復活!第一段:早春の港 / 南沙織 パート2
お久しぶりです! とは言ってもちょこちょこと記事は出していましたが(^^;)
今年も3月となり、思えばこのブログを始めたのが13年前の3月。
「ブログ、やめます」と宣言した後も、気づけば書くネタを無意識に探していたり、
「こんな事に気づいた! 皆に知らせたい!」などと考えるクセが直らず、
あ、これはやっぱり書きたいんだな…とようやく自分で認めるに至ったわけでした。
確かにまだ記事を書いてみたい曲もありましたし、数ヶ月前、光栄な事にある有名な
音楽評論家の方からこのブログを読み評価して下さっている旨を直々にメールを頂き、
先述の自分の気持ちとも合わせ、意固地に「書かない」と決め込む理由もないな…と思い、
今日からまた再開する事に致しました。
日々仕事をしつつ、音楽制作も行いつつ…との生活ですので、やはり以前のように毎週
更新とはいきませんが、最低でも月に一度(できればそれ以上)更新していくつもりです。
時々クイズでお茶を濁すこともあるかと思いますが、
良かったら皆さま、これからもお付き合い頂けると嬉しいです。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
今後の進め方について…。
これまでに採り上げた事のない楽曲について書かせて頂くのが基本なのですが、
一度記事を書かせて頂いた楽曲についても時々、再度書く回を設ける予定です。
と言うのは、特にこのブログの初期の記事を読み返していて「この頃知らなかったけど
今はこんな事もわかっている」とか「もう少し細かく書きたい」と思う事が多々あるから、
なんです。
また、今と以前とでは曲そのものに対する感じ方も変わっているものもありますし…。
なので、「○○△△ パート2」などとタイトルをつけ、最初に書いた記事を
振り返りつつ再度考察を試みた記事を書くつもりですので、ぜひ読んでみて下さい。
今回はそれでいきます!
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
では再開第1回目、通算601回めの記事は、やはりこの曲。
「早春の港/南沙織」です。
(ぽぽんたはこの左側の写真が大好きです(*^_^*))
今でこそ
筒美京平氏は自身も認めている通り、当時の洋楽からアイディアを得た曲を書く事
が殆どであると言ってよく、どの曲にも「元ネタ」が存在するんですね。
私はこの曲、元ネタはカーペンターズの「トップ・オブ・ザ・ワールド」だと思います。
Aメロでクルクルとコードが替わりBメロではそれが1小節ごとになったり、
Aメロでは低音域、Bメロでは高めの音域と分けて効果的に盛り上げている歌メロ…
と言った事を含めた全体の曲構成、
ポップスでは珍しくスチールギター(ハワイアンギター)がイントロや歌中の
オブリガートに使われている事、
そして総合的な雰囲気…と、共通点が多いんです。
因みにカーペンターズの「トップ・オブ・ザ・ワールド」には、
1972年6月に発売されたアルバム「A SONG FOR YOU」に収められたアルバムバージョン、
そのアルバム発売より1年半後に発売され全米1位になったシングルバージョン、
そしてCD時代になって作られたリミックスバージョンとありますが、
スチールギターが使われているのはアルバムバージョンのみで、
シングルバージョン以後は通常のエレキギターが同じパートを演奏しています。
すみません、基本カーペンターズのファンなものでついでに例外を…。
カーペンターズのアルバム「THE SINGLES 1969-1973」のCD-4(4チャンネルステレオ)版
レコードには、オケがアルバムバージョン、リードボーカルがシングルバージョンで
ミックスされたバージョンが収められています(^^)
「早春の港」の原曲「ふるさとのように」が収められたアルバム「早春のハーモニー」
が発売されたのは1972年12月ですので、
その制作は同年の秋と考えられ、ちょうど日本で独自にシングルカットされた
「トップ・オブ・ザ・ワールド」のヒットと重なる時期ですので、
カーペンターズのファンでもあった筒美氏はアルバム「A SONG FOR YOU」が発売されて
間もなく同曲を知り、ご自分のネタ帳に入れていたのでしょう。
久しぶりにやや楽理的なお話を…。
このブログでも何度となく「筒美京平は6thを多用する」と言った事を書いてきましたし、
それを指摘する評論家やミュージシャンも何人かいますが、
南沙織さんへの提供曲では、それが当てはまらないものが多いんですね。
記号ではⅣ、即ち「ドファラ」の和音に6thを追加すると「ドレファラ」の4音となります。
実際に試すと分かりますが、明るい響きのⅣに6thを加えると、何となく哀愁を帯びて、
また使われ方によってはそれが日本的な響き、ハーモニーに感じられます。
筒美氏作品に限らずとも、様々な歌謡曲でそれは応用されているので、
皆さんもきっと耳馴染みの響きと思います。
しかし今回の「早春の港」を含め、南沙織さんの楽曲には、そういった使い方の6thが
とても少ない(皆無ではないですが)んです。
代わりに7th、メジャー7th、また特殊な○-5(-5は実際にはアルファベットの右上に小さく
書かれる)と言ったコードが使われる事が多く、それは尾崎紀世彦さんの筒美氏作品でも
同様で、そうする事でより洋楽っぽさが引き立つようになるんですね。
「早春の港」のAメロのコード進行は、(原キーがBで難しくなるのでCに上げて書きます)
C → E7 → Am → Fm6 → Em7 → Am7 → Dm7 → G7
と7thが多用されているのがわかります(Amの次のFm6は機能がまた違うので、
そのあたりはまたいずれ書きますね)。
洋楽っぽいコード進行はそれとはまた違うものが2回目の間奏にも使われています:
G7 → C/G → F/G → G7
これはベース音を固定してハーモニーだけを次々に変えていく手法で、
景色がどんどん変わるのに地に足がしっかり着いているような安定感を覚える響きです。
F/GはベースのGとコードのFは不協和音の関係になりますが、その響きも日本人には
バタ臭いものに感じられるのではないかな(クラシックやジャズでも頻繁に使われる
コード進行です)。
当時はよく「音楽は洋楽ばかりで歌謡曲なんて聴かないけど南沙織は聴く」などと言う
若い音楽ファンがいたものですが、それにはそういった「シャレた」コード進行も
大きく影響していたと思われます。
因みにエンディング(コーダ)のコード進行も
C → F/C → C → F/C → Cmaj7
と、ベース音を固定してハーモニーだけ動かし、最後にメジャー7thで締めると言った
カッコいい終わり方になっています(^^)
この曲を含め、南沙織さんのボーカルを聴いていてつくづく感じるのが、
その音感の良さです。
自分でピアノやギターなど、楽器を弾く人が歌う時によく感じられる特徴の一つに、
それまでのメロディーの音から離れた音に移る時に、その音にピタッと「当たる」
事があります。
例えばこの曲のBメロの頭 ♪好きとも言わないし…♪ の「す」で、しゃくる事なく
ピタッと音が合っていますよね。
普通の人だと、その音より少しだけ低い音程から発声し始めてから音を合わせる、
言い換えると発声を始めてから正しい音を探ってようやくその音に達する、
そういった歌い方になってしまう事が多いんです。
そうならずにピタッと音を決めている箇所が、この曲だけでも何箇所もあります。
それは明らかに音感が優れているからですが、
南沙織さんが何か楽器をやってるって、当時の雑誌か何かに書いてあったっけ?
そうでないとすれば、出身地が沖縄と言う事で、幼い頃から洋楽、とりわけ
アメリカの音楽を常々耳にしていて知らず知らずの間に音感が鍛えられた、
と言う事かも知れませんね。
オケのサウンドは、筒美氏らしくストリングス中心のイージーリスニング的な趣です。
歌謡曲のストリングスはとにかくバイオリンだけが目立つサウンドが多いのですが、
この曲ではチェロまでバランスよく、しっかりと耳に届くのが印象的ですね。
弦を弓で擦る時の「ゴッゴッ」と言った感じの音もしっかりと聞こえるので、
楽器のかなり近くにマイクをセットして録音されているのかも知れません。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
と言う事で、ブログ復活第1回目はここまでです。
結局、背景のデザインからして全然変わっていないですし(^^;)
内容や書き方も全然変えていませんが(いや、変えられないのかな)、
これからもこのような調子でつらつらと書き、更新していきます。
では、これからもよろしくお願い致します(^^)/
今年も3月となり、思えばこのブログを始めたのが13年前の3月。
「ブログ、やめます」と宣言した後も、気づけば書くネタを無意識に探していたり、
「こんな事に気づいた! 皆に知らせたい!」などと考えるクセが直らず、
あ、これはやっぱり書きたいんだな…とようやく自分で認めるに至ったわけでした。
確かにまだ記事を書いてみたい曲もありましたし、数ヶ月前、光栄な事にある有名な
音楽評論家の方からこのブログを読み評価して下さっている旨を直々にメールを頂き、
先述の自分の気持ちとも合わせ、意固地に「書かない」と決め込む理由もないな…と思い、
今日からまた再開する事に致しました。
日々仕事をしつつ、音楽制作も行いつつ…との生活ですので、やはり以前のように毎週
更新とはいきませんが、最低でも月に一度(できればそれ以上)更新していくつもりです。
時々クイズでお茶を濁すこともあるかと思いますが、
良かったら皆さま、これからもお付き合い頂けると嬉しいです。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
今後の進め方について…。
これまでに採り上げた事のない楽曲について書かせて頂くのが基本なのですが、
一度記事を書かせて頂いた楽曲についても時々、再度書く回を設ける予定です。
と言うのは、特にこのブログの初期の記事を読み返していて「この頃知らなかったけど
今はこんな事もわかっている」とか「もう少し細かく書きたい」と思う事が多々あるから、
なんです。
また、今と以前とでは曲そのものに対する感じ方も変わっているものもありますし…。
なので、「○○△△ パート2」などとタイトルをつけ、最初に書いた記事を
振り返りつつ再度考察を試みた記事を書くつもりですので、ぜひ読んでみて下さい。
今回はそれでいきます!
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
では再開第1回目、通算601回めの記事は、やはりこの曲。
「早春の港/南沙織」です。
(ぽぽんたはこの左側の写真が大好きです(*^_^*))
今でこそ
筒美京平氏は自身も認めている通り、当時の洋楽からアイディアを得た曲を書く事
が殆どであると言ってよく、どの曲にも「元ネタ」が存在するんですね。
私はこの曲、元ネタはカーペンターズの「トップ・オブ・ザ・ワールド」だと思います。
Aメロでクルクルとコードが替わりBメロではそれが1小節ごとになったり、
Aメロでは低音域、Bメロでは高めの音域と分けて効果的に盛り上げている歌メロ…
と言った事を含めた全体の曲構成、
ポップスでは珍しくスチールギター(ハワイアンギター)がイントロや歌中の
オブリガートに使われている事、
そして総合的な雰囲気…と、共通点が多いんです。
因みにカーペンターズの「トップ・オブ・ザ・ワールド」には、
1972年6月に発売されたアルバム「A SONG FOR YOU」に収められたアルバムバージョン、
そのアルバム発売より1年半後に発売され全米1位になったシングルバージョン、
そしてCD時代になって作られたリミックスバージョンとありますが、
スチールギターが使われているのはアルバムバージョンのみで、
シングルバージョン以後は通常のエレキギターが同じパートを演奏しています。
すみません、基本カーペンターズのファンなものでついでに例外を…。
カーペンターズのアルバム「THE SINGLES 1969-1973」のCD-4(4チャンネルステレオ)版
レコードには、オケがアルバムバージョン、リードボーカルがシングルバージョンで
ミックスされたバージョンが収められています(^^)
「早春の港」の原曲「ふるさとのように」が収められたアルバム「早春のハーモニー」
が発売されたのは1972年12月ですので、
その制作は同年の秋と考えられ、ちょうど日本で独自にシングルカットされた
「トップ・オブ・ザ・ワールド」のヒットと重なる時期ですので、
カーペンターズのファンでもあった筒美氏はアルバム「A SONG FOR YOU」が発売されて
間もなく同曲を知り、ご自分のネタ帳に入れていたのでしょう。
久しぶりにやや楽理的なお話を…。
このブログでも何度となく「筒美京平は6thを多用する」と言った事を書いてきましたし、
それを指摘する評論家やミュージシャンも何人かいますが、
南沙織さんへの提供曲では、それが当てはまらないものが多いんですね。
記号ではⅣ、即ち「ドファラ」の和音に6thを追加すると「ドレファラ」の4音となります。
実際に試すと分かりますが、明るい響きのⅣに6thを加えると、何となく哀愁を帯びて、
また使われ方によってはそれが日本的な響き、ハーモニーに感じられます。
筒美氏作品に限らずとも、様々な歌謡曲でそれは応用されているので、
皆さんもきっと耳馴染みの響きと思います。
しかし今回の「早春の港」を含め、南沙織さんの楽曲には、そういった使い方の6thが
とても少ない(皆無ではないですが)んです。
代わりに7th、メジャー7th、また特殊な○-5(-5は実際にはアルファベットの右上に小さく
書かれる)と言ったコードが使われる事が多く、それは尾崎紀世彦さんの筒美氏作品でも
同様で、そうする事でより洋楽っぽさが引き立つようになるんですね。
「早春の港」のAメロのコード進行は、(原キーがBで難しくなるのでCに上げて書きます)
C → E7 → Am → Fm6 → Em7 → Am7 → Dm7 → G7
と7thが多用されているのがわかります(Amの次のFm6は機能がまた違うので、
そのあたりはまたいずれ書きますね)。
洋楽っぽいコード進行はそれとはまた違うものが2回目の間奏にも使われています:
G7 → C/G → F/G → G7
これはベース音を固定してハーモニーだけを次々に変えていく手法で、
景色がどんどん変わるのに地に足がしっかり着いているような安定感を覚える響きです。
F/GはベースのGとコードのFは不協和音の関係になりますが、その響きも日本人には
バタ臭いものに感じられるのではないかな(クラシックやジャズでも頻繁に使われる
コード進行です)。
当時はよく「音楽は洋楽ばかりで歌謡曲なんて聴かないけど南沙織は聴く」などと言う
若い音楽ファンがいたものですが、それにはそういった「シャレた」コード進行も
大きく影響していたと思われます。
因みにエンディング(コーダ)のコード進行も
C → F/C → C → F/C → Cmaj7
と、ベース音を固定してハーモニーだけ動かし、最後にメジャー7thで締めると言った
カッコいい終わり方になっています(^^)
この曲を含め、南沙織さんのボーカルを聴いていてつくづく感じるのが、
その音感の良さです。
自分でピアノやギターなど、楽器を弾く人が歌う時によく感じられる特徴の一つに、
それまでのメロディーの音から離れた音に移る時に、その音にピタッと「当たる」
事があります。
例えばこの曲のBメロの頭 ♪好きとも言わないし…♪ の「す」で、しゃくる事なく
ピタッと音が合っていますよね。
普通の人だと、その音より少しだけ低い音程から発声し始めてから音を合わせる、
言い換えると発声を始めてから正しい音を探ってようやくその音に達する、
そういった歌い方になってしまう事が多いんです。
そうならずにピタッと音を決めている箇所が、この曲だけでも何箇所もあります。
それは明らかに音感が優れているからですが、
南沙織さんが何か楽器をやってるって、当時の雑誌か何かに書いてあったっけ?
そうでないとすれば、出身地が沖縄と言う事で、幼い頃から洋楽、とりわけ
アメリカの音楽を常々耳にしていて知らず知らずの間に音感が鍛えられた、
と言う事かも知れませんね。
オケのサウンドは、筒美氏らしくストリングス中心のイージーリスニング的な趣です。
歌謡曲のストリングスはとにかくバイオリンだけが目立つサウンドが多いのですが、
この曲ではチェロまでバランスよく、しっかりと耳に届くのが印象的ですね。
弦を弓で擦る時の「ゴッゴッ」と言った感じの音もしっかりと聞こえるので、
楽器のかなり近くにマイクをセットして録音されているのかも知れません。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
と言う事で、ブログ復活第1回目はここまでです。
結局、背景のデザインからして全然変わっていないですし(^^;)
内容や書き方も全然変えていませんが(いや、変えられないのかな)、
これからもこのような調子でつらつらと書き、更新していきます。
では、これからもよろしくお願い致します(^^)/
2022-03-06 18:33
nice!(3)
コメント(19)
ぽぽんたさん、こんばんは!
ブログ復活、とってもうれしいです!
「早春の港」には、10年前にコメントを書きましたが、やはりこの時期になると聴きたくなります。私は楽理的なお話はあまりよくわからないのですが、またぽぽんたさんのいろいろな歌に関する記事が読めるのがとても楽しみです。無理のないようにまた楽しませてください。
by ゴロちゃん (2022-03-06 21:17)
ぽぽんたさん、こんばんは!
復活はうれしいです。
個人、個人同じ曲を聴いても感じ方は違うと思うのです。
それで、「こういう思い・解釈もあるんだ!」という情報が興味深く楽しみなんです。だから「続けていって欲しいなー」と思っていました。
でも、それだからといって何か課せられる感覚を背負わないでくださいね。
昔よく雑誌で”季刊”というものがありましたが、年4回程度でも良いのでは。
当方経験からの判る範囲の録音技術については可能な限りお答えしますので、困った時はDMで!
by nuko222 (2022-03-06 22:43)
ゴロちゃん、こんばんは!
ありがとうございます(^^) ホントにわがままなワタシで申し訳ないです。
「早春の港」、いいですよね。 派手さは全くなく、さりげないのに心に残る、
名曲と呼ばれるべき1曲だと思います。
楽理的(と言えるかどうか、ですが)なお話はこのブログの名物(迷物?)
と言う事で、サラッと読んで下さい。 お役に立つ日も来るかもです。
はい、もう若くないので無理はしません(^^)
これからもよろしくお願い致します。
by ぽぽんた (2022-03-06 23:49)
nuko222さん、こんばんは!
ありがとうございます。 やはり書きたい欲求には勝てませんでした(^^;)
そうですね、本当にどんな曲でも、人によって感じ方、またどこを中心に聴いているのか
など、全く違うものですね。 多分、私の聴き方も独特のものかも知れません。
昨年秋にブログをやめると宣言した頃は、確かに「今週こそ書かなければ…」などと
変な、今思うと自意識過剰なプレッシャーがありましたが、今はとても楽です。
年4回だと忘れられそうなので(^^;)、広告が出ないくらいのスパンで書いていければと
思っています。 ぜひこれからもおいで下さい。
録音技術やその周囲の事など、まだまだ教えて頂きたい事、意見をお伺いしたい事が
限りなくありますので、これからもよろしくお願い致します!
by ぽぽんた (2022-03-07 00:00)
復活ありがとうございます。
それに今の季節にぴったりの早春の港で再スタートとは嬉しすぎます。
B面の魚たちはどこへと共に大好きな曲です。
初期のレコードの方は、いわゆる沙織節みたいなものが
取り除かれていて、大好きです。
by Figaro (2022-03-07 21:58)
Figaroさん、こんばんは!
いえいえこちらこそ、変わらず読者でいて下さってありがとうございます。
「早春の港」はこのブログ初回の題目だったので、とても思い入れがあったんです。
B面の「魚たちはどこへ」は、私がこのシングルを買った小学校6年の頃からずっと、
今でも大好きな曲です。 このようなテーマの歌謡曲、他にはありませんよね。
南沙織さんの、歌い方の独特のクセのようなものは「ひとかけらの純情」あたりから
顕著になってきたかな? でも同時に歌唱力がうんと増したんですね。
これからもよろしくお願い致します(^^)
by ぽぽんた (2022-03-07 23:25)
ぽぽんたさん、完全復活!おかえりなさい!
普段何気なく聴いている曲もああこういう風にできているんだといつも気づかせていただけるの内容なので、復活ということで本当にうれしいです。
南沙織さんの「早春の港」。ご存じのように真理ちゃんファンの私ではあり、当時は1枚もレコードは買ったことはなかったと思います(ルミ子さんも同じです)が、今は、南沙織さんの全アルバムのCDボックス、ゴールデン☆アイドルなどを持っております。
小さい頃の記憶でこの曲は微かにありますが、春らしい曲だなという印象は持っていました。
この曲はオリコンで11位とトップ10入りしていない曲なのですね。時期的には「女のみち」がモンスター級のヒットをいている頃と重なるのでしょうか。前曲「哀愁のページ」でしっとりとした曲で新しい一面を見せた彼女に次に求められたのは、当時の彼女らしい溌剌としたアップテンポの曲だったのかもしれません(私の推測ですが)。次のかなり激しめの「傷つく世代」はトップ3に返り咲いています。
楽曲としては非常によくできていて、私の記憶ではヒットした曲という印象でしたので意外です。
改めて聴き直して少し気になった点があります。ボックスセットやゴールデン☆アイドル、ゴールデン☆ベストなど全て音源を聴いてみたのですが、1コーラス目の「心の港になりたいの」のあとサビに入る前の駆け上がっていくストリングスの最後から2番目の音、2コーラスあとのハーフのさびに入る前の間奏最後の駆け上がっていく同じ最後から2番目のストリングスの音がずれている?揺れている?外している?ように聞こえてしまいます。当時の音を持っていないので、マスターに起因するのかもしれませんが、気になり出してしまいました。ぽぽんたさんのご意見を伺えたらと思います。
どうでもいいことを長々書いてしまいましたが、これからも気軽に負担にならない頻度で更新していただいて、楽しみたいと思います。
by widol (2022-03-08 07:58)
widolさん、こんばんは! ただいま、です(^^)
そんなに喜んで頂けるとは、本当に光栄の至りです。
私は子供の頃から節操がなかったので(^^;)、三人娘はいつもチェックしてました。
その中で最初に買ったのはルミ子さんの「わたしの城下町」かな。
真理さんのレコードは確か「ちいさな恋」が初めて、だったような…。
沙織さんのレコードで最初に買ったのは「潮風のメロディ」だったと思います。
「早春の港」は南沙織さんのシングルで、初めてオリコンのベスト10に入れなかった
作品だったんですね。 この頃は本当に、今でも残っているようなヒット曲が
次々に出ていた時代でしたから、当時のチャートを見ると11位でも十分健闘した感じです。
私はこの曲での、沙織さんの低音域の声がとても好きなんですよ。
Aメロに入ってすぐの♪…海辺の青さ 教えたい♪の部分など、やっと出してる低音ではなく
余裕を持って発音しているんですね。 それまでになかった、大人っぽい声で魅力的でした。
ストリングスのご指摘の箇所をオリジナル・カラオケで確認してみました。
意識して聴くと、2コーラス目のサビに入る前のその箇所(音で言うとD#)が、
1コーラス目やハーフ前の同じフレーズの同じ音よりもキチッと揃って聞こえます。
言い換えると、1コーラス目とハーフのその音はややタイミング的に崩れて聞こえますね。
バイオリンなどのいわゆる擦弦楽器は音の立ち上がりが遅いので、リズムにきっちりと
乗せて演奏するのがかなり大変で、しかしそれを大いに要求したのが筒美さんだったりして、
当時のストリングス奏者の技術がまだ完全ではなかった現れかも知れません。
私は正直、全く気になった事はないのですが、widolさんのご指摘で改めてそのような事を
知る事ができました。 ありがとうございます!
今思うと、「アルプスの少女」(麻丘めぐみ)のカラオケを聴いたすぎやまこういちさんが
「日本のストリングスの技術もこんなにハイレベルになったんだね!」と感激した
とのエピソード(詳しくはこのブログの「日立サウンド・イン・ナウ! 制作者インタビュー」
に掲載しています)が、逆にまだストリングスの演奏が完全ではなかった裏付けとも言える
かも知れません。
更新は頻繁にはできませんが、これからもあれこれ書いていきます!
ぜひこれからもおいで下さい。
by ぽぽんた (2022-03-09 23:25)
ホントにお久しぶりです。
お元気ですか。
復活第一段に南沙織さんの
早春の港を取り上げていただいて
うれしいです(´▽`)
今の季節になると聞きたくなる曲です。
アルバムの「ふるさとのように」もよかったですが、
シングルカットされるときのシングル向けアレンジの
ブラッシュアップ?とかも少しわかったような気がしました。
お忙しい中とは思いますが、マイペースでのアップを待ってます。
なつかしくて、かつ大変勉強になります。
ありがとうございます。
by Taka (2022-03-13 15:00)
Takaさん、こんばんは! お久しぶりです。
来て下さって本当にありがとうございます(^^)
「木綿のハンカチーフ」もそうですが、筒美さんは元々アルバム用だった曲を
シングルにする時の演出(プロデュース、でしょうか)が実に上手でしたね。
メロディー自体に力があるので、他の人がアレンジをしても曲の良さが失われない、
本当に優秀な作曲家だったと思います。
記事を待っていて頂けるのは本当に嬉しいです!
数はこなせないと思いますが、1回1回丁寧に書いていきたいと思います。
これからもよろしくお願いいたします。
by ぽぽんた (2022-03-14 00:16)
ぽぽんたさん、ご無沙汰してました。
相変わらずの出遅れで申し訳ありません。
また書いてくださるんですね!ありがとうございます。
読みたかったのでとっても嬉しいです♪(((o(*゚▽゚*)o)))
南沙織さんは、(私にとっては)当時の歌謡界に新しい風を運んできてくれた方で、(私にとっては)最初のアイドルだったのですが、
音感があって音楽ファンからも認められるような歌手だったんですね。
たしかに『早春の港』、単調なメロディーのようですが、歌ってみると意外と難しいです。
歌謡曲が好きなだけで音楽的知識はありませんけど、ぽぽんたさんの記事でいろいろ知ることができるのが、とても楽しいです。
ぽぽんたさん、無理なく楽しんで書いてくださいね。
またよろしくお願いします(^▽^)
by ぼたもち (2022-04-16 20:40)
ぼたもちさん、お久しぶりです!
来て下さると信じていました(^^)
こちらこそ、身勝手な私の記事を読んで下さってありがとうございます!
そうですね、私はあまり記憶にないのですが、洋楽のファンであっても
「南沙織は聴く」と言う人がかなり、当時はいたようです。
当時歌謡曲はあまりおしゃれな印象を持たれていなかったので、
その中で南沙織さんの歌声とルックスが、当時の若者にとても新鮮だったのが
その主な要因と思います。
「早春の港」がやや単調に聞こえてしまうのは、もしかしたら元々が
アルバム用に作られた曲だったからかも知れません。
当時も「安易なシングル・カットだ」と思う人もいたかも知れませんね。
あたたかいお言葉、本当にありがとうございます。
更新は頻繁にはできませんが、これからも色々書いてみたいと思っています。
こちらこそ、これからもよろしくお願い致します!
by ぽぽんた (2022-04-17 18:40)
先週の金曜日、NHKのラジオで、「昭和の名曲三昧」という特集があっていまして、18時台に野口五郎さんがゲストで出ておられましたよ。小学生の時、ちびっこのど自慢で、加山雄三さんの「夜空の星」を歌いたかったそうなのですが、「僕の行くところへついておいでよ」という歌詞がどうしても合わないと思ったのだそうです(^o^)
南さんは、アグネス・ラムさんとかぶってしまうのは、じぶんだけでしょうか?
by Y (2022-05-01 12:08)
ぽぽんたさんお帰りなさい!!!
とても嬉しいです^^
お恥ずかしながら、この曲は記憶にありませんでした(^^;
たしかにトップ・オブ・ザ・ワールド感があってスチールギターがいい味出してますね!
京平さん作でスチールギターが前面に出ている曲といえば三井比佐子の「恋はすきだらけ」が溶けるほど好きです。
編曲は船山基紀さんですけど京平さんも口を出してるんじゃないかと笑
by マコジ (2022-05-03 15:46)
Yさん、こんばんは!
野口五郎さんは子供の頃から自分をよく知っていた、ってことですね。
やはり成功する人はどこか人とは違うものなのでしょうか。
南沙織さんとアグネス・ラムさんですか!私は考えた事はなかったですが、
髪が長いところとどことなく知性的なイメージは確かに似ている気がしますね(^^)
by ぽぽんた (2022-05-04 23:37)
マコジさん、こんばんは! そして、戻ってまいりました!
喜んで頂けて、私も本当に嬉しいです!
この曲は南沙織さんのシングルでも、比較的地味なタイプで歌っていた期間も短かった
記憶があるので、マコジさんにとっても印象が薄かったのかも知れませんね。
「恋はすきだらけ」ですね!ぜひチェックしてみます(^^)
船山基紀さんや萩田光雄さん等、筒美さんと一緒に仕事をしたアレンジャーは、
基本筒美さんのやりたい事を具現化すると言ったスタンスだったらしいので、
きっと、その曲もそうなのでは、と思います。
これからもぜひ、よろしくお願い致します!
by ぽぽんた (2022-05-04 23:50)
昭和歌謡ベストテン、今日は永六輔さんの作品集だそうです。9日放送で、なんと今陽子さんが藤圭子さんのものまねを披露されていましたよ(^o^)
by Y (2022-06-30 13:24)
だいたひかるさんとファーストサマーウイカさんのピンクレディのお二人のものまねの動画がございましたよ。ウイカさんてどことなくケイさんに似ていらっしゃいますよね(^o^)ご自身でエゴサーチされたことがあったそうです(^o^)ウイカさんって、見ていると中学3年生の時に一緒のクラスだったヤンキーの女の子を思い出します。でもその女の子は、不良なんですけど、底抜けに明るい人で、教室に彼女が入ってくると、電球が100個付いたように明るくなっていたんです。彼女とは、受験した高校(公立 私立合わせて3校)も一緒でしたが、彼女と一緒に受けた高校の中に、校則がとても厳しい学校がありまして、高校は別になりました。自分は、校則が厳しい学校にしか合格できなかったです。( ;∀;)
by Y (2022-07-04 10:56)
↑だいたさんではなく、ミラクルひかるさんでした。(;^_^A あと、ベストテンの画像で、1978年9月7日分のモンスターがございましたよ。
by Y (2022-07-08 11:51)