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風を見た人 / 天地真理

私がシングル盤を買い始めたのは、昭和45年(1970年)の終わり頃。
当時は1枚400円でした。
当時小学3年の子供にとってはかなりの大金。 今の通貨価値で言うと1000円くらいではないかな。
しかも我が家では両親による歌詞の検閲(!)があったので、
めったに買えるものではありませんでした。

なので、買ったら(買ってもらった事も何度かありました)とにかく、聴きまくる。
シングル盤を買うのは主に当時ヒットしていた曲目当てでしたから、A面は当然のように聴きます。
しかしひと苦労もふた苦労もして手に入れたレコードですから、B面にも針を落とします。
すると… 期待もしてない分、「これは!」と思うような曲に時々めぐり合ったりするんですね。

今でこそ、レアだとか何だかでシングル盤のB面を尊重する風潮も出てきているようですが、
当時、一般人にとってはB面は本当におまけ扱い。
それを作る側もわかっていたから、B面用には新人の作家を起用してテストしてみたり、
作家が「これが本命だ」と思って作ったのにレコード会社の会議でボツにされたような曲が
入れられる事が多かったわけで、
それが自分の好みに合った暁には脳内に説明不可能な化学反応が起きてアドレナリン大放出…
ってな事が(^^)

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前置きが長くなりましたが、今回はB面曲です。
これまでも「白い貝がら」(桜田淳子)、「いつかどこかで」(浅田美代子)などを採り上げましたが、
今回は天地真理さんのデビュー曲「水色の恋」のB面「風を見た人」です。
10年ほど前に書いた「水色の恋」の回にも少し記述がありますが、今回は改めて書いてみますね。

水色の恋.jpg

天地真理さんのシングル盤B面曲は大抵、追随したオリジナルアルバムにも収録されていましたが、
この曲は、1998年発売のベスト盤「GOLDEN J-POP/THE BEST・天地真理」に収録されるまでは、
「水色の恋」のシングル盤でしか聴けませんでした。


全盛期の、とにかく明るく幸せいっぱいと言った感じの天地真理さんの曲しか知らないと、
この曲を初めて聴くときっと「何だこりゃ?」と思うに違いありません。
作詞は安井かずみ氏、作曲は村井邦彦氏。 この組み合わせを見ただけで、
一癖も二癖もありそうな予感がする人もおられるのでは(^^;)

編曲は同時期に小柳ルミ子さんの楽曲を一手に担当していた森岡賢一郎氏ですが、
ルミ子さんの楽曲とは発想や手法が異なるのがすぐわかる、
地味なのにどこか凄みのあるオケを構築しています。


全体を支配するのは、夜明け頃、眠りから半分覚めてきた時に見る夢の中のような空気。
ゆったりとしたテンポで、ワルツのリズムで ♪私は見たい 風の姿を…こわれるその前に♪
歌声に掛けられたすき間のあるエコーが、より現実からの乖離を感じさせます。

するとテンポはほぼそのままでワルツから3連の2ビートに変わり、切迫したように
♪くちづけする時…私を泣かせるそのわけを今…♪
歌声にはエコーがなくなり、二人分の天地真理さんが切々と歌い通し、
「…教えて!助けて!」…
とも言いたげな歌声を残してまた突然、元のワルツに戻ってエコーも戻り、
♪私は見たい…秘密の愛の歌♪ と夢の世界に戻り、まどろみの中に…

…と言った表現が適切かどうかはわかりませんが、A面の「水色の恋」にも、
その後の一連のヒット曲にも感じられない、独特の世界が感じられるのです。

そのようなイメージを持つのは、勿論編曲や音作りによるものが大なのですが、
物憂げな歌詞、そして何よりビートの切り替えとや独特のコード進行を伴った歌メロが、
その雰囲気作りに最も大きな役割を果たしています。


歌メロ部だけですが採譜しました:
風を見た人score.jpg
例えば歌い出しでBm→Em7と動いて♪見たい~♪と9thが乗る箇所は不思議感いっぱいですし、
2/4拍子になってすぐEm→C#7→F#mと一時的に転調させているところ、
続くEm→G→G#m7-5→C#7→F#7と動く箇所はハーモニーだけでなくベースラインも美しい…
など、当時すでに活躍していた鈴木邦彦氏や筒美京平氏等の作品でも同種の曲を見かけない、
言わば村井邦彦ワールドが展開しているように、私には思えます。


天地真理さんの歌唱にも特筆すべき点があって、それは歌メロの音域です。

天地真理さんの楽曲の歌メロは、おしなべて音域があまり広くないんです。
シングルA面に限って言えば、ほぼ1オクターブ+2度、せいぜい3度くらい。
ファンが気楽に歌ってくれる事を狙ったのか、その程度の曲がほとんどです。
例えば「ちいさな恋」は1オクターブ+半音(下のAから上のB♭)、
今も人気のある「想い出のセレナーデ」は1オクターブと3度(下のA#から上のC#)。
「ひとりじゃないの」は1オクターブと4度ありますが(下のA♭から上のD♭)。

それが「風を見た人」では、下のF#から上のDまで、1オクターブと短6度あります。
そのF#は、レコードでもあまり声が出ておらず、聞こえるか聞こえない程度ですが、
それでも天地真理さんが音源として残している楽曲の中では、最も広い音域であると言えます。
音域が広いと、低い方と高い方とでは声の音色(声色)も大きく変化しますから、
よりドラマを感じさせるには、その変化を利用するためにも、歌手に広い音域(声域)が
要求されるものと思いますし、
そう考えると、「風を見た人」で村井氏が天地真理さんの声域を目一杯使って
メロディーを書いたのも納得できる気がします。


私が一つ不思議に思うのは、この「風を見た人」がどのような経緯で、
あるいは何を狙って作られたのだろう、と言う事です。

全体の構成やコード進行など、当時の新人歌手に書くには前衛的過ぎる気がするんですね。
天地真理さんが元々心酔していたフォーク路線とも全く異なりますし…。
そもそも、村井邦彦氏が天地真理さんに提供した曲って、もしかしてこれ1曲だけでは…?

ストックだった、あるいは実は別の歌手用に書かれたのかも知れませんが(よく聞く話ですよね)、
もしこれがデビュー曲だったら、天地真理さんのその後は全く違ったものになっていたでしょう。

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現在(2020年4月12日)は世界がコロナ禍に脅かされ、
日本でも自由な外出や移動等が憚られる状況となっています。

決して「だから」と言う事ではありませんが、
もし一時的にでも以前よりも時間が少し自由になったならば、
これまであまり注視しなかったものに目を向ける良い機会かも知れません。

私もそうなのですが、例えば買ったけど全部を通して聴いた事のないCD、
録画しっぱなしで観ていなかったテレビ番組や映画など、
恐らく誰にでもいくつかはあると思います。

昔買ったシングル盤でB面は聴いた事がないものがいくつもある…
そんな曲を改めて聴いてみるのも、
外出がままならない時に出来る、一つの楽しみだと思います
(今回の「風を見た人」もそれに相当する、という方もおられるかも)。


それはそれとして、
58年と半年余り生きてきた私にとっても、今のような状況は初めての経験です。
この状況が一刻も早く改善していく事を心から願います。

そして皆さま、くれぐれもご無事で!


「風を見た人」(「水色の恋」C/W)
作詞 : 安井かずみ
作曲 : 村井邦彦
編曲 : 森岡賢一郎
レコード会社 : CBSソニー
レコード番号 : SONA86200
初発売 : 1971年(昭和46年)10月1日

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ゆうのすけ

私もこのところ買ったCDでじっくり聞いていないモノが結構あるので
この際にと思っています。
「GOLDEN J-POP/THE BEST・天地真理」このタイトルも その中のひとつなんです。ジャケットに難があるので BOOK-OFFで¥500で手に入れたのでした。タイムリーでなによりです!^^
村井邦彦さんの (怪しげで)癖たっぷりの作品は 結構好きなメロディーラインなんですよね。☆彡
早いところ収束してほしいところですね。中古漁りにも出れないです~ぅ。こんな時だからこそ 上手く時間を使いたいですね。☆彡
by ゆうのすけ (2020-04-14 00:40) 

widol

ぽぽんたさん、こんにちは。
今年に入って1ヶ月ほどは東京オリンピックの年だと盛り上がりを見せていましたが、あっといういう間に世界が変わってしまいましたね。
在宅勤務が続き、時間的にも余裕ができて私自身もいろいろなプレイリストと作って楽しんでいます。自分の手元にある音源から1971年から1998年までのオリコン年間チャート(50位まで)のリストを作ってみたり、1969年から2009年までの年間チャート1位だけを選んだリストとかその時代時代が反映した曲を聞きながら、楽しんでいます。

さて、真理さんですね。渋い曲を選ばれましたね。
「風を見た人」と「ある日私も」は他の真理さんの曲を比較しても異色中の異色だと感じます。それまでの歌謡曲に近い感じで、フォーク色の強い真理さんの曲としては違和感すら感じます。
「風を見た人」はとにかく暗い曲で、GOLDEN J-POP/THE BESTが出るまではシングル「水色の恋」でしか聞けない曲でしたので、自分の中でもセレクションの中には入れない曲でした。

改めて聴いてみると、ぽぽんたさんの前回のコラムでも書かれたいた、音域という点で非常に広いな、特に下がとても低いなと思いますね。ほとんど歌詞が聞き取れないといってもいいほど。

「水色の恋」は真理さんが原曲「ちいさな私」を聴いてぜひ歌いたいということでデビュー曲になったことは有名な話ですが、純粋にこの曲は最初に真理さんのために書かれた曲なのかもしれません。ファーストアルバムも「水色の恋」を除けば全てカバーなので、「ひとりじゃないの」のアルバム原曲ができる頃まで、真理さんのために書かれた曲は、少なかったのかもしれません。

さて、ご存知かもしれませんが、この3月からCSの衛星劇場で「真理ちゃんとデイト」が初めて再放送されています。全26回分のうち20回の放送だそうですが、本当に初々しい真理さんを見ることができて、こんな時が本当に来るとは思いませんでした。毎週楽しみに見ています。
オリジナル曲もレコードのカラオケではなく、この番組のためのアレンジ・演奏したものなので、非常に貴重なものです。
全シリーズをやってくれることを願うばかりですが、とにかくこの番組をやってくれていることだけでも本当に幸せです。

by widol (2020-04-14 09:10) 

もとまろ

ぽぽんたさん、こんにちは。

長男は小学校休校が続き、次男は幼稚園入園が延期になりました。異常事態の中、兄弟仲良く過ごしているのは嬉しいことです。今は子供達が早く安心して登校・登園できる日を願い、気を緩めず感染予防を続けます。
皆様、お身体御自愛願います。

「風を見た人」はようつべで初めて聴きました。
聴いてすぐに感じたのがこれです。
「トワ・エ・モワだ…」
今こうして書きながら、真理ちゃんではなく若いトワ・エ・モワのハーモニーで聴こえてきます。それぞれソロと真理ちゃんWエコーのサビでのハモりとユニゾン、ラストのハミングは山室さん→芥川さんの輪唱…そこまで浮かんできました。聴いたことありませんけどね。
当時トワ・エ・モワはナベプロにいました。
それと、昭和44年の秋に2ヶ月足らずの間隔で発売したシングル「美しい誤解」「愛の理由」は、安井・村井両氏のペンによるものです。あ、デビュー曲「或る日突然」は村井先生作曲ですね。その次の幸せなのか不幸なのかよくわからない癒し系の歌「美しい誤解」は、確かに一癖ふた癖ある歌。次の「愛の理由」は幸せそのもの、私は大好きです。2曲はあまり売れなくて、その次が「空よ」です。
2曲同様デビュー当時につくられて、意外なシングル候補だったのかな…と、勝手に考えています。スローなワルツ、最初と最後はアップテンポのワルツの「恋人のなぎさ」と雰囲気が似ています(「或る日突然」のB面、これも村井先生作曲)。

フォークとはちょっと違うし、イメージとは違うけど、後の真理ちゃんを思うと、本田路津子さんとか(当時の)森山良子さんみたいな歌手にしたかったのかなように見えます。幅広く歌いこなして欲しいと願いが伝わってきていい選曲だなぁと。キャッチコピーをつけやすくて「時間ですよ」のイメージで歌える「水色の恋」のB面、後年の「初恋のニコラ」も浮かんできて、さすが真理ちゃんだなぁと思います。

それと、真理ちゃんの一連のヒット曲のインパクトって強烈だなぁと、改めて感じます。
by もとまろ (2020-04-14 18:08) 

ぽぽんた

ゆうのすけさん、こんばんは!

私も通して聴いた事のないCDがゴロゴロありまして(^^;) と言うよりも、最初から最後まで
通して何度も聴いたCDは数えるほどしか無い…と言うのが正直なところで…。 
天地真理さんのそのCD、私は発売された頃にすぐに買いました! B面曲が多いので、
とても嬉しかった記憶があります。
村井邦彦さんの音楽って独特ですね。 どうやればあの不思議なメロディーが書けるのか…。
今は図書館などにも行けず、ショッピングモールもほとんどの店が閉店していて、異様です。
私も一日も早い収束を願っています。

by ぽぽんた (2020-04-14 23:34) 

ぽぽんた

widolさん、こんばんは!

私も当初は中国国内だけの話かと思っていましたが、まさか今のような状況になるとは
予想もしていませんでした。 オリンピックは、延期になったのならせめて開催する季節も
変更すればよかったのに…と思っています。
どうしてもあまりポジティブな心境にはなれませんが、このような時は長くは続かない
(と思いたいです)ので、普段しない事をするにはいい時間かも知れません。
しかし何より、罹らない事が何より大切なので、お互い十分気をつけましょう。

私は小学生5年生くらいの時には真理ちゃんファンでしたが、最初に買ったレコードが
「ちいさな恋」だったんです。 なのでそのB面の「ある日私も」も大好きでした。
「風を見た人」はその後くらいに知った(レコードを買った)のですが、
最初は何だかおどろおどろしい感じがして「ん~真理ちゃんらしくない」なんて思って
いましたが、何度も聴いているうちに面白くなってきたんですね。
その頃も今も、このような凝り方をしている曲ってめったに無い気がします。

天地真理さんはデビューアルバム、セカンドアルバムと凄い売れ方だったんですよね。
その2枚でオリコンアルバムチャートの首位を何週も続けていました。
仰るようにデビューアルバムはカバー曲ばかりだった(きっと真理さんの人気が
予想外に早く、急激に高くなったため即座に作られたから、でしょう)ので、
デビューから数ヶ月感はオリジナル曲が少なかったんですね。
しかし「風を見た人」をどこかで歌った事があるのかな? あればぜひ聴いてみたいですね。

え!「真理ちゃんとデイト」放映していたんですか! 知りませんでした。
だとすると3月はまるまる見逃してしまったと言う事…残念。
当時、毎週観ていたので、ぜひまた観たいです!
CSは再放送が多いから、見逃した回も観られるといいのですが…。
天地真理さん自身も「真理ちゃんシリーズはDVDにして発売して欲しい」と言ってましたね。
それは難しそうですが、CSはぜひ観たいです(^^)
嬉しい情報をありがとうございます!

by ぽぽんた (2020-04-14 23:55) 

widol

ぽぽんたさん、本当ですね、長く続かないことを祈るばかりです。

私は初めて自分で買ったレコードが「空いっぱいの幸せ」だったので、人生初のB面は「もの想う季節」でした。真理さんの「たられば」でさんざん書きましたが、こっちの方がいいと思ったものです。

「真理ちゃんとデイト」は3月23日スタートですので、4回が終わったところです。本放送は月曜日の20:30~で、再放送が土曜日の12:30~です。4回目はまだ見られます!もちろん有料ですが。。
https://www.eigeki.com/series?action=index&id=24359&category_id=2

環境が整っていれば、申し込みして30分ほどで見られると思います。
比較的画質、音質ともに悪くはありませんが、回によっては劣化しているものもあります。4回目は少し音声に劣化があったと思います。

いずれにしても、私は当時見たことはない番組だったので、懐かしいというよりも新鮮で、非常に貴重なものだと思っています。

by widol (2020-04-15 10:29) 

ぽぽんた

もとまろさん、こんばんは!

今回のコロナ禍で私が心から気の毒に思うのは、卒業式ができなかった学生の皆さん、
入学したのに学校生活をスタートできない学生の皆さんです。
私が知る限り、このような状況はまさに前代未聞。 何年か先にはこれも歴史の事件の一つ
に過ぎなくなるのでしょうが、それを通過した人たちの心の穴はきっと永遠に埋まらない。
とにかくこれ以上被害が広がらないよう、我々一人一人の意識が問われている時ですね。

私も記事を書いていて、村井邦彦?当時はトワ・エ・モワじゃん!などと考えていました。
前々回の記事に「或る日突然」について書きましたが、今回の選曲は村井邦彦氏の事は
全く頭になかったので、久しぶりに「風を見た人」のクレジットを改めて見た時に
「え~そうだったんだ」と、よくわからないのですが変に納得してしまいました(^^;)
理論とかそういった事以前に、独特な雰囲気をメロディーだけで出せてしまうのは、
村井氏がきっと感性が豊かで、それをそのまま表出させる、そんな技術をお持ちなのでしょうね。
「水色の恋」が発売された頃、日本ではバカラックのサウンドが流行していて、
バカラックと言えば変拍子・転調マジックの作曲家と言われているほどなので、
もしかしたらその影響もあるかも知れません。

天地真理さんも、もしこの曲がデビュー曲だったら最初から爆発的に人気を博す事もなく、
2曲目から徐々に人気を上げていって、マスコミに集中砲火を浴びる事もなく、
息の長い歌手になっていた…かもですね(^^)

by ぽぽんた (2020-04-15 23:36) 

ぽぽんた

widolさん、こんばんは!

私は「空いっぱいの幸せ」のジャケ写を見ると、このレコードをある生徒が持ってきて
「お昼の放送でかけて」と言われたのを鮮明に思い出します(^^)
小学6年の秋でした。

「真理ちゃんとデイト」についての情報をありがとうございます!
早速契約して、観たいと思います。
当時、東京12チャンネル(現テレビ東京)で浅田美代子さんメインの番組の
「ひーふー美代ちゃん」を放映していたので、衛星劇場でそれもいつか
放送してくれるといいな…と欲張りなぽぽんたでした(^^;)

by ぽぽんた (2020-04-15 23:43) 

もっふん

ぽぽんたさん、皆様、ご無沙汰しております

コロナでも真理ちゃんでもない話題で恐縮ですが、4/28(火)にこんな番組が放送されるようです。(20時57分)

「今若者に密かなブーム!昭和ポップスの世界」/TBS『マツコの知らない世界』

 http://amass.jp/133799/

ふれこみは「たった数秒で心をつかむ!編曲家が生み出した「イントロ」がスゴい!」

勿論見たわけではありませんので、もしかするとまるで肩透かしの内容かも知れませんが、外出自粛の昨今ですので何かの暇潰しにでもなればとも思います。私は平成生まれのリスナーが昭和の音楽のどういう所をどういう風に聴いているのか、結構楽しみに待とうと思います。

勿論コロナは恐いですし自粛生活も予定していた5/6では終わりそうもない雰囲気で気分も沈みがちな昨今ですが、先日糸井重里氏がこう呟きました。

「わかったことがある。新型コロナウイルスのことばかり聞いているのがつらいのではなかった。ずっと、誰かが誰かを責め立てている。これを感じるのがつらいのだ」

確かに誰しも言いたい事があるでしょうし、不満もストレスもかつて無いほど高まっていると思います。しかしこの未曽有の有事はある意味ウイルスとの戦争をしているようなものですから、皆が結束して各人がそれぞれの出来る事を精一杯やって立ち向かうしかないのだとも思わされます。

ぽぽんたさん初め皆様の身体が健康である事は勿論、心についても「ウィルス騒動」に蝕まれないよう埼玉の地よりお祈り申し上げております。
_
by もっふん (2020-04-24 05:58) 

ぽぽんた

もっふんさん、こんばんは! ご無沙汰してます。 お元気でしたか?

「マツコの知らない世界」は毎週観ている、好きな番組の一つです。 来週のその回には、
私の知り合いの知り合いの人が登場するとの事で(私は面識はありませんが)、
今から楽しみにしています。
このブログの趣旨とも符合しそうですので、私からも皆さんにぜひおすすめしたいと思います(^^)

ここからは読者の皆さまへ、となりますが…。

一昨日、女優の岡江久美子さんがコロナウィルスによる肺炎で急死したとのニュースを知った時、
それまで確かに怖いがあまり実感がない…ものだったものが、一気に心から「怖い」ものに、
私の中では変化してしまいました。
今、こうして普通に生活していても、1ヶ月後の今頃には遺骨になっている、その可能性が今は
誰にでもあるという現実に、我々は直面しているわけですよね。
それを有名人によって立て続けに2例も突きつけられた、そんな気がしているんです。
昨日から急に外の世界が静かになったような気がするのは、もしかしたら岡江久美子さんの死
によって私と同じように感じるようになった人が増えたなのかも、とさえ思います。

色々な考え方があると思いますが、似たような状況は戦争でしかあり得ないような、
特殊な状況であるのは確かですから、ものの考え方、捉え方を自分中心でなく、
社会の一員してのそれに意識を傾ける必要はあると思います。
今、我慢するべき事はして、やるべき事をやっておかないと、長期化は必至でしょう。
一日も早く平常な生活に戻るためにも、今は少し、頑張りましょう。

by ぽぽんた (2020-04-25 23:53) 

ちっちゃい私

今晩は、ぽぽんたさん

10月3日 日曜日
KBSラジオ京都
「われら夢の途中」では・・・
天地真理さんのデビュー曲「水色の恋」
ではなくて、この「風を見た人」が
流されています。

https://www.kbs-kyoto.co.jp/radio/yume/music/index.htm

http://amhikokigumo.blog67.fc2.com/

ひこうき雲さんのブログには音源があります。
by ちっちゃい私 (2021-10-07 19:06) 

ちっちゃい私

ラジオ関西
「歌声は風にのって」

https://jocr.jp/utakaze/20211027160535/

私のリクエストが採用されて
この「風を見た人」
11/4木曜日に流れました。
「ある日私も」と2つリクエストしていました。



by ちっちゃい私 (2021-11-05 15:18) 

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