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不思議なピーチパイ / 竹内まりや

ちょうど40年前の春頃、TVからこの曲の印象的なサビが頻繁に流れていましたね(^^):

不思議なピーチパイジャケ.jpg

「不思議なピーチパイ」は竹内まりやさんの4枚目のシングルとして1980年2月に発売され、
オリコンシングルチャートで最高3位(同年4月14日付)、同100位内に18週ランクされ、
39.2万枚の売り上げを記録しました。

この曲は資生堂の春キャンペーンのCMソングでしたが、全く同時期にカネボウが
渡辺真知子さんの『唇よ熱く君を語れ」で同様のキャンペーンを繰り広げていて、
オリコンチャート上でもその2曲が競い合っていました(打ち上げ枚数では「唇よ…」が
42.6万枚で渡辺真知子さんの勝ち)。

作詞:安井かずみ、作曲:加藤和彦の夫婦コンビ。
編曲は加藤和彦氏と清水信之氏の共同作業ですが、恐らくリズム関係を加藤氏、
ストリングスやブラス、コーラスを清水氏…の分業だったのでしょう。

清水信之氏…昔「キーボード・マガジン」でよく拝見しました(^^)

恥ずかしい事に、私は今もって、この曲の歌詞の意味が理解できていません(>_<)
そもそもピーチパイなるものを見た事も、食べた事もないですし、
隠しきれない気分はピーチパイ? いい事ありそな予感はピーチパイ?
ポップスや歌謡曲の歌詞って「好きだけど、よくわからない」事はありがちですが…。
化粧品の春キャンペーン用と言う前提があり、そのイメージ化が最優先だったのでしょう。

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竹内まりやさんは英語が堪能で、日本語の歌でも英語が使われている部分は英語らしく
発音するのがネタになったりしますね。
「September」では発音が良過ぎて「セプテンブー」に聞こえちゃったり。

「不思議なピーチパイ」でも「good timing」が「グッツァイミン」に聞こえたりしますが(^^;)、
前々年からのゴダイゴブームがあって、日本で英語そのものに抵抗感が薄くなっていた時代でした。
それまでは洋風なポップスでも、横文字言葉はカタカナ発音が普通でしたから、
歌う側はより自由に、歌詞の表現の幅も広がって来た時代だったとも言えそうです。

歌詞の中に「good looking」が使われていますが、日本では男性に対しては「ハンサム」(handsome)
が多用されていましたから、「good looking」が定着してきたのはこの曲の力かも知れませんね。

ただ、英語を英語らしく発音すると、正確に聴き取れて意味が理解できる層が限られてくるので、
広く浸透させるためには障害になった可能性もありますね。

失恋ソングだった前作「September」に対して「不思議なピーチパイ」は、
歌詞全体がまさに春の日差しのようにやわらかな明るさを放っていて、
それをミディアムテンポでハネたリズムのオケに乗せた、カラフルな仕上がりです。

竹内まりやさんのボーカルはすでに現在と変わらないスタイルが確立していて、
冒険がない代わりに安定感が高く、安心して聴けます。
♪不思議な不思議なピーチパ~~イ♪♪かくしきれない気分はピーチパ~~イ♪と
演歌のようなコブシ唱法もすでに完成しています。

竹内まりやさんの声域は女性では最も低いアルトで、
地声での最高音は上のBあたり、最低音は下のEまで完全に発声できるようです
(その声域がフルに使われているのは「シングル・アゲイン」(1989年)でしょう)。
「不思議なピーチパイ」では、最低音は下のA、最高音は上のAまでのちょうど1オクターブ。
音域は狭いですが、それを感じさせないメリハリのある歌メロですね。

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リズムはスイングする4ビート。 ホーンセクションの合いの手が効果的なリズムなんですね。

キーはDメジャー(ニ長調)で、サビ前のBメロ(♪恋は初めてじゃないけれども…♪ の部分)で
平行調のBマイナー(ロ短調)に転じたりもしていますね。

イントロはいきなりD→Daug(D+5)→D6→Daug とおしゃれなコード進行で始まります。
そしてバイオリン、ビオラ、チェロが一斉にオクターブ差のユニゾンで
同じメロディーを演奏する、穏やかなのに攻撃的(?)なストリングスが続きます。

イントロ以後の全体のコード進行はフォークのようにごくありきたりな、単純なものです。
オケには小難しいテンション系のコードもなく、それが聴きやすさにもつながっているのでしょう。
その分、イントロや間奏のメロディーと歌メロには、コードに対して7thにあたる音や
テンションにあたる音が多用されていて、洋風ポップスだよ!との主張が感じられます。

そして女性コーラス、ホーンセクションと次々に華やかな雰囲気を醸し出していきますが、
全体にリズムは1小節4拍をハッキリと打ち出した上に厚いハーモニーを構成し、
その上に芯がしっかりした、しかし軽やかなボーカルを…と、
1980年当時に好まれた音作りがすべて表出しているようなサウンドです。
音数が多く、ミュージシャン関係にかなり予算が掛けられているであろう事も想像できます。


全体の構成は2コーラス+サビの繰り返しでフェイドアウト、ですが、
1コーラス目、2コーラス目ともIの和音(トニック)で終わらずVの和音(ドミナント)
で終わって間奏やサビ繰り返しに移行しているのが、この曲の一つの大きな特徴です。

そして2コーラス目からもう一度サビに入る時に1音(正しくは全音)上のEに転調しています。
同じような箇所で半音上に転調するのはよくあるパターンですが、1音上に転調する例は多くなく、
他には「精霊流し」(グレープ)、「恋の弱味」(郷ひろみ)あたりでしょうか。

この曲のもう一つの特徴が、恐らく意識的だろうと思いますが、サビがサビらしくない事。
通常、サビと呼ばれる部分のメロディーは、同じ曲の中で高めの音を多用して目立たせますが、
「不思議なピーチパイ」は、サビでは低い方のドを基準に、その上下2音の範囲で動いていて、
それは普通とは逆に、曲中で最も地味なメロディーと言えます
(ドーシド ドドシド ミミララ ドーミレ…見事にその通りです)。
その部分はCMで流れていた部分であり、その音の動きでインパクトを与える事が出来たのは、
やはり竹内まりやさんのハリがあって発音が明確な声質によるものが大でしょう。
ボーカルに絡んでくる女性コーラスの威力も凄いものがありますね。

ライバル曲「唇よ熱く君を語れ」では、そのあたりが定石通りなのが面白いところです。

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

竹内まりやさんは1984年にアルバム「ヴァラエティ」でカムバックしましたが、
サウンドが以前にも増して山下達郎色になった気がします。
それがセールス的にも、その後のキャリア的にもプラスに作用しているのはわかるのですが、
どの曲を聴いても達郎さんのコーラスが聞こえてくるのがきつい事があるんです。
竹内まりやさんは、よりindependentなボーカリスト・作家でいて欲しい…
とは私の全く個人的な思いですが(^^;)。

この「不思議なピーチパイ」を歌っていた頃は少々トウの立ったアイドルと言った感じだった
竹内まりやさんが(かなり失礼な表現かつ個人的見解ですみません!)、
後に現在のような大物になるとは、当時私は全く予想していませんでした。

思えば竹内まりやさんがデビューした1978年からその翌年にかけて、
杏里さんや松原みきさん、金井夕子さん等々、今も(いや、今だから?)
もてはやされる女性歌手が多く登場していながら、当時は大衆的な人気が今ひとつでした。
その頃は「アイドル不作」などと言われていましたから、
業界としては竹内まりやさんをアイドルとしてデビューさせたかったのでしょう。
最近よく話題になる「印象操作」の一種ですね。

私は当時高校生で、やはり竹内まりやさんをアイドルのイメージで見ていたので、
後に河合奈保子さんに楽曲を提供し始めた時には「凄い才能だ!」と驚きながらも
「何かイメージが違う」と思ったものでした。
40年経った今でも、それが私の中の根底にはまだ残っているんです。

印象操作、おそるべし。


ところで、
現在流されているTVCMに使われている音楽って、そのためのオリジナル曲が殆ど無いんですね。
70~90年代にヒットした曲がつまらない替え歌でCMに使われているのを耳にすると「イラッ」
としてしまうのは、恐らく私だけではないと思います。
個人的に特にダメなのがNTTのCM。
「チェリー」(スピッツ)のサビ部分をそのまま使って大勢の人間が ♪ICTる〜♪ と
歌っている映像を見るとゾッとします。
その時代にインパクトの強い、また質の良い曲が溢れていたのは認めますが、
それらに頼ってばかりいないで、クリエイティブであるべきです。


「不思議なピーチパイ」
作詞 : 安井かずみ
作曲 : 加藤和彦
編曲 : 加藤和彦、清水信之
レコード会社 : RVC(RCAレーベル)
レコード番号 : RVS-557
初発売 : 1980年(昭和55年)2月5日

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widol

ぽぽんたさん、こんにちは。

竹内まりやさんですね。実はデビューからずっと好きなアーティストの一人なんです。デビューアルバム「BEGINNING」を買って何て素晴らしい歌手なんだろうと思って、2枚目のシングル「ドリーム・オブ・ユー〜レモンライムの青い風」「September」とどんどんファンになっていきました。
RCA時代の作品はもっと評価されていいと思います。特に最後のアルバム「Portrair」は今でも彼女のアルバムの中でBestと思えるものです。一昨年から昨年にかけて40周年記念でRCA時代のオリジナルアルバムがようやくソニーミュージックからリマスターされて発売されて非常に嬉しかったですね。

一昨年に公開された映画「souvenir the movie~Mariya Takeuchi Theater Live~」も本当に素晴らしく、一度も生でライブを見たことがないので感動ものでした。

さて「不思議なピーチパイ」ですが、こちらは完全に資生堂のCMコピーありきの作品ですね。YouTubeでも当時のCMは見られますが、マリアンも可愛かったですね。ルージュを春のピーチ色としているんですね。歌詞全体として恋の始まるの予感をピンクとして表現している、そんな感じがします。

RCA時代の歌としては一番売れましたが、その前の「September」が自分としては良すぎたため、この曲は今に至るものすごく好きというほどではないんです。「September」は松本さんの詞が文学的で凄すぎて、それに林哲司氏のポップなメロディーとアレンジが乗って、なんでこれが39位止まりで大ヒットしなかったのだろうと今でも思っています。まりやさん自身も「September」は好きな曲だと言っていますね。

ちなみに「ドリーム・オブ・ユー〜レモンライムの青い風」「不思議なピーチパイ」と翌年の「イチゴの誘惑」を指してまりやのフルーツポップス(三部作)と当時は言っていたようですね。

活動自体はアイドル的な形でテレビにも頻繁に出ていましたが、作品は多様性にあふれて、当時のアメリカンポップ、ロックサウンドだったり、60年代のリバプールサウンドだったり、AORだったり、ジャズ風だったりしています。どんな曲でも軽く歌いこなしてしまっているところにシンガー竹内まりやの実力を見ることができるのではないでしょうか。

達郎氏と結婚後はぽぽんたさんのおっしゃるように良くも悪くも達郎サウンドに支配されている感じはします。「ドリーム・オブ・ユー~レモンライムの青い風」の達郎アレンジ版は好きではなく、曲の良さを壊してしまっているように感じます。シングルは確かにドナ・サマーのパクリではありますが、爽やかさが前面に出ているサウンドで好きですね。ベスト『Expressions』CD化(アルバム収録)が解禁になってほんとによかったですが、待つこと約30年は長すぎましたが。

ぽぽんたさんがまりやさんの声にも触れていますが、私はカレン・カーペンターズのような声だと思っています。Carpentersに「Now」というカレンが最後に吹き込んだ曲(正確にはオケのための仮歌)がありますが、『Miss M』の「Heart to Heart」でカバーしていて、正確にはキーはカレンの方が少し高いと思うのですが、非常に似た雰囲気を持っています。
まりやさんの声は非常に聴きやすく心地良く、低く音域が比較的狭い分だけ加齢による劣化も少なくない気がします。

ところでここ10年ほどのまりやさんの作品は「人生、命」的な歌が多く、最初はちょっと違和感だったのですが、自分も年齢があがり、受け入れられるところは出てきた感じはします。ただ、個人的には永遠にラブ・ソングを作って歌ってほしいな、とも思います。
MOONレーベル以降の作品ではボサボヴァの「After Year」と「幸せの探し方」が一番のお気に入りです。

今の「竹内まりや」のイメージはソング・ライターですが、RCA時代はシンガーとして一番輝いていた時代、と私は個人的には思います。

長々と書いてしまいましたが、80年の春は、この曲に加えて、渡辺真知子さんの「唇よ、熱く君を語れ」、ポーラのライバル曲でもあった庄野真代さんの「Hey Lady やさしくなれるかい」、太田裕美さん「南風」など爽やかな曲が多かったですね。

by widol (2020-05-10 18:51) 

widol

長々と書いてしまって、間違いもありました。。。
1.アルバムは『Portrait』ですね。
2.ボサノバ、
3.「After Years」ですね。
失礼致しました。
by widol (2020-05-10 21:14) 

ゆうのすけ

「不思議なピーチパイ」のオリカラは 意外と前から持っていたので
した。(資生堂の販促レコード)
この作品はイントロからして 春の暖かな陽気を感じますよね。
まりやさんの作品で一番好きなのは アルバム『ヴァラエティ』に収録されている「水とあなたと太陽と」。シングルでは「SWEETEST MUSIC」と「プラスティック・ラブ」かも。以前からほとんど変わらないです。^^♡
1979年のアイドル不作の年にデビューされた方は 結構 職業意識があるというのか アーティスト志向の方が多くて現在も活躍されている方がかなり多いですよね。井上 望 倉田まり子 能勢慶子・・・のトップを走っていたアイドル勢はそれぞれフェイドアウトしてっちゃうんですが (彼女もアイドル的売り方が引っかかってた同じくRCAの)越 美晴(コシミハル)・・・石川優子もでしたね。桑江知子、沢田聖子、杏 里、宮本(mimi)典子・・・は 竹内まりや同様現在も活躍されてますね。金井夕子も復活されていますよね!一番の出世は まりやさんだったのかも。それに女性の新人が強い年でもありましたっけ。♬
by ゆうのすけ (2020-05-11 17:37) 

ぽぽんた

widolさん、こんにちは!

「September」は私が高校3年だった秋~冬のヒット曲で、
オリコンでは振るわなかったようですが、FMではわりと頻繁にかかっていました。
私もその曲は大好きで、レコードこそ買わなかったもののエアチェックしたテープを
毎日のように聴いていたものです(勿論今もそのテープは残っていますよ)。
なので、私もwidolさんと同じで、「不思議なピーチパイ」はそれとは根本的に違う曲
として捉えていて、やっぱりCMソングであり、それ以上でも以下でもない気がしています。

アルバムを持っていないので、早速YouTubeで「Heart to Heart」を聴きました
(こんな時、YouTubeって本当にありがたいです(^^))。
びっくりしました。 まさか「Now」にカバーがあったとは。
いや、カーペンターズがレコーディング、そしてカレンが歌ダビしたのは1982年4月
ですから、竹内まりやさんの方が先にカバーしていたんですね。
その選曲がまりやさん自身のものかどうかはよくわかりませんが、聴いてみて
実に素晴らしいと感じました。
つくづく、まりやさんとそのスタッフには、まりやさんの資質を100%発揮させるパワーと
才能があって、今の成功は決して偶然ではなく必然だったのだと思います。
仰るようにカーペンターズの「Now」は「Heart to Heart」よりも半音キーが高いようです。
カレンよりも低いキーで歌える女性歌手は、きっとまりやさんしかいないでしょう。

以前から竹内まりやさんとカレン・カーペンターは、その声や音楽的な傾向から
比較されてきましたし、やはり日本人好みと言う点で共通しているんですね。
基本的に日本人、もしかしたら欧米もかも知れませんが、聴き疲れする高い声より
落ち着きのある低い音域のボーカルの方が好きと言う人、多いのではないかな。

私の友人が2010年暮れ、竹内まりやさんのライブ(日本武道館)に行ったのですが、
感想を尋ねると「すごく良かったけど達郎が目立ってた」なんて言ってました(^^;)
その時は私も行けたのかも知れないのですが、他に用事があって行きませんでした。
今思うと残念な事をしました。
最近(と言っても半年くらい前かな)NHKで竹内まりやさんの特集があって、
ライブ映像も流れましたが、私はその声量に驚きました。
あの音域であのパワーのある声を出せる歌手は、恐らくまりやさんが唯一無二
だと思います。

そうですね~、1980年の春から夏にはいい曲が本当に多かったですね。
私は今もあの頃の曲を聴く事が、多分一番多いです(^^)

by ぽぽんた (2020-05-12 17:33) 

ぽぽんた

ゆうのすけさん、こんにちは!

その販促のレコードは裏面がカラオケだったのですか?
私は「September」共々、オリジナルカラオケを手にしたのは「Expressions」の
初回限定盤でした。
私にとっては「September」の存在があまりに大きくて、40年経った今でも一番好きな曲です。
正直、「不思議なピーチパイ」はそんなに好きじゃなくて(^^;)
アルバム「ヴァラエティ」は「サウンド&レコーディングマガジン」の1984年5月号に
竹内まりや・山下達郎の「発売にあたっての」インタビューが掲載されていて、
私は音を聴く前にそれを読んでいたので、むしろLAのA&Mのスタジオを使ったとか、
その時のエンジニアがカーペンターズと同じ(ロジャー・ヤング)だったとか、
そのあたりが最も興味をひかれたところでした。
で、発売されたばかりのレコードで聴いた1曲目「もう一度」が凄いインパクトでした。

あ~そうだ、そうだ。 すっかり忘れていましたが、そういった歌手がデビュー
していましたね。 今思うと何と錚々たるメンバーでしょうか。
越美晴さんは「レッツゴーヤング」のサンデーズの一員だったのが、今もって
信じられない思いがしますが(松原みきさんも、ですね)。
ニューミュージック全盛、それも女性歌手が圧倒的に優勢、って感じですね(^^)

by ぽぽんた (2020-05-12 17:55) 

ゆうのすけ

ぽぽんたさ~ん そうなんですよ。
「不思議なピーチパイ」はジャケットがマリアンさんでした。
資生堂の販促レコードって カップリングにオリカラが入っている
いわゆるサンプル(非売品)のものが数作品あるんですよね。
でもカップリングがオリジナルと同じで 別の作品が収録されているものも。ライバルであった カネボウは販促レコードにオリカラがカップリングされたのは確か無かったです。
パッと思い出せないんですが 「め組のひと(正式なタイトルは め が囲み文字)」RATS&STAR、「ニュアンスしましょ」香坂みゆき、「その気×××(mistake)」大沢誉志幸などが資生堂の販促非売品レコードでありましたよ。
・・・松原みきさん 大滝裕子もでしたね。アイドルでは大橋恵理子、高見知佳なども。^^
by ゆうのすけ (2020-05-12 21:38) 

widol

ぽぽんたさん、こんばんは。

ぽぽんたさんもCarpentersはお好きでしたか。「Now」はシングルでもなくカレンの死後急遽発売されたアルバムの曲だけにあまり一般的ではないので驚きました。「Now」を聴くとどうしてもカレンの最後の歌声ということがよぎってしまいます。

まりやさんの方が先にレコーディングしているのですね、そうでした。
もしかすると、『Miss M』のA面がデビッド・フォスターが参加しているロス録音であるため、何らかの形でロジャー・ニコルスと繋がって出来立ての曲をもらってまりやさんが日本語詞をつけてレコーディングしたのかもしれませんね。

カレンついでに思い出したのですが、アルバム『Loveliiness』に「Kiss Me The Way You Did Last Night」という曲があります。Margaret Dornというライターが書いているのですが、1980年の『 Made in America』でお蔵入りになった作品のようで、リチャードはお気に入りでこのアルバムに収録したようです。
太田裕美さんが休業してニューヨークに行った際に、このMargaret Dornと知り合って、この曲を提供してもらって、帰国後のアルバム83年3月発売の『Far East』に「Kiss Me」として歌っています。
米国では音楽のつながりが無限にあるのかもしれませんね。

洋楽ではCarpenters、Billy Joel、ABBAが特に好きで、BillyとABBAは武道館でのステージを見ているのですが、いい時代でした。
70年代、80年代の曲はJ-Popも含めて色褪せないですね。

先のコメントで書き忘れたのですが、まりやさんはピーチパイのあと「二人のバカンス」、真知子さんは唇よ熱くのあと「ホールド・ミー・タイト」、裕美さんは南風のあと「黄昏海岸」とそれぞれ夏っぽいポップな曲を出しましたが、揃ってコケたというのも共通しているなあ、と思ったものです。3曲ともいい曲なんですが。。

by widol (2020-05-12 22:08) 

ぽぽんた

ゆうのすけさん、こんばんは!

販促のレコードって面白いですね! ヤフオクなどに出品されているのをよく見ますが、
ゆうのすけさんは「不思議なピーチパイ」のレコードは当時からお持ちになっていた、
と言うことは当然ヤフオクなどではないですよね。 どうやってゲットしたのですか??
もしかして何かに応募して当選したとか、かな?
この世には私が知らないものがまだまだ、限りなくあります(^^;)

by ぽぽんた (2020-05-13 22:38) 

ぽぽんた

widolさん、こんばんは!

カーペンターズは大好きですよ! 彼らの全盛期にはファンクラブに入っていましたし、
このブログにも3曲ほど記事を書いています。 なので、カーペンターズに関しては
ほぼ、どの曲についてもすぐリプライできます(^^)

ロジャー・ニコルスほどの大物にコンタクトが取れたのなら凄い事ですね。
ロジャー・ニコルスとポール・ウィリアムスはカーペンターズを語るのに
欠かせないミュージシャンですし…。
しかしどうもまりやさん自身はカーペンターズにはさほど興味はないような感じですよね。

太田裕美さんの「Kiss Me」についての情報もありがとうございます!
こちらも全く知りませんでした。
「Lovelines」は1989年11月の発売ですが、当時、よくFM誌に詳細な記事が
載っていたものです。 それもあって、カーペンターズの「Kiss Me …」は
私にとっても印象的な曲でした。 音楽界でのつながりって面白いですね(^^)

私はABBAのライブに行きそこねたクチです。 当時大学受験を控えていて
(結局入りませんでしたが)、泣く泣く諦めた思い出があります。
カーペンターズの来日公演にも行けませんでしたが、もう一つ、
1977年にカーペンターズのファンクラブでアメリカのレイク・タホのホテルで行われる
ライブを観に行くツアーと言うのが企画された事があったんです。
当時、私は高校1年でしたが、費用が40万円(!)と言う事で、
もう最初から諦めました。
後にファンクラブの会報にその時の様子のレポートが載りましたが、
日本でのライブと違って、カレンが客席に降りていって観客と一緒に歌ったりとか、
突然ファーストアルバムの曲を演奏したりとかで、面白かったそうです。 …おっと、脱線(^^;)

確かに!仰る通り、CMがらみで出した曲の後って、みなコケてましたね。
私はそれは、歌手の人気だけで大した曲でもないのにヒットしてしまうよりも健全な現象
であるように思います。

by ぽぽんた (2020-05-13 23:05) 

widol

ぽぽんたさん、こんにちは。

Carpentersはファンクラブに入るほどお好きだったんですね。
「Now」の説明など必要なかったですね、私の何倍もご存知ですね。

まりやさんはオールディーズに興味があるんだと思いますね。デビューアルバム『Beginning』の最後に収録されているまりやさん作詞・曲の「すてきなヒットソング」に並んだオールディーズの数々を聞くとその時代の音楽がベースなんだろうな、と思います。RCA時代のラストアルバム『Portrait』はその集大成のような気がしています。
「Crying All Night Long」はまりやさんの詞に伊藤銀次氏が曲をつけて、デュエットまでしていますが、みごとにリバプールサウンドになっているんですね、あまりに二人がぴったりで今でも大好きな曲です。
後の「マージービートで唄わせて」に繋がっていきます。

今回は何度もコメントしてしまって申し訳ありません。
ただ、最後に一つだけCarpentersファンのぽぽんたさんに聞いてみたいことがあります。
Carpentersの曲はリチャードがリミックスを繰り返して、音をいじくりまくっていて、オリジナルアルバムも本来の音が聴けるものがどれだかわからなくなっている感じです。最近はオリジナルマスターをリマスターしたものも出できているので以前ほどではないような感じですが、ぽぽんたさんはリミックスされたCarpentersサウンドについてどう思われますか。
リミックスしか聴いていない人はリマスターされていてもオリジナルを音が悪いと感じるようなのですが。。

まりやさんと離れてしまいましたが、いいとか悪いとかではなく、誰かに一度聞いてみたかったのです。
by widol (2020-05-14 07:51) 

ぽぽんた

widolさん、こんばんは!

私はカーペンターズについては、兄が1971年の暮に「スーパースター」のシングルを買って来た
時に聴いたのが初めてで、少しブランクがあってファンクラブに入った、と言う感じです。
なので一応、日本で大変な人気だった頃からそれが冷めていった時、そして90年代半ばに
突如ベスト盤が大ヒットになった時など、何度も一喜一憂してきた気がします(^^)

よくリチャードが、カレンについて「タイムレスな声」と表現しているのですが、
それが竹内まりやさんにも当てはまるように思います。
共通しているのは、音域が低くて温かみのある、しかもハリがある、と言う点でしょう。
タイムレスな声だと、広いジャンルに対応できるんですよね。
私はまりやさんのCDはベスト盤しか持っていないのですが、それだけでも音楽の幅広さが
よくわかりますし、さらにカレンにはなかった作家としての能力も備わっていますよね
(代わりにカレンにはドラマーとしての高い能力がありましたが)。
きっとまりやさんの楽曲も、この先もカーペンターズ同様、永く親しまれる事でしょう。

カーペンターズのリミックスについては、初めてオリジナルアルバムがCD化された
1985年頃から色々と問題にされてきました。
その初めてのCDでは、事もあろうにリミックスバージョンに差し替えが行われていて、
私も喜んでCDを買ってきたのに、聴いてみてすごくガッカリしたものです。
リチャードは完璧主義者で、レコーディング時に時間が無いからと言う理由で
妥協していた部分、例えばある楽器の演奏にちょっとしたミスがあったりとか、
パンチイン・アウトが不完全でボーカルの音が少し削れてしまっているとか、
レコードではサーフィスノイズなどでごまかせていたものがCDだとそうもいかず
リスナーに判ってしまう…と言った事が我慢ならず、より完全な形にしたい、
と言うのが事の始まりだったようです。 しかし一度それを始めてしまうと
他のどの曲でも気になるようで、結果リミックスバージョンがどんどん増えて
しまったんですね。

私はカーペンターズが現役だった頃からのファンなので、基本的にミックスは
オリジナルが好きですし、リミックスは楽器が差し替えられていたり、きれいな音に
なり過ぎている事もあるので、正直好きでないものの方が多いです。
しかしオリジナルを知っている上でリミックスを聴くと、別テイクのボーカルが
使われていたり、オリジナルのミックスの時に消されていた音が聞こえたりするのが
すぐ判るので、それは嬉しい事があります。

オリジナルミックスは、デジタルよりもレコードやテープで聴きたい、
というのはあります。
音質云々よりも雰囲気の問題かな、とも思いますが(^^;)
私はリマスターして音質を良くすると言う作業は、あまりしてほしくないです。
特に当時を知らないエンジニアにはいじってほしくないですねぇ。
物理的に良くないものは、そのままでいい、というのが私の持論です。

もっともっと書きたい事があるのですが…今度改めて記事にしようかな。

by ぽぽんた (2020-05-15 00:11) 

widol

ぽぽんたさん

Carpentersは私も姉が「Yesterday Once More」のシングルを買ってきたのを聴いたのが最初です。それまでクラシックと歌謡曲しか知らなかった自分の洋楽との出会いでした。

リミックスにはついてはCarpentersに限らず、いい評判と悪い評判がありますね。だいたい後者の場合が多いように思います。
YMOなどはリマスターという名のリミックスを繰り返して、ファンには評判が悪いということも聞いたことがあります。

ぽぽんたさんのおっしゃる通り、オリジナルミックスは、レコードとかテープで聴きたいというのはその通りだと思います。
オリジナルミックスはレコーディングされた音がある当時のレコードに限りますね。その当時の音がそこに「記録」されています。

Carpentersの場合は、当時のレコードは持っていませんが、ぜひ手に入れたいと思っています。
実はABBAの「ヴーレヴー」も当時のレコードとデジタルリマスターを音源とするレコードの両方あるのですが、当時の方が音が良く聴こえるんですね。それは驚きでした。

Carpentersのリミックスについてご意見いただきありがとうございました。
by widol (2020-05-17 21:20) 

がんた

ぽぽんたさんこんばんは(=´ω`=)
自分も「不思議なピーチパイ」のオリカラはは資生堂が最初でした。
資生堂の販促レコードでオリカラがc/wなのはそんなに無いとは思いますが、ゆうのすけさんが上げておられた物以外だと石川セリさんの「いろ、なつ、ゆめ」、ナイアガラトライアングルの「A面で恋をして」とかもありますねん。忌野清志郎&坂本龍一の「い・け・な・いルージュマジック」はオリカラにオルガンのメロディがかぶせてあるインストバージョンでした。
放送局以外にも頒布されてたようなので中古レコード屋さんとかでも時々みかけますねん。
資生堂じゃないですけど所謂プロモ盤にインストは収録されるパターンありした。B'zとか森高とか。洋楽でよくある手法だったので(DJのミックス用?)それに倣ったのかもー(想像)。
まりやさんにあまり関係ないコメントで申し訳ないです。
by がんた (2020-05-18 19:10) 

ぽぽんた

widolさん、こんばんは!

「Yesterday Once More」は当時、日本でも本当にヒットしましたよね。
♪シャラララ~♪の部分は、洋楽など知らなさそうな子供でも知っていたものです。
この曲もリミックスバージョンが多いんですよねぇ…。
オリジナルもアルバムバージョンとシングルバージョンがあるのですが、
そのシングルバージョンが一番良い出来だと、私は思っています。

数年前、中森明菜さんの「ベスト・コレクション」が大きな話題になりましたね。
このアルバムは全部の曲でオリジナルのマルチを内沼映二氏がミックスし直して
まとめたベスト盤でしたが、保守的な明菜ファンからは集中砲火を浴びてました。
私は「音もいいし、違うボーカルトラックが聴けて面白いじゃん」と思っていたのですが、
そういったファンにとってはオリジナルのミックスは「神」であり、
不可侵なものなのでしょう。

カーペンターズの場合もそれと似ているかも知れませんが、
それがわかっていても、リチャードは完璧を目指したかったのかも知れませんね。
難しいのは、ミックスって「正解」が無い、んですよね。
しかも、不思議なことにミックスを何通りかしてもさほど印象の変わらない曲もあれば、
別の曲のようにガラッと変わって聴こえる曲もあります。
なので、いくらリチャードがミックスをし直したとしても、
本人、そしてファンの全員が納得できるものは永遠に出来ないだろうと思います。
だから尚更、最初に世に出たミックスが基準になってしまうわけで…。

カーペンターズについては、私は1本だけオープンリールも持っています。
最初のベスト盤「ゴールデン・プライズ」なのですが、
これがまた、レコードとは違った独特の味わいのある音質なんですよ。
それを聴いていると、やはりアナログも奥が深いな、と思ってしまいます。

こちらこそ、貴重なご意見をありがとうございました。
こういった議論は大好きですので、機会があればまたよろしくです(^^)

by ぽぽんた (2020-05-19 00:09) 

ぽぽんた

がんたさん、こんにちは!

本当に色々な盤があるんですね。 私はこれまで正規販売のものしか手にした事がない
ので、とても貴重なお話です(^^)
昔、よくシングル盤を買っていた頃に「B面がカラオケならいいのに」
とよく思っていましたが、実際にそう作られたレコードもあったわけですね。
正規のものもたま〜には見かけますが、「カラオケレコード」と書いてあるものを買うと
大抵メロディーがかぶせてあったりしたので、それを知ってから手を出せずにいました。
記事の内容は気になさらずに、今後も良かったら色々な情報をお寄せ下さい!

by ぽぽんた (2020-05-19 18:34) 

ろしひー

ぽぽんたさん、こんにちは。
この曲、思いがけない「や」、街をあるけば「あ」の譜余り(?)が気になってしかたない曲で、当時、時間切れ見切り発車で制作されてしまったのかしら?と思っていました。
竹内まりやさん、日本を代表するシンガーソングライターの地位を揺るぎないものにしていますが、私がファンになったきっかけは、実にくだらなく、多くの参拝者が泊まる出雲大社前の老舗旅館「竹乃屋」の娘さんなのに、「まりや」と命名する家庭のセンスに惹かれたことでした。
この曲のヒット当時、NHK-FMのスタジオライブ特別番組(まだテープ持っています。)で、スタジオで口を開けて白目を向いて寝ていたことや、長年連れ添っている彼氏の話など、けっこうあけすけにお話されていて、当時で言う「翔んでる女性」和製アン・ルイスさんといった感覚で捉えていました。(「ユニバーシティ・ストリート」でも、アン・ルイスさん「ヘイ、まりや元気?」「バイビー!」ちょっと参加されてますね。)一般にRCA時代は、アイドル的活動といった捉え方が多いですが、私にとっては、奔放な慶応ガールといった感覚で、さにあらずといった記憶です。
アルファムーン移籍後の山下達郎さんアレンジも、ちょっと期間が長かったですね。いろいろなライターやアレンジャーが関係した歌手竹内まりやカタログ的なRCA時代こそ「ヴァラエティ」とタイトルをつけたいところですが、まさかのカバー「ウイスキーがお好きでしょ」や「いのちの歌」は、その反動なのかな?とも思ってしまいます。
本題からはずれていることばかりですか、ついでに今回の記事で嬉しかったのは、レコード会社をRVCと正確に記載していただいたことです。なぜか、RCAとフィリップスは、発売元の会社として誤記されることが多く、私の知る限りではRCAとフィリップスという日本国内のレコード会社は存在したことはなく、いずれもレーベルのひとつという位置づけです。RCAレーベルは、日本ビクターRCA事業部→ビクター音楽産業→RVC→BMGビクター→BMGジャパン→BMGファンハウス→(新)BMGJAPAN→ソニーミュージック各社(新旧や洋邦楽の音源により分かれる)と再三変遷していますので(ほとんどは組織変更によるもの)、わかりづらいところですが、専門的な書物でも誤っていることが多いので、今回の記事のテーマと離れてしまっていますが、学生時代内定をいただいた会社だけに、正確に記載していただいたこと、ちょっとうれしかったです。

by ろしひー (2020-05-24 18:08) 

青大将

こんにちは。コロナは終息に向かいながらも、まだまだ予断を許さず何とも憂鬱な気分からなかなか抜け出せない雰囲気は支配した儘ですが、皆さん御身体は大丈夫でしょうか。ワタクシは今日は昼過ぎから風邪に似た症状が出てて、ちょっと熱っぽいですが、コロナではありません。(たぶん 笑)

「不思議なピーチパイ」、もうあれから40年経つんですね〜、感慨深いです。

確かに大手化粧品会社が春のキャンペーンを展開する時期で、それに伴うキャンペーン・ソングは商品と抱き合わせのイメージに繋がる重要な存在ですからね、レコード会社やプロダクションとの一大プロジェクトと言っても過言じゃないですね。そういう白羽の矢が立った曲のレコーディングには、その会社の重役とかの御偉いさんが立ち会ったりする事もあるそうで、(Mr・サマータイムもそうだったとか)それを歌う歌手は何か特別なものを背負わされてプレッシャーも半端ないでしょうね。

話は逸れますが、西川(仁支川)峰子が昔、切り餅のCMやってた時期に地方の深夜ラジオ番組に出演した際に、DJに「今、お餅のCMやってますよね?」と訊かれ、「ええ、やってますよ」と答えると更に「お餅、お好きなんでしょうね」と訊いて来て、それに対し「いえ、お餅好きじゃないんで食べませんよ」と返したら、それをたまたまその地方に出張に来て居たその先方の御偉いさんが放送聴いてたらしく、後日「CMタレントは商品の看板なんだから勝手な発言は困る」と叱られたらしいです。(自身が大昔出した暴露本に書いてありました)しかし、その後も引き続きCMは長年やらせて頂けたらしく、感謝して居られました。

水前寺清子も、ペプシコーラのCMの話を持って来られた時、「いや、私コーラはコカ・コーラしか飲まないんですよ」と返して断ろうとしたら、先方が、「じゃ、中身はコカ・コーラに差し替えますので是非」と云われて感動して受けたのだそう。

「不思議なピーチパイ」に戻りますが、記事にもある通り、俺も「唇よ、熱く君を語れ」が同時にパッと抱き合わせの様に思い出されますが、同じく庄野真代の「Hey Lady優しくなれるかい」も抱き合わせです。
まりや、真知子、真代の頭文字を併せてMMバトルとか何だとかメディアで言われてたとか。

この頃は中学三年に進級して間もない時期でしたが、新たなクラスメイト達や修学旅行等、受験の慌しさよりもまだそんな楽しい思い出の印象が強い時期でもありました。

個人的には野口五郎の「さすらい気分」とか、町田義人の「愛」等いずれもドラマ主題歌絡みの曲とか、あとマニアックな分野で高見知佳の「ミスティー・ブルー」、佐藤恵理「まぶしいね、チャイニーズ・ハーフ」なんかが脳裏を過ります。(突っ込まないで ^^;)

そういやクラスメイトのM君がこの「不思議なピーチパイ」が好きで、何時も口ずさんでたのを思い出します。
この曲のイメージ・カラーは完全にピンクでした。個人的にはピーチパイって、見た事も無い未知の食べ物でしたので、それも食べてみたいと強く思ったものです。

秋に出た次のシングル「二人のバカンス」も好きで、ピーチパイ共々、後年シングル買いました。
「二人〜」はスタンドマイクで歌ってた記憶があります。♪もたれて眠る〜 の処で両手を合わせて夢見る乙女っぽい振り付けがありました。 あ、ついでに思い出した! この翌年か翌々年だったか、竹内まりやは「いちごの誘惑」っつうシングル出したんですが、このジャケットはまるでアイドルのレコードジャケットの様。
最初レコード店で見た時、心の中で「歳幾つだ?!おまえはアイドルか!」と叫んでしまいました。 (ごめんなさい(_ _;))

ピーチパイのB面「二人だけの夜明け」?(タイトル間違ってたらごめんなさい)もゆったりした感じが好きなナンバーでした。
そういや、ベストテンとかで歌う時、竹内まりやの♪ピーチパァ〜イ の発音も英語慣れした感じで気になってました。(^^)
by 青大将 (2020-05-24 19:27) 

ぽぽんた

ろしひーさん、こんばんは! お約束からさらに一日遅れてしまい申し訳ありません。

う~ん、変わった視点ですね(^^) 実家の家柄まで考えた事は私は全くないので、
とても興味深いです。
私も以前、「まりや」って本名なのかな?と疑問に思った事はありました。
時々「まりあ」と間違える人もいるんですよね。
NHK-FMはよくスタジオライブを放送していましたね。 私も1986年頃の、
岩崎宏美さんの回のテープは今でも持っています。
つまらない事ですが、「白目を向いて」は「白目を剥いて」ですよね!?
字を変えるだけで、想像すると面白さが何倍も増しますよ(^^)

慶応ガールのお話が出ましたが、実は私は、竹内まりやさんを考える時に、
なぜか一緒に浮かんで来るのが川島なお美さんなんです。
川島さんは青学だそうですが、時代と人気の出方が似ていた気がするんですね。
心做しか、顔もいくらか似ている気がしますし(川島なお美さんは後に大幅に
変化したので、デビュー当時の顔、ですが)…。
私は竹内まりやさんのRCA時代に詳しいわけではないので多くは語れないので、
あくまでもイメージ的なものなのですが、「ヴァラエティ」以後はどうも、
一つのカラーに染まりすぎてしまっている気がしてならないんです。
記事に書いたように、何を歌っても山下達郎さんの影を感じる、と言うか…。
自作にこだわると多くの場合煮詰まったり、自分が好きなものしか歌わなくなって
つまらなくなるものなので(松田聖子さんもそのパターンですよね)、
もし「ウイスキーがお好きでしょ」などが全くの第三者からの要望でそれに
応えたのであれば、それは好ましい傾向なのでは、と思います(って、
偉そうにすみません!)。

そしてもう一つ、気づいて下さってありがとうございます。 RVCなる社名に
ついては、私も幼い頃から和田アキ子さんやエルビス・プレスリーなどの関係で
RCAなるレーベルに親しみを感じていて、表記にあたりその経歴などを把握
しなければと思い、調べてから書かせて頂いたんです。
ろしひーさんに極めてご縁の深い事柄だったのですね。 それを知って、
私も何だか嬉しいです(^^)

by ぽぽんた (2020-05-26 23:12) 

ぽぽんた

青大将さん、こんばんは! お約束からまた一日遅くなり、申し訳ありません。

そうそう! 今って、フツーの風邪でも人前で咳などしたら「すわ!コロナか!?」
と引かれそうで、おちおち風邪も引けませんよね(引かないのが一番です、勿論)。

当時は化粧品やら下着やら食品やら、そういった商品のCMがそれぞれ独自の楽曲で
イメージ戦略するのが定着していましたから、商品を作る側と音楽を作る側との
関係が密で良い方向に向かっていた、と言った感じでしょうか。
特に化粧品関係はこの数年後まで良い曲を生み出していますよね。
あ、「Hey Lady優しくなれるかい」も1980年春でしたね。 私は庄野真代さんの曲で
最も好きだったので、書き落としたのが悔しいです(>_<)

西川峰子さんはちょっと、そのエピソードは頂けませんねぇ。 プロ意識が欠如してる
と言われても仕方ないです(^^;)
水前寺清子さんのエピソードは、淡谷のり子さんが知ったら烈火の如く怒った事でしょう。

「個人的には…」の段を読ませて頂いてふと頭に浮かんだのが、私が小学校低学年の頃、
母に連れられて通っていた病院(当時は私は病弱だったんです)から帰る時に立ち寄った
ダイエー町田店(ここの1階にあったドムドムバーガーは日本初のハンバーガーショップ
として有名なんですよ)の3階にあったレコード売り場です。
私は当時大好きだった由紀さおりさんや和田アキ子さんのレコード目当てでしたが、
そのように見出しに名前を書いてもらえる歌手以外の、あまり売れていない歌手の
レコードが棚の後ろの方にまとめて入っていたりして、その中って今ではお宝と言われる
レコードががザクザクあったのだろうな、そこに青大将さんを連れて行ったら
一日中楽しんでくれるだろうな、とか思ったりして(凄いタイムトラベル状態ですが)。

「イチゴの誘惑」、ググってみました。 「SEPTEMBER」と同じコンビの作品ですね。
なるほど! 「ピーチパイ」に並ぶほどピンクで、ポーズや表情もアイドルしてますね
(何となく「飛んでイスタンブール」(庄野真代)のジャケットにも似てるかな)。
まりやさんって、当時の話も恥ずかしがらず堂々と語るところがいいですね
(これが松田聖子さんだと「イヤ~!!キャハハハ!!ヤメテ~!!」となる)。

今思うと1980年頃って、英語の発音もそうですが、それまで暗黙の了解だったような
事が一気に開けっ広げになってきた、明るい時代だった気がします。

by ぽぽんた (2020-05-26 23:13) 

ろしひー

ぽぽんたさん、こんばんは。
投稿した内容で、ご指摘いただきありがとうございました。
以前は、投稿するにあたり、ワードで作成した文書をものをコピペしていましたが、今回は、コメント欄にダイレクトに入力してしまい精査が足りませんでした。「白目を向く」変換ミスですね。すみませんでした。「竹乃屋」も「竹野屋」が正しいです。これでは、RVC(株)の内定いただけませんね。
現在「高嶺の花」ももはや新聞では「高根の花」と表記されます。「ウィルス」も自分の世代は「ビールス」と言っていました。言葉は時代で変化していますので、この投稿をきっかけに、何年かあとで、「白目を向く」がスタンダードに、ならないですね…。

「竹野屋」の記述も、私の家族が、90年代の何年か連続で旅館「竹野屋」で年越しをさせて頂く経緯があり、当時ロビーでも「クワイエット・ライフ」のCDも販売されていましたので、「竹野屋」と竹内まりやさんとの関係を秘密にされていることではなかったでしょうし、「まりや」命名のはなしも現地でさせていただいて、従業員の方に結構というか、かなり受けていましたので、失礼ではないと思っていますが、ぽぽんたさんの気分を害されたようであればお詫びします。

前段が長くなりましたが、資生堂キャンペーンソングの非売品シングル盤は、代理店(デパートの化粧品売り場など)でキャンペーン中に化粧品を一定額(1万円?)以上購入するともらえるものでした。
78年の「君のひとみは10000ボルト」までは、ハードジャケット豪華仕様となっていましたが、「夢一夜」からは、ペラ紙のジャケットになってしまい、市販品と両面同じ収録内容であれば、ジャケット写真の違い、非売品のアイテムといった事以外はあまりありがたみがなくなりました。
しかしながら、このレコードをもらった方は別にそのシングル盤をあらためて「買わないでしょうから、資生堂陣営は、レコードを配布していなかったカネボウ陣営(桑名正博さんだけは「サウンドストーリー」というソノシートを制作しています)にくらべ、チャート上の売上としては不利なのかしら?と当時思っていました。
80年は「不思議なピーチパイ」に続いて、秋に内山田洋とクールファイブ「魅惑・シェイプアップ」がキャンペーンソングとして採用され、RVCから1年に2枚も資生堂キャンペーンソングが発売されました。販促非売品の仕様は、市販品と異なりRCAレーベルではなく、RVCレーベルとなっており、RCAのAを逆転加工してRVCの文字を作って盤面に表示しています。(見る価値あり?)
RVCは、自分と会社の双方の事情があり、結局入社しなかったのですが、その後の動きを含め、現在までずっと気にかけています。
いま、RCAレーベルがソニーミュージックから発売されているという現状は、現実にソニーから発売された西城秀樹さん、藤圭子さん、内山田洋とクールファイブのCD現物を手にしても、どこか夢物語のような感覚です。(和田アキ子さんや近藤真彦さんの音源は所属事務所原盤のため、レーベルの発売権とは関係なく、現在所属の会社から発売されています。)、RCAレーベルの独自色って、他のレーベルにくらべて、どこか際立っている気がしているのは、思い入れが強すぎですかね。





by ろしひー (2020-05-30 18:16) 

ぽぽんた

ろしひーさん、こんばんは!

いえいえ、指摘と言うつもりではなかったんです。 誤変換だろうなとは思ったのですが、
そのままでも十分まりあさんのその様子はわかりますし、それでも字を変えると
それが正しいと言うよりもその方がシーンを思い浮かべるとすごく面白いと思い、
ろしひーさんもきっと面白がって下さるだろうと思って書かせて頂いたんです(^^)
もしご気分を害されていたら、申し訳ありません。

「高嶺の花」は新聞では「高根の花」と表記されるって、そうなんですか!?
何だか意味がよくわからなくなってしまう(峰と根では全く別物だと思うのですが)
気がします。
他にも、いつの間にか表記が変わってしまっている語って色々ありますね。
私もどうも「ウイルス」って呼び方は今も抵抗があって、ビールスでいいじゃん!
と思ってしまいます。 英語ではヴァイラスなのに…。

竹野屋についてのろしひーさんのエピソードも興味深いですね(^^)
え? 私が気分を害するなんて、そんな事は全くないですよ!
そういうお話は大好きなので、他にもあったらぜひ教えて下さい。

非売品シングルって、そのようにすると手に入るとは本当に、全然知りませんでした。
化粧品を買う機会もまず、ないですし(^^;)
しかし当時の業界は色々なつながりが感じられて面白いですね。
RVCとRCAについても、ろしひーさんのご説明があって初めてその概要がわかりました。
内沼映二氏の本にそのあたりの相関図も載っています。

我が家では私が子供だった頃、初めてステレオを買った頃によく聴いていたのが
RCAレーベルの西部劇音楽だったりしたんです。
そしてこのブログに何度も書いていますが、和田アキ子さんがRCAでしたから、
シングルをまめに買っていた事も大きく影響しています(当時のRCAやフィリップスは
シングル盤用アダプターが必要なかったのも強く印象に残ってます)。
私もこれまでの人生で、思い入れの強いレーベルは?ともし尋ねられたら
RCAと東芝のエキスプレス、と答えます(^^)
そういったお話も大好きなので、良かったらまたお願いします!

by ぽぽんた (2020-06-01 00:07) 

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