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ぽぽんたのオーディオ

私が愛用しているオーディオ装置を紹介します。
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20230723-a1.jpg

まず左側のメタルラックにオープンリールデッキが3台もあるのが目につくと思いますが、
ラックの上からソニーTC-6360A、ソニーTC-6000、そしてTEACのA-6010です。
このうち、現在普通に使えるのはTC-6000で、残り2台はメンテ待機中です。
その2台もメカニズムは元気なのですが、アンプ部のメンテが必要になっています。

因みにA-6010の右にあるのはソニーTC-900(3号リール使用のテープレコーダー)。

天板の上にあるのはBluetoothスピーカーと、テクトロニクスのデジタルオシロ。
オシロとテスターがあれば故障個所を特定したり修理したりはほぼ可能です。
本格的に調整するにはテストテープや周波数カウンターなども必要なので、
ヤフオク物色中です。


では右の方を。
上から、パイオニアPL-1100(レコードプレーヤー)、オンキョーA-973(デジタルアンプ)、
ソニーTC-K222ESJ(カセットデッキ)、そしてソニーCDP-337ESD(CDプレーヤー)です。
それぞれ発売時期が全然違うのに、不思議と全部横幅がピッタリ同じなんですよね。

PL-1100はハードオフで1,000円で売っていたものを買って整備したものです。
なぜこれが1,000円!?と思うほど、今も全く正常に使えています。
ただ、買った時にはダストカバーがかなり汚かったので、「ピカール」で磨き込みました。
ピカールは金属磨きですが、アクリルにも使えるんですよ。

A-973はヤフオク。
レコードを聴くためにPHONO入力があるデジタルアンプが欲しかったんです。
音はきれいでいいのですが、ちょっと馬力のようなものが感じられないのが難点で…。
以前使っていたケンウッドのKA-5010の音が最高に好きだったので(事情があり手放しました)、
ヤフオクで程度がいいのが見つかったらまた買おうかな、と考えています。

TC-K222ESJもヤフオク。
買って間もなく、再生状態にしてもヘッドが上がらないという
中古カセットデッキに起きがちなトラブルが発生しました。
メカニズム部を取り外して、内部のベルトを交換して直りました。
それからもう8年くらい経ちますが、今も大丈夫です。
もう録音に使うことはありませんが、再生音は今も、実に優秀です。

そしてCDP-337ESD。 これは1987年12月に、新宿のさくらやで購入しました。
確か67,000円くらいだったかな?
この機種はとにかく重くて、13kgもあるんです。
買って帰る時には大変な思いをしました。
これまでの約36年間、一度も故障せず、今も現役です。
あ、トレーの開閉が鈍くなった時に自分でベルトを交換したことがあったっけ。
自分の中ではこのプレーヤーの音がリファレンスです。

写真は撮りませんでしたが、スピーカーはビクターSX-5Ⅱ。
中学2年の頃にオーディオ好きな友人ができて、彼の家に遊びに行くと
買ったばかりというビクターのシステムコンポーネントがあったんですね。
その装置でレコードをかけてもらったら、それはそれはいい音で。
当時、我が家ではトリオのセパレートステレオ(ST-3100)を使っていたのですが、
父を1ヶ月かけて説得し、友人宅のものよりやや新しめのパーツで構成されたシスコンを
買ってもらうことに成功したんです(^^♪ お父さん、ありがとう。
それが我が家にやってきたのは忘れもしない、昭和50年9月12日(金曜日)でした。
で、レコードプレーヤーやアンプなどは故障等で徐々に手放しましたが、
スピーカーだけはずっと使い続けているんです…もうすぐ満48年。
今も、買った当時のイメージが持続していていい音(好きな音、かな)です。

私は自分で音楽を作ったりもするのですが、その時には専用のパワードスピーカー
(アンプ内蔵のスピーカー)やヘッドホン(ソニーMDR-CD900ST)を使ったりします。
しかし最終的には必ず上の装置で聴いて確認します。

私は高級な製品には興味がなくて、ちょっと頑張れば誰でも買えそうな製品が好きです。
不思議とそういう製品はいろいろなアイディアが盛り込まれていることが多く、
何年使っても飽きないんです。
特にその傾向が強いのが、やはりかつてのソニーかな。

ここで、持論を一つ。

写真をご覧になってもおわかりかと思いますが、私はソニーの製品が大好きで、
それは小学生の頃からです。
性能は勿論なのですが、何よりもコンポそれぞれのデザインが大好きでした。
今も、特にTC-6360Aのシック、かつ機能的なデザインには惚れ惚れします。

よく「ソニータイマー」なる言葉が聞かれますが、
私はそれを実感したことは一度もありません。
電子機器、電気製品は、大切に使えばめったに故障などしないものです
(初期不良は除く)。
例えば電源スイッチをやたらON、OFFしないとか、説明書とは違う操作をしないとか、
乱暴に扱わないとか、そんな基本的なことを守るだけで寿命は延びるものなんです。

「○年経ったら壊れるように設計する」なんてことは、
少なくても日本のメーカーは絶対にしません。
電子機器の元イチ技術者としてそれは断言できますし、
一つの製品には何人が関わって、どれほど紆余曲折があってから世に出るものであるか、
それを少しでも想像して頂いて、製品を大切に使ってもらいたいものです。


それでは、また次回に(^^)/

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TAK

こんばんは。
「ソニーTC-6000」は2ヘッドのヤツでしょうか?高校の同級生から2万円?ぐらいで譲ってもらって、色々とエアチェックで使ってました(笑)。2~3年で右チャンネルの高音が出なくなり、TEACのカセットデッキを購入した際に処分してしまいました。35年ぐらい前にAKAIの3ヘッドの一番大きなリールが使えるオープンリールデッキ(型式不明)を譲ってもらってしばらく使ってましたが、CDの登場と共にこちらも処分、あ~、取っておけばよかった…。今現役で活躍しているのは、唯一ソニーの「MXD-D2」のCD・MDプレーヤー(25年前に購入?)だけです。
昔のオーディオ機器、頑丈で重たかったですよね?それに高価でした…。
by TAK (2023-07-24 22:40) 

ぽぽんた

TAKさん、こんばんは!

TC-6000はその通り、1モーター2ヘッドの機種です。 使用されていたのですか!?
テープデッキは意外とトラブルが起きやすいんですよね。 片チャンネルだけ高音が出なく
なるのは、意外とヘッドの汚れが原因の場合が多いです。
クリーニングしてきれいになったように見えても汚れが落ち切っていない事があるんですね。
時には傷つかないように注意してゴシゴシと拭くとやっと汚れが落ちて音も元に戻る、
と言った事を私は何度も経験しました。
そういう事って、不思議とカセットよりもオープンの方が起きやすいです。
アカイの10号リールがかかるデッキだとGX-630Dとかかな?
自分は10号のかかるデッキはまだ使った事がなく、憧れの一つです!
そうですよね、当時の貨幣価値を考えると高価でしたね。
当時の5万円は今で言うと15万円くらいでしょうか。
あ、写真のA-6010は重さが23kgくらいあって、15年くらい前かな?
運ぶ時に油断してギックリ腰になった事がありました((+_+))

by ぽぽんた (2023-07-24 23:32) 

ちっちゃい私

おはようございます。

オープンデッキ3台ですか!
社会人になって
オープンデッキも欲しかったですが
結局、買わなかったです。
1975年に就職したので※高卒
カセットも、語学学習から音楽鑑賞へ
性能も、アップしてきましたから
カセットデッキでエエやんって
SONYの当時人気
TCーK7 欲しかったけれど
何故か・・・TCー4350SD?
今もあるけれど・・・ベルトも切れて動かない

レコードプレイヤーは、マイクロD5
チューナーは、トリオKー3100
※この3つは、あるけれど

アンプはDENON
スピーカーは、ダイヤトーン
※この2つは、処分しました。



by ちっちゃい私 (2023-07-25 05:42) 

ぽぽんた

ちっちゃい私さん、こんばんは!

1972年頃にドルビーがカセットデッキに搭載され始めてからは急激にカセットの性能が
向上したので、私が持っているような4トラックのオープンは次第に淘汰されていきました。
なので1975年頃だともうカセット全盛と言う感じでした。
TC-4350SDって前面操作の、コンポスタイルのデッキですよね。
よくオーディオ雑誌で見かけた気がします。
ベルトなら秋葉原の千石電商などで探すと代替品が見つかりますよ。

マイクロ精機のレコードプレーヤーは憧れの一つだったなぁ(^^)

by ぽぽんた (2023-07-25 23:44) 

sjghd

こんにちは。

私も小さい時からソニーが好きで
小学生の時に、ソニーのラジオを買ってもらったのが最初でした。
その後、中学生で
ICF-5600(スカイセンサー5600)
CF-1950(TV sound1950)
CF-1980Ⅱ(studio1980マークII)
を買い
カセットデッキは、ソニーを買っていました。

その後は
CDプレイヤーは、CDP-501ES、CDP-XA5ESを買い
AMP、TUNER、カセットデッキ、レコードプレーヤー、MDデッキは、ずっとソニーESシリーズでした。

今では、日本のオーディオメーカーが、ひどい状況で
ONKYO、SANSUI、Nakamichiが倒産
TRIOがJVC・ケンウッドホールディングスに吸収
PIONEERがオーディオビジュアル部門売却
東芝(オーレックス)三菱(ダイアトーン)松下電器(テクニクス)三洋電機(オットー)日立(ローディ)が
ない。(Technicsは高級路線で復活はしている。)
現在の残っている日本のオーディオメーカーに頑張って欲しいです。

日本製は、やはり安心で、一番いいです。
なので、電気製品は、必ず、日本製を買います。
掃除機は、ダイソンは買いませんし、パソコンは、DELLは、買いませんし
スマホは、AppleやSamsungは、買いません。

by sjghd (2023-07-27 14:42) 

ぽぽんた

sjghdさん、こんばんは!

あ、嬉しい。 同志ですね(^^)
70年代は高性能なラジオも色々ありましたね。 ナショナルも力を入れていたような…。
テレビ音声が録音できるラジオカセットはビクターからも出ていましたが(ビクターはコンポの
FMチューナーにもテレビ音声に対応した機種がありました)、やはりテレコはソニーですね(^^)
CF-1980は売れましたねー。 私は今でも欲しいです。 やはりマークⅡがいいな。

ソニーのESシリーズは歴史が古くて、オープンリールテープにもESと冠したものがあるんです。
やはりソニーのオーディオ製品でもESとついていると「性能良さそう!」と感じました。

仰る通り、60年代から80年代にかけて大活躍したメーカーが今では見る影もない状態の所が多く、
悲しい限りです。
ビクターとケンウッドが合併とか、殆ど冗談に思えるほどですね。
山水なんて、高級アンプと言えばサンスイと言うほどのブランド力があったのにな。
ソニーはオーディオ製品はおしなべてどれも優秀だがスピーカーだけは弱い、とよく
言われていて、スピーカーが強かったのがパイオニアでした。
ビクターのスピーカーはSXシリーズが誕生してから急成長しましたっけ。

昔は日本製は当然Made In Japanだったのですが、90年代あたりから日本のメーカーなのに
製造は中国とかマレーシアとかが多くなってきて、それと共に何となく品質も落ちて来て
いるように思えてなりません。
実際、性能はともかく操作時の感覚が安っぽく感じられる製品が多いです。
個人的には、高くなってもいいから日本の製品は日本国内で製造して欲しいと、
いつも願っています。

by ぽぽんた (2023-07-27 23:48) 

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