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声域について・女性歌手篇

今回はちょっと趣向(いや、思考かな)を変えて…。


このブログを書き始めて早、満10年。
色々な楽曲についてあれこれ書かせて頂いてきましたが、時々深く触れたくなるのに
他に書きたい事が溢れているためにサッと済ませてしまう事柄がありまして。
つい最近にも少しだけ書かせて頂いた事があるのですが、それは、「声域」です。

声域とは、各歌手それぞれが出せる音域、即ち最も低い声から最も高い声までの幅の事です。

歌を歌うための発声には、地声、裏声、そしてそれらの中間のミックスボイスがあります。
そのうち、裏声(ファルセットとも呼ばれます)やミックスボイスは、トレーニング次第で
かなり大幅に出せる音域が広がったりするものらしいので、
今回は地声で歌われている楽曲とその歌手について、いくつかのサンプルを提示して書いてみますね。
今回は女性歌手編です。

以前このブログでも音名がどうの、階名がどうのとくどくど書いた事がありますが、
今回はハ長調のド(音名ではC)を基準として、高い方のドとか低い方のソなどと表現します
(プラス、例えばソの半音低い音はソ♭、半音高い音はソ#と表現します)。

一応の目安ですが、一般に女性が地声で難なく出せる音域は下のラから上のシ♭あたりで、
広くても下はミあたりまで、上はドくらいまでと思えばほぼ間違いないと思います。

ではでは、いきます!

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

1.岩崎宏美

1975年のデビュー曲「二重唱(デュエット)」では、最低音は下のソ#、最高音は上のド#でしたが、
次のシングル「ロマンス」、そしてそのB面「私たち」ではその半音上のDまで軽々と出して
♪愛しています~♪と歌っていましたし、
最低音は1984年の「20の恋」の歌い出しでは何と、下のミまで下がっています。
ロマンスジャケ.jpg20の恋ジャケ.jpg
岩崎宏美さんはデビューにあたり、筒美京平氏から「君は色々な人に高音域をほめられるだろうけど、
君の本当の良さは中・低音域にあるんだよ」と言われたそうですが、
筒美氏はそれまで様々な歌手に曲を書いてきた経験上、岩崎宏美さんがいずれ声域が低い方向に
シフトしていくであろう事がわかっていたのかも知れませんね。

残念な事に、「聖母たちのララバイ」(1982年)あたりを境に地声での高音域に次第に余裕が失われ、
以後、徐々に高音域でファルセット(裏声)を使うようになっていきました。

音源化されたものを総合すると下のミから上のDまでの1オクターブ+7度と2オクターブに届く勢いで、
女性歌手の地声としては大変広い声域を持っていたと言えます。
ただ、かつて地声での高音域の輝きが凄まじかった分、現在では過去のレパートリーを歌う時にも
キー操作だけでなくファルセットを多用するようになってしまったのは、ファンとしては大変残念です。


2.山口百恵

「デビュー当時は1オクターブしかなかった…」と自著「蒼い時」に書かれていましたが、
実際には、デビュー曲「としごろ」では下のファから上のシ♭までの1オクターブ+4度でした。
としごろジャケ.jpg
ただ、その最低音も最高音もやっと出ていた程度だったので、
本人にとってはたった1オクターブ程度と言う認識だったのでしょう。

最高音は「秋桜」のサビで聴けるレ♭なのですが、担当ディレクターだった川瀬泰雄氏によると
それはファルセット(裏声)だったとの事ですので(私には地声に聞こえますが…)、除外します。
となると1978年暮の「いい日旅立ち」のサビ ♪日本のどこかに…♪ で聴ける、上のドが最高音
ですが、これもやっとどうにか出ている程度、ですね。
いい日旅立ちジャケ.jpg

最低音は現役時代最後のシングル「さよならの向う側」のAメロ ♪…寿命があると…♪ で聴ける
下のレで、この低さはカレン・カーペンター(カーペンターズ)のそれに匹敵します。
さよならの向う側ジャケ.jpg
ただ百恵さんの歌唱でのそれは音量が小さく、やはりやっと出ている感じなのは否めません。

総合的には下のレから上のドまでの1オクターブ+短7度で、岩崎宏美さん同様、
女性歌手の地声としてはかなり広いレンジを持っていたと言えます。


3.松田聖子

今も現役の歌手ですのでこの記事には相応しくないかも知れませんが、
最も華々しく活躍していたデビューから休業までの5年間について記述したいと思います。

最低音は「チェリー・ブラッサム」(1981年)の歌い出し、
また「瞳はダイアモンド」のAメロで聴ける下のソで、
聖子さんの持ち歌でこの音まで使っている楽曲は他にはあまりありません。
チェリー・ブラッサムジャケ.jpg瞳はダイアモンドジャケ.jpg
レコードで聴く限り、そのソも出てるか出ていないかギリギリと言った感じですが、
当時のテレビ映像を観る(聴く)と、レコードよりしっかり発声している事がわかります。

最高音は上のミで、アルバム「NORTH WIND」(1980年)に収められた
「ウィンター・ガーデン」のサビ ♪…水色の空は…♪ で聴けます。
しかしそれもミに届いているかいないかギリギリの音であり、2コーラス目の同じフレーズでは
殆ど裏声になっているので、少々無理があったのも確かなようですね。
それを除外すると、次に高いのは「風は秋色」(1980年)の、2コーラス目が終わり
転調してもう一度サビを繰り返す部分での、上のレである事になります。
風は秋色ジャケ.jpg

松田聖子さんの声は何より中音~高音であるソ~ドに感じられる張りが特色なのですが、
加えて意外なほど太い低音域、倍音たっぷりでよく伸びる高音域がカラフルに感じられ、
総合的な音域は下のソから上のレ(「ウィンター・ガーデン」は例外的なので除外しましょう)
の1オクターブ+5度とほどほどの広さであるものの、それを超える声質であると感じます。


ボーナストラック・和田アキ子

和田アキ子さんも現役の歌手ですのでこの記事にはどうかと思ったのですが、
どうしても1曲、触れておきたいので書かせてもらいますね。

それは1974年、「うわさのチャンネル」(日本テレビ)でゴッドねえちゃんとして
人気を博していた頃に発売された「美しき誤解」(なかにし礼・作詞、馬飼野康二・作曲)です。
美しき誤解ジャケ.jpg

この曲では最低音がAメロ ♪…耐えてゆける♪ で下のド#、
最高音が歌い終わりの♪…愛だと信じたいの♪ で上のド#。
つまりちょうど2オクターブで、それを地声で歌い通しているんです。

私はこれまで、洋・邦楽の様々な歌を耳にしてきましたが、
女性歌手で、地声で2オクターブ使って歌われているのは、私はこの1曲しか知りません。
他にもそうは無いでしょう。

実際に音源を聴くと、その最低音・最高音ともにギリギリ感はありますし、
特に最高音の方は瞬間的にその高さに達しているようにも聞こえるのですが、
その音域内での声色や声量の変化を楽曲の持つ情緒に反映させる事に見事に成功していますし、
当時24歳で体力的にもパワフルであったから歌いこなせた、とも思えるんです。

そのような曲を作り和田アキ子さんに提供した馬飼野康二氏の技術と判断力もすごいですね。
私はそれこそ、プロの仕事であるように感じるんです。
勿論、それを制作し発売させたプロダクションもすごいですが。

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

声域は歌手の技量を知る上での一つの要素であり、非常に重要なものです。
かつて、テレビ番組「題名のない音楽会」で美空ひばりさんや和田アキ子さんが
クラシックのオペラに挑戦し、その力を発揮したパフォーマンスを披露したのを観た時、
歌手には声域・声量がいかに重要か、それを改めて知らされた気がしたものです。

ひと口に最低音、最高音と言っても意外と難しいものでして、
いくら音程としてはそれなりに発する事ができても、それが音色として良くなかったり、
十分な音量で出せないと歌を歌う時には使えないわけで、
その条件を満たした上での最低音~最高音のレンジがその歌手の声域であるわけです。

ただ、例えばテレビに和田アキ子さんが出ていて、誰かタレントと話している時に
えー!とかこらっ!とか声を発した時、私はその音程がBだとかCだとかが咄嗟に判るので、
彼女は今もその気になればこの高さの声も出せるのに…それを歌に活かせればいいのに…
などと、本人の気も知らないで思ってしまう事があります。
歌には歌用の発声法があるので、一緒くたにはできないのでしょうが…。

そんな事も含め、時にはそのような技術的な要素に注目してみるのも一興かと(^^)


いつか男性歌手についても書いてみようと思ってます。

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ゆうのすけ

こういう切り口も面白いですね。
私は今は発声練習してるわけでもないので どれだけ声の音階の幅が
あるか分かりませんが 年々低くなっていくような感じはありますね。
本田美奈子.ちゃんは どれくらい声域があったんだろう?と車で運転中に 彼女の歌を聴きながら一緒に歌ってました。^^♪~
by ゆうのすけ (2020-03-30 00:32) 

ぽぽんた

ゆうのすけさん、こんばんは! お返事が遅くなり申し訳ありません。

私の場合は低くなると言うよりも、それまで出せていた高音部が簡単には出なくなった、
と言う感覚です。 …って、元々音域が広いわけでは全くないですが(^^;)

本田美奈子.さんは正式なボイトレを受けていたようなので、かなり広い声域を
持っていたのではないでしょうか(ファルセットを含め)。
最近本田美奈子.さんがオーディション番組に出場した時の動画を観たのですが、
とにかく松田聖子さんが好き!と言う事で、美奈子さんのアイドル時代の歌い方が
松田聖子さんのデビュー当時に似ている、とずっと思っていたのが納得できました。

by ぽぽんた (2020-04-01 23:25) 

青大将

こんばんは! 面白い考察だと思いました。

岩崎宏美の「私たち」は、♪名も知らぬ(下向けば/ただようの/テーブルの)の、それぞれの語尾の事ですね。昔から特に♪テーブルの♪の[の]が精いっぱい感の低音で初々しさを感じてました。

面白い事にこの時期、お友達だった桜田淳子も、「白い風よ」で♪あの嶺を(あの野辺を)こえて吹く♪と、同じく精いっぱい感の無理した低音を聴かせて呉れてますね。 更には今でも親友の伊藤咲子も同時期に、「乙女のワルツ」B面「紅い花」のAメロ ♪胸までしみる はげしい雨に うたれて私は立ちつくす(今にも折れて 流されそうな 私に似ている紅い花)の[立ちつくす⁄紅い花]で、これまた同様に精いっぱいの消え入りそうな低音を披露しています。  各人共、今だと楽々に普通に太い地声で出せる音域ですね。

百恵の「さよならの向こう側」のソレは、当時から思ってた事で、自分で歌ってみても出せない音なので、ジレンマでした。^^;  

男の自分にでもやっとかっとの低音(しかも消え入りそうな)を、すんなり出せてた21歳の百恵に脱帽です。
引退時のラスト・アルバム「This is My trial」の頃になると、既に高音低音とも、自由自在に操り何でも軽々と熟して歌っている印象です。
特に、収録曲「琥珀の季節(とき)」の低音には寒気を覚えるほどのカッコ良さを十代の頃から感じておる次第で、曲自体のカッコ良さ共々今でも堪能してます。
「さよならの向こう側」は、息子さんの祐太朗氏の方も、アレンジ共々気に入ってて好きです。


そして「美しき誤解」の和田アキ子。
現在は削除されてて閲覧出来ませんが、以前YouTubeにアップされてて観た74年の紅白で披露したこの歌は、何度観ても飽きないほど素晴らしいものでした。
出だしから暫くの低音は、ちょっと聞き取れないほど小さいのですが、♪あの人は〜私を〜 からのサビは本領炸裂で、ビブラートも心地良く響き渡り、兎に角、素晴らしいの一語に尽きるボーカル、あれはホントに惚れ惚れしました。
この曲の二番目の歌詞のAメロは台詞になってますが、(紅白では此処は割愛のTVサイズ)メロディーに乗せて歌おうとすれば、そのまま普通に歌える様に文字数も計算されて作られており、そこもまた魅力的です。 ホントに隠れた名曲だと思います。
レコードジャケットの衣裳は、前年の紅白で「笑って許して」を歌唱した際に着用したドレスですね。

ではまた(^o^)/
 


 
by 青大将 (2020-04-02 23:34) 

青大将

送信した後、読み返したら松田聖子に触れもせずスルーしてた事に気が付いたのでちょっと補充。^^;
 
前日の1日、デビュー丸40年経って記念日でしたね!
キャンディー・ボイスと称された松田聖子ですが、デビュー当時の地声を張り上げた、ちょっとぶっきらぼうな歌いっぷりがワタクシは好きでした。「チェリーブラッサム」は♪何もかも〜目覚めてくぅ〜♪と、[な]と[め]が低くてその後は直ぐ上がるので、図にすると、山越え谷越えみたいな感じで、これって逆にリズムが在って歌い易く思えるのですが、素人目ですかね ^^; 

「風は秋色」の♪あな〜た〜のォ〜腕の中で旅を〜するゥ〜♪の、♪南の〜風に乗って走〜るわ〜♪的な高音歌唱、何か聴くのが辛い要素無かったですか? 俺はレコード聴いてて(或いは歌番組観てて)この部分、何か苦痛でした。

最後に志村けん、本当に残念無念の一語でしたね。まさに日本中が身内親族の死と捉えてる人が圧倒的で、自分もその一人です。まさかこんな流行りの新型ウィルスに冒されて、あんな呆気なくこの世を去るとは誰もが予想だにしない、およそ受け入れ難い状況で整理つかないですよね。本人も、彷徨って受け入れられ無いんじゃないか、という気がしてなりません。 このコロナ、終息はそう簡単には行かず、まだまだ続きそうな様相を呈してますが、お互い自分に出来る限りの防御対策はキチッとして警戒度を強めましょう。本当にそれしか無いですよね。
by 青大将 (2020-04-03 00:11) 

ぽぽんた

青大将さん、こんばんは!

おお、「白い風よ」、失念してました(^^) 私はあの曲、最初に聴いたのはNHKの朝ドラ
「水色の時」のエンディングで、ですが、凄く頑張って低音を出してるなぁ、
と中1の私は思ってました。
当時スタ誕から出てきた歌手はほぼ皆ミドルティーンで、デビューしてから変声期を迎える
感じでしたから、その前後の声の変化は我々の記憶にも鮮明に刻まれている気がします。
中でも百恵さんは、きっと最も低い音域にシフトした一人ですね。
しかし百恵さんの凄いところは、低くなっただけでなく高音方向にも声域が広がった事で、
やはり大歌手と呼ばれる人はそういうものなのだな、と思ったりしました。
私は個人的には、女性のボーカルは高い声も勿論好きですが、低音域が豊かだと
すごく魅力を感じてしまいます。
百恵さんはただ低い声が出ているだけでなくて、どこか凄みがありましたね。
ひばりさんと共通するものを確かに持っていたように思います。

「美しき誤解」は私も紅白の映像をチェックしてみました。 すると、
紅白ではレコードより半音低いキーで歌っているんですね。
やはり最高音が危なかったからかも知れませんが、逆に言うと低い方がレコードより
さらに半音低くなっていた(音名ではC3)わけで、その音を出せる女性歌手は他には殆どいない
(岸洋子さんは多分出せていたと思います)筈です。
この頃の和田アキ子さんの歌唱は本当に素晴らしいです! 私が小学生の頃、
和田アキ子さんの歌が好きになった一番の原因は、そのビブラートでした。
速くて深くて、声によく合っていて、実にカッコ良かった!
由紀さおりさんの、サラッとしたビブラートも大好きでしたが。
で、この時代の和田アキ子さんは全然緊張してない感じで、堂々としています。
少しケバいメイクも好きでしたし…今も、特に1970年から1975年にかけての
和田アキ子さんの楽曲と歌唱はもう、心から大好きです。
ドレスまでチェックしているとは、やはり青大将さん、流石です。
因みに、あ、これ前にも書いたかな? 和田アキ子さんは、初出場の紅白(昭和45年)で着た
衣装を、翌年のシングル「卒業させてよ」(同名のアルバムも)のジャケ写でも着てます(^^)

松田聖子さん、私も同学年ですが、デビューしてちょうど40年ですね。
私も青大将さんと同じで、甘ったるい歌い方になってしまった1982年以降よりも、
デビュー~翌年の、声を張り上げるような歌い方が好きでした。
今も、一番好きなアルバムが「Silhouette」だったりします(^^)

仰るように「風は秋色」のその部分は、特に2コーラス後で半音高く転調してから、
何だか叫んでいるように聞こえてしまいますね。
声のコンディションが良くない時(聖子さんはそういうの、多かったですよね)、
本人も歌うのがつらかったのではないでしょうか。

志村けんさんについては、このブログに追記として自分の感想などを書いてアップした
のですが、やはりブログの主旨とは違うな、と思って削除しました。
しかし本当に残念です。 本人も、1ヶ月前、まさか翌月の今頃にはこの世にいない、
とは夢にも思っていなかった事でしょう。
コロナに対しては、私は生まれて初めてと言って良いほどの危機感を覚えています。
本当にお互い、そして皆さん、くれぐれも無事でありますように。

by ぽぽんた (2020-04-04 00:08) 

卓

こんにちは! ご無沙汰です。

岩崎宏美さん、山口百恵さん、松田聖子さん、和田アキ子さん。百恵ちゃんを除いて、まだ現役で活躍されていますが、加齢による声の衰えはどうにもできないんですね。

Yさんのブログにもコメントを書きましたが、スカパーの「歌謡ポップスチャンネル」で37年前にフジテレビ系で放送された「ザ・スター 松田聖子」が放送されています。5週にわたって、「秘密の花園」までの全シングル(オリジナルカラオケで生歌)とアルバムから数曲(オリジナルカラオケで生歌)、あとは当時ヒットしていた洋楽を数曲(生バンドで生歌)披露しています。しかし「風は秋色」の収録時は喉の調子が良くなかったようで、この曲のみ「口パク」なんですよ。レコードの「秘密の花園」の声質と「風は秋色」の声質の違いは、素人でも分かりました。

自分はかって「ボーイソプラノ」だったので、声変わりで高い声が出なくなったことに大きなショックを受けたのですが、それよりも、プロの女性歌手の加齢による高音部の衰えの方が、とてもショックですね。声が商売道具のプロですから…。

加齢でも当時とほぼ変わらず高音域に問題の無い歌手もいらっしゃいますけど…。

by (2020-04-07 15:20) 

ぽぽんた

卓さん、こんばんは!

そうですね…加齢は避けられないものですし、ただでさえ歌手は一般人よりも
遥かに酷使し続ける仕事ですから、若い頃の状態を保て、と言う方が無理と思います。
ただ、これは全員が、というわけではありませんが、欧米の歌手は加齢による
歌声の衰えがさほど顕著でない場合が多い気も、確かにします。
生まれつき、また環境等の違いも大きいかも知れませんね。
今回は女性歌手について書きましたが、男性歌手では野口五郎さんは
オリジナルのキーのまま今も歌い続けている一人で、きっと大変な努力をしている
のだろうな、と思います。

私は変声期が中1の秋だったのですが、その頃はすでにオリカラで歌ってました(^^)
私は特に高い声ではなかったのですが、「わたしの青い鳥」が歌えなくなったのが
結構ショックだったのを憶えています。
声変わりした直後には「よろしく哀愁」がやっと歌える程度でした。

by ぽぽんた (2020-04-09 00:03) 

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