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太陽がくれた季節 / 青い三角定規

↓ ジャケ写の左下に「コスチューム:三宅一生」と書かれてます(^^):
太陽がくれた季節.jpg

「太陽がくれた季節」は青い三角定規の2枚目のシングルとして1972年2月に発売され、
オリコン5月8日付で1位となり(1週)、同100位内に24週ランクインし
50.2万枚を売り上げる大ヒットとなりました。

この曲は日本テレビで同年2月から1年間放映されたドラマ
「飛び出せ!青春」(主演:村野武範)の主題歌で、
B面の「青春の旅」は同ドラマの挿入歌でした。


作詞は「聖母たちのララバイ」(岩崎宏美)の大ヒットで知られる山川啓介氏、
作曲は「恋の季節」「いいじゃないの幸せならば」「夜明けのスキャット」等々、
1960年代に数々の大ヒット曲やCMソングを生み出したいずみたく氏、
編曲は「ミ・アモーレ」(中森明菜)の作・編曲も手掛けたジャズ(と言うよりも
ラテン、またはフュージョンの、かな)ミュージシャン、松岡直也氏です。
改めてこう書き連ねると、その豪華さにびっくりです(^^)

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「太陽がくれた季節」は演奏時間が2分15秒。
その短い中にキーが Aマイナーで2ハーフ構成の曲が収められています。
リズムはテンポの速いロック調ですね。

イントロと間奏はブラス主導で E7sus4 → E7 の繰り返し、
コーダはやはりブラス主導で Am → Dm/A → Am → Dm/A と動き最後は
キーをメジャーに転じた Aメジャーで締めくくられます。

各コーラスは A・B・A' と分ける事ができます。
この曲ではコード進行とベースの動きがとても重要なので、
それらを順を追って解説しますね。


「太陽がくれた季節」は、フォークソングです。
フォークソングと言えば、ストロークでギターをかき鳴らして歌うのが定番で、
そのようにするならば Aメロのコード進行は、
♪君は何を今 見つめているの♪ は Am → A7 → Dm でいいはず。

ところがレコードの演奏では Am → Bm7-5/B → Am/C → A7/C# → Dm
となっています。
♪何を今♪ と歌メロが音程が下がる部分でベースの音は1ステップずつ上昇し、
それに合わせたコード進行となっているんですね。

Bメロの ♪逃げてゆく 白い鳩♪ では
F → G7 → C → Bm7-5 → E7 → Am → Am/G と進行していますが、
フォークソングとしてならば Bm7-5 などと言った小難しいコードなど使わず、
Dm でOK。

A' の ♪君も今日からは…♪ は Aメロと同じ歌メロが流用されているのに、
ベースとコード進行は単純に Am → A7 → Dm となっているんですね。
Aメロでのベースとコード進行がインパクトをつける意味で大きな力があるため、
何度も繰り返すとかえって曲全体の印象がぼやける可能性があり、
それを防ぐためのコード設定なのでしょう。


1コーラス目・2コーラス目が終わって間奏に流れ込む時には
Am → Am/G → FM7 → E7 と、コードは Am のままでベースだけを
1ステップずつ下降させる、洋楽でよく聴かれる手法が使われています
(FM7 はその構成音が Am/F と同じ)。


以上のように、それまでのフォークソングにはあまり見られなかった
凝ったコード進行となっているのですが、
それによって躍動感と共に、常に「ここからどう進行していくの?」と
リスナーに無意識に期待させ、もっと聴きたくなる…
そんな曲に仕上がる事に貢献し、大ヒットの要因にもなったと思われます。

逆の見方をすると、フォークソングであるのに、
ギター1本で歌うとその良さが表現しきれない、
とも言えるかも知れません。


ベースの動きとコード進行が作曲家、編曲家のどちらによるものかは
判断できませんが、
私はジャズ・ラテン畑の松岡直也氏のセンスによるものでは、と思います。
いや、そう思いたい、かな(^^;)

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「太陽がくれた季節」に使われている楽器とその定位は:

左: ドラムス エレキ・ギター ピアノ

左-中央: ストリングス(バイオリン)

中央: ベース

右: ブラス(トランペット、トロンボーン) エレキ・ギター
   ストリングス(ビオラ、チェロ)

…と、楽器を左右にまとめて配置し、中央にはベースしか置いてありません。
特に Bメロではヴォーカルにブラスやストリングスが
かぶさったり掛け合ったりするため、
リード・ヴォーカルの邪魔をしないように、との配慮でしょう。


ギターは左が主に裏メロ、右がコードのカッティングで、
エフェクトは特に使われていないようです。


歌入りでは、西口久美子さんによるリード・ヴォーカルが中央、
岩久茂さんによる男性コーラスの高音パートが中央と左の中間、
高田真理さんによる男性コーラスの低音パートが中央と右の中間…
と言った具合に、リスナーから見て3人が並んでいるように定位しています。

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60年代から70年代にかけて、通称青春ドラマが次々にヒットしていました。
80年代に入るとそれらが陳腐化しているようなイメージになり、
いつからか「クサイ」だの「ダサイ」だのと揶揄されるように
なってしまいましたね。

個人的には、そんな一刀両断に片付けるような言葉は大嫌いですし、
何がダサイの? どこがクサイの? と逆に訊きたくなります。

最近のジャニーズ系タレントが出演するCMなどを目にすると、
そう遠くない将来に若い人達から「クサイ」「ダサイ」と
片付けられるような演技が再来してきているような気がします。
昔のドラマと同じ土俵では考えたくないですが(^^;)


かつての青春ドラマは当時の時代背景や人々の生活を色濃く反映していて、
資料としての価値も大きなものがあるように思います。
「太陽がくれた季節」「これが青春だ」「さらば涙と言おう」「帰らざる日のために」等々、
そこに使われていた音楽はどれも質が高く(特にいずみたく氏の力が偉大です)、
半世紀近く経った今でも優れた音楽として鑑賞できるのは素晴らしいですね(^^)


「太陽がくれた季節」
作詞 : 山川啓介
作曲 : いずみたく
編曲 : 松岡直也
レコード会社 : コロムビア
初発売 : 1972年2月25日

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コメント 26

sjghd

こんばんは。

この曲は、当時、よく聴いていました。
「飛び出せ!青春」を見ていましたので、、
青春ドラマ、当時は、流行っていましたね、、、
全然関係ありませんが、このドラマでは、酒井和歌子さんが良かったです。

曲の方ですが、1972年のレコード大賞新人賞に選ばれるほど、ヒットしました。まさに青春ドラマにふさわしい歌詞です。青春ドラマの主題歌は、
胸にきます。
『おれは男だ!』の主題歌の「さらば涙と言おう」も大好きです。
青春、いいですね、、もう戻れませんが、、、


by sjghd (2013-04-28 18:58) 

青大将

偶然にも、4日ほど前の仕事帰りに、青い三角定規の「勲章なんかほしくない」っつーシングル盤見掛けて買ったばかりでした。(^^)

(ま、¥105のシールが貼っ付けてあったので買ったんだけど(^^;)


これまで彼らの曲といえば、「太陽がくれた季節/青春の旅」と、「素足の世代」ぐらいしか知らなかったので、他も聴いてみたいという思いと、やはり、このグループが当時から好きだったという事もありますね。 (同時に平田隆夫とセルスターズも、この当時好きでした)
「勲章~」は、イントロから、おもちゃのピアノを取り入れた面白い楽曲ですが、やはり「太陽が~」のヒット後となると、インパクトが弱いです。

若者の自己主張を描いた様な歌詞が印象的なグループでしたが、それがコンセプトだったのでしょうか? しかし、それは尖んがった耳障りなものでは無く、爽やかな前向きなもので、ほほえましくもあります。
「青春の旅」なんて、聴いてるとホント、癒される曲ですよね。

「太陽がくれた季節」は、好感の持てるメロ・コード進行が歌詞と凄くマッチしてて、後年音楽の教科書に採用される理由も頷けます。 甥っ子が中学生の頃だったか、文化祭か何かでこの曲を合唱するとかで、レコードを聴かせた事がありました。

思えば、日曜の夜8時、この曲がテレビから流れるのを愉しみにして居た自分が居ました。 あのドラマは、開始が2月だったんですね、意外でした。
青春ドラマと云うと、すぐ『夕陽に向かって走ろう』とか、定番化した、揶揄を含んだ茶化しが付き物になってしまって、確かに不快でしたよね。おそらく80年代頭辺りぐらいに、お笑いタレント、及びバラエティー番組から発信されて拡まったんじゃなかったかな。

先日、メンバーの高田真理さんの自殺と、それに伴う「太陽~」に纏わる西口久美子の苦悩を或る番組で放送してました。あの事件がなければ、三人で再結成が実現されてた筈の青い三角定規。 現在は、残る二人で再結成して活動されてますね。 新曲も期待したいです。

そういえば、かつて同時期に活躍して、その後女優に転身し、歌とは無縁だった筈の山口いづみが、現在フランスで「歌手」として大ブレイクして居るとか。
人生何が有るか分からんね。 (^^;
by 青大将 (2013-04-28 20:34) 

風の精


お久しぶりです
 
この曲のサビ終わりの『あ~い~』とか『ゆ~め~』の女性ボーカルのちょっと個性的な節!?がついているところが とても好きです

多分、この曲ってボサノバでも似合う曲ですよね

たまに一人で そんな風にギターを弾きながら口ずさんだりしています

by 風の精 (2013-04-28 21:24) 

ぽぽんた

sighdさん、こんばんは!

酒井和歌子さんは当時の青春ドラマや青春映画には欠かせない存在でしたね(^^)
「飛び出せ!青春」での貞淑さを感じさせる教師役もよく憶えています。

確かに若い頃には戻れませんが、80歳、90歳のお年寄りから見れば我々はまだまだ若造です。
これからできる事もきっと沢山あるし、まだまだ青春ですよ(^^)

桜田淳子さんに特化したブログ、素敵ですね。 すごく愛情を感じます。
私もグッズとしては、中学生の頃に近所の小売店でもらったグリコ知床しぶきの下敷きを
今も持っていますよ(^^) また、小文庫「ちびっこ広告手帳2」にベネルック化粧品の
広告画像があって、そのモデルが1973年当時の桜田淳子さんで、ほぼスッピンなのに
あまりに美しくて驚きました。 sighdさんはもうご存知と思いますが(^^;)

by ぽぽんた (2013-04-28 22:59) 

ぽぽんた

青大将さん、こんばんは!

おお、それは偶然ですね(^^) 「勲章なんかほしくない」は1万枚ほどしか売れなかった
そうなので、かなり稀少ではないでしょうか。

やはり青い三角定規=太陽がくれた季節、のようなイメージが出来上がってしまったので、
その後はきつかっただろうと思います。 「太陽…」はものすごいインパクトでしたし…。
「青春の旅」は私も本当に好きで、多分「太陽…」よりも好きです。 ちょっと説教臭い歌詞なのに
嫌味がなくて、やさしく諭してくれるような歌なんですね。

「太陽…」は教科書に載っているんですか! 知りませんでした。 歌詞の内容が
今の学生に受けるか不安ですが、やはり良い曲は歌い継いで欲しいですね。

そうですね、お笑い系やバラエティ番組が悪の権化だと思います。 それを放送する局の良識も
どうかと思いますが…敵も必死なんでしょうねぇ(^^;)
「飛び出せ!青春」も平日の午後4時からとか、よく再放送されていましたね。
本放送よりもそれを観ていた記憶があります。

高田真理さんの自殺は本当に残念に思いました。 生真面目すぎたのでしょうか。
青い三角定規を含め、メンバーが欠けてしまったグループが、自分が年を重ねるにつれ
多くなっていくのは必然とは言え、やはり寂しいものですね。 しかし今はネットで
在りし日の姿をいつでも観られるようになって、それは嬉しいものです。
再結成した青い三角定規には、ぜひもうひと花咲かせてほしいですね(^^)

山口いづみさん、ホントですか!? それは凄いですね。 山口いづみさんと言えば、
デビュー曲「緑の季節」を歌っていたのをよく憶えているのですが、とても巧いとは
言えない歌唱だった気が(^^;) フランスで、と言う事はシャンソンですよね、きっと。
由紀さおりさんのように逆輸入されてヒットすると、また新しいシーンが観られそうですね(^^)

by ぽぽんた (2013-04-28 23:21) 

ぽぽんた

風の精さん、こんばんは! お久しぶりです。

その歌い回し、私は気付きませんでした(>_<) う~ん、皆さん本当によく聴いておられるし、
私とは違う聴き方をされているんだなぁ、とつくづく思いました。 だからこのブログ、
コメントを頂くのがとても楽しみなんです(^^)

「太陽…」、テンポを落としてボサノバにすると確かに、すごくムーディーになりそうですね(^^)
良いメロディーは不思議と色々な種類の音楽に順応するものなんですね。

私もほんのちょっとギターを弾くのですが、最近欲しいのが短めのアコギなんです。
子供の頃に買ってもらった短めのレキント・ギターは今も持っていて、柔らかい良い音です(^^)

by ぽぽんた (2013-04-28 23:28) 

sjghd

ぽぽんたさん こんばんは。

私のブログについて触れていただきありがとうございます。

グリコ知床しぶきの下敷き、貴重な物をお持ちですね、、、

ベネルック化粧品の広告画像は、「ちびっこ広告手帳2」ではなく、別の雑誌で、持っています。

音楽を語る高尚なブログで、こんなコメントをして、すみません。

また、桜田淳子さんの歌で記事をお願いします。
(浅田美代子さんの歌でもかまいません)
桜田淳子さんの歌の記事は、いつごろですかね、、、
by sjghd (2013-04-28 23:40) 

ぽぽんた

sjghdさん、再びこんばんは!

まずお詫びを…先ほどコメントを書かせて頂きましたが、ハンドル名を誤って記載してしまいました。
名前を間違えるなど、あってはならないですね。 申し訳ありませんでした。

高尚などではないですよ(^^) 平凡な音楽ブログですし、皆さんのコメントあってのブログです。
良かったらこれからも、色々な話題を提供して下さると嬉しいです。

桜田淳子さんはヒット曲がとても多いですし、記事を書きたい曲がまだいくつもあります。
近いうちに書かせて頂く予定です(^_^)v

by ぽぽんた (2013-04-28 23:52) 

横浜のvafan

ぽぽんたさん、こんばんは。

「太陽がくれた季節」は、リアルタイムでは聴いていなかったのですが
「帰らざる日々のために」と共に、中学のクラス対抗の合唱で選曲
されて身近な存在となりました。おそらく同級生でも兄貴、姉貴の
影響でドラマを見た人が選んでくれたのだと思います。

「太陽がくれた季節」は、届かないあの手紙~♪のところが、メロディ
と詞共に好きです。

その後、「飛び出せ!青春」「われら青春!」は再放送でしっかり
見ました。


by 横浜のvafan (2013-04-28 23:57) 

Tetsuya

ぽぽんたさん、こんばんは。
久しぶりにコメントいたします。

「飛び出せ!青春」は、再放送で見た世代ですが、ドラマにも深く感動し、主題歌も大好きになりました。イントロのトランペットの音がとても印象的ですよね。テレビの音楽番組の生演奏を聴いているような迫力を感じます。

ところで、「太陽がくれた季節」をキーワードにして画像検索をかけると分かるのですが、このレコードのジャケットは、いくつか版を重ねているのですね。

●品番P-164・価格400円(「飛び出せ青春」主題歌表記の有無の違いもある)
●品番P-164のままで価格500円に訂正されたもの
●品番AK-645・価格600円(ジャケット上部が白に変更された)

価格の変遷から、いかに長くプレスされ続けてきたか、分かりますね。
by Tetsuya (2013-04-29 00:15) 

カピバラ

ぽぽんたさん、おはようございます。

『太陽がくれた季節』は好きな曲の中で1位か2位かというくらいのお気に入りです。(堺正章さんの「さらば恋人」と争っています。)
カラオケでもよく唄うのですが、曲がとても短いですね(^^)。以前テキサスのカラオケレストランでこの曲を歌った事がありますが、オリジナル・カラオケに岩久茂さん、高田真理さんのハモリパートを自分で録音した音源を使いました。こういった曲調はアメリカにはありませんので、珍しがって頂けたようです。

この曲の歌入り音源ではヴォーカルの影に隠れていて気付かなかったのですが、オリジナル・カラオケでは2コーラス目の ♪とどかない あの手紙♪ の「の」の部分のトランペットに演奏ミスがあるのがわかります(><)。

この曲を主題歌にしたドラマも大好きでしたので、レコードのB面の「青春の旅」も大好きです。



by カピバラ (2013-04-29 06:28) 

青大将

再びこんばんは(゚▽゚)/
先日のコメントで、山口いづみに触れましたが、フランス特定ではなく、ヨーロッパ(クロアチア)で、という事でした。向こうでは、新聞・雑誌・テレビと、大変な扱いを受けてる模様です。
歌ですが、デビュー時の様な歌唱力(?(^^;)ではなく、いつの間にか、ずいぶん巧く成り、余裕のある歌唱へと進歩を遂げております。(^^)

と、いう訳で訂正しておきますね。m(_ _)m ・・・・・・・・・・・ま、折角なので、ついでにもうちょっと記事に対して書き込んで行こうかな。(^^;



松岡直也が、こんな早くから他者の作品に関わって居た事に驚きました!
俺の中では、フュージョンと言えば、真っ先に来る名前です。 これからの季節、名盤 「夏の旅」(1984年)は欠かせないアイテムですね。
毎年、盆休みには、クーラーをバンバンに利かせた部屋で、ジャケット見ながらコレ聴くのが定番になってます。(^^)

また、夏の終わりには 「九月の風」を聴きたくなりますし。 「太陽がくれた季節」のような名曲に関わって呉て、余計に嬉しい限りです。

ところで、「帰らざる日のために」って、イントロが「そして神戸」のイントロに似てません?

(^^;


では、また(^O^)/
by 青大将 (2013-04-29 21:29) 

ぽぽんた

横浜のvafanさん、こんばんは!

なるほど~、中学の合唱コンクールで知ったのですね(^^) その両曲とも、音楽的にも
歌詞の内容的にも、そのような行事にピッタリですね。 私は高校の時に年に一度
全校でのクラス対抗合唱コンクールがあって、かなり難しい曲を歌った記憶があります。
しかし他のクラスが当時発売されたばかりだった「いとしのエリー」を歌うのを聴いて、
「この曲って合唱には合わないよな~」と周りの友達と喋ってました(^^;)

「飛び出せ!青春」「われら青春」など、今改めて観ると、音楽の効果やドラマそのものに
新しい発見があるかも知れませんね。

by ぽぽんた (2013-04-29 21:42) 

ぽぽんた

Tetsuyaさん、こんばんは! お久しぶりです(^^)

「飛び出せ!青春」が本放送された頃は私は小学5年で、日曜の夜8時以降はテレビの主導権が
親にあったので(^^;)、私も再放送できちんと観たクチです。
仰る通り、「太陽がくれた季節」はイントロの力強いトランペットがとても印象的ですね。
それまでの青春ドラマの音楽にはやはりトランペットの音がよく使われていたと思うのですが、
「われら青春」あたりからギターやストリングスなど、ソフトな音がメインに使われるようになった気がします。

私もジャケ写、検索してみました。 これも仰る通り、ですね(^^) 当時のヒット曲って
息が長かったとは思っていましたが、このような画像を見るとそれが改めてわかりますね。
私はヒットしている最中ではなく、しばらく経ってからシングル盤を買う事が多くて、
1973年初め頃にシングル盤が400円から500円になり、新価格シールが貼られていたのを
結構買ってました。 剥がそうと試みたのですが、大抵失敗しました(>_<)

by ぽぽんた (2013-04-29 21:52) 

ぽぽんた

カピバラさん、こんばんは!

とても凝った事をされていたんですね(^^) 「太陽がくれた季節」はオケのサウンドは
かなり洋楽風ですが、歌メロは昔ながらの雰囲気で、そのミスマッチが海外の人達には
新鮮に聞こえるのかも知れません。

確かに、ご指摘の箇所はミストーンですねぇ(^^;) 聴き慣れていたからなのか、
私は気付きませんでした(>_<)
このオケも前々回の「笑って許して」と同じく2チャンネルの同時録音と思われるので、
ミストーンは判明しつつも、演奏のノリが優先されて採用されたのだろうと思います。
マルチトラックならば必ず録り直しをしていた事でしょう(^^;)

私も「青春の旅」は大好きです。 今聴いても純粋に感動できるのはなぜだろう?と
思ってしまいます。

by ぽぽんた (2013-04-29 22:05) 

ぽぽんた

青大将さん、再びこんばんは!

山口いづみさん、ますます凄いですね(^^) 由紀さおりさんの海外での成功を最初にここで
知らせて下さったのは青大将さんで、その後の大ブレイクを思うと、山口いづみさんも
大いに期待できますね\(^^)/
私は個人的には、山口いづみさんは歌手というよりも「大江戸捜査網」など時代劇で活躍した女優
のイメージなので、これからどんな姿を見る事ができるのかな、と楽しみです。

松岡直也さんに歌謡曲のアレンジを依頼したプロデューサーも鋭いですよね(^^;)
当時の歌謡曲の懐の深さを改めて思い知る感じです。
青大将さんはフュージョンもお好きなんですか! 幅広い音楽を聴くのは実に素晴らしいと思います。
私はあまり聴く事はなかったのですが、15年ほど前、会社で結成したバンドで
渡辺香津美さんの音楽「Liquid Fingers」を演奏する機会があって、私はそれまで
フュージョン系の演奏は経験がなかったので、すごく練習してどうにか弾ける(エレピのパートです)
ようになった事があるんです。
あの掴みどころの無さは歌謡曲やポップスではなかなかないもので、今思うと
とても楽しかった思い出です。
しかし「フュージョン」と言うジャンル名は随分長い間、目にしない気がしますね。
フュージョンは車の中や自分の部屋でスピーカーを大きく鳴らして体で聴く音楽だと思うので、
今のようにヘッドホンやPCでちまちま聴くのが普通の時代にはそぐわないのかも知れません。
残念だ(>_<)

by ぽぽんた (2013-04-30 00:32) 

nuko222

ぽぽんたさん、こんばんは。
すごい勢いで書き込まれていて、この曲に対するみなさんの関心が高いことがわかります。
当方はこの曲を聴くとどうしても、当該TVドラマからくるイメージの「わざとらしい青春!」な感じがして好みではなかったです。(笑)
曲としてはイントロのTPセクションが印象的ですし、フォークグループ曲の感じではない発展的な曲作りが良いですね。

松岡直也さんがアレンジしていたとは知りませんでした。

松岡さんと言えば、既出の情報のようにラテン、ジャズ、ヒュージョンの演奏家という印象ですが、スタジオミュージシャン界では先生的立場の方と当方は認識しております。

先生の譜面(楽曲)は凝った作りのものが多く、音として聞いていると何気なく進んでしまいますが実はかなり反復記号や省略記号(ダルセーニョやセーニョ、リピートのビスなど・・・)がラテン楽曲仕様のてんこ盛りで譜面を追いかけるだけで大変なんです。

ですが、これに慣れると譜面に執着せずに大まかな流れで小節数を理解でき、キメのフレーズさえ掴めば位置も進行もわかるようになります。
これで、どんな譜面がきても「怖いもの知らず」になります。

この曲と関係ない方向へ行ってしまいました。失礼しました。

「知床しぶき」とは懐かしいフレーズですね。
「コメッコ」もよろしく。
by nuko222 (2013-04-30 00:38) 

nuko222

追記:
書き込んで風呂に入って気になったので、「怖いもの知らず」の解釈はこれでやっと譜面が読めるスタートに立ったということです。(まだ無防備な状態?)
楽典は音大に行った方にはやさしくても、別ルートからスタジオに入った者にはけっこう難解です。
そこからが本番。

by nuko222 (2013-04-30 01:48) 

N

こんばんは、お久しぶりです。
青い三角定規・・・懐かしいですね。
子供のころ、夕方のテレビの再放送は青春ドラマか特撮かアニメばかり観ていました。
今は夕方のニュースの時間の始まりが早くなり、その前に やってるドラマの再放送も、ゴールデンタイムで放送中の連続ドラマの前の週の再放送だったり、同じくゴールデンタイムで放送中のドラマの主演の俳優の過去のドラマだったり、ゴールデンタイムのドラマの視聴率を上げるための再放送・・・って感じですよね。
by N (2013-04-30 21:55) 

ぽぽんた

nuko222さん、こんばんは!

やはりドラマ一つとっても人によって、また年代などにもよって見方や好みの違いは
常に付きものですから、色々な感じ方があると思います。

nuko222さんは松岡直也さんのレコーディングに関わっていた、と言うよりも、もしかして
スタジオ・ミュージシャンをされていたのでは? これまで頂いたコメントからもそんな
感じを受けていました。
私は子供の頃にピアノを習っていて、音楽記号は総括して大体はわかるのですが、
反復記号は苦手、と言うよりも面倒くさいと言うイメージが強いです(^^;)
曲によっては数ページ戻らなくてはならなかったりで、最初に流れを把握しておかないと
絶対にわからなくなります。 
レコーディングの現場だとアレンジャーが口頭で指示しそれを譜面で追わなければ
ならない事が多いそうなので、本当に大変ですよね。 やはり慣れとセンスが大切である気がします。

私が昔から「すごい」と思っている事があって、それはスタジオでは手書きの楽譜
(写譜屋さんが書いたものでしょうか)が使われていた事なんです。
私からすると、そういう楽譜って音符の判別が難しいんです。 時には玉が五線の線上なのか
間なのかさえ分からなかったり… それもきっと慣れ、なのでしょうね(^^;)

いきなりですが、そういえば「コメッコ」も桜田淳子さんがCMに出ていたような…

by ぽぽんた (2013-04-30 22:39) 

ぽぽんた

Nさん、こんばんは! お久しぶりです(^^)

子供の頃は、私もそうでした。 大体午後4時頃から日テレの青春ものかTBSで時代劇、
5時からはテレ朝(当時はNETでした)で「魔法使いサリー」「ひみつのアッコちゃん」などのアニメ、
6時過ぎからはテレ東(当時は東京12チャンネル)でマンガキッドボックス…ってな感じだったかな(^^;)
最近は昼下がり時間帯にはたまにしかテレビを観ませんが、その通りでごく最近
放送されたドラマの再放送を思い切り宣伝込みでやっていて、かなり興ざめさせられます。

by ぽぽんた (2013-04-30 22:48) 

ゴロちゃん

ぽぽんたさん、ここでもおはようございます!

「太陽がくれた季節」へのコメント、たくさんきていますね。当時の若い人だけでなく、(おそらく)今の若い人たちも多くの人たちがしっている歌ですものね。
まず、タイトルからしてかっこいいですね。それから、イントロ。惹きつけられます。当時の青春ドラマの主題歌って、躍動感があって、今聴いても元気が出ます。私はこの歌と「帰らざる日のために」が特にお気に入りです。

私も小学生のころは、夜8時以降はテレビはダメと言われていました。(土曜日は特別で、「全員集合」も「キーハンター」も観ていました。)だから、「おれは男だ」も観ていなかったのですが、この「飛び出せ!青春」の頃は中学生になっていたので、観ることができました。幸い、大河ドラマが「新・平家物語」で、両親もあまり面白くないと言って観ていなかったので、ラッキーでした。そういう番組を観ると、なんか大人に近づいた感じでうれしかったです。

ここの欄に書かせてもらいますが、ぽぽんたさんの「恋する夏の日」、とっても楽しく聴かせていただきました。躍動感があってこれからの季節にぴったりですね。あの頃のはつらつとした真理ちゃんが思い出されます。ありがとうございました。
by ゴロちゃん (2013-05-05 09:33) 

ぽぽんた

ゴロちゃん、ここでもこんばんは!

おかげ様でこのブログ久々のヒットです(^^) 仰る通りで、色々な魅力があって
色々な角度から楽しめる、また勢いを感じる事ができる楽曲なんですね。 個人的には、
2分余りと言う短い時間でパッと燃え上がってパッと収束するイメージが好きです(^^)

なるほど~、大河ドラマが面白くないと言う事で日曜夜の青春ドラマを観る事ができた…
そうですね、そんな時代でしたよね。 当時は普通の家庭にはビデオデッキとか
録画機器など無かったですし、テレビは一家で一台が当たり前だったので、
好きな番組を観るのは今とは比べものにならないほど、楽しみな事でしたね。
私の家では子供部屋に7型くらいのテレビを置いてもらっていたのですが、歌番組とかは
やはり大きいテレビで観たくて「今日は大きいテレビで観ていいでしょう!?」などと
母に懇願したものです(^^)

「恋する夏の日」も聴いて下さってありがとうございます。 この曲は何度弾いても
楽しく、またいろんな演奏の仕方が出来るんです。 これからも絶好調だった頃の
天地真理さんを思い浮かべながら弾いてみたいと思ってます(^^)

by ぽぽんた (2013-05-05 23:39) 

もとまろ

ぽぽんたさん、こんにちは。
今日はこちらにお邪魔します。

前に、山上路夫先生のお話で、山川啓介先生が山上先生に師事していた、とあって、すごい豪華な師弟関係だな〜と思いました。
山川啓介先生もまた、いろんな詞を書かれる先生ですよね。最近は、私の中では本名&もう一つのペンネーム「井出隆夫先生」でおなじみです。ようつべで流れる息子の愛唱歌(乗り物の歌)を何曲も作詞されています。作詞者表示に「これも?」とびっくりしてます。

で、「太陽がくれた季節」。
小さいときから、テレビで懐かしの青春ドラマ特集をやると必ず「飛び出せ!青春」とこの歌が取り上げられました。三角定規の3人や西口さんが歌う姿じゃなくて、ドラマの名場面と一緒に流れたかな。それで知っていた歌です。
で、小学6年の音楽の教科書に載って、クラスのみんなで歌いました。ヒット曲を授業で歌うのがすごいことだなぁと思いました。
授業ではテンポを落として歌いました。さすがに、あの凝ったコード進行は、授業のオルガンや教材テープではしませんでしたね。
たしか、歌詞は2番まで、「青春は 太陽がくれた季節」以降はカットされています。歌詞を読みながら、青春ドラマの歌ということも先生から聞きました。「われら青春」は再放送されてたので、あれみたいなドラマってことでクラスのみんなは理解したんじゃないかな?
平成元年のことです。

今の子たちは、たぶん先生も、青春ドラマの世界観自体がよくわからないかも…。
息子は学校で何を習ってくるのかな…と楽しみにしてます。
by もとまろ (2017-03-26 13:48) 

もとまろ

あ、追加でもうちょっと。
今の小学校はわからないけど、私の小学校ではNHKの教育テレビの番組を授業で見ていました。
音楽の番組では、ワイルドワンズの鳥塚しげきさんがたしか「ワンツーどん」、立川清登さんがたしか「うたってゴー」に出てましたが、芸能人がやってるようには子供には見えない、健全ですっきりした、授業の空気そのままの番組でした。
息子が生まれてから今の小学校向け番組を見るようになりましたが、今は芸能人がぶっ飛んだキャラでかなりくだけた番組をやってます。時代は変わったなぁ…。
だから、「太陽がくれた季節」を新学期に音楽の教科書で見つけて、後に授業で歌ったとき、すごくびっくりしたものでした。「別れた夢」「青春の海」とかの歌詞に。
by もとまろ (2017-03-26 14:23) 

ぽぽんた

もとまろさん、こんばんは! お返事が遅れ申し訳ありません。

山上路夫氏と山川啓介氏については私はわりと最近知った事だったのですが、
以前から「何だか似たような名前だなぁ」とは思ってました(^^ゞ

私は「飛び出せ!青春」はリアルタイムで観ていた世代でして、何度か再放送もされ、
学校から帰るとちょうどそれが始まる時刻だった事もあって毎日観ていました。
なので「太陽がくれた季節」はその頃の気持ちに戻してくれる1曲でもあります。
音楽の教科書に載ったとの話は聞いたことがありましたが、私が小学生だった頃は、
いわゆる「流行歌」が教科書に載るなんて、まずあり得ない事でした。
今観るときっと演出が鼻につくかも知れないのですが、それでも青春もののドラマは
メッセージが明確で、きっと影響を受けた人は多いと思います。

私が小学生低学年だった頃は、学校に「テレビ室」なるものがあって、
そこにクラス全員で行って教育テレビの番組を観たものでした。
当時はNHKは「お固い」のが普通のテレビ局でしたから、教育テレビの番組も
まさに授業でそのまま使えそうな内容だったんですよね。
私はそれが好きでしたし、病気がちで学校を休んでばかりいた私も、寝込んでいる布団
の中から観ていた教育テレビのおかげで成績が落ちずに済んだようなものでした。
なので、もとまろさんがお感じになっているような「時代が変わった」と思わせる
最近のEテレの番組は、私は正直なところあまり認めたくないんですね(^^;)

昔、甥や姪の運動会に行って「おどるポンポコリン」などのヒット曲が
そのまま使われているのを見聞きして、あまりいい印象を受けませんでした。
それはやはり歌詞のせいなのでしょうが、年端もいかない子供に大人でも憚れる
ような歌詞の曲を聴かせるのは、私は今でも反対です。
子供は歌詞の意味はわからなくても、その雰囲気は感じ取るものです。
…って、考え過ぎかな(^^ゞ

by ぽぽんた (2017-03-30 22:51) 

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