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17才 / 南沙織

つけまつげをしている南沙織さんの写真は珍しいですね(^^):

17才.jpg

「17才」は南沙織さんのデビュー曲として1971年6月に発売され、
オリコン最高2位、同100位内に32週ランクインし54.2万枚の売り上げを記録し、
デビュー曲にして最大のヒットとなりました。

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担当プロデューサーは当時CBSソニーの酒井政利氏。


作詞はそれまでに小川知子さんの「初恋のひと」、
伊東ゆかりさんの「小指の想い出」等の大ヒットがあった有馬三恵子氏です。


作曲・編曲は筒美京平氏。
1971年2月に後の南沙織となる内間明美さんが沖縄から初来日した際
(当時沖縄はアメリカ領で本土復帰前でした)、
初対面だった筒美氏に「何か歌える歌はある?」と訊かれた内間さんは、
リン・アンダーソンの「『ローズ・ガーデン』なら…」と言うと
筒美氏が即座にピアノで伴奏をし「ローズ・ガーデン」を歌ったそうです。

その歌唱を聴き、筒美氏と同席したスタッフは「このイメージでいこう」と
即座に路線が決定し、制作に向けた準備が進められる事になりました。

…との成り行きが定説なのですが、別の資料には内間明美さんが
筒美氏と初対面したのはその1ヶ月後に再来日した際…とあります。
そのどちらが正確なのかは、当事者にしか分かりませんね(^^;)。


因みに「ローズ・ガーデン」はまさにその頃にヒット中で、
ビルボード誌で同年2月13日・20日の2週に渡り第3位にランクされましたし、
日本でもオリコン最高6位、17.9万枚を売り上げ、
洋楽としては大ヒットを記録しました。


リン・アンダーソンはアメリカのカントリー歌手であり、
1973年にはカーペンターズの「トップ・オブ・ザ・ワールド」を
本家よりも早くアメリカでシングルとして発売し、
ビルボードのカントリーチャートで2位まで上昇するヒットを記録しています。

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「17才」は曲・サウンドは後述するとして、まず歌詞の新鮮さが圧倒的でした。

個人的には2コーラス目の歌詞が素晴らしいと感じていて、
「ふたり鴎になるのよ 風は大きいけれど 動かないで お願いだから」
のフレーズはあまりに感覚的でイメージをつかむのが難しいのに
妙に心に残るものがあって、一度聴いただけで憶えてしまったものです。

酒井政利氏は、各コーラス最後のフレーズ「私は今 生きている」を読んだ時に
氏が求めていたイメージにピッタリ合って「有馬さん、これですよ!」
と歓喜したそうです。

「17才」の舞台となっている海は、有馬氏のイメージでは氏が幼少時代に親しんだ、
山口県南の瀬戸内海にある富海海岸との事です。


内間明美さんのデビューにあたり、CBSソニー社内で芸名が「南陽子」と
半ば決まっていたところ、「『南陽子』じゃ芸がないわね」と
「南沙織」を提案したのも有馬氏だったんですね。

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曲とアレンジは誰がどう聴いても「ローズ・ガーデン」路線、と言うよりも
コピーに近いのではないか、と思えるほどですね(^^;)

イントロ、歌い出し、コード進行とコードの選択、オブリガード、リズム…
どれをとっても「ローズ・ガーデン」そっくりです。
ハッキリ言って、パクりまくってます。

しかしただのパクリで終わらないのが筒美氏の音楽で、「ローズ・ガーデン」
にはない気の利いたフレーズも多く散りばめられています。

特に1コーラス目が終わった部分に入る
チェロ+12弦ギター+ベースが奏でる1小節や、
フルートを使った印象的なメロディーの間奏は、
歌同様に一度聴くと忘れられないインパクトがあります。

因みに「ローズ・ガーデン」には間奏らしい間奏はありません。


オケは厚すぎず、薄すぎず絶妙なバランスを保っていますし、
例えば ♪好きなんだもの…♪ の部分ではオケをブレークさせて
南沙織さんがリスナーにささやくように聞こえるようにするなど、
それまでになかった新鮮な魅力を持つ南沙織さんのキャラクターを
大衆に伝えるための配慮が随所に聞き取れます(^^)

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「17才」は構成としては2ハーフ+最終フレーズのリフレイン+フェイドアウトで、
各コーラスは次のように分けられます:

Aメロ: ♪誰もいない海…すり抜けてみたの 走る♪
Bメロ: ♪水辺のまぶしさ…つかまえに来て♪
Cメロ: ♪好きなんだもの 私は今 生きている♪


リズムはシンプルな8ビートで、イントロを除きタンバリンが2拍目・4拍目で
終始アクセントを作っています(これも『ローズ・ガーデン』ゆずり)。


キーは B♭メジャーで、転調等はありません。

コード進行を書き出すと…

イントロ: B♭・F7
Aメロ: Cm7・F7・B♭・Gm Gm・Cm7・F7・B♭・E♭・B♭
Bメロ: Dm・Gm・Dm・Gm E♭・Cm6・D7・Gm
Cメロ: Cm7・F7・Cm7・F7・B♭・E♭・B♭・G7
間奏: Cm7・F7・G7・Cm7・E♭・E♭m6・F7sus4・F7
    Cm7・F7・G7・Cm7・E♭・E♭m6・B♭・F7

Bメロの ♪(…息もできないくらい 早く)強く♪ の部分のコードは、
市販の楽譜や関連書では Am7-5 と記載されているのですが、
ベースの動きで判断する限りここは Cm6 です。
どちらも構成音は同じなのですが、Cm6と解釈すると歌メロが
6th を使っている事になり、より筒美氏らしい作風となる
…とも言えそうです。

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「17才」で使われている楽器とその定位は:

左: タンバリン フルート×2 ストリングス(バイオリン)
   アコースティック・ギター

中央: ベース ピアノ

右: ドラムス 12弦ギター ストリングス(チェロ、ビオラ)
    女性コーラス 

…と、ドラムスとフルート、女声コーラス以外はすべて弦楽器
(ピアノは打弦楽器)で、全体に倍音の多い、さわやかなサウンドです。


ギターは2本使われており、一つはスチール弦のアコギでコードのカッティング、
もう一つは12弦のアコギで主に歌メロに絡むオブリガードを担当しています。

左から聞こえるアコギはほとんど裏拍の演奏で、難易度が高そうです(^^;)


ベースはアタック音がハッキリ聞き取れるので、ピックを使った演奏と思われます。


Bメロ ♪…水辺のまぶしさ 息もできないくらい♪ に絡むオブリガードでは
ピアノとフルートがユニゾンで演奏され、
カモメの鳴き声を模したようなフレーズが聴かれます。


ミックスから判断すると、オケはマルチ・トラックではなく、
2チャンネルの同時録音と思われます。

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今回「17才」を採り上げたのは、6月1日が南沙織さんがデビューした日である事、
そして南沙織さんの楽曲のオリジナル・カラオケが初めて商品化された事が
大きな理由なんです。

かつてこのブログでカラオケを聴いて頂いていた頃に「早春の港」
「傷つく世代」「色づく街」などを採り上げましたが、
「17才」のオリジナル・カラオケはどこを探しても無く、
やはりこの曲はしっかり音源を聴いてから書きたい…と思っていたので、
これまで「17才」は保留してました(^^;)

それがこの春、ソニーミュージックダイレクトから
南沙織さんのベスト盤が2枚ほど発売され、
それらに「17才」「色づく街」「ひとかけらの純情」の
オリジナル・カラオケが収録されたんです。

初めて聴く「17才」のオリジナル・カラオケは、それは新鮮でした(^^)
これまで気づかなかった音の動きもよくわかって、感動しました。

これをきっかけに、あの「Cynthia Premium」にさえ1曲も収録されなかった
オリジナル・カラオケが、アルバムとしてまとまって発売されるといいな…
とささやかに、しかし大きく期待しているのは
きっと私だけではないと思います(^^)


「17才」
作詞 : 有馬三恵子
作曲 : 筒美京平
編曲 : 筒美京平
レコード会社 : CBSソニー
初発売 : 1971年6月1日

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コメント 25

widol

ぽぽんたさん、こんにちは。

南沙織さんの「17才」、やはりそうでしたね。
リン・アンダーソンさんの「ローズ・ガーデン」という曲、実は知りませんでした。今回初めてYouTubeで聞いて驚きました。同じだ。。。と。。。(^^;)

京平さんらしい感じですが、パクリと言ってしまえばそうなのですが、もちろんそれだけじゃないですよね。二曲聞けばそれぞれの良さがわかりますね。

ところで、こんなベストが出ていたんですね。シリーズで天地真理さんとかも出てますね。カラオケ2曲入りで。

1971年6月1日発売。もう42年も前のことなんですね。こんな素敵な歌がまた出てくる歌謡界に戻って欲しいと願うばかりです。
by widol (2013-06-02 17:00) 

nuko222

ぽぽんたさん、こんにちは。
推測通り「17才」だったのでうれしい反面、他の曲を期待していた部分もありました。
widolさんのご指摘通り、「ローズガーデン」はイントロだけですぐに「これだ!」とわかる曲として有名ですね。

「17才」は2本の木管楽器(実際は金属ですが)がいい味を出して印象を強く出しています。

ソニーミュージックダイレクトでの商品にカラオケ入りのタイトルがあったとは研究不足で知りませんでした。
企画(タイトル)を発表して購入予定者を募って目標数に達したら商品化ということは知っていましたが、何か面倒でクリックしたことはありません。

聖子さんの「ミス・セブンティーンコンテスト九州大会」の件は先日亡くなられたサン・ミュージックの相澤会長の記事(ヤフーだったか?)で聖子さんのことを紹介する文章の中にもありました。
by nuko222 (2013-06-02 17:58) 

ぽぽんた

widolさん、こんばんは! お返事が遅れて申し訳ありません。

あ…もしかして聴かない方が良かったかな(^^;) 私も「17才」のヒットからかなり後になって
初めてそれを聴いたのですが、あまりにクリソツでショックでした。 筒美氏の作品の中でも、
露骨にパクった部類と言えるでしょう(^^;)  しかしそれはすでにヒットして有名だったから
受け入れられやすい…などと安易な発想ではなくて、あくまでも南沙織さんのキャラクターに
合わせての事と思います。 ただ、南沙織さんのファースト・アルバムにそれが入っているのは
ちょっとやり過ぎかな、とは思いますが(^^;)

カラオケ入りベストについては、ある読者の方が直メールで知らせて下さって私も知りました。
CDショップで扱う商品ではなく、ホームセンターやサービスエリアなどで売られる種類のようです。

42年前…本当ですね。 私が子供の頃は、今でも名曲と言われる楽曲が毎月のように
出ていました。 そんな時代に再びなるといいですね(^^)

by ぽぽんた (2013-06-03 22:08) 

ぽぽんた

nuko222さん、こんばんは! お返事が遅れて申し訳ありません。

確かにこの時期であのヒントで「17才」だとベタだったかな(^^;)

歌謡曲やポップスでその木管楽器が使われる時は不思議と、1本ではなく2本である事が多いですね。
岩崎宏美さんの「ファンタジー」などもそうですし、私が大瀧詠一さんが作ったCMソングで
須藤薫さんが歌った「レモン・シャワー」でも効果的に使われてます。

そのベスト盤はオーダーメード・ファクトリーのものではなくて、流通経路の違う一般CDのようです。

松田聖子さんはそのコンテストで桜田淳子さんの「気まぐれヴィーナス」を歌ったそうで、
それもサンミュージック所属を見据えての布石だったのかな(^^;)

by ぽぽんた (2013-06-03 22:19) 

nuko222

ぽぽんたさん、こんばんは。
「17才」は沙織さん、森高千里さんVer.も明るくかわいらしい感じで良い曲だと思います。
森高さんVer.のカラオケはうちにあるんですがねー。
人によってどちらかのVer.は嫌いな方もいらっしゃるかも?(カバー曲は難しい)

聖子さんの「気まぐれヴィーナス」聞いてみたいですね。
この淳子さんの曲はテンポがとても速く、ティンバレスが軽快に入ってきてバッキングのピアノの指使いがプロらしさを出しています。
これを書いた後に久々に聞いてみます。
by nuko222 (2013-06-03 22:37) 

nuko222

追記です。
その木管楽器で海外のアーティスト(ジャズ/ヒュージョン系)の方ですが、ヒューバート・ロウズさんという名手がいらっしゃいます。
当方、この方の演奏が好きでLPの頃より聞いております。
最近はアナログ盤の復刻CDで楽しんでおります。
自己満足ですみません。
by nuko222 (2013-06-03 22:47) 

ぽぽんた

nuko222さん、こんばんは!

私は初めて森高千里さんの「17才」を聴いた時には、まず拒否反応が起きました(^^;)
仰るように恐らくカバーであり、テクノっぽくアレンジされたのが好きでなかったんです。
ところが不思議なもので、20年余り前に友達の車で海に遊びに行った時、友達がCDチェンジャーに入れた
森高千里さんのアルバムを通して聴いて、その新鮮さに一気にファンになってしまって(^^;)
それからは「17才」森高ver.も全く抵抗がなくなりました。 私もカラオケ集、持ってます。

「気まぐれヴィーナス」はこれからの季節の定番ですね(^^) アレンジに仕掛けが多くて
何度聴いても楽しめます。 記事に書いてみたい楽曲です。

その海外アーティストは、私は知りませんでした。 小学生の頃私はリコーダーの演奏が好きで、
その頃からギターとリコーダーの多重録音などしていたのですが、一時ペトリ(ミカラ・ペトリ)に
興味を持って聴いていた事がありました。
その音楽も改めて聴いてみたくなりました(^^)

by ぽぽんた (2013-06-04 22:49) 

ゴロちゃん

ぽぽんたさん、こんばんは!

私は、青大将さんのコメントから、「ジャニス・イアン」→「哀しい妖精」→
「南沙織」と浮かび、それから青大将さんが書いてくださったイントロから
「17才」が答えだろうなと考えました。だから、河合奈保子さんや松田聖子さんというヒントがどう結びつくのか、答えがわかった後で考えてみました。
奈保子さんは同名の歌があるのでいいのですが、問題は聖子さんです。
考えたあげくたどりついたのが、聖子さんの歌「Eighteen」なんです。どちらも年齢そのものがタイトルになっている、ということで・・・・(かなりのこじつけですが。)
でも、ぽぽんたさんからの返信の「デビュー前のこと」というところを読んで、
「ミス・セブンティーンコンテスト」のことだとわかりました。ジャニス・イアンさんも「17才の頃」という歌があるということを知りました。だから「17才」なのね・・・とわかったのでした。

それにしても「17才」、いいですね。大好きな歌です。
山口県の瀬戸内海の海岸をイメージしたもの、と聞いて、すごくうなすけました。この海は、温暖な気候のところ、人気(ひとけ)が少なく静か、青い空、打ち寄せる白い波、キラキラ光る水面、近くには漁港があり、沖の方には時々大きな貨物船も通る・・・昔からそんな想像をしながらこの歌を聴いていました。「潮風のメロディ」「哀愁のページ」「早春の港」も、同じ海岸ではないかなと思っています。
メロディーもオケも歌声も明るいやさしさが感じられて、聴いていると気持ちが和むんです。だから、平成になって森高さんの「17才」を聴いたときには、正直すごく嫌でした。アレンジがテクノっぽいってことだけでなく、歌い方、声、衣装、振り付け、森高さんのメイクなど、どれも嫌でした。「別の歌だと思えばいい。」と言っている方がいましたが、今でも森高さんバージョンは好きではありません。(森高さんは婚約を発表されたころから現在に至るまでは、自然なメイクでとても素敵だなあと思っているのですが、このバブル真っ盛りの頃のは、私としてはちょっといただけません。みんなそうだったんですけどね。)

17才は青春まっさかりというイメージをもたれるようになったのは、この歌の影響もあるのかもしれませんね。その前は外国の歌で「16才」が日本語タイトルにつく歌がいくつかありましたね。「すてきな16才」とか「悲しき16才」とか。
どっちにしても、ティーンエイジャーはいいですね。私にもそんな時期がありました。歌をいっぱい聴いていました。楽しかったです!(50過ぎた今でも楽しいですよ。)長くなってすみません。
by ゴロちゃん (2013-06-05 22:40) 

ゴロちゃん

書き忘れました。私がオケで好きなところは、まずはタンバリンのところ。うまく言えないけど、こことがいというかとてもいいアクセントになっていますね。それから、Bメロの「(早)く~(強)く~」に入る弦楽器の音がだんだん上がっていくところです。うまく説明できないのですが、わかるでしょうか?気持ちが高揚していきます。
もちろん、間奏も!素敵すぎます。
by ゴロちゃん (2013-06-05 23:03) 

ゴロちゃん

訂正です。「こことがいというか」→「心地よくて」です。
by ゴロちゃん (2013-06-05 23:05) 

まいんみん

ぽぽんたさん こんばんは。

やっぱりこの曲は南沙織ヴァージョンの方が、音楽的に聴かせるアレンジでしっくりきますね。
森高ヴァージョンは、ダンス系でドスドスうるさい感じですが、キーは同じのようですし、基本オリジナルのニュアンスを残しつつ、2番終わったあとの間奏がオリジナルメロディーで長めですが、原曲の良さを残しつつも、当時の売れ線といいますか、バブリーな時代を彷彿させ時代の背景としてアリなアレンジだと思うのですけどね☆

by まいんみん (2013-06-05 23:54) 

taka

ぽぽんたさんこんばんは(^_^)!
ご無沙汰です。

仕事でバタバタしていて訪問するのが遅れてしまいましたm(__)m
先週のヒントでひょっとしたらと思っていました(ジャニスイアンとかで…)

うれしいです!!なつかしいというか、
私の心の中ではまだまだ昨日のことのようです!

1971年、昭和46年、高校一年生の初夏でした(^_^;
友達の家でシングルを聞かせてもらい、ガーンと衝撃を受けたのを覚えています。
カセットに録音させてもらい、シングルは買いませんでした(^^ゞ
そのあとファーストアルバムが出た時買いました。
それがLPというものを買った最初でした。

この曲は全部好きですが、特に生き生きした歌詞と、フルートの間奏がいいですね(^-^)
ローズガーデンとクリソツとのことですが、当時は似た感じとは
思っていましたが、わかりませんでした(鈍感なのかなぁ(^^ゞ)
ぽぽんたさんが言われるように、ファーストアルバムにも入っていました。
アルバムは半分が洋楽のカバーで、
まだまだ持ち歌が少ないから、得意の英語の曲でうめてたのかなぁ
と思ってました。
その中でも他の曲は歌わされているという感じでしたが、
ローズガーデンは歌いなれた感じがしてました(^_^)

久しぶりにLPひっぱりだして聞いたら、なんか涙が(;_;)……
でも元気が出る涙でした(^^)/
感傷的になってしまいました。

これからもよろしくお願いいたしますm(__)m


by taka (2013-06-06 00:14) 

ぽぽんた

ゴロちゃん、こんばんは!

松田聖子さんというヒントについては、私ももしかしたら「Eighteen」を思い浮かべる方が
多いかも、と思って「デビュー前」と書きました。
河合奈保子さんは「17才」と同名異曲のヒット曲があるので問題なかったですよね(^^)
ジャニス・イアンについては、私は何も考えず「17才の頃」と言う曲を念頭に置いてました。
なので青大将さんが「哀しい妖精」と書いて下さった時、ちょっとだけ「あ、そっちか~。
ヒントの出し方を間違えたかな」とも思ってしまいました。 でも今思うとそこから
「17才」にいくのも良い流れだったな、と思っています。 答えて下さった皆さん、ありがとうございました。

南沙織さんの初期の曲はよく海が登場しますね。 やはり南沙織さんにはイメージがぴったりでした。
nuko222さんへのお返事に書いたように、私も森高千里さんの「17才」を聴いた時、
まず拒否反応が起きました。 森高さんがどうの言う以前に、カバーってものが
あまり好きではなかったんです。 仰るように当時はバブル期でしたから、必要以上に派手な
演出にも感じられましたし…。 今では森高さんの「17才」にもあまり抵抗はないのですが、
森高さんの曲の中では、私にとっては順位が高くはありません。 「夏の日」と「SWEET CANDY」が
好きなんです(^^) アルバムでは「古今東西」と「「ROCK ALIVE」が大好きで(^^;)

16才と言えば、小泉今日子さんのデビュー曲が「私の16才」でしたね(^^)
このタイトルは今も意味不明です(原曲は森まどかさんの「ねえ ねえ ねえ」なのですが)。
小泉今日子さんと言えば、今放映されているNHK連続テレビ小説「あまちゃん」で
存在感の大きな役で出演していて、大好きです(^^)

脱線しまくりましたm(_ _)m

by ぽぽんた (2013-06-06 23:19) 

ぽぽんた

まいんみんさん、こんばんは!

森高千里さんの「17才」については、当時ならではのものとしてあのようなバージョンもありだな、
と私も思っています。 原曲に媚びている感じが無いのが良いのではないかな。
しかしそのプロモは実にカラフルで、まだこなれてないデジタル技術を目一杯使いましたと
言った感じで、今観ると微笑ましいものがあります。 ライブ映像の「17才」はステージで
着替えやヘアメイクをしているんですね(シルエットですが)。 それも面白いです(^^)

by ぽぽんた (2013-06-06 23:25) 

ぽぽんた

takaさん、こんばんは! お久しぶりです(^^)

当時高1でしたか! シンシアに一番魅力を感じる年代なのではないでしょうか。
私は中1の夏に友達の家に行った時、山口百恵さんの「ひと夏の経験」のシングルがあって、
それを借りて両面ともテープに録音して何度も聴いた思い出があります(^^)
学生の頃に流行した曲って、いつまでも忘れられませんね。

南沙織さんのファーストLPも購入されたんですか! LPレコードはジャケットが大きくていいですよね。
もしかしてポスターなど付いていたのでは(^^)

私も記事にはあのように書きましたが、正直なところ「ローズ・ガーデン」に似ている云々は
どうても良くて、デビュー当時の南沙織さんの魅力を最大限に表出させた曲だと今も思っています。
逆に言うと、これは南沙織さん本人の弁ですが、「17才」はデビュー当時の歌い方しかできない曲
であるようです。 そして「色づく街」は年齢なりの歌い方が出来る曲との事で
本人がお気に入りだそうです。

そのデビュー・アルバムは私はCDで持っているのですが、全体的にホント、1971年の音、
なんですよね(^^) 聴くと私も懐かしい気持ちで一杯になります。
仰るように、その中の「ローズ・ガーデン」は確かに歌い慣れている感じがしますね。
このアルバムに収録された「ハロー・リバプール」は1人2重唱のように聞こえるのですが、
よく聴くとテープを使ってわずかなディレイを作って2重唱風にしているんです。
そのような視点から聴いても、また面白いものです(^^)

こちらこそ、これからもよろしくお願い致します!

by ぽぽんた (2013-06-06 23:48) 

あっちゃん

お久しぶりです^^
森高世代ではありますけども、楽しく拝読しました~。
「ローズ・ガーデン」初めて聴きました、面白かったです^^

Cm6の方が筒美先生らしいというコメントにうなりました。
ここと、間奏のG7が意外感があって好きです。

>Bメロ ♪…水辺のまぶしさ 息もできないくらい♪ に絡むオブリガードでは
>ピアノとフルートがユニゾンで演奏され、
>カモメの鳴き声を模したようなフレーズが聴かれます。

これも気にしたことなくて、いまあらためて聴いてみて、おおっ、と思いました^^

初期聖子ちゃんの話題が出てますので、本題からは外れますがちょこっと。
少し前に、デビュー後のですが「気まぐれヴィーナス」と、デビュー前の「二十才前」・「春一番」を記事用に貼り付けましたのでどうぞ。
どちらも好きな動画です^^
ご存知でしたらすみません<(_ _)>

http://ameblo.jp/atk1101/entry-11537208836.html

by あっちゃん (2013-06-08 12:30) 

青大将

前回のヒントでは、色々な葛藤が皆さん、あった様ですね。
俺も、ジャニス・イアンが無く、松田聖子と河合奈保子だけだったら、先ず判りませんでした。 (^^;

「17才」は、今更乍らやはり森高千里カバー・バージョンは、ご多分に洩れず、最初から違和感に満ちてました。 あのビジュアルを模した大ヒット・フィギュアが、妙に印象に残りますが。(^^;
僅か6才の夏に、ラジオやテレビに依って頻繁に聴いたこの曲は、心地良く耳に馴染んでた記憶があります。 そして、それを歌う南 沙織は、当時の俺には充分大人の人でしたが、それまでの付け睫毛バチバチの成熟歌手達よりは、若さを感じました。 それは、当時の小柳ルミ子にも云える事で、天地真理に至っては、余計にそう思えました。彼女達の出現は、男と女をリアルに表現するアダルト歌謡一色の雰囲気を、パッ!と明るくする効能の様なものを感じます。
以前も何処かで書きましたけど、「17才」は、晴天の日に、正午頃のAMラジオから流れて来るシチュエーションが好きなんです。 おそらく当時、実際にこういった情景の中で聴いたのだと思います。「奥様、お手をどうぞ」(菅原洋一ですね(^^;)のインストがテーマ曲で、正午の時報と共に始まるラジオ番組が当時在ったのを憶えてるんです。 母が毎日朝からラジオ点けて仕事してましたから。

B面「島の伝説」は、全ナンバー中、異色な楽曲ですよね。歌詞が、何処となく南 沙織が何者なのか、謎めいた雰囲気を呈して居る様に思えます。[カナカ娘][なんで忍んできた]と、単語や言い回しが特に、南の国からやって来た馴染みの無い人、或いは未知の感覚に近いものを覚えるんですね。
ヒット中の洋楽の雰囲気でティーン・エイジャーの歓喜を全面に出したA面に対し、このB面曲は、歌い手のイメージを借りて構築した『民話』に近い世界の様に感じます。
by 青大将 (2013-06-08 18:01) 

青大将

続けます。 (^^;

リン・アンダーソンですが、今回の登場で現在を知りたく調べると、ベスト盤の紹介記事などと共に、8年ほど前の、信じられないニュースも同時に目に飛び込んで来ました。(訃報とかじゃないよ)ま、詳細を書くのは止めときますが、ハリーポッターがキーワードという事で。
(-.-)
「ローズ・ガーデン」も、軽快で、子供でも記憶し易いメロディーのナンバーで、ラジオやテレビでよく流れてました。
「17才」のエンディングF・Oで♪私は今 生きている♪ のバックに流れるストリングスのメロディーは、本家ではヒントにした(パクった)、その箇所は、ストリングスに併せ、トレモロギターの様な音色も印象的です。(カントリー歌手だし、これはバンジョー?)
「17才」のシチュエーションは、何処か「真っ赤な太陽」とダブりますが、砂浜を駈ける姿は、ロングヘアーをなびかせ乍ら歓声をあげて走る主人公(=南沙織)の方が、ピッタリ来ますね。 美空ひばりだと無理がある様な・・・(歌当時、既に30才っぽいし)(^^;


カラオケは持ってませんけど、「17才」も、「島の伝説」も、針を落とすと、その良さに改めて感銘を受けます。 CDは音質の面で優れてて、すっきりした清々しい音なんですが、太くて奥行感を欲する時は、やはりレコードになってしまいます。(^^)


ところで南 陽子は、自身の芸名が南 沙織のデビューに於ける候補名だった事を知って居たのだろうか・・・・。


by 青大将 (2013-06-08 18:02) 

ぽぽんた

あっちゃんさん、こんばんは! お久しぶりです(^^)

コード進行の事まで細かく読んで下さってありがとうございます! 納得して頂けて
とても嬉しいです(^^)

当時はまだ歌謡曲にはシンセサイザーはほとんど使われる事がなく(使える人が
少なかった+機材数も少なかった)、複数種の楽器をユニゾンで鳴らして新しい音色を作る試みが
度々されていました。
「17才」でのピアノ+フルートもそんな一つなんですね。

私の現在の環境では「気まぐれヴィーナス」だけ視聴できたのですが、聖子さんは明らかに
隣にいる桜田淳子さんとは違う、独自の歌唱法で歌っていますね。
アルバム「North Wind」での歌唱そのままと言った感じで、ストレートな桜田淳子さんの
歌唱とは違う味があっていいですね(^^)
貴重な映像をありがとうございます!

by ぽぽんた (2013-06-08 21:40) 

ぽぽんた

青大将さん、こんばんは!

今回のクイズは一応成功だったと言う事でしょうか(^^) 調子に乗らないようにと自戒してます(^^;)

仰る通り、1971年当時だと歌謡曲は大人の音楽であった中、南沙織さんのような
等身大の内容の楽曲は、きっと当時のあらゆる年代の人にとって新鮮だった事と思います。

子供の頃の環境、ちょっとだけ似てます(^^) 私は幼い頃は東京のど真ん中の
共同住宅(トイレや炊事場が共同)に住んでいて、玄関の真ん前が今で言う資源回収業
だったんです。 そこではいつもラジオがかかっていて、私の歌謡曲好きもそれに端を発している
ようなんです。 「上を向いて歩こう」や「柔」、「こんにちは赤ちゃん」などがかかっていた
ような記憶があります。 まだ5歳にも満たない頃ですから、定かではありませんが(^^;)

「島の伝説」は不思議な歌ですねぇ。 「17才」とは全く違うスロー・シャッフルで、
メロディーは四七抜き、また見慣れない単語もいくつか… 「17才」を気に入って
レコードを買った人に、南沙織さんのエキゾチック(当時は沖縄は外国でしたし)な面を
伝えてより強く魅了しよう、と言う意図かも知れません。

リン・アンダーソンのそのニュース、今初めて知りました。 こう言っては語弊がありそうですが、
特にアメリカで名を上げてから年が経つとおかしくなる人がなぜ多いのか、不可解です。

「17才」と「ローズ・ガーデン」は共通点が多すぎて、それを全部挙げるとつるし上げになりそう
なので控えますが(^^;)、元ネタはそうであっても「17才」は南沙織さん向けに
素晴らしく構築されているな、と今も思います。

「真赤な太陽」って、時刻としては夕方のような気がするんです。 「17才」は
正午に近い午前かな。 確かに「17才」のシチュエーションにひばりさんは、無理があります(^^;)

以前書いた事がある気がするのですが、やはり最初にレコードで聴いた音楽は
やはりレコードで聴く方がピンと来ますよね。 チリチリとノイズが入っても、また
大きな音でビリついても、それも音楽の一部と納得できるものがあったりして。
針の代わりにレーザー光で音溝をトレースするレコードプレーヤー、ご存知ですか?
私は手持ちのレコードをそれで聴いてみるのが一つの夢なんです。 えらく高価ですが(^^;)

南陽子さん、憶えてますよ。 「スター誕生!」のデビューコーナーで「赤い花まつり」を
歌っていた場面だけですが…。 やはり南沙織フォロワーだったのでしょうか?
髪型も似ていたような…。 あの頃って、1人大スターが出ると似て非なるタレントが
何人も現れたりしてましたっけ。 何かに付け「昭和は良かった」と言う人がいますが、
良くない事も沢山あったわけで…いつの世も同じですね(^^;)

by ぽぽんた (2013-06-08 22:15) 

nuko222

ぽぽんたさん、こんばんは。
あっちゃんさんのアメブロに上がっていた動画で聖子さんの「気まぐれヴィーナス」をはじめて聞かせて頂きました。
日テレの番組中の素材でしたが、隣に淳子さんもいらっしゃってスペシャルな動画でした。
また、同時に紹介されていた動画に聖子さんの「二十才前」や「春一番」の歌声と共に、その番組の出演者の中に荒木由美子さんもいらっしゃって思わず彼女の曲「ヴァージン・ロード」を思い出しました。
この曲も「17才」と同じくリスペクトというかオマージュというか強烈な部分的メロディーが間奏のソロGtにありまして、それがイーグルスの「ホテル・カルフォルニア」なのです。
ご存知の方もこのサイトには大勢いらっしゃるかとは思いますが。
お題と違う話題ですみません。次回の作品を楽しみにしています。
by nuko222 (2013-06-09 00:43) 

青大将

針の代わりにレーザー光で音溝をトレースするレコードプレーヤー、知ってます。実は俺もずっと以前から気になってました。
NHKだったか、ニュース番組のワンコーナーか何かでその存在を知ったんですが、仰っしゃる通り、とんでもない高額商品だったので、先ず、市場に出回る事自体無いんだろうと、すぐに雲の上のポジションへとジャンプして行きました。(苦笑)
レーザー光が、音溝をトレースする音質って、どんなもんなんだろうかと、想像するほどに興味は尽きません。
あのパチパチ音も、傷に因る雑音も、光だと解消するものなのか?とか、CDの音質と較べてどうなのか?とかね。(^^; そこで、或る特殊加工を施したレコードを突然思い出し、これだと、どう作動するんだろう?と、なかなか想像が止まりません。
そのレコードとは、数年前、『金髪豚野郎』で世間を騒がせた時の人・泰葉が、82~83年にPart1・Part2と分けてリリースしたミニアルバム「わっ不っ思議ー。」の事です。
B面は通常仕様ですが、A面でちょっとしたお遊びを目論んだ変わりレコードなんですけど、これが画期的でした!

Part1で、全く異なる2つの音源溝を同時にカッティングし、針を落とすタイミングで、そのどちらの楽曲が掛かるか判らないというものを試み、Par2では、盤の内側から針を落とす逆回転レコードを製作。 アームが、内側から外側へ進行して行く様は、見てて、何とも不思議な光景でした。 ちなみにコレ、外側からだと停滞し、盤の外へも落ちて行きません。変わった音とかに興味を抱くぽぽんたさんの事、既に御存じでしたらすみません。(^^)
しかし、これがレーザー光だと、どんな風に再生されるのか、興味ありませんか?
【一部再生出来ないレコードがあります】部門かな。(^^;

ちなみにこのレコード、中古レコード店とかでも、安価扱いの様な気がします。(^^)
by 青大将 (2013-06-09 13:37) 

ぽぽんた

nuko222さん、こんばんは!

山口百恵さんのレコーディングディレクターだった川瀬泰雄さんの書「プレイバック」を読んでいて
思ったのですが、当時は作家だけでなくミュージシャンも洋楽を熱心に勉強していて、
アレンジャーから「~風に」などと指示されるとすぐに演奏に反映できる事が多かったようですね。
私は「ヴァージン・ロード」はまだ聴いた事がないのですが、nuko222さんのコメントを読み
その曲も現場ではそんな感じで録音されたのかな、と思いました。

荒木由美子さんと言えば「渚でクロス」のベースもかっこいいですね(^^)

by ぽぽんた (2013-06-09 18:48) 

ぽぽんた

青大将さん、こんばんは!

やはりご存知でしたね、レーザー光式レコードプレーヤー(^^) 私が見たのは確か
60万円くらいだったかな。 普及するとは思えないので値下がりする事もないでしょうが、
ぜひ試してみたい機器です。
何かで読んだのですが、レコード針が当たる部分よりも上だか下だかをレーザー光が
トレースするので、音溝の傷の影響などが回避できる場合もあるそうです。

その泰葉さんのレコード、雑誌で記事を見た事があります(^^) 逆回転の方は
以前から発想だけはあったそうで、例えば「ボレロ」のように最初に音が小さく
徐々に音量が上がっていく音楽には最適だ!などと言われてました。

針の落とし方でかかる曲が変わると言うのは凄い技術ですよね。 並行に2本の溝が
切ってあると言う事ですから、カッターヘッドが特殊でカッティングも非常に難しそうですね(^^;)
それをレーザー光式プレーヤーでかけると…う~ん、想像できないです。
試してみた~い!!

by ぽぽんた (2013-06-09 18:56) 

ひろ

こんにちは。
そう言えば、桜田淳子さんもカバーされてます。
動画サイトにて、南沙織さんと淳子さんを重ねたのがありました。
よく出来てました。

by ひろ (2013-06-26 16:46) 

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