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もう一度だけふり向いて / 桜田淳子

百恵・昌子と続いたものでやはり…(^^♪

もう一度だけふり向いて.jpg

チャートアクション

「もう一度だけふり向いて」は桜田淳子さんの17枚目のシングルとして1976年12月に発売され、
オリコン最高11位(同年12月20日付、翌年1月10日付)、同100位内に14週ランクインし
20.4万枚の売り上げを記録しました。

「わたしの青い鳥」(1973年、最高18位)以来、14作ぶりにオリコントップ10入りを逃し、
同時期にランクインしていた山口百恵さんの「赤い衝撃」(最高3位、50.4万枚)と
明暗が分かれてしまった感があり、残念な結果でした。

ただ、2作目の「青い果実」以来ずっとマイナー調の楽曲で押し通していた山口百恵さんに対し、
「黄色いリボン」から10作続いたメジャー調の楽曲から転じ、
久しぶりにマイナー調に挑戦した事は大きな意義があると思いますし、
高校卒業を目前にして変革期にさしかかった事を示す曲作りであったとも言えますね。


作家について

作詞は従来通り阿久悠氏。

作曲は当時キャンディーズを初め数々の歌手にヒット曲をもたらした穂口雄右氏。

編曲は桜田淳子さんの初期3作「天使も夢みる」「天使の初恋」「わたしの青い鳥」、
さらには「もう一度だけ…」の前々作「夏にご用心」などをアレンジした、
70年代のビクターサウンドの重鎮とも言うべき高田弘氏です。


楽曲について

桜田淳子さんにとって約3年ぶりとなる短調の楽曲であるこの曲は、
当時の歌謡曲には珍しかったラテンのリズムをベースにした作りになっています。

キーは Dマイナー(ニ短調)で、他調にかかる転調はありません。

全体の構成は2コーラスですが、歌メロの最後にそれまで登場しなかった
フレーズが付加されている変形2コーラスとなっています。

今回も懲りずに楽譜を作りましたので(^^;)、参照して下さい。
歌詞は1コーラス目と最後のフレーズだけ記入してあります。
(サムネイル上クリックで別ウィンドウが開き大きく見られます):
もう一度だけふり向いてscore.jpg

歌メロは、歌詞の文節の終わりがシンコペーションになっている部分が多く、
先述の「赤い衝撃」(山口百恵)の頭サビ ♪あーなたがいる わーたしがいる…♪
とは対照的です。

また歌メロは起伏が大きい事、コードの主要3和音以外の音(6th、Maj7など)が
意識的に使われている部分があり、歌う時に音を取りにくいと思われます。
例えば ♪…目に何が見えますか♪ ではコードGm6の "6" の音、
♪さよならだけの季節 もう一度だけ♪ の「け」は B♭Maj7 の Maj7 の音…と言った具合に、
それぞれコードの主要3音では無い、通常はオケが雰囲気を出すために発する音を
積極的に歌メロに組み込み、どこか不安な感じを醸し出しているようです。

あとはメロディー展開に目新しいものは特に見られず、
それまでの歌謡曲の路線からかけ離れてはおらず、構成が単純だからか、
演奏が凝っているわりにはあっさりと終わってしまう感があり、
この時点ではまだ冒険不足な感じがします。


アレンジについて

短9度のコードとストリングスの駆け上がりによる、冷たい風が吹いてくるような表現に続いて
電気的な音のシンセサイザーにマリンバを重ねたユニークな音で寂しげなイントロが演奏され、
歌メロのバックや間奏ではクリーンな音のエレキギターがアドリブに近い形で演奏され雰囲気を盛り上げ、
それを引き締めるかのようにストリングスや女性コーラスがキチッとした流れを作り、
その上を的確な強弱をつけ切々と、語りかけるように歌うボーカルが乗る、
アイドル歌謡の見本のような作りです。

ラテン的なリズムが使われているためか、例えば間奏でのストリングスは
拍の頭やフレーズがつかみにくいものになっていますが、
逆にここにうまく乗れると次への流れが面白くなる、そのように計算されたものなのでしょう。

ドラムスは基本のリズムを踏まえた上でかなり自由な叩き方をしているように聞こえますが、
これってもしかして村上ポンタさんの演奏かな? 知っている方、おられたら教えて下さい!


サウンドについて

16トラックレコーダーをフルに使ったような音の振り分けを感じます。

使われている楽器とその定位は…

左: アコースティックギター ハープ

中央: ドラムス ベース マリンバ シンセサイザー 電気ピアノ エレキギター ハープ

右: コンガ シェーカー

左右ステレオ収録: 女性コーラス ストリングス


ハープは大きく張り出すのは左チャンネルですが、中央からも歌の合間で
グリッサンドしている、やや曇った音色のハープも聞こえます。

シンセサイザーは倍音が少なく、「もう一度…」よりちょうど2年前に発売された
「はじめての出来事」で使われたものと似たような音色に設定されています。


2コーラス目の最後のフレーズでは、♪こわさずに(こわさずに)♪ と
追っかけのようになっていますが、2回めの ♪こわさずに♪ は別トラックに録音されたものであり、
商品化されたオリジナル・カラオケはそれを残したバージョンとなっています。
そこは追っかけにしなくても、そのままで十分歌えるので、効果としては薄いですね。


付記

1976年の暮れ、私は中学3年生で翌年春に高校受験を控えていた時期でした。
音楽の方の関心は山口百恵さんに傾いていて、桜田淳子さんが「もう一度…」を出した時には、
どうも百恵さんの路線を追いかけているように感じてしまったものです。

なのでこの曲に関しては、「十七の夏」の頃のように真剣に聴く事もなかったのですが、
今聴き直してみると、百恵さんの追っかけなどではない淳子さんならでは、
あるいはビクターレコードならではの楽曲作りを試みていたような気がしてきます。

楽曲にもよりますが、百恵さんの楽曲はあくまでも百恵さんが主役で、
頭の中でレコードをかけてみても聴こえてくるのはボーカルだけのような気がするのに対し、
淳子さんの楽曲はオケを含めたサウンド全体でカラーを作り出している気がするんです。
そういう意味で、桜田淳子さんは松田聖子さんへ、山口百恵さんは中森明菜さんへ…
と、音楽的に世代交代していったように思えるんですね。

あくまでも私見ですが(^^;)

私見ついでに… オーディオ的に比較すると、全般的に山口百恵さんの音源よりも
桜田淳子さんの音源の方が音質が良い…と、以前から思っていました。
これも楽曲によりますし、好みの問題かも知れませんが、特にストリングスや
ピアノなどの生楽器の音については、質感や高域の伸びにかなり差があるように思います。
単純にソニーとビクターの違いでもなさそうで…検証する価値、ありそうです(^^)


「もう一度だけふり向いて」
作詞 : 阿久悠
作曲 : 穂口雄右
編曲 : 高田弘
レコード会社 : ビクター
レコード番号 : SV-6133
初発売 : 1976年12月5日

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小がめら

ぽぽんたさん、こんにちは。

5月の「あなたのすべて」以来の桜田淳子さんの楽曲ですね。嬉しく拝見しております。久し振りによく知っている曲ですし(笑)

淳子さんのシングルA面曲を順に聞いていると、チャートアクションが示すように、確かにこの曲に差し掛かるとヒットの谷間を思わせるような感じが付きまといます(と言ってもオリコン11位は立派な成績だとは思いますが)。

ただ、それまでの曲とこあとに続く何曲かがベストテン入りしているので、私の勝手な印象としては、快調にベストテンの上位を進んでいた流れに水を差されたようなカンジというか、淳子さんの曲がチャートの上位から離れていくきっかけを作った、というカンジを持ってしまいます。あとになって聴くと、曲そのもの以外のそうした流れからも、何となく物悲しい印象のある曲に聞こえてしまいます。

ジャケットの写真が篠山記信さんの撮影だそうで、淳子さんのファンの間では高い評価も良く聞きますが、私は上記のような印象もあってか、このジャケ写は相対的にはあまり好きな方ではありません。

でも当時、しっかりとシングル盤は買っていて、特に2コーラス目の「あなったがはなす~あす~のゆめ~は~」の部分の歌声が昔からとても好きで、この曲を聴くときはこの部分に差し掛かると神経を集中させて聴き入ってしまいます。理由は全然説明できないのですが…。


「コードの主要3和音以外ので…」の部分で引用されているのは、Gm6でのミの音とB♭Maj7のラの音の事ですよね。その音を歌メロに組み込む効果というのは大変興味深いお話でした。自分で作曲するわけではありませんが、またひとつ勉強になりました。ありがとうございます。

それにしても、イントロの出だしの駆け上がりの採譜は良く聴き取れますね。ゆっくりですがキーボードでその8つの音符を弾いてみました。雰囲気ピッタリですが、採譜しろと言われたら完璧お手上げです。いつもながらお師匠様の耳は凄いです。

この曲はオリカラに重ねて歌メロを弾くのはできそうな感じがしますが、マルチトラック演奏は私には難しすぎて対象外でしょうか (^^;) DTMができるようになったら…ですかね。

最後のフレーズの「こわさずに~こわさず~に~」の部分は、私も別トラックにせず普通に歌って良かったと思います。きっと歌番組やコンサートでは普通に歌っていたのではないでしょうか。

ありがとうございました。それではまた楽しみにしています。

by 小がめら (2015-11-09 09:13) 

sjghd

こんばんは。

「もう一度だけふり向いて」は、 「はじめての出来事」以降すっと続いていた 「十七の夏」「天使のくちびる」「夏にご用心」「ねえ!気がついてよ」のようなPOPな曲から、がらっと変わって、ちょっと大人向きの歌になりましたね、、
(臨時発売の「白い風よ」は、除いて)
当時は、「はじめての出来事」「ひとり歩き」「十七の夏」「泣かないわ」「夏にご用心」「ねえ!気がついてよ」のような歌が大好きでしたので、少し戸惑いましたが、「もう一度だけふり向いて」も気にいっていました。
桜田淳子さんのシングルでは、15番目に好きです。

「もう一度だけふり向いて」は、20.4万枚ですので、「あなたのすべて」よりは、売れたんですね、、
しかしながら、これ以降は、レコード売上的には、百恵さんとの差は、広がっていきました。
by sjghd (2015-11-09 20:51) 

ぽぽんた

小がめらさん、こんばんは!

そうですね、桜田淳子さんとファンにとって、この曲はある意味転機だったのかも知れません。
1976年には「横須賀ストーリー」なる、その後の百恵さん自身と歌謡界に大きな影響を与えた曲
が出現したので、前年から同じイメージを堅実に続けていた桜田淳子さんとそのプロジェクトには
大きな脅威であったと思います。
「夏にご用心」「ねえ!気がついてよ」と続けてオリコンで最高2位まで上昇した後、「もう一度…」
でいきなり11位止まりになってしまったので、ファンにとってもショックだった事でしょう。
当時の私は多分、マイナーの暗い曲は淳子には合わないなぁ…などと思っていたはずです。

ジャケ写は篠山紀信さんなんですね。 百恵さんを撮った写真は陰鬱な表情のものが多くて、
それが受け入れられたために淳子さんにも応用されたのかな、とも思うのですが、
私はどちらかと言うと淳子さんは笑顔が素晴らしいと思います。
百恵さんも笑顔の方が、個人的には好きです。

歌メロの音の使い方などは、この記事を書くにあたり聴き直しているうちに改めて気づいたりした
事が多いんです。 私とは全く違う感じ方をしている人も多いと思うので、押し付けがましく
ならなければ良いんだけど…とは思っています。

し、師匠ですか(*^。^*)
出だしのストリングスの駆け上がりは、これも一つ一つの音を拾っているわけではなくて、
コードに合った音の動きを割り出し、CD音源と鳴き合わせして確認したものなんです。
この駆け上がりのポイントは、A→B♭→C(コード名ではなく音名です)と動く所なんですよ。
ただのA7だとA→B→C#…と動くはずなので、この曲では短9度の響きを大切にしているわけです。

♪こわさずに…♪の追っかけ部分は記事にも書いたように効果としては薄いのですが、
それまでの淳子さんの曲になかった、シャンソンのようなお洒落な雰囲気を感じます。
大人の歌手への脱皮はそのような些細な所から…との意図かも知れませんね(^^)

by ぽぽんた (2015-11-09 22:49) 

ぽぽんた

sjghdさん、こんばんは!

私は当時は桜田淳子さんの大ファンと言うわけではなかったのですが、淳子さんと言えば
底抜けに明るいイメージがあったので、「もう一度…」には違和感を覚えたものです。
なので、好きな曲か?と言われると順位は低いのですが、今回改めて何度も聴き直し、
今更ながら良さに気づいた感じです。

仰るように売り上げ枚数は「もう一度…」以降、百恵さんと差がつくようになりましたが、
出せば人気だけでそれなりに売れるアイドルから、良い曲ならばヒットさせられる歌手へと
変わっていったように、私には思えます。
 「しあわせ芝居」を成功させたのがその証明だと思うのですが、願わくはもう一曲、
大人になった淳子さんの大ヒットが欲しかったところですね。

by ぽぽんた (2015-11-09 23:19) 

桜えび

こんばんは。
この頃の自分は、桜田淳子さんの明るいリズミカルな曲が好きだったので、「もう一度だけふり向いて」は淡々と聞いておりました。
(嫌いではなかったです)

しかし、年を経てスローな(マイナー調?)も聞くようになってきました。(^-^)

レコードジャケットの淳子さんは、篠山さんが撮っただけあって色っぽいですが、この頃淳子さんは映画「若い人」を撮っていて、女子高生役でした。(*≧∀≦*)

僕は2番の歌詞が好きです(^^ゞ




by 桜えび (2015-11-09 23:24) 

小がめら

ぽぽんたさん、こんにちは。お返事ありがとうございます。

♪こわさずに…♪の部分は、記事本文中に「変形2コーラス」とあります通り、最後にBメロやCメロを繰り返すのではなく、この変形コーラスとしている点が、この曲にはすごく合っていますね。BメロやCメロのリピートに変更してアタマの中で歌ってみると、なんかチョットしまらず、かと言って2コーラスだけで終えてしまうと物足りない雰囲気です。

「サンタモニカの風」も最初に「変形」ではないかも知れませんが、イントロの直後にCメロの短縮を入れているのが、曲の冒頭からそのあとへの期待感を膨らませるような気がします。

「もう一度だけふり向いて」の場合は、この最後の♪こわさずに…こわさないで~♪の部分が、この歌詞のうたう世界を上手く締めくくっているという気がします。あくまで個人的感想です。


それと、私はぽぽんたさんの感じたイメージを「押し付けがましい」と感じたことはありません。音楽とはいえ、人それぞれの感じ方があると思っています。「ナルホド」と思えば感銘して考え方を取り入れますし、「自分はこっちの方が好きかな」と思えば、好きな方を採用します。好きで採用しても、聴き込んでいくうちに、お師匠様の助言の方がやはりしっくり来てそのように直したりと言うことも良くあります。マルチトラック演奏で最近特にお世話になった「サンタモニカの風」と「わたしの青い鳥」ではそのような経験をいたしました。

またそのうち是非、桜田淳子さんの曲評を楽しみにしております。

それではまた。

by 小がめら (2015-11-09 23:43) 

ぽぽんた

桜えびさん、こんばんは!

私が淳子さんの歌うバラードで初めて好きになったのは「若い人」(「若い人のテーマ」
ではありません。ご存知とは思いますが念のため)です。
アルバムではなく、4曲入りコンパクト盤に入っていたのを聴いたわけですが、
それまでひたすら明るいと思っていた淳子さんがこんなに切々と…と、当時中2だった
私はかなり感動したのを憶えています。

「若い人」の歌唱は変声前で甘い声でしたが、「もう一度…」では大人の声になっていて、
同じバラードでも別人が歌っているような感じがします。
「もう一度…」は大人の声だったから歌いこなせたのかも知れませんね(^^)

by ぽぽんた (2015-11-11 23:27) 

ぽぽんた

小がめらさん、こんばんは!

全く仰る通りで、曲の構造、と言うか構成はその曲を面白くするための重要な要素ですね。
ある意味、初めて聴く人を翻弄するような、そしてもう一度聴きたくなるような作りは、
歌謡曲に洋楽の要素を大々的に取り込み始めた証明とも言えると思います。
欧米の曲って、素直な2コーラスとか、あまりないですよね。

これは経験談なのですが、拙文であっても、自筆ではなくこのような整ったフォントで
読んでもらうと妙な説得力を持つ事がある事に、かなり前に気づいたんです。
よくわからないけど納得してしまうような感覚、とでも言うのかな。
なので、例えばウィキペディアなど、内容が正しいかどうか自分で調べる必要も感じず、
そのまま受け入れてしまう人が多いのだと思うんですね。
私もこのブログに記事を書き、それを読んで下さった方がご自分の気持ちに関係なく
そのまま受け入れてしまったら、それはやはり私の感覚の押し付けになると思うんです。
小がめらさんのように意識的に取捨選択をし、その上でご意見などをこのコメント欄を
通じて知らせて下さり、それに対して私も考えてお返事する。 そういった交流を
皆さんとさせてもらえるのが理想的だな、と思っています。

小がめらさん、そしてこれを読んで下さっている皆さん、これからもよろしくです(^^)/

by ぽぽんた (2015-11-11 23:51) 

コトブキ

お疲れ様ですコトブキと申します。う~んご意見となれば例えば、
今回の譜面の最初の2拍は、いっそ白玉縦5つのほうがよかったのではとか、
そんなんでいいですかね。ちょいとでもそこはブレましたね譜面の意図が今回おそらく。
てかコメントとか言って好き勝手書いてる私らは気楽でする。
てかついでに、本文の小見出しは無いほうが良いと、去年から思ってたのでお伝えしておきまする。
論文みたく見えるので。 押し付けを嫌うなら、以前の散文っぽい見た目のが良く思えまする。

てか冒頭の A7-9 、最初は私これA7で正しいんぢゃないの硝子坂みたく、とか感じたんですが、
B♭の音が2拍分持続音で鳴ってるワケですな実際。これって生弦の音ですよね第一Vn.なノリで?。

ちなみに最初のハープの耳コピの不可能さ加減にワロたんでこの際ムリヤリ解析してみたんですが、
正直最終音はD音。と聞こえますけど、普通大抵誰でも限界そう聞くかと思うのですが実際、
そのあと一応、2つ鳴ってますな。音量が小さいし音が高いし全く聞こえんけど。
何音聞こえますかね。私は3+3+2で8音と感じてそう捉えますな。少ない人なら5音とかかと。
最後っぽく聞こえる C# D の2音と、最初が A# って以外は私は、定速での音取りは不可能ですかも。

ついでなので載せさせて頂いておきますが、冒頭のハープ、
○ A# C# D E 、F G A A# 、C# D E F 。 と弾いてますな解析の結果。12音弾いてる。
Dmの階名なら、 ファ ソ# ラ シ ド レ ミ ファ ソ# ラ シ ド 。ですな。
最初に多分32分休符程度入るっぽい、とか少々ありますが、まあ1拍半。
知識があれば最初10音は推測できそうですけど、実際聞き分けられる人ってのがどの程度いるのかとか。
中央の曇ったハープのグリスがどこだかわからなくて悲しいです。オリカラは所有しておりませぬが。
あとやっぱ間奏の弦の入りはCからの6連符ですよん。う~んここは6と結論する人数が優勢かも多分。
ついでにラストのは ドレファソラ ミド-レー らしいです(音名)。正しい5連符っぽいんだけど、
右chだけ聞くと、ドレファソラド と6連符が小さく聞こえる気もしたり。そんなんですかと。
弦のグリスは結局やっぱ、冒頭のみですな。てかグリッサンド気味のポルタメントですかなあれは。

なんせこの人は「芽ばえ」やら「女性」やらで弦が何連符だかわからん作家な印象は前もってあったりで、
まあそれらはリバーブが深すぎなせいですが、今回その辺り聞いててあちこち苦笑しましたが、
ボサ歌謡というとこの頃のだと大抵「白い部屋(麻)」とあと「恋愛遊戯」が挙がるのかと思いますけど、
まあ結構あったですな「どうぞこのま~」に思い切りカブさってる曲でしたなこの曲。

ソニーの人の曲の音質やらの検証考察は、それもまた良しかもですな。
Dr.の人はホントですねこれはそれっぽいですな。そかビクターか。ドリームはわかりません。
正直この曲、キレが良くてノリが良くてかなり楽しいオケですけど私辺り色々と、
間奏終わりのハープの一発なんて好きなんですけどね。一発てか3~4本バラしての一発ですけど、
まあその前に弦が入ってきて、この弦のなんというかディナーミク具合やらが、良いですな。気合具合が。
てかこれはフェーダー具合もありそうですけどなんせ、好きですな。 全然ボサじゃなくなってるけど。
で弦がピッと締めて、ハープ、コンガ、リム、と1拍づつ回す部分辺りはなんつか充分、有無を言わさず、
爽快ですな。間奏後半から2番まで辺りの気合の入った締まったかつ伸び伸びした演奏はとても楽しい。
そんなノリはこれは、ドラムというかドラマーが作って引っ張ってますねオケを。これは。この音は。
むしろいっそ、ドラムの人やら特定して絵を想定して聞いたほうがこの曲辺り、心地よく聞けますし。
正直間奏と前奏とでノリがまるで違うのも良いんだか悪いんだかわからんけどあの人っぽくて楽しい。

まちぶせ'76のさりげないGは松原(正)さんらしいです。
それの予告の回でいらんこと書いたのでついでに。 Baはどうせこっちもそっちも嫁さんが今日現在50
by コトブキ (2015-11-12 07:15) 

ぽぽんた

コトブキさん、こんばんは!

色々なご意見やハープ、ストリングスなどの解析をありがとうございます。
コトブキさんから見ると私の楽譜はかなりいい加減に見えると思いますが、
パート譜ではないですし、曲の作り全体を見渡せる事を第一にして、さらに
特徴のある部分をできるだけお知らせしたいとの意図で作っているものなので、
そういうものと思って受け入れて下さい。
解析して頂いた音に関してはぜひ参考にさせて頂きたいと思います。
特にハープは演奏上の制約などが多く、それを熟知していないと正確なコピーは勿論、
自分の思う通りに演奏してもらう事も不可能なので、コトブキさんはそのあたりも
踏まえて解析されているものと思います。
私は大雑把なので、貼った楽譜程度しか書けません(^^;)

見出しについては、これが小がめらさんのコメントへのお返事に書いた「押しつけ」と
どうつながるのか私にはよくわからないのですが、ご意見として参考にさせて頂きます。
ただ、区切りが曖昧でダラダラ書いてあるよりは、見出しがある方がいくらか読み易いのも確か
だと思うので、もっと良い形式を確認するまでは現行のままにしたいと思います。
よろしくお願い致します。

by ぽぽんた (2015-11-12 18:07) 

小がめら

ぽぽんたさん、こんにちは。たびたびすみません。

確かに活字になっていると、妙な説得力を持つ…という感覚は分からないでもないです。私たちや更に年配の世代では、「TV番組で言っていた」とか、「新聞に書いてあった」とか、「本に載っていた」という、ただそれだけのことで信憑性に対する疑いを抑制してしまうことって、心理的にあるかも知れません。

同じ活字でも、ネットをメインにしている世代の人達はどうなんでしょう? 私たちよりずっと年下の世代は、「どうせネットの世界で言われていることだから」と、私たちよりも更に大幅に割り引いて受け入れているかも知れません。会社の後輩や、自分の子供達と会話していて、そう感じることが良くあります。

でも思うのは、ぽぽんたさんがそういう点を気に掛けて執筆なさっている限りは、ご自身が心配するほどは読み手(特に常連の読み手)の人には、押し付けとして伝わってしまうことはないのではないかということです。勿論、たまにはあるかも知れませんが、その辺は取りこぼしの範囲ということで良いと思いますが。


文章面で言えば、ぽぽんたさんの曲評くらいの量であれば、見出しを付けてチャプター分けするのは賛成です。私は読み易いと思います。

私は音楽的なことは素人でほんの初歩的なことしか理解できませんし、実行も出来ませんが、(自分で遊べるレベルですが)譜面を書き起こす際に、ぽぽんたさんの過去の曲評を検索し参考にさせていただくことが良くあります。見出しがついているのでそういうときにも助かります。

掲載していただく譜面も、私のようにコードもろくに知らない者にとっては、パート譜を書き起こす際に、音源から聞き取れない部分を埋めるのにとても役に立っています。まずは市販されているメロ譜を参考に着手しますが、ぽぽんたさんの譜面とコード表示が食い違う部分がままあります。そういう場合は、何度も繰り返し聴いて聞き取れてくると、ぽぽんたさんが何故ここでこういうコード進行にしたのか、が分かったりすると楽しいものです。市販のメロ譜は、ド素人でも楽しめるよう弾き易さを優先しているのでしょうか(私にはそれはそれで有り難い場合も多いですが)。


マスメディアに依存せず、こうして個人が自由に意見を表現できるようになったのは、マイナス面もあるかも知れませんが、プラスの面の方がはるかに大きいと思います。

それではまた。

by 小がめら (2015-11-13 00:00) 

ぽぽんた

小がめらさん、こんばんは!

貴重なご意見をありがとうございます。 少し私は考え過ぎなのかな、とも思いますが、
今後も、最低誤解をされないような書き方を心掛けたいと思います。
同時に文章力、構成力、表現力、語彙力…勉強する事が一杯ですね(^^;

私も耳コピなどを試みる時、カラオケがあればよく聞き取れる場合が多いですが、歌入り
しかない時、よく聞き取れない部分はそれまでの経験で音を推測する事がよくあります。
例えばコトブキさんが挙げておられた「芽ばえ」のストリングスは、最も難しそうに聞こえる
のが ♪…人に呼ばれて泣いたでしょう♪ に続く駆け上がりフレーズだと思うのですが、
そこはドレミファ・ミファソラ・ソラシ♭ド・シ♭ドレミファソ…と演奏されていて、
よく見るとそれぞれの区切りで二つ前の音からもう一度演奏している、と言うパターンで、
高田弘さんのストリングスアレンジでよく見られる手法なんです。
そういった事をちょっと知っていると、聞き取りにくい音も何となくわかったりするんですね。
なので、やはり何よりも多くの曲をお聴きになって、何となく法則性のようなものを
感じられるようになるのが、良いコピーと演奏への近道かも知れません(^^)
かく言う私も謙遜でも何でもなく、いつも勉強中です。 面白いから、ですが(^^)

インターネットで、誰でも自分の持ち味を公開できるようになったのは素晴らしい事ですね。
ただ時々、例えば掲示板とかヤフコメなどを読んでいて国語力が破綻しているような文もあり、
そういったものを見ると改めて「自分も変な文章を書かないよう気を付けよう」と自戒します。

by ぽぽんた (2015-11-14 00:42) 

卓

こんばんは。超ご無沙汰です。

この時期は、すでに「ピンク・レディー一筋」でしたので、この曲を聴いた記憶は全くありません(^^;)

ちなみに、レコードで発売された百恵ちゃんの「赤い衝撃」は、テレビで流れたものとエンディングが違うんですよね?ご存知でした?

何気に「もう一度だけふりむいて」を「YouTubeで聴きましたが、前奏を聴いてビックリ!丸山圭子さんの「どうぞこのまま」を思い出しました。

マイナー調で記憶にあるのは、「しあわせ芝居」はもちろんですが、「リップスティック」がいいですね。今もレコードを持っています。

話は変わりますが、7月で会社を退職しましたので、断捨離(?)の意味も含めて、実家の自分の部屋を片付けてきました。オーディオ関係で処理したものは、CDプレーヤー1台、レーザーディスクプレーヤー1台、3ヘッドのカセットデッキ2台、PHONO端子付きのオーディオテクニカのミキサー1台、ビデオデッキ2台、アナログテレビ1台。しかし、音楽ソフトにレーザーディスクがあったので、なんと中古で完動品を買ってしまいました。(←断捨離になっていない)作動確認はしていませんが、友人に譲ってもらったアカイの3ヘッドのオープンリールデッキは捨てることができず、部屋のオブジェになっています。(笑) 断捨離にあわせて、パイオニアのアンプを購入していたので(これも断捨離になっていないっ!)、捨てずに残した自作のフォステクスのスピーカーとパイオニアのレコードプレーヤーで、真理ちゃんの「思い出のセレナーデ」を聴いて、プレーヤーの動作確認をしました。針が落ちる音、とても懐かしかったです。ソニー製のCD・MDプレーヤーも以前に動作確認をしていたので、こちらも残すことにしました。

で、この曲に関係ない長いコメント、本当にすみません!!
by (2015-11-14 21:23) 

卓

再度、すみません。

「想い出のセレナーデ」でした。m(_ _)m
by 卓 (2015-11-15 00:07) 

ぽぽんた

卓さん、こんばんは! お久しぶりです(^^)

「赤い衝撃」のエンディングとは、ドラマで使われたバージョンの、と言う意味でしょうか?
私は「赤い疑惑」は熱心に観ていましたが、それ以後は殆ど観てないので憶えてなくて(^^;)

そうですね!「もう一度…」はラテンと言うよりもボサノバっぽくて、「どうぞこのまま」
と曲自体も近いものがあるかも知れませんね。

私はどうもその断捨離が出来ない方で(^^;)、過去に買った機材の多くを今も持っています。
カセットデッキのように、動かなくなった物を修理して再生させる事が楽しいので、
故障していても直る見込みがあれば保存しておく事が多いんです。
ただ、テープデッキなどメカニズム物は、ベルトが伸びてしまったりアイドラーが変形したりで
交換もできず、涙を飲んだ物がいくつかありました。
レコードプレーヤーも、ダイレクトドライブはあまり故障しないのですが(故障する時は
回転数が思い切り速くなったりなど、派手な壊れ方をします)、ベルトドライブだと
ベルトが伸びて(あるいは切れて)使えない事がままあるようです。

レーザーディスクは、私もまだ10枚くらいソフトを持っています。
プレーヤーはもう、かなり前に人に譲ってしまい、その前に大切な作品はDVD化しました。
今思うと、プレイボタンを押すと「ディスクが重い!」と言いたげな音で回転を始めて、
数秒後に映像が出てくるプレーヤーの動作が懐かしくなります。

私は今もMDがかかる機材をいくつか持っていますが、不思議な事に(?)、
どれも全く故障していないんです。
MDが製品化された頃はCDプレーヤー開発のノウハウが生かされて、無理のない設計ができた
からではないかな、などと推測しています。

by ぽぽんた (2015-11-15 19:50) 

青大将

こんばんは。 この晩秋の時期、季節柄相応しい選曲ですね。と、言っても、イメージとしては冬の楽曲ですが・・・・・・・。
「ねえ!気がついてよ」の次の新曲でしたが、矢張り元気のあるイメージが強い人だし、歌う曲も、それに並行してて、特に前年からのヒット曲群は強烈で、「十七の夏」「夏にご用心」等を、満面の笑みで明るく歌う姿は、まさにそれこそが桜田淳子そのもの、といった感じで、失恋ソングは似合わない、というか、あまり歌って欲しくない願望みたいなものは、少なからず有った様に思います。

しかし、他の歌手達の季節を意識した曲を見ていると、桜田淳子も、子供からするとつまらない部類に入る《スローで暗い歌》、即ちバラードを歌わされるのだろうという予測は同時に備わってました。

それに何と言っても、年齢的にも大人に憧れて背伸びする時期でしたしね。 それらは、明星や平凡等の記事からも容易に感じ取る事が出来ました。
歌だって、大人っぽいものを皆、好むのだろうと思ってました。 「もう一度だけふり向いて」と同時期には、伊藤咲子の「想い出のセンチメンタル・シティイ」などが有り、女性アイドル達は、こぞって失恋をテーマにしたものを歌って居た様に思います。
岩崎宏美の「ドリーム」は、歌詞の内容が《空想》や《願望》でしたが、個人的には冬のイメージが強い曲です。

俺の中には「もう一度だけふり向いて」の当時観た歌唱映像で特に印象深いものが在ります。
それはスタ誕ゲスト出演時のもので、デビューしたての太川陽介も同じ日にゲストで出てデビュー曲「陽だまりの中で」を歌って居りました。
淳子は中盤か、欽ちゃんのゲームコーナー終了後のオーディション合格発表前の、トリのゲストで歌った記憶が有ります。

歌唱時のカメラワークが素晴らしく、画面左右に顔のアップが在ったり、普通に正面から捉えた画(え)の上に別の角度から捉えた姿を併せたり、真後ろから客席に向かって映した画があったりと、妙に印象に残る映像でした。
こうして40年近く経った今でも、それは鮮明に記憶の中に残ってます。 此の時、外は曇天というか、今にもひと雨来そうな気配だった事も鮮明で、今でもこの曲聴くと、このテレビ画面の記憶が真っ先に甦ります。

篠山紀信撮影のジャケット写真も雰囲気が在って、この曲のイメージを盛り上げてますね。これは月刊明星の、馬小屋の様な場所でのグラビアの別ショットで、他に干し草の上に腰を落としてるものも在りました。
いつぞやsjghdさんのブログでも掲載されて居り、30数年振りにこれを見させて頂いた時は大変感激しました。

曲は、最初聴いた時から不快ではなく、かといって、特に好きでもない印象でしたが、良い曲という認識は在りましたね。部分的に耳に残る箇所と、最後に始めて登場する♪こわさずに(こわさずに)~♪は、矢張り聴き所です。
あ、それと、この曲って、「いちご白書をもう一度」とダブるんですよ。 ♪就職が決まって 髪を切って来た時~♪と、♪あなたは髪を切ってしまい~♪が特に。
何かユーミンと阿久 悠って、何処となく対極した位置に存在してる感があったりするんですが、此処では一瞬だけ合致した様な・・・・・。
「いちご白書~」の方が1年以上先ですし、阿久さんは、もしかすると、あの歌の髪を切って来た男性を、じゃあ女性側はどう受け止めるのか?を「もう一度だけ~」で書いて、桜田淳子に演じさせたのではないのか?という気もして来るんです。(タイトルに「もう一度」を持って来る辺りも(^^;)

今回、この曲をこのブログで登場させた時から、数日間レコードで聴いてるんですが、地味な演奏の中にも、少しだけれど何処か目立たない華やぎの様なものも瞬間的に感じたりしました。

ところでぽぽんたさんは、このB面曲「招待席」にはどういう印象がお在りでしょうか? 俺は桜田淳子のB面曲の中でも、昔っから妙に気になる存在で、詞のシチュエーションも風変わりなら、曲もちょっとしたサスペンスを覚えるんです。 何処の誰なのか判らない相手から突然送り付けられた人気映画(恐らくは洋画)の招待券を無気味に感じて警戒しながらも、それに誘われるまま赴き、しかし一方で、《もしかしてあの人?》と好意を寄せる相手からの誘いを期待する自分が居る。しかし、開幕のベルが鳴り響くも、一向にその相手は現れない、席は両側共、空席のまま。 本当は来る心算は無かったとしながらも、先の期待もあってか、何故か来てしまった主人公。

現在の感覚だと、ストーカーの匂い満載な世界ですが、当時は勿論、その様な言葉も認識も無く、単に飽くまで『自分に好意を持つ誰か』なのでしょう。
歌詞も曲も、興味の尽きない楽曲です。

一昨年、一夜限りの復活を果たした際にリリースした2CD&DVDの『Thanks40~青い鳥たちへ~』のブックレットには、デビュー時の桜田淳子のチーフ・マネージャーでもあり、現・サンミュージックの名誉顧問である福田時男氏も、お気に入りの作品や、思い出深い曲を訊かれ、この「もう一度だけふり向いて」が曲も歌い方も好きだったと答えて居られますね。 それほど伸びなかったのは、歌っていた期間が短かったからかな?と回想してます。
一方、淳子はこの曲に対し、「当時は丸山圭子さんの「どうぞこのまま」が流行っていて、ちょっとしたボサノバブームでしたよね。スタッフも「いろいろやらせてみよう」という時期だったと思いますが、私自身は新しいことに挑戦するのが大好きでしたから、この曲もその一環ととらえていました。 でも残念ながら制作会議に参加する様な時間はなくて、事前にデモテープを渡されて、レコーディングまでに覚えて歌入れだけするという感じでしたね。」とコメントしてます。

ところで卓さん凄くお久しぶりですが、偶然にも数日前、思い出して居たところでした。(「どうぞこのまま」ビンゴ!!)
この時期、既にピンク・レディーに熱中という事は、デビュー間もない、早いうちから応援してらしたんですね。
そういう自分も、岩崎宏美や桜田淳子とは別に、この時期のピンク・レディーには別次元で目を見張るものが確かに在りました。
とにかく、何かを予感させる二人組でした。「S・O・S」の振り付けを取り入れたグリコ・アーモンドDANのCMも懐かしいです。
淳子はコメッコと知床しぶきでしたね。それと井セキさなえ。

色々思い起こすと、冬だけど華やかな時代でした。(^^)


by 青大将 (2015-11-15 23:19) 

きゅーぴー

どうしてもぽぽんたさんに報告したいことがありコメントします。

1行だけこの記事について書けば、この曲は知りません。
桜田淳子さんについては、アメリカから帰国後ほぼ全員から「サンタモニカへ行った?」と聞かれて、なんでサンタモニカを知っているのか????となったことを覚えています。
でもって・・・、報告内容はジュンコつながりで、八神純子コンサートへ行きましたというものです。
盛岡市内の古くて小さい会場で、先週末にコンサートがありました。
東京下町の生まれ育ちですが、ユエあって長く岩手に住んでいます。
一番大きい興味は、ぽぽんたさんの記事にあった「思い出のスクリーンで、言葉にすればよかったぁん」と歌うかということでした・・って、捻じ曲がっていますね。
結論だけお伝えすれば、はっきりキッパリ発音していました。

八神純子は34年前に、私が卒業した学校の謝恩会で歌のゲストでした。
ただし、その年は私が卒業した翌年です。残念。
CDを購入して、ご本人にサインしてもらう時に、34年待っていました!と、いきさつを伝えて驚かれました。

歌声はもちろんとても美しかったです。
本人は「生涯現役が目標」と言っていました。

以上、報告終わります。

by きゅーぴー (2015-11-16 14:39) 

ぽぽんた

青大将さん、こんばんは! お返事が遅くなり申し訳ありません。

そうですね、私の当時の感覚は多分「来るものが来たか」だったかな。
あの頃はニューミュージックなるものが台頭してきていて、ヒットしていた曲は多くが
マイナー調で、歌詞をじっくりと聴かせるのが目的と言った作りだったですよね。
で、それまで「明るいだけ」のように思われていたフシのある桜田淳子さんが、
イメージチェンジか、あるいは百恵さんに対抗してか、あるいはその両方で
マイナー調の曲を出してくる予感はありましたし、青大将さんが仰るような、
できればそれは避けて…という願望もありました。
今思うと、歌詞は別としてマイナー調とメジャー調をうまく出し分けていたのが
天地真理さんだったようにも思います。

それにしても…毎回言っているかも知れませんが、青大将さんは本当によく、
歌唱シーンを憶えておられますね。
カメラワークは、昔の映像の方がまだこなれていなかった分、大胆で実験的な
ものが多かったように思います。
普通の歌番組なのに、水着姿のアイドルを思い切り下から上に向けた撮り方をしていて、
今ならセクハラと言われるような撮り方も多々あったような…。
それはともかく、昔はテレビの画面サイズが小さかった事もあり(20インチなんて大きい方
でしたよね)、何かにつけアップが多かったと思います。 それは制作側からすると、
ファンサービスのつもりだったのでしょうね。

別ショットと言えば、ソニーのゴールデン☆ベストにはシングル盤ジャケットに
使われた写真の別テイクが多く用いられていてとても新鮮なので、
ぜひ他のレーベルも追従してほしいと思います(^^)

私はこの曲に関しては一つだけ不満があって、それは1コーラス当たりの構成が
ABだけと、単純過ぎる事なんです。
憶えやすいのは良い事なのですが、じっくりと聴かせ損ねている気がするんですね。
もう一つ、違うパターンのメロディーが入っていると幅が出たように思います。

そう言えば、女性の歌で男性の髪がどうの、と言う歌詞ってあまり無いですね。
今、この場で思いつくのは松田聖子さんの「黄色いカーディガン」くらいですが…
きっとまだあるあるはずですね。
「いちご白書を…」と「もう一度…」の、その点でのつながりの考察は面白いですね。
阿久悠さんはニューミュージック系の自由な作風を非常に羨ましがっていたそうなので、
十分考えられる事だと思います。

すみません!「招待席」はじっくり聴いた事がないのでコメントできないのですが、
青大将さんのイメージを頭に置いて改めて聴いてみたいと思います。
さらに「Thanks40」もいまだに手にしてなくて…やはりDVDとブックレット目的で
買っておかねば(^^;)

「もう一度…」の頃は、記事にも書きましたが私は高校受験を控えた、ちょっと
微妙な時期でした。
自分にプレッシャーをかけるためにレコードを聴くのも控えていたりで、
他の年よりも寒々としたイメージを持ってます。

by ぽぽんた (2015-11-17 18:31) 

ぽぽんた

きゅーぴーさん、こんばんは!

う~ん、確かにサンタモニカって昔は、日本ではあまり知られてなかったですね(^^;)

八神純子さんのライブを楽しまれたんですね(^^)
実は「想い出のスクリーン」の記事にそのような事を書いたのをすっかり忘れてまして、
さっき確認したら…我ながら変な所に注目したな、と妙に感心したりして(^^;)
今はしっかりと歌っているんですか! あのレコードの歌唱はやはり、レコード用
だったのかな。 そう言えば「ザ・ベストテン」でもしっかりと歌っていたような…。

謝恩会で八神さんを招く学校って凄いですね。 その頃は前年あたりに「パープルタウン」
を大ヒットさせたばかりで、バリバリの若手現役歌手だったはずですし。
きゅーぴーさんは34年ぶりにリベンジを果たされたそうで、本当に良かったですね!

元のように歌えるまで2年かけて体を立て直すほどの根性の持ち主ですから、
「生涯現役」もきっと果たせそうですね(^^)

ご報告をありがとうございました!

by ぽぽんた (2015-11-17 18:32) 

きゅーぴー

思い出×
想い出○ でしたね。

昨日は妻からNHKで1時過ぎに放送している「スタジオパーク」に、偶然八神純子さんがメインゲストで出演していたと報告を受けました。
体を鍛えるランニングと生涯現役を強調していたそうです。

結婚して20ウン年にして、初めて夫婦でのポップスコンサートでした。
コンサートはほとんどクラシック一本やりでして、私個人でも、ぽぽんたさんにうらやましがられたカーペンターズも含めて、聴きにいったのは数えるほどです。Chicago・CCR・Simon&Garfunkelから五輪真弓・南こうせつ・都はるみ・・・あたりです。
5年ぶりくらいにポップス系に行って「また行こう」と思いました。

謝恩会は帝国ホテルの孔雀の間でした。参加率は高く、数百名程度はいたはずです。学校は近頃皇室に避けられているアソコです。

ところでコメント欄のURLは、ぽぽんたさんのファンが直接やり取りするためのものですか?もの知らずオヤジですいません。

by きゅーぴー (2015-11-18 08:32) 

ぽぽんた

きゅーぴーさん、こんばんは! お返事が大変遅くなり、申し訳ありません。

何年も日本ではご無沙汰だった八神純子さんですが、ここ3年ほどちょくちょく
テレビで観られるようになったのはファンとして嬉しい限りです(^^)

コンサートによく行かれるようですね。 私も、このブログで話題にした同窓会コンサートや、
ツアーがあればたいてい一度は行くB'zなど、年に1回くらいのペースで行くのですが、
実はあまり大音量の会場は苦手で、クラシックのコンサートなどの方が好きです。
そういう意味では、もう3年前ですが、由紀さおり&ピンク・マルティーニの
日本での初コンサートを観られたのは最高に嬉しいものでした。

コメント欄は読者の方と私との通信欄と思って下さい。 プロフィールに記載した
メールアドレスでは私信も受け付けています(^^)

by ぽぽんた (2015-11-22 19:24) 

Seizou 原野

コンニチワ!

桜田淳子さんの楽曲から検索してこちらのブログに辿り着きました。
検索したきっかけは、ここ一週間ほど桜田淳子さんの話題も入ってツイートが進んだので。
このイントロのドラムに痺れてよく昔合わせてドラム叩いてましたという話をのせたのですが。
ふいにこのドラムは誰の演奏なのか知りたくて調べてみました。
時間の関係上こちらのコメント全て見ることはできませんでしたが。
僕は改めて YouTube で聞いたところその他のストリングスなどのインパクト感や、ドラムリードの的確さからラテン本職の外国の方かな?と少し思いました。もちろんコーラスは日本人ですし部分的に外国の人が入ってるかどうかなーとつい思ってしまいました。どなたかお分かりでしたら教えください!!
もう一度だけふり向いての楽曲です!そうかなりブログから年月が経っていますが気になりましたのでコメントさせてもらいました!
殺伐とした内容になりましたが、僕は音楽が本職ではないので本ブログの深い掘り下げや推測など楽しんで読ませていただきました!!
by Seizou 原野 (2023-01-20 11:35) 

ぽぽんた

Seizou 原野さん、はじめまして!コメントをありがとうございます。
お返事が大変遅くなり、失礼いたしました。

ドラムスに大変お詳しい、というよりも演奏されるんですね。
私は音楽制作の時はLOGIC PROの「Drummer」に頼り切りなのですが(^^;)、
自分が演奏しない分、その演奏の多様さや深みはもの凄いものがあるな、といつも驚きます。

この曲はアレンジが高田弘さんで、70年代の歌謡曲では最もアカデミックで
ストレートなアレンジを施すタイプと私は認識しているので、この曲でのドラムスは
随所に変わったフィルが入っていたり、全体に大きな揺れが感じられたりしながらも、
演奏者は当時の常連的なスタジオミュージシャンではないかな、と思っています。
私は持っていないので詳しくは言えないのですが、この曲が収録されたアルバム「熱い心の招待状」に、
もしかするとミュージシャンのクレジットがあるかも知れません。

Twitter、拝見しました!
良かったらこれからもご贔屓下さい。
今後はまた定期的に記事を更新していく予定です。

by ぽぽんた (2023-01-25 23:08) 

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