SSブログ

晩冬の随想

皆さま、お久しぶりです。
もう2月半ばと言うのに寒いですね…。
なかなか記事を書くペースに戻れなくて自分自身がもどかしいのですが、
もうすぐ春!と言う事で、今日は助走的に最近の自分の考えなどを少々書かせて下さい。

**************************************************

思えばもう1年くらい前から、PCの具合が悪かったんです。
一番困ったのが、ハングアップ。
こうやって記事を書いているような時に、突然マウスポインターが消えて、
キーボードも反応しなくなったり。
画面はそのまま固まっていたりしてね。
そうなったら何をしてもダメで、電源を強制的に切って、しばらくしてまた立ち上げる。
そうそう、突然勝手に再起動を始める事もよくありました。

でも思えば、そのPCを買ったのは2014年の春。
途中でメインドライブをHDDからSSDに替えたりメモリを増やしたり、
あれこれやって延命をしてきたけれど、
やはり9年は長かったかな。
その間に2回引っ越ししたし。

なので、PCを新しくしました。
やっと自分も、Windows11デビューを果たしました!
でもね、PCを替えると以前の環境を移すのに、かなり手間取るんですよね。
時々「こんな事になんでこんなに時間が掛かるんだ?」と思うような事もあったり。
ここ半月ほど、時間があればそんな作業ばかりしていました。

で、ようやく昨日、落ち着いたところです(^^)

**************************************************

最近は落ち着いてきたようですが、
一時期、編曲家やレコーディングエンジニア等、
これまでかなり専門的で一般にはあまり馴染みのない方々の本が多数発売されましたよね。

私も「えー!こんな人のものまで!」と狂喜乱舞して購入し、何冊か買って読んだものです。
やっと自分のような、やや特殊な部分に興味のある人間向きの本が出てきたんだ!と。
確かに興味深いものばかりでしたし、面白いのですが、ね…。

いくつか読んでいるうちに、「所詮、売りたいための本なのね」と思う気持ちが強くなってきて。
そう思い始めた一番大きな理由は、どれを見てもサクセスストーリーばかりである事。

名を成した音楽家、エンジニアであっても、成功した仕事ばかりではない。
むしろ失敗作の方が多いと思いますし、沢山失敗してきたからこその成功もあると思うんです。
そのあたりが、どれを読んでもほぼ欠落している。

例えばミュージシャンの選定にしても、時代によってどの作品にも同じような人が選ばれていて、
それはその人達の演奏能力が抜群だったのが理由であるのは勿論なのでしょうが、
その陰で切り捨てられたミュージシャンだって沢山いるだろうと思うんですね。

確かに70年代の歌謡曲などを聴いていて、素晴らしい演奏だと思う事は多いです。
ただ、色々聞いているうちに、これとこれってレコード会社も違うし違う歌手の曲なのに、
何だか似たような演奏、音色だな…と思った事、ありませんか?

以前、船山先生と面談させて頂いた時に、先生が「この業界は限られた人間で動いている」
と何度か仰ったのがずっと頭に残っていて、
その弊害と言えるものも確かにあったのかも知れない…などと思ったりもします。

エンジニアにしても、特に70年代、80年代は機材や環境などがめまぐるしく変わった時代
ですから、何かが変わるたびに様々な失敗だってあったはずです。
別にその全部を語る必要などありませんが、成功話と同じくらいの比率で失敗話も
公開してくれれば、その時代の音楽やサウンドそのものがよりリアルに感じられる、
そんな書になるだろうと思うんですね。

**************************************************

ついでに、もう一つ(ひとりごと、と思ってください)。

ここ数年「シティ・ポップ」なんて言葉が使われるようになりましたよね。
誰が言い出したのかは知りませんが… ダサい。 語感的に、ダサい。
私が中学生くらいの時に「ニュー・ミュージック」なる言葉が出てきて、
その時も「??」と思ったものですが、まだその方がマシな気がする。

「Jポップ」なんて言葉もここ20年くらい平気で使われているけど、
ん~、なんで「歌謡曲」じゃだめなの?

「シティ・ポップ」にしても、結局は歌謡曲だと思うんですね。
リズムやコード進行、はたまた歌唱が小洒落ているのは確かだけど、
大昔、服部良一氏等が作っていた歌謡曲にもそれに負けないほどの楽曲は沢山ある。
知らない人にはぜひ「三味線ブギウギ」(市丸)なんて曲も聴いてもらいたい。

個人的には西洋かぶれの凝ったジャンル名をつけるより、
何でもありな音楽「歌謡曲」を日本発の音楽として発展させる方がカッコいい、と思います。
賛同してくれる人は少ないでしょうが(^^;)


ぽぽんた

nice!(2)  コメント(5) 
共通テーマ:音楽

もうすぐ春ですね!クイズ

今日の風は春一番だったのかな?
と言う事で、久々&今年初めてのクイズです(^^)


次の音源は、あるヒット曲のオリジナル・カラオケの歌唱部分(一部)です。
その曲のタイトルと、歌った歌手名をお答え下さい:


今回の曲、オケに乗せて歌う難易度が最高に近いのでは、と私は思います。

ヒット曲と言っても誰もが知るような大ヒットではなかったので、
少し難しいかも知れません。
なので、今回はヒントを多めにしますね。

・1971年発売。
・レーベルはRCAレコード。
・女性歌手(今も現役です)。
・曲の始めと終わりに海の波音のSEが長めに入っています。
・The place where I was born and grew up

う~ん、我ながら甘々なヒントだ(^^;)


今回もコメント欄を「受付/承認後表示」にして皆さまからの回答を
お待ちしています。

締め切りは今度の金曜(24日)23時とさせて頂きますね。

それでは、よろしくです(^^)/


********************************************************
それでは正解を…

私が生まれて育ったところ (野路由紀子) でした。

投稿して下さった皆さま、ありがとうございました!
今回は「ホントはちょっと惜しい」ご回答もあったのですが、
日本語を普通に使っていればそう書いてしまうな…
と自分でも思うので、全員正解とさせて頂きました。

次回はこれまで通りの記事を、かなり久しぶりに書きたいと思っています。
クイズの曲ではありませんが、また良かったらよろしくです!

nice!(3)  コメント(19) 
共通テーマ:音楽