2ヤング」「誘惑スレスレ」等を提供しています。
私が個人的に大好きなのが、以前このブログでも採り上げた「旅の手帖」(石毛礼子)です(^^)

編曲は萩田光雄氏。 郷ひろみさんの楽曲は、前年の「マイレディー」(作詞・作曲は
唐沢晴之助氏=網倉一也氏)から連続4作目です。


いきなり「ジゴロを気取ったくわえ煙草を…」と歌われるのはびっくりですね。
ジゴロとは要は「ヒモ」のような男の事で、この歌詞に出てくる女性も遊びに長けている
…恋愛と言うよりは男女のゲームのような関わりをイメージした歌詞であるようで、
アイドル歌手に歌わせる内容としてはかなり際どいものだったのは確かです。
サビの「処女と少女と娼婦に淑女」など、もし現代であれば女性蔑視だの何だのと、
必ず槍玉に上がる事でしょう(女性が書いた歌詞ですが)。

♪年は20歳 でも誰より長く生きてるわ♪ は、フランスの劇作家ジャン・ジロドゥの作品
「オンディーヌ」に出てくるセリフ「私はもうすぐ15歳、でも何百年も生きているわ」
を拝借したものと思われます。
そのオンディーヌとは美しい女性の姿をした精霊の事で、人間の男性と結婚すれば魂を持てる、
だがしかし…と謎めく神秘的な存在であり、
そのエピソードを知ると、この曲の歌詞に一層の深みが感じられるようになります。

以前このブログで記事を書かせて頂いた「若さのカタルシス」もそうですが、
阿木燿子さんが郷ひろみさんに提供した歌詞には、前時代のヨーロッパ(フランスかな)が舞台の、
男女の心理的な駆け引きがテーマとなっているような印象を受けますが、どうでしょう。

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

曲全体の構成はごく普通の2ハーフ。
リズムは8ビートのロックで、テンポが180bpm近くあります。
歌謡曲やポップスは120bpm前後が多いので、この曲は特殊と言って良い速さですね。
尚、bpmとはbeat per minute、即ち1拍(楽譜では4分音符)を1分間にいくつ演奏できるかを
速度として示した数値で、120bpm前後の曲が多いのは人間の歩く速さに近いために
自然に感じられるからでは思われます(人間の平常時の脈拍がそのちょうど半分の速さ
であるのも無関係ではないでしょう)。

キーはGm(ト短調)で、他調にまたがる転調はありません。
全体にコード進行は平易なのですが、「何じゃ~こりゃ~!」と耳を奪われる箇所が2つ。
それはイントロとサビの終わり近くの所ですね。


唐突に始まる感じのするイントロ(コーダでもう一度同じフレーズが登場します)。
そのギターとベースをコピーしてみると…

how many intro.jpg(サムネイル上クリックで大きく見られます)

これ、コードネームで表現できないんですけど…(^^;)
萩田氏は「雨だれ」(太田裕美)について、イントロにコードネームがつけられない箇所がある
と述べていますが、「How many…」のイントロもそのクチかな?

もう1箇所、♪ウ~ン君にはまったく~♪ に続くギターのオブリガートには、
その意外な響きに思わずのけぞり、ひっくり返りそうなショックを受けました。
コピーしてみると、コードはとりあえずD7に続いて B♭→B→C と半音シフトで動いている。
でもそれだけだと何だかこの味は出ない…とベースの動きを確認すると C→D♭→D と、
ベースの動きがコードに対してテンションとなっている(?)感じなんです。
実際には素直に B♭/C→B/D♭→C/D と表記すればいいだけ、なのですが(^^;)

その後にメロディーを演奏するギターやピアノと共にコードを刻むカッティングのパターンなど、
その音色を含め実に素晴らしいのですが、
歌メロのそのオブリガートが凄まじくカッコよく、個人的にすごくハマってしまいました
(私の中の常識にない音の重ね方なので、コピーに苦労しましたが)。


歌メロ部の音域はFから上のFまでの1オクターブしかありません。
郷ひろみさんの当時の声域は下はC#あたり、上はGあたりまでありましたから、
この曲での歌メロの音域の狭さは歌手の声域のためではなく、曲全体の緊張感を終始保つための、
作曲上のテクニックの一つであると私は解釈しています。


郷ひろみさんの歌唱は最初の数年間、声質のユニークさが先に立つ感じであったのが、
「How many…」の頃には発声がデビュー当時とは完全に変わっているのがわかります。
実際この時代と現在とで、体全体から発せられる声量や声質が全く変わっておらず、
逆に言うと、郷ひろみさんの歌唱法は「How many…」の頃に既に確立していたんですね。
一つ違うのは、当時よりも現在の方が、むしろ声域が広がっている(特に高音域方向)事
でしょうか。

ただ、これは私見ですが、例えば西城秀樹さんや野口五郎さんと比較すると、
緩急の付け方、抑揚の付け方などがやや乏しい感じを受けます。
フリオ・イグレシアスのカバー「哀しみの黒い瞳」などではそれが顕著になり、
やや一本調子になってしまっている感を否めないのですが、
「How many…」は終始押せ押せの曲調であるためか、
その歌唱法が楽曲をむしろ引き立てていますね。

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

Bメロ(♪どうやら今では上手の上手…♪)の裏で鳴っているシンセサイザーの音色が、
この曲より半年くらい前に大ヒットしたYMOの「テクノポリス」のイントロで使われていた
ものと似ていますね。
そのシンセのフレーズと歌メロの関係が、前年にヒットした山口百恵さんの「愛の嵐」の
Aメロ(♪心配そうなあなたの声で…♪)とよく似ているので、
これは萩野氏のアレンジの、一つのパターンなのかも知れませんね。

YMOっぽいと言えば、サビ(♪処女と少女と娼婦に淑女~♪の部分)のバックコーラスが、
フェイズシフターかフランジャーで変調されているのもそうですね。
これは「テクノポリス」でのボコーダーのようなサウンドを狙ったのかも知れません。

萩野氏のパターンと言えば…この曲では先述のギターを含め半音階連続のフレーズが
多用されているのですが(Aメロでの、歌の合間に入るシンセのフレーズもそうですね)、
コーダのフレーズは、後に「ちょっとなら媚薬」(柏原芳恵)にも応用されています。


この曲ではシンセサイザーの音色が4つ使われています:

①上で説明した、高くて笛のような、風のようにも聴こえるおとなしめの音色
②左方向から聴こえる、ビョンビョン系の派手な音色
③Bメロに入る部分で目立つシンセブラス系の音色
④イントロでエレキギターのソロに入る前に入るウォーッと駆け上がるような音
*Bメロ部では①②がユニゾンで演奏されています。

当時はシンセサイザーはモノフォニック(複数の鍵盤を押しても出てくる音が一つだけ)
が基本で、①と②はそういった機器で作られた音の典型と言って良いものです。
やはりミニモーグか、アープのオデッセイかな。

③は和音で演奏されているのでポリフォニックの機器であり、時代的にはヤマハのCS-80か、
シーケンシャルサーキットのProphet5のどちらかと思いますが、特定はできません(>_<)
意外とポリモーグだったりして。

で、②はアクの強い、いかにも系のシンセサウンドのように受け止められがちですが、
この曲ではなぜか、もの凄くカッコよく聴こえるんです(個人的な感じ方、ですが)。
曲全体のサウンドの重さに合っているからか、半音階で動くフレーズのためなのか…
シンセの音色一つ選ぶにも適材適所があるのだな、つくづく思います。


ギター中心のアレンジのためか、ストリングスは少々印象が薄くなりがちなのですが、
例えばサビ前の1小節ではラド・ソラ・ミソ・レミ!とキレの良いフレーズを聴かせますし、
サビ後の ♪ウ~ン君ってまったく…♪ の前ではすかさずダーッと駆け上がったりと、
そこは歌謡曲らしいカッコよさを発揮しています。

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

この曲は1980年秋の、カネボウ化粧品のCMソングとして使われました。

この曲の歌詞は、一人の女性の多面性を意味して「How many いい顔」としていますが、
CMではそうでなく、この新商品(パウダーカラー、だそうです)がどれほど多くの女性を
「いい顔」にするだろうか…と言った意味合いで使われていたように当時思っていたのですが、
実際はどうなのでしょうか?


「How many いい顔」
作詞 : 阿木燿子
作曲 : 網倉一也
編曲 : 萩田光雄
レコード会社 : CBSソニー
レコード番号 : 06SH809
初発売 : 1980年(昭和55年)7月21日

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

お知らせ(6/14記)

どうもスランプ気味なもので(^^;)、しばらく更新はお休みします。
すみません!

ぽぽんた

nice!(1)  コメント(30) 
共通テーマ:音楽