手紙 / 由紀さおり
この曲をご紹介できるのが、個人的にとても嬉しいんです(^^)
「手紙」は1970年7月に発売され、9月7日付から10月12日付までの6週に渡り
オリコンで1位となり、同100位内には27週、チャートイン期間中の売り上げが
67.6万枚となる大ヒットでした。
由紀さおりさんにとってはその1年余り前に発売された「夜明けのスキャット」
に続いて2曲目のオリコン首位曲となりました。
由紀さんはこの事について、「『夜明けのスキャット』はある意味キワ物的な
ヒットだったし、『手紙』が大ヒットした事で一発屋にならずに済み本当に良かった」
と語っています。
これまで何度か話題に出しましたが、これは私が「ドーナツ盤」を
初めて買ってもらった曲で、まさに擦り切れるほど聴きました。
流行歌を毛嫌いしていた両親だったので、買ってもらうまでに数ヶ月も
かかってしまいましたが(^^;)
「夜明けのスキャット」を始めとして3曲ほどいずみたく氏作曲の作品が
続いた後、初めて川口真氏が作曲した作品です。
編曲も川口氏によるものですが、この曲では他の曲では
あまり聴く事のないアレンジが施されています。
まず、ドラムスが使われていない。
リズムを刻んでいるのは左から聞こえるギターのカッティングと、
右から聞こえるタンバリンだけです。
そして、キーボード類も使われていない。
この曲に使われているのはベース、ギター3種、ハープ、ストリングス。
即ち、タンバリン以外は全部弦楽器なんですね。
ハープが8ビートで穏やかにアルペジオを奏でて、右の方では
せわしく16ビートでギターがアルペジオを演奏している。
さらに、左の方では4ビートでもう一つのギターがカッティング…と、
複雑なバッキングとなっています。
間奏に入る直前の右チャンネルのギター、すごくカッコイイですよね(^_^)v
イントロや間奏、また歌の中のオブリガードで登場するエレキギターの音は
当時の東芝レコードでよく使われていますね(アニメ「サザエさん」の音楽にも
よく登場します(^^))。
このカラオケ、よく聴くとリードヴォーカルが薄く、本当に薄くですが
残っているんですね。
ミックスが歌入りと全く同じである事から推測すると、この曲では
4トラックのレコーダーが使われて、そのうち2トラックにステレオ録音で
カラオケ、1つのトラックにサビの本人ユニゾン、そして残った
もう一つのトラックにリードヴォーカルを入れてあるのでしょう。
そしてこのカラオケを作るにあたり、リードヴォーカルだけを絞って
ダビングしたところが、アナログのテープであるためにクロストークで
リードヴォーカルが薄く入ってしまった、と言ったところだと思います。
この曲について、川口真氏は宮川泰氏に「良くできている、いい曲だ」
とほめられたそうです。
各コーラスの終わりが ♪ラーファミレーミファソーミレドー…♪ と来て
いつ終わるんだ?と思わせておきながら急に終わるところが意表をついて
面白い、との事だったそうです。
歌詞では ♪涙で綴りかけた(終えた)お別れの手紙♪ のところですね。
そこのコード進行は Em7→A7→DM7→GM7→C#m7-5→F#7→Bm なのですが、
それをほとんどパクってしまっているのが桜田淳子さんの「三色すみれ」
のイントロと間奏、後奏なんですね(^^)
キーも全く同じですし、「三色すみれ」は全体的にも「手紙」に似てますねぇ(^^;)
また、川口真氏編曲の作品はベースラインも非常に独特な曲が多いんです。。
先ほど話題に出した ♪涙で…♪ の部分のベース、特に注目してみて下さい(^^)
今は少し枯れた感じが伺えますが(^^;)、当時の由紀さおりさんの声は
まさに美声だったと思うんです。
クセのない、サラサラした声というのかな…
「手紙」は詞の内容がかなり深刻なのに重い感じを受けないのは、
そんな由紀さんの声のためかも知れませんね(^^)
しかし近年の由紀さん、この歌を歌う時は崩しすぎです。
譜面通り、素直に歌ってくれる方が絶対、説得力も増すと思います!
1973年4月オンエア。
「手紙」
作詞 : なかにし礼
作曲 : 川口真
編曲 : 川口真
レコード会社 : 東芝音楽工業
初発売 : 1970年7月5日
「手紙」は1970年7月に発売され、9月7日付から10月12日付までの6週に渡り
オリコンで1位となり、同100位内には27週、チャートイン期間中の売り上げが
67.6万枚となる大ヒットでした。
由紀さおりさんにとってはその1年余り前に発売された「夜明けのスキャット」
に続いて2曲目のオリコン首位曲となりました。
由紀さんはこの事について、「『夜明けのスキャット』はある意味キワ物的な
ヒットだったし、『手紙』が大ヒットした事で一発屋にならずに済み本当に良かった」
と語っています。
これまで何度か話題に出しましたが、これは私が「ドーナツ盤」を
初めて買ってもらった曲で、まさに擦り切れるほど聴きました。
流行歌を毛嫌いしていた両親だったので、買ってもらうまでに数ヶ月も
かかってしまいましたが(^^;)
「夜明けのスキャット」を始めとして3曲ほどいずみたく氏作曲の作品が
続いた後、初めて川口真氏が作曲した作品です。
編曲も川口氏によるものですが、この曲では他の曲では
あまり聴く事のないアレンジが施されています。
まず、ドラムスが使われていない。
リズムを刻んでいるのは左から聞こえるギターのカッティングと、
右から聞こえるタンバリンだけです。
そして、キーボード類も使われていない。
この曲に使われているのはベース、ギター3種、ハープ、ストリングス。
即ち、タンバリン以外は全部弦楽器なんですね。
ハープが8ビートで穏やかにアルペジオを奏でて、右の方では
せわしく16ビートでギターがアルペジオを演奏している。
さらに、左の方では4ビートでもう一つのギターがカッティング…と、
複雑なバッキングとなっています。
間奏に入る直前の右チャンネルのギター、すごくカッコイイですよね(^_^)v
イントロや間奏、また歌の中のオブリガードで登場するエレキギターの音は
当時の東芝レコードでよく使われていますね(アニメ「サザエさん」の音楽にも
よく登場します(^^))。
このカラオケ、よく聴くとリードヴォーカルが薄く、本当に薄くですが
残っているんですね。
ミックスが歌入りと全く同じである事から推測すると、この曲では
4トラックのレコーダーが使われて、そのうち2トラックにステレオ録音で
カラオケ、1つのトラックにサビの本人ユニゾン、そして残った
もう一つのトラックにリードヴォーカルを入れてあるのでしょう。
そしてこのカラオケを作るにあたり、リードヴォーカルだけを絞って
ダビングしたところが、アナログのテープであるためにクロストークで
リードヴォーカルが薄く入ってしまった、と言ったところだと思います。
この曲について、川口真氏は宮川泰氏に「良くできている、いい曲だ」
とほめられたそうです。
各コーラスの終わりが ♪ラーファミレーミファソーミレドー…♪ と来て
いつ終わるんだ?と思わせておきながら急に終わるところが意表をついて
面白い、との事だったそうです。
歌詞では ♪涙で綴りかけた(終えた)お別れの手紙♪ のところですね。
そこのコード進行は Em7→A7→DM7→GM7→C#m7-5→F#7→Bm なのですが、
それをほとんどパクってしまっているのが桜田淳子さんの「三色すみれ」
のイントロと間奏、後奏なんですね(^^)
キーも全く同じですし、「三色すみれ」は全体的にも「手紙」に似てますねぇ(^^;)
また、川口真氏編曲の作品はベースラインも非常に独特な曲が多いんです。。
先ほど話題に出した ♪涙で…♪ の部分のベース、特に注目してみて下さい(^^)
今は少し枯れた感じが伺えますが(^^;)、当時の由紀さおりさんの声は
まさに美声だったと思うんです。
クセのない、サラサラした声というのかな…
「手紙」は詞の内容がかなり深刻なのに重い感じを受けないのは、
そんな由紀さんの声のためかも知れませんね(^^)
しかし近年の由紀さん、この歌を歌う時は崩しすぎです。
譜面通り、素直に歌ってくれる方が絶対、説得力も増すと思います!
1973年4月オンエア。
「手紙」
作詞 : なかにし礼
作曲 : 川口真
編曲 : 川口真
レコード会社 : 東芝音楽工業
初発売 : 1970年7月5日
待ってました!ぽぽんたさん
ありがとうございます 大好きですこの作品
ヒット当時は知らなかったのですが
うす~く、なんとなく、耳には残っていたんですけど
後から知った時の衝撃といったら・・・
川口ワールドを堪能でき、ベースラインもカッコいいです
由紀さんの最近の歌唱は、オリジナルとはかけ離れてますね
「また逢う日まで」の尾崎さんもかなり崩して歌ってます
それはそれで否定はしませんけど、
たまにはオリジナルで聞かせて欲しいですね
by オリ25 (2010-08-02 00:35)
私も大好きです。追っかけっこユニゾンが良いですよね!
改めて聴くと ホントにドラムス 入ってないですね!
あ、私も同じで、音源・・・特にシングルの歌唱を 一番と思ってしまってるところがあって(貧乏な聴き方ですが!^^;)、フェイクっぽいと ちょっと違うな・・・って。「人形の家」弘田三枝子さんも(^^; 素敵な歌唱法ですが・・・。(笑)
by ゆうのすけ (2010-08-02 01:33)
お久しぶりです。
ちゃんと毎回チェックしてますが、気の利いたコメントも浮かばず。。。^^;
今回もこちらから始まり、Youtubeで色々と探して聞いてみた感想を。
確かに最近は崩して歌われてますねぇ。
由紀さん姉妹が自ら後継者とされている大好きな岩崎宏美ちゃん(姉妹)と、どうしてもダブってしまうのは私だけではない筈。10年後の宏美ちゃんを思いながら、由紀さんの最近の歌を聞いてると、なんとなく分かる気がしたんです。
以下、憶測ですが、過去のヒット曲をTVやコンサートで歌う場合、現役で充分活動されている歌手の方にとっては、単なる(と言っていいかどうかですが)『ファンサービス』なのではないかと。“歌で表現”をしてる方は、やはり現在・現時点で表現したいものがあって、アルバムやコンサートで披露されている訳です。そしてそれは時を重ねた“今”であり、年齢を重ねた“今の自分”であると思うのです。とすると、彼女達にとって“過去のヒット曲”は一つの思い出であり、(写真の)アルバムや日記のようなものなのではないかと思うのです。
時を経てアルバムを捲り日記を紐解く時、人はどう感じるでしょうか?
「あぁ、こんな事もあったなぁ。」との懐古の念と共に、当時の感情や思いがありありと浮かんで来ます。しかし年齢を経た今の自分が、当時のままに“表現”しようとすると、かなり無理がある歪な物になってしまうのではないかと思うのです。
この曲に限って言えば(端的に)男女の破局の歌ですが、(発売)当時、破局の当事者として歌った(表現した)歌を、40年を経て同じように歌う(表現する)のは無理があるし、もし強行すれば逆に可笑しな物に変貌するのではないかと思います。
いい例えが浮かびませんが、さる女性かつらのCMで「今年70歳!」「まさか恋してるとか。。。」みたいなのを良く見ます。人によっては70歳での恋もありでしょうが、それは10代20代の恋とは違う筈です(同じならヘン〇イです。^^;)。
表現者として現役の由紀さんにとっては、ハタチそこそこの女性の破局を歌う(表現する)のは、今一つ本位ではなのかも知れません。それでも求められるままに歌う時、現役の表現者であればある程、“今の自分”でこの歌を表現せざるを得ない。作詞作曲の先生から頂いた曲を一生懸命歌っていた当時の由紀さんの表現から、既に由紀さんご本人の物となったこの曲の表現へ。今の由紀さんならではの、正に変化は必然なのではないかと思うのです。
長々と書き連ねてしまい、すいません。
宏美ちゃんが10年後、『二重唱(デュエット)』や『ロマンス』を歌わなくなったり、極端に変わった歌い方をしたらイヤだなぁ。。。と思いながらも、自分を納得させながらで、つい長文になってしまいました。m(_ _)m
好みによると思いますが(爆)、50代のセーラー服はシャレで見られても、60代のセーラー服は勘弁願いたいし、そう思える自分でいたいですからねぇ。。。^^;
by Nori (2010-08-02 02:51)
オリ25さん、こんばんは!
喜んで頂けて嬉しいです(^^) 私は本文に書いたようにリアルタイムで知った
クチですが、ありそうでなかなか無い曲調で私のような子供の心も捉えてしまった
んですね(^^;)
そうなんですね。 歌唱が昔と違うのは仕方ないのですが、たまには昔のファンが
喜ぶような、当時を思い出させてくれるような歌い方をして頂きたいんですね(^^)
by ぽぽんた (2010-08-02 23:14)
ゆうのすけさん、こんばんは!
あ、エンディングでの2重唱はメロディーもタイミングもそれぞれ違うのでユニゾン
ではないんですよ(^^;)
あ~、そう言えば弘田三枝子さんもすごくフェイクしますよね。 ってか、これまで
レコード通りに歌っておられるのを一度も聴いた事がない気がします(^^;)
時々、他のアーティストでもレコードの方が別人に聞こえる事ってないですか(^^;)?
by ぽぽんた (2010-08-02 23:27)
Noriさん、こんばんは!
う~ん、いろいろな見方があるものですね。 アーティストによっても過去の曲に
対する意識は違うでしょうし、現役であると確かに一番新しい曲を聴いて欲しい、
ヒットして欲しいと思うのが当然でしょう。
ただ、過去の曲の披露をファンサービスと捉えるのはちょっと寂しい気がします。
音楽は生き物ですから、同じ曲でも演奏するたびに違ったものになるんですね。
なので、昔の曲でも新鮮な気持ちで演奏・歌える事はプロにとって必須なのでは
とも思うんです。
そういう意味では、確かに歌唱が昔と変わってしまう、フェイクが多くなると言った
事も自然な事なのかも知れません。
ただ普段、昔レコード用に録音されたものばかり聴いていると、それが絶対に
なってしまって、あまりに崩されてしまうと拒否反応が出てしまう事もあるんです
よね(^^;)
とは言っても、考えてみると昔の由紀さおりさんにしても和田アキ子さんにしても
また他のアーティストでも、レコードの通りに歌っていたのを私は記憶にない、
と言うかテレビで気に入ってレコードを買ってみたら素直すぎる歌い方で「これ、
本当に本人?」と思ってしまった事が何度もあります(^^;) 特に和田アキ子さん
ではそれが顕著でした。
岩崎宏美さんは昔から本当にきっちりと、レコードの通りに歌う方でしたから、
それは今後も変わらないと思います。 ただ、昔の張りのある高音が失われて
ファルセットが多くなってしまったのは残念ですが…。
これからもいろんな視点からのご意見をお寄せ下さいね(^^)
by ぽぽんた (2010-08-02 23:54)
自分もリアルで聞いていました!(笑い)
そうですね、あまりにも崩して歌われてしまうと、別の曲のようになってしまいますよね・・・。
よく懐かしの番組等で出演される方もいますが、きっちり当時と同じ(レコードと同じように)に歌う方もいれば、全然違って変にタメを作ったりメロディーそのものを変えたり・・・これにはがっかりですね。
まあ、ご本人にすると同じ歌を何十年と歌っているわけで、飽きからくる物なのかは分かりませんが・・・。
そう言えば、由紀さんは80年代に自分がよく飲みに行っていた新宿の某、お店に当時よくいらしていて何度かお見かけしました!ドリフに出るだけあって面白い気さくな方でした!
お店に入って来ていきなり「私、明日コンサートで飲めないから、鍋焼きうどん!」等と言ってたのも思いだします!(笑い)
by テッチ (2010-08-03 08:24)
この曲はモノラルしか手持ちが無かったのでステレオで聴くといいですね。
それにしても、カラオケも有る所には有るんだなって感心しました。
また珍しいカラオケ有ればお願いします。
by march (2010-08-03 11:17)
由紀さおりさんといえば、まず「夜明けのスキャット」ということになります。これはこれで良いのですが、この「手紙」も印象に残る良い曲なので、この曲もぜひいろいろな所で紹介してほしいな、と思っています。
当時はラジオの深夜放送をよく聞いていました。放送中にこの曲が何度か紹介された覚えがあります。
中学校の修学旅行の時に、バスの中でこの曲をきれいに歌ってくれた女生徒がいました。お名前が由紀さおりさんの由紀に似ているかたでした。
by 大朝 (2010-08-03 23:15)
テッチさん、こんばんは!
そうですねぇ、人間ですから率直に言って「飽きる」という事もあり得ると思います。
70年代には歌番組が沢山ありましたし、その頃には新曲が出るたびに恐らく
数百回は同じ曲を歌っておられた事でしょう(^^;)
行きつけの飲み屋で由紀さんをお見かけするとは、素敵な経験ですね!(^^)
由紀さんのコメディエンヌとしての才能は、「手紙」前後の頃によくゲスト出演
していたTBSの「お笑い頭の体操」でも発揮されてましたね(^^) 私も、これから
でもいいのでお会いしてみたいです(*^_^*)
by ぽぽんた (2010-08-03 23:21)
marchさん、こんばんは!
この曲も「サウンド・イン・ナウ」で放送されましたし、私以上に音源を収集されて
いる人は沢山おられるようです(^^)
これからも見に来て下さいね。
by ぽぽんた (2010-08-03 23:25)
大朝さん、こんばんは!
私もどちらかと言うと「夜明けのスキャット」より「手紙」「生きがい」の方が強烈に
思い出に残っています。
私は小学3年だったので深夜放送は聴いていませんでしたが、中学に入った兄が
夜、ラジオを小さな音でかけっぱなしで寝ていた頃があって、朝方にこの曲が
かかったのを憶えています。
修学旅行にそのような思い出があるんですか! いいですね(^^) しかしその
時代だと先生がうるさくなかったですか!? 旅行だから構わないですよね(^_^)v
by ぽぽんた (2010-08-03 23:33)
昔話になってしまいますが、
小学校の低学年の頃家の電話は有線で、
電話は朝6時から夜は10時まで(?)しか
かけられなかった時代に、
朝6時になると「夜明けのスキャット」がかかったので否が応でも覚えてしまいました。
しかし当時いつまでたっても歌が始まらないので
長いイントロだと思ってました(苦笑)。
「手紙」の話でなくてすみません。
by 桜えび (2010-08-04 20:01)
桜えびさん、こんばんは!
すみません、その電話ってよくわかりません(^^;) 時間制限があったり音楽が
かかる電話って、どういうものなのですか?? 良かったら教えて下さい。
確かに♪ルールールルル…♪とスキャットしか聞こえてこないとイントロに聞こえて
しまっても無理はないですよね(^^)
by ぽぽんた (2010-08-05 23:22)
ぽぽんたさん、今晩は。
LONG LONG TIME AGOな話ですが、時間制限があり音楽がかかる電話っていわゆる電話交換士に電話を取り次いでもらうやつです。
戦前みたいな話ですが、黒電話のダイヤルを回す所がスピーカーになっていて、たしかお昼も音楽がなっていたような・・。
ですので今でも相手方の家の電話にかけてもいい時間は(緊急時以外)P.M10時までみたいな感覚はあります。
因みに未だにダイヤル式の黒電話(家のはベージュですけど)玄関にあります。(苦笑)
音楽の話から脱線するコメントしまして、少し反省してます。(少しかよ・・みたいな・笑)
by 桜えび (2010-08-06 23:12)
桜えびさん、こんばんは!
あ、そうなんですか! 電話交換士が取り次ぐ電話については話に聞いた事は
ありますが、時間制限や音楽については全く知りませんでした。 機械ではなく、
人間が電話をつなぐのですから時間制限があるのは当たり前かも知れませんね。
私の家は電話を使い始めたのが比較的遅かった(1972年頃です)ので、そう
いった事は経験がないんです。 貴重な話題をありがとうございます! 音楽に
直接関係なくても、こういうお話は大好きです(^^) 反省なんてしないで下さい!
by ぽぽんた (2010-08-07 00:21)
由紀さおりさんといえばお姉さんとのデュエットでの童謡が有名ですが、70年代前半の歌謡界をささえた人でしたね。ドリフターズとのコミカルな演技も記憶に残っていますが、夜明けのスキャット、手紙、いきがい ととてもいい歌を唄っていましたね。ちょうどその頃、セキセイインコを家で飼っていて、この歌詞「二人で育てた小鳥を逃がし…」を聞いて、その逃がした鳥はどうなるんだ!を勝手に憤っていたのを思い出します。
by なかやま (2010-08-07 09:17)
なかやまさん、こんばんは!
私にとって由紀さおりさんはやはり、歌謡曲の歌手なんですね。 なので「手紙」
や「生きがい」の他にも「この愛を永遠に」や「初恋の丘」など、好きな曲がとても
多いんです。
あ、それ私も思いました<鳥 動物愛護団体からクレームが来そうな歌詞ですね(^^;)
今気付いたのですが、「手紙」の歌詞は同じ年のヒット「雨がやんだら」に似てます
よね(^^) よく考えたら同じなかにし礼さんの作詞でした。
by ぽぽんた (2010-08-08 22:51)
由紀さおりさんと言えば「夜明けのスキャット」「天使のスキャット」のイメージが強くて、そのあと低迷しましたが、この「手紙」で復活しましたね。その後も「生きがい」「この愛を永遠に」「初恋の丘」と飛び飛びでしたがシングルを買っていました。 どの曲もかなり好きでした。 しかし、ベストものにもあまり収録されていない「故郷」(1972)という曲を知りませんか? 私はあとからLPで買ったのですが、これは今でも聴くと泣けてくる素晴らしい曲なんです。
http://j-lyric.net/artist/a00056f/l01d2c5.html
いつも本題から話がずれてすみません。(>_<)
by uncle bear (2010-08-19 22:49)
連続投稿失礼します。 YouTube に「故郷」見つけました。 ありがたい世の中です。
レコードのバージョン
http://www.youtube.com/watch?v=tW4WujA-EEA&feature=related
紅白でのバージョン
http://www.youtube.com/watch?v=8S5QzwIZzLY&feature=related
もうひとつ
http://www.youtube.com/watch?v=HYpNVgr-yPg&feature=related
紅白ではかなり崩して歌っています。 やはりオリジナルがいいなぁ。
次の「りんどうの花」も好きですが、その次の「ルームライト」以降は全く聴かなくなりました。 やはり初期の頃の由紀さおりが好きです。
by uncle bear (2010-08-19 23:30)
uncle bearさん、こんばんは!
「故郷」はよく覚えてますよ(^^) 1971~1973年頃、由紀さおりさんは確か
「ゴールデン歌謡速報」(フジテレビ、毎週金曜の夜8時から)にレギュラー出演
されていて、新曲もいち早く聴けたんですね。 で、私はその番組で「初恋の丘」
「故郷」「りんどうの花」(♪紫淡いりんどうはあなたとつんだ恋の花…♪という歌詞の
ワルツでしたよね)、「ルームライト」「恋文」などを知ったんです。
「故郷」のリンク、ありがとうございます!
私も由紀さおりさんの楽曲は初期のものが断然好きです。 今聴くと、若いせいか
少し荒っぽい感じで勢いがあるんですよね。
去年、やっとという感じでシングル全曲集が出ましたが、残念ながらA面だけで
B面曲が入っていなかったんです。 「手紙」のC/W「女に生まれて悲しくて」、
「生きがい」のC/W「ずっと前から」、「この愛を永遠に」のC/W「やせた女」など、
良い曲が沢山あるのに非常に残念でした。 …本題から外れてしまいましたm(_ _)m
by ぽぽんた (2010-08-20 00:07)
7年前の記事にコメントされても困られるでしょうが、懐かしくてつい(^^;
この曲でダイアトニック4度進行の「畳みかける感じ」を覚えた身としては
「三色すみれのイントロはパクり」と言われると少し馬飼野さんが可哀想な気もします
ベース半音下降の元祖が誰それであると主張されてる気分に近いと言うか・・・(笑
ダイアトニックの制約でIVmaj7>VIIm7-5の部分が増4度である以外は
(短調の曲ですが分かり易さのためにDをIとして表記しています)
II-Vとドミナントモーションの連打で直前のImからぐるっと回って戻って来ると言う
これは相当に機械的な進行で、レコードの最後ではそれが延々とループしていますね
(VImの後半をVI7に変えると言う徹底ぶり)
確かに当時ここまで「これでもか」とやった楽曲は耳新しかったですし
一歩間違えれば「節操が無い」と言われても仕方がないような進行にも関わらず
それを綺麗にまとめて提示した三木氏のセンスは勿論素晴らしいと思います
また、この記事のおかげでベースがいるのにドラムがいない状態であったとか
ハープのおっとりした使い方であるとか、これまで気付かなかった所も
聴き直すことが出来て、非常に興味深かったです (^-^)
自分に知識が無かった頃の古い曲に関する記事は発見が多くて面白いですねえ
by もっふん (2017-03-30 00:49)
あ、いかん。間違えた。
>短調の曲ですが分かり易さのためにDをⅠとして表記
なので、
>II-Vとドミナントモーションの連打で直前のImから
これは「VIm」と書かなきゃダメでした。(^o^;
・・・と、訂正だけでは何なので少し語りますか(笑
コード理論って、長調に関してはかなり整理されていて直感的にも分かり易いのですが、短調の場合曖昧な部分がたくさんあるので、特にポピュラーミュージックから音楽に入った人は楽曲全編が短調であっても平行調のメジャートニックをⅠと考えた方がラクな場合が多いです。
ただ、この解釈はメジャースケールとナチュラルマイナースケールの構成音が同じで、言い換えるとダイアトニックコードの「形」も同一だから成立している事です。なので、例えばAmにおけるG7(Imに対する♭VII7)は本来サブドミナントなのですが、ドミナントだと思っている人も多いと思います。(CにおけるVIIであるBm7-5はドミナントなのでややこしいのですが)
ナチュラルマイナーダイアトニックのドミナントであるEm7がドミナント7thの推進力の源であるトライトーン(増四度音程=3全音)を含んでおらず、Amへの帰結感が弱い事を補う為にV音をV#変えた物がハーモニックマイナースケールで、ここでE7は晴れてダイアトニックコードになれるわけですが、その影響で構成音が変わってしまったG#dimやCmaj7(#5)が使われる頻度は低く、結局、E7もメジャースケール上でAmに対するセカンダリードミナントであると解釈した方が早い場合が大半かと思います。
先ほどの「G7>Am」も「短調におけるサブドミナント終止」でありながら、「G7>C」のCを代理トニックであるAmに置き換えたドミナント終止と考えた方がスッキリする人が多いかも知れません。
一方、既にお気づきだと思いますが、短調にはもう一つメロディックマイナーと言うスケールが存在します。V#に加え、メロディが上向している場合にIV音をIV#に置き換えるものですが、このスケールでは加えてBm7、D7、F#m7-5、G#m7-5がダイアトニック扱いとなり、E7>Amと帰結させる前に(曲の途中でも良いのですが)これらのコードを先行させると、スケールがマイナーに変わった事を強調できるので、たまにぶつかって「なんじゃ、このコードは?」と言う事が起きます。(勿論、これらのコードを使う以上、乗せるフレーズはメロディックマイナーであるべきですが)
上向時のメロディックマイナースケールとメジャースケールの違いはⅢとⅢ♭だけなので、この手法で「E7>Am」へ誘導すると、通常陰鬱な響きを持つこの進行が、聴感上非常に明るく(あたかもメジャーの進行であるように)聴こえると言う効果があり、曲の途中にメロディックマイナーのダイアトニックを混ぜると部分的に同主調の長調に転調しているような錯覚を与える事も出来ます。
(実はここまで、別の記事に準備しているコメントの仕込みだったりします・笑)
「セクシャルバイオレットNo.1 / 桑名正博」(原調A#m。これも筒美作品ですね)ではメロディの冒頭にAm>Bm(※)をかましておいてDmに戻していたり。これがBm7>E7なら普通のⅡ-Ⅴですが、ここではD>Dm>Amと言うSD>SDM>Tに近い雰囲気を演出しています。
※世間にはメロディがE音なのでEm7onBとした譜面もありますが、何度聴いてもこれはBm(実は当時のバンドのメンバーと口論になりました・苦笑)。Amの曲のE音とかCの曲のG音はコードと関係なくペダルでも使える音ですし、何よりサウンド的にこの部分はT>SDと動いているでしょう。
・・・と、偉そうな事を言っても、短調におけるVI#(Amの曲におけるF#音)については私自身知識も理解も不充分で、例えば山口百恵「湖の決心」「夏ひらく青春」「ささやかな欲望」、ピンクレディ「サウスポー」(都倉作品ばかりですが他意はありません)などのAメロ終止部で聴かれるような「Am>D>Am」や、様々なバリエーションのある黒田節を「シードミーミド・・・」と歌い出した時にしばしばファがファ#に転化する現象(※)などは、どう考えるべきなのか明確な答えを持っていません。普通に考えるとスケールアウトしているはずのAm6が制約無く使えたり、どこかしら特殊な立ち位置の音のような気はするのですが、どなたかスッキリご教示頂けると有り難いです。
※参考:https://www.youtube.com/watch?v=7TOEp3ps818
越美晴「ラブ・ステップ」であればIIm7-V7で説明出来るんですけどねえ。(´・ω・`)
by もっふん (2017-04-01 18:16)