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お手やわらかに / 夏木マリ

このブログではやや意外でしょうか(^^;):

お手やわらかに.jpg

「お手やわらかに」は夏木マリさんの3枚目のシングルとして1974年3月に発売され、
オリコン最高10位、同100位内に23週ランクインし23.4万枚の売り上げを記録、
夏木マリさんのこれまでで最大のヒット曲となっています。


夏木マリさんは1971年に本名の中島淳子として歌手デビューしていましたが成功せず、
「再デビューは夏にキマリ」との事から芸名が「夏木マリ」となり「絹の靴下」で
中島淳子時代と同じキングレコードから登場しました。


「絹の靴下」はイントロや間奏で見せるフィンガー・アクションが話題になり、
オリコンで最高15位を記録するヒットとなりました。

そのルックスや歌の内容が当時小学6年だった私にはちょっとキツくて、
夏木マリさんよりは親しみが持て、また「涙の太陽」のサウンドが斬新だった
安西マリアさんになびいてました(^^;)

しかし翌年春にラジオで「お手やわらかに」を聴いてイメージが変わり、
2重唱のインパクトも大きく、レコードを買ってしまったのでした。

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「お手やわらかに」は「絹の靴下」と同じく、
作詞を阿久悠氏、作・編曲を川口真氏が担当しました。

「絹の靴下」のように終始過剰なほどのお色気で迫るのではなく、
弾むようなリズムに乗ってささやいたり語ったり、ついには
「泥棒よ、あなたは」と大声でキメて…と、
芝居を観ているような面白さがあるんですね。


「この曲、いい!」と思ったらいつも筒美京平氏の作品だった…
と以前に書いた事がありますが、
私にとって筒美氏と双璧を成すのが川口真氏です。

初めて買ったシングル盤が氏が作・編曲した由紀さおりさんの「手紙」でしたし、
弘田三枝子さんの「人形の家」、金井克子さんの「他人の関係」、
和田アキ子さんの「涙の誓い」、小川知子さんの「別れてよかった」、
一連のベンチャーズ歌謡、その他もろもろ…
気付くと川口真氏のアレンジ、もしくは作・編曲であった事がとても多いんです。

そして昨年、ミッツ・マングローブさん率いる女装グループ「星屑スキャット」が
スタ誕出身アイドルのグループ、ギャルの「マグネット・ジョーに気をつけろ」を
カバーし話題になりましたが、その作曲も川口氏なんですね。

私は「マグネット・ジョー…」はタイトルしか知らなかったのですが、
BSの芸能番組に登場した星屑スキャットのパフォーマンスで曲を知り、
こんな凄い曲だったんだ!ととても驚きました。


2008年にウルトラ・ヴァイブ社から発刊された「歌謡曲・名曲名盤ガイド作曲家編
に川口真氏のロングインタビューが掲載されています。
興味がある方はぜひご一読を! 氏のバックグラウンドがよくわかります(^^)


筒美氏と川口氏、両者の明確な違いは、
筒美氏は作曲、川口氏はアレンジ(編曲)に大きな比重をかけている事でしょう。

また、川口氏はイントロに歌メロのモチーフを使う事が多いのに対し、
筒美氏は歌メロとは全く違うメロディーをイントロに使う事が多い事も、
アレンジの仕方の違いとして興味深いものがあります(^^)

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「お手やわらかに」はシンプルな2コーラス構成で、
各コーラスは次のように分ける事ができます:

Aメロ: ♪私の負けよ…抱かれるつもりなの ああ♪
Bメロ: ♪少々くやしい気もするけど…こうしてつかまった ああ♪
Cメロ: ♪お手やわらかに…泥棒よ あなたは♪

A、Cメロは歌メロの動きが緩やかで、オケのオブリガードが絡みついてくる感じ、
Bメロは逆に歌メロの方に動きをつけてオケは流すような感じ…と
メリハリをつけた作りになっています。

Bメロでは終始、夏木マリさん本人による3度差のハーモニーがつけられ、
音程が正確なのできれいな2重唱となっています。


キーは F#メジャーで、転調はないのですが、
イントロがその平行調の D#マイナーで始まり、やがて F#メジャーに転ずる
意表を突いた仕掛けになっているんですね。

またBメロも半分は D#マイナーのスケールで進行していますし、
長調・短調を頻繁に行き来させて歌詞の主人公の動揺する心理を表現…
とは考えすぎかな(^^;)

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「お手やわらかに」で使用されている楽器とその定位は:

左: ストリングス(高音域) シンセサイザー エレキ・ギター

中央: ドラムス ベース

左右: ピアノ

右: ストリングス(低音域) エレキ・ギター ティンバレス タンバリン
   トランペット

全体に音数が少なめで、要所要所で必要な楽器音が前に出てくるようなサウンドです。

左にはか細いながら目立つ音色にセットされたシンセサイザーがあり、
イントロから大活躍です(^^)


エレキ・ギターは2本で、左側はコードのカッティング、
右側はメロディーやオブリガード担当とハッキリ分かれています。


ストリングスは音域で左右にキッチリ分かれていて、
左側はシンセサイザーと同じような音域で相乗効果を狙っているようです。


ヴォーカルが2重唱になるBメロでは、それまでのすき間の多いサウンドから転じ
ティンバレスやタンバリンなども参加してにぎやかになりますね。
しかし先述のように全体の音数が少ないので、オケに歌が乗っている…
と言うよりは歌が楽器の一部のような印象を受けます。

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「夏にデビューが決まり」との理由で安易に芸名を付けられてしまった
夏木マリさんですが、その芸名を40年も維持し、
今では女優としての存在感がもの凄いですね(^^)

子供の頃から音楽教育はしっかりと受けていたそうで、再デビューにあたって
川口真氏は「クラシック的な発声を(歌謡曲向きに)変えさせた」との事です。
芸能人として長く活躍する人は、そのために必要な
何らかの基礎をきちんと持っているものなのかも知れませんね。


「お手やわらかに」
作詞 : 阿久悠
作曲 : 川口真
編曲 : 川口真
レコード会社 : キングレコード
初発売 :  1974年(昭和49年)3月10日

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新作です(^^):

逃避行(元歌:麻生よう子)・オリカラ無しでピアノソロ
http://youtu.be/3px_ev-KobU

ご一聴を(^^)/

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青大将

夏木マリと言えば、一月から先月迄の三ヶ月間、TBSで金曜日に放送されてたドラマ「夜行観覧車」の役柄が強烈で毎週観てました。(^^)

今、「お手やわらかに」聴いておりましたが、 (正確には12曲入りの「夏木マリベスト・ヒット」CDだけど)これは、ぽぽんたさん同様シングル盤も持ってて、B面の「黄金と情熱」も覚えてますよ。
「お手やわらかに」のキメの歌詞《泥棒よ あなたは》って、今改めて聴いても凄いフレーズです。(^^;
当時、あのお色気オーラ炸裂のピンナップでお世話になった男達が全国にどれだけ居たんだろうか?(下世話なコメントで申し訳ない!(>_<)) しかし、この曲、「絹の靴下」を上回るセールスを誇っていたとは、意外ですね。(当時ヒットしてたのは覚えありますが。) イントロ含め、マイナーなメロから明るいメロへの、無理の無い自然な展開が見事な楽曲です。そして、やはり一人二重唱。この凝った作りは心地良く響きます。
この曲のジャケ写を使い回した次のシングルは、『高校教師』主題歌「裸の青春」でしたが、これ、おそらく歌番組での披露は無かったんでしょうね。 曲も好きでしたが、何処か投げやりな阿婆擦れっぽい歌い方も良かったです。 「夏のせいかしら」は、最初っからスリリングでワクワク感満載でしたけど、当時としては、テンポが破天荒なくらい、隙の無いスピードがありました。 ここでも、2重唱を駆使してて心地良く聴かせます。

他には、自身の出演ドラマ「Gメン’75」エンディング曲にもなった名曲「ウイング」が、とにかく好きでした。
殺伐としたストーリーの終わりに、この曲が悲しく和む雰囲気は絶品。 (ピンク・レディーが落ち着いた頃の都倉俊一作品でした)

そして、ベストCDでもハマった「夏の夜明けは悲しいの」(76年シングル)は、結構オススメです。 渇いたボサノバの要素も取り入れ、歌い方も ちょっと声を作って、「裸の青春」とはまた違う阿婆擦れ像を表現しております。
昔から、中古市場ではよく見掛けるレコードでしたが、ジャケ写から来る暗いイメージに食指が動きませんでした。 やはり、曲は聴かなきゃ判りませんね~。(^^;
by 青大将 (2013-04-21 14:50) 

ぽぽんた

青大将さん、こんばんは!

確かにアイドルにしては強烈な個性でしたよね(^^;) 当時21歳だったそうですが、
今その頃の映像を観てもとてもそんな年齢には見えず、小学6年の小僧にすると
見てはいけないものに思えていたものです。
インパクトでは「絹の靴下」の方がかなり勝っていたと思うのですが、「お手やわらかに」は
肩の力が抜けたような安心感があるのか、今思うと意外なほどのヒットだったんですね。
次の「夏のせいかしら」は仰るように出だしから熱くて(ちょっと「どうにもとまらない」の
イメージに似てますね)、今聴いてもすごく乗れます。 この曲ではユニゾンの2重唱ですが、
夏木マリさんの声にさらに輝きが出て効果抜群ですね(^^)

あとはさすがに青大将さんですね(^^) 正直なところ私はそれらの曲は聴いた事が
ないのですが、青大将さんのコメントを読んでいるとすぐにでも聴きたくなります。
ふと思ったのですが、歌謡曲ってタイトルで損している曲って、結構ありませんか?
内容など聴かなければわからないのに、タイトルだけで何となく判断して聴かずじまいになる事、
私はこれまで随分とあった気がするんです。 特にCDになってからはそれが激しいかも…。
今さらながら、これからは食わず嫌いせず片っ端から聴いていこうと思います(^^)

by ぽぽんた (2013-04-21 23:48) 

nuko222

ぽぽんたさん、こんばんは。
今時絶対使わないだろうと思う歌詞「泥棒よ、あなたは!」がある斬新な曲です。
歌詞はともかく、ポップな印象の作りでテンポもノリも良くて
心地よいですね。
リアルタイムに聞いていたはずですが当時の記憶はないのです。でもメロがすぐに浮かんだのでヒット曲であるはずです。

Lchのシンセらしい音は三角波に音程を付けた感じがするのですがどうでしょうか?
RchのEGtが下のGで音痴になるのが気になります。

「逃避行」をアップ2H後くらいに拝見しました。
“この曲が好きなんだなー”という感じが出ていました。
今度、ソロPfの時にバッキングでうっすらリズム(HHか何か)でもあると躍動感が出るのでは?


by nuko222 (2013-04-22 01:19) 

ゆうのすけ

夏木マリさんは 大好きなアーティストのひとり。
今では 殆ど該当する人もいない?アクショングラマー(アイドル)路線を 山本リンダ、安西マリア、ゴールデン・ハーフ、小山ルミなんかと盛りたてた お一人ですよね!(個人的には あきいずみ も入れたいです。。。)
個人的には ブラスサウンドが賑やかな「夏のせいかしら」が 一番なんですが この「お手やわらかに」は 上品なお色気が 明るめの曲調に乗って 健全ささえ感じちゃいますね。^^真昼の情事的な・・・^^;
どの局も甲乙つけがたいんですが 「夏の夜明けは悲しいの」の ちょっと気だるくて風の流れを感じるようなもの ポリドール移籍後の「誘惑されて-Lips scandal-」の熟成された感じも また捨てがたいです。アルバムでカバーした作品 「どうにもとまらない」 「狂わせたいの」 「狙いうち」・・・等も 他の作家さんとは 違った (川口真さん作品のテンポの速い曲に見られる)とんがった感じ きめ細かい譜割り感の編曲?!が面白いんですよ。
この手の歌い手さんが少なくなったのが残念ですよね。。。☆

「逃避行」・・・思わず口ずさんじゃいました。麻生よう子さんのヴォーカルに忠実で ほんのちょっと 戸惑う気持ちを 一瞬見せながらも 振り切った感じとか(♪切符~買うの前のところ!変な表現ですみません!) ♪それがなきゃ~ の フォルテの部分なんか 鍵盤が唄ってますもんね!^^
なんか オリカラは流石に好きですが この曲は ピアノが唄っても 悪くないですよね!(今回は上手い表現で コメント出来なくて済みません!^^;ぺこり) 
by ゆうのすけ (2013-04-22 04:40) 

ぽぽんた

nuko222さん、こんばんは!

私の場合、「絹の靴下」があまりに大人っぽくて重く、自分が聴く歌ではないな…と
思っていたので、ラジオで「お手やわらかに」を聴いた時にそのポップさ、軽さが
とても新鮮だったように記憶してます。 それで好きになったのですが、レコードを買った
最大の理由はBメロの見事な2重唱でした(^^)

う~ん、やはりとても細かい所までお聴きになっていますね。 エレキが音痴になる所は
私は気付きませんでした(>_<) 何度も聴いているのですが…(^^;)
シンセ音ですが、三角波は倍音が少なくてサイン波に近い音なので、この曲での音は
のこぎり波、あるいはパルス波が使われていると思います。

ピアノ、聴いて下さってありがとうございます。 仰る通り、大好きな曲です(^^)
ピアノソロの時はテンポがかなり揺れるので、仰るようにハイハットできちんとリズムを刻むと
また違う雰囲気になりそうですね(^^) 次回、ぜひ試してみます。 ありがとうございます!

by ぽぽんた (2013-04-22 22:43) 

ぽぽんた

ゆうのすけさん、こんばんは!

そうですね~(^^) 当時はアイドルなのにお色気たっぷりな人が多かった、いや
そういう時代だったのかな(^^;) アイドルではないのですが、大信田礼子さんや
渚まゆみさんなど、今思うとやや「とんでもない」部類の人もいましたね~(^^;)

そうそう!私も「お手やわらかに」には、夏木マリさんらしからぬ(?)健全さを感じてました。
私は夏木マリさんと言うと「夏のせいかしら」までしか詳しくないのですが、ゆうのすけさんは
より深く聴いておられるんですね。 当時のアイドルのアルバムって、他のアイドルの
カバーが多くてあまり買う気が起きなかったのですが、夏木マリさんのアルバムは
サウンドが面白そうですね! すごく聴きたくなりました。
今は自分の事を「アイドルです」と言う時代ですし(^^;)、お色気路線などは本人達も、
また仕掛ける方も全く眼中にないのでしょう。

「逃避行」、聴いて下さってありがとうございます。 この曲はサウンドや歌手のキャラクター
よりも純粋に歌そのものが好きになった、私にとってはかなり珍しいケースなので、
ピアノで弾く時も麻生よう子さんの歌い方をとても意識しちゃいます(^^;)
鍵盤が唄っている、とは本当に嬉しいお言葉です。 これからもピアノソロはアップすると
思いますが、良かったらまたぜひ聴いて下さい。

by ぽぽんた (2013-04-22 22:56) 

カピバラ

ぽぽんたさん、こんばんは。

夏木マリさんの楽曲はあまり知らないのですが、さすがにこの『お手やわらかに』は、はっきりと記憶に残っています。レコードは所有していませんし私の持っているオムニバスCDにもこの曲は収録されていないので、おそらくこの曲がヒットしていたころ頻繁に、テレビ・ラジオで聴いていたのだろうと思います。
前回の「笑って許して」の回のコメントで「チャンネルセパレーション」について書きましたが、このレコーディングについても同様な事が云えると思います。
また、歌入りの音源を聴いて気になったのは夏木マリさんのハモリのパートで、1コーラス目で云うと、♪あなたには とうとう 落とされた♪ の部分の「れ」の音です。ずっと3度下の音でハモっているようですが、この「れ」の音は5度下げた方が、私にはしっくりくる気がします。

ところで、ぽぽんたさんの記事のなかに、筒美京平氏と川口真氏の名前が出ていましたが、私も「この曲いいな」と思ってレコードを買うとお二人のうちの何れかが作曲、編曲なさっているケースが多かったです。

ぽぽんたさんがブログ更新を再開して下さり、毎週ブログ上で会話している気分になれる事をとても嬉しく思っています。

by カピバラ (2013-04-23 04:12) 

ぽぽんた

カピバラさん、こんばんは!

そうですね(^^) 私もラジオで聴いたのをハッキリ憶えているので、やはり頻繁に
オンエアされていたのでしょう。 ただテレビで観た記憶が、私はあまり無いんです(>_<)

この曲は「笑って許して」と違い明らかにマルチトラックでレコーディングされているようです。
ピアノ以外は左・中央・右にキッチリ置かれた3点定位で、楽器を聞き分けるのが
極めて容易な音作りですね(^^)

ハモリのご指摘の部分は、コードがD#mで上のパートがD#、下のパートがBの音になっています。
コードの構成音に合わせるならば下の音はBではなくその半音下のA#にすると
違和感が無くなるのですが、ここは歌いやすさやスムーズに聴かせる事を重視して
3度差のまま(Bのまま)にしたのでしょう。 尚、コードに従いA#にしたとすると、
仰る通り5度差(完全5度)ですね(^^)

こちらこそ、ブログを中断したり再開したりしていながら、毎週読んで下さる事に心から感謝致します。
これからもよろしくお願い致します!

by ぽぽんた (2013-04-23 22:37) 

ゴロちゃん

ぽぽんたさん、こんばんは!

夏木マリさんとは意外で、思わず「えっ?」と思ってしまいました。
夏木マリさんはやはり「絹の靴下」が官能的で強烈で、大人になった今でもカラオケで歌えと言われても歌えません。だから「お手やわらかに」が出たときには、普通の明るいポップスでホッとしました。といっても、この「お手やわらかに」の歌は、存在自体をすっかり忘れていました。3年ほど前、青春歌年鑑をレンタルした時に1974年版に入っていて、そこで「ああ、こんな歌、あったな。」と思いだした次第です。

この記事を読み、改めて聴いてみました。やっぱりBメロが最高ですね。それから、イントロのマイナーからメジャーに転ずるところも大好きです。マリさんの歌い方も、かわいらしく歌ったり、ささやいたり、「泥棒よ~」でワッと声を出したりといろいろな変化があり、メリハリがあり、聴いていて楽しいです。「お~手やわらかに~」のささやくように歌うところは、リンダさんの「きりきり舞い」での歌い方を思い出しました。

それにしても、このころ21才くらいだったんですね。ちょっと考えられない・・・当時は好きじゃなかったけれど、今ではすばらしい女優さんとして活躍されていてすごいなと思います。

「逃避行」のピアノ、聴き入ってしまいました。午前5時の朝もやの中の静かな駅の風景が目に浮かんできました。なんだか切なくなっちゃいます。この歌、中3の当時から大大大好きです。都倉先生の曲の中でいちばん好きといっても過言ではありません。麻生よう子さんの声も歌い方も大好きです。素敵な演奏をありがとうございました。
by ゴロちゃん (2013-04-24 00:33) 

ゴロちゃん

追記
4年前のぽぽんたさんの「逃避行」の記事を読み返してみました。
「逃避行」は都倉先生の編曲とばかり思っていましたが、馬飼野俊一さんの編曲なんですね。このアレンジが最高です。
by ゴロちゃん (2013-04-24 23:12) 

ぽぽんた

ゴロちゃん、こんばんは!

そうですね、「絹の靴下」のインパクトが大きかったので、「お手やわらかに」は忘れられがち
であるのはわかる気がします。

仰る通り、お色気で押しまくるのではなく、1コーラスの中で色々な表情を見せるヴォーカルが
「お手やわらかに」の聴きどころですね。 …「きりきり舞い」、これも懐かしいですね(^^)
リンダさんと言えば「真赤な鞄」と「奇跡の歌」が結構、好きです(^^)

つい最近、夏木マリさんのデビュー当時の映像をテレビで観たのですが、やはり
とても21歳とは思えない大人っぽさです。 私は自分が子供だった頃の方が、
同じ年齢でも大人っぽかったと何となく思っていましたが、それは確かみたいですね。
言葉を換えれば「老けていた」となるのかも知れませんが、私には当時の方が普通で、
今の若い人が幼いように思えて仕方ありません。

「逃避行」、聴いて下さってありがとうございます。 このブログでも随分前に
採り上げた曲ですが、素晴らしい曲ですよね。 ファンレターの返事をもらったから…だけでなく、
私も麻生よう子さんの歌が大好きでした。
とても嬉しくなる感想を下さってありがとうございます(^^)

…おっと。 どうも同時くらいに投稿してしまったようですね(^^;)
「逃避行」はその通り、馬飼野俊一氏のアレンジです。 実弟の馬飼野康二さんとは
またひと味違う、アコースティックでドラマティックなアレンジは、曲の良さを何倍にも
広げていると思います。 ピアノの練習の時にはよくオリカラに乗せて弾いてます(^^)

by ぽぽんた (2013-04-24 23:20) 

N

私も当時は夏木マリさんには あんまり興味をもってませんでした。
それが『9月のマリー』を聴いたとき あまりのカッコよさに次の『ゴリラ』も買ってしまいました。
そういえば、私も始めて買った(買ってもらった)レコードは『手紙』でした。
大人(親)にしてみれば、なんで小さな子供が こんな曲のレコードを欲しがるんだろうと思ったでしょうね・・・。
by N (2013-04-30 22:02) 

ぽぽんた

Nさん、こちらでもこんばんは!

夏木マリさん、カッコいいですよね(^^) 私は女優・夏木マリが好きで、芸域の広さに
いつも驚かされます。 うまく年齢を重ねている感じもしますね。

Nさんも「手紙」でしたか(^^) 私のウチの場合はもっと手厳しく「子供がこんな歌を
聴いてはダメだ!」という感じでした。 それは「手紙」をやっとこさ買ってもらった後も
2年くらい続きました。

by ぽぽんた (2013-04-30 22:53) 

ひろ

こんにちは。
夏木マリさんは、兄貴がLPを当時買っていたので…ベスト?だったか?
それで、今でもたまに聴きたくなります。
今ではレコードも無いし…。
でも、2004年に出た、特選 歌カラ ベスト3 を持ってるので聴いたりします。歌入り、カラオケですのでいいです。
絹の靴下、お手やわらかに、夏のせいかしらの3曲です。

by ひろ (2013-05-21 12:01) 

ぽぽんた

ひろさん、こちらでもこんばんは!

そのCD、私は2年ほど前に秋葉原で買いました(^^) その中でも「夏のせいかしら」が
とても好きなのですが、この曲、兄に「買え」と半ば強要された思い出がありまして…
結局買いませんでしたが(^^;)

by ぽぽんた (2013-05-21 22:27) 

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