ゆれてる私 / 桜田淳子
私としては、桜田淳子さんへの興味がこの曲あたりから微妙になっていきました(^^;)
「ゆれてる私」は1975年11月に発売された桜田淳子さん13枚目のシングルで、
オリコン最高5位、同100位内に16週留まりチャートイン期間の売り上げが
27.0万枚のヒットとなりました。
1975年は、明らかに人気と勢いにおいては桜田淳子さんが山口百恵さんを
上回っていたと言って良いと思います。
その年の暮れの第6回日本歌謡大賞で桜田淳子さんがノミネート選内、山口百恵さんが
選外となった時、桜田淳子さんが「百恵ちゃんと一緒に(本大会に)出場したかった」
と泣きながら語り、物議をかもしたものです。
「十七の夏」あたりから目立ち始めた桜田さんの声の変化がこの「ゆれてる私」
あたりで固定してきた感じで、テレビで観ていた私も「何だか変わっちゃったな」
と少しガッカリしていたのをよく憶えています。
桜田淳子さんの場合、声質が太くなって幼さがなくなったわりには、
音域が広がらなかったんですね。
実用音域が下のGから上のCあたりまでの1オクターブ4度程度でした。
しかし楽曲・サウンドは、「天使のくちびる」までの純アイドル歌謡から
次第に先進的な要素を採り入れる傾向が出てきたんです。
「ゆれてる私」では…
ドラムスで始まりますが、それにはフェイズ・シフターの効果がかかっていて、
ややシュワシュワした音になっていますね(^^)
そして左右に分かれたツインギターが登場します。
ユニゾンではなく3度のハーモニーになっていて、左右別々の高さの音が
空間で合成されて一つのメロディーを構成するという高度なテクニックであり、
歌謡曲のアレンジでは珍しい手法と思います。
この曲が発表された翌年にアメリカでイーグルスの「ホテル・カリフォルニア」が
歴史的な大ヒットとなりましたが、その曲の後半に登場するのが「ゆれてる私」の
それと似たようなツインギターで、それはたまたまの事であったと思いますが、
アイドル歌謡にもそれまでにない新しいアイディアを採り入れようとする
機運が高まっていたのは確かなようです。
アレンジはその他でもストリングス、ブラス、ピアノ、フルート、コンガなど多くの
楽器が使われており、随所随所でそれぞれの聴かせどころを用意してあるんです。
歌の合間にはオブリガードが、Aメロではフルートやストリングス、サビではブラス、
サビ後ではイントロなどで登場するギター+ピアノと次々に入ります。
そしてこれでどうだ!ってな具合に ♪(私の)こ・こ・ろ・は・♪ で
ブラス以外の楽器で一斉に裏拍を打ち、ギターがガチャゴー!と締める所など、
プロの仕事を聴け!的なたたみかけ方ですね(^^;)
とてもかっこいいのですが、それは聴きようによってはやや子供っぽく、
またしつこく感じる人もいるのではないかな。
「はじめての出来事」ではイントロ・間奏・後奏・Aメロでベースギターと
ユニゾンで演奏されるチューバ(テューバとも表記されます)が聴けましたが、
この「ゆれてる私」でも、非常に控えめの音ですが、Aメロでベースと共演する
チューバを聴く事ができます。
これはやはり、「はじめての…」と同じ竜崎孝路氏ならではのアレンジでしょう。
全体にメロディーとコード進行には目新しい、また珍しいと言える部分がないので、
単調に聞こえる事を必死に避けようとしているアレンジ・サウンド作りとも思えます。
この曲以後、翌々年春の「あなたのすべて」まで似たような趣の曲が続き、
アイドルとしての桜田淳子さんは最盛期を迎えるわけですが、
その時期の人気とは裏腹に音楽的な進歩があまり感じられなかった事が、
その後山口百恵さんとの差が広がってしまった大きな原因である気がします。
私はリアルタイムで見ていた一人として、その時期の桜田さんのシングル曲には
どうも軽薄なイメージを持ってしまうんです。
「花物語」「黄色いリボン」などのように、聴いた後に余韻が残るような作品が
なくなってしまった…。
今思うと、そんな残念な気持ちで人気絶頂の桜田さんを観ていた気がします。
しかしここ数年、何気なくピアノで桜田さんのその時代の曲を弾いた時に
当時気付かなかった仕掛けを発見する事があったんです。
「夏にご用心」ではロックンロールで聴かれるブルーノートが使われていたり、
「もう一度だけふり向いて」では6th系コードが情感を出すのにひと役買っていたり…
その他にもいくつもあって、私が当時持っていたイメージとは逆に
どの曲もプロの手で作り込まれていた事が、30年以上経って理解できた次第です(^^;)
1976年1月オンエア。
「ゆれてる私」
作詞 : 阿久悠
作曲 : 森田公一
編曲 : 竜崎孝路
レコード会社 : ビクター
初発売 : 1975年11月25日
「ゆれてる私」は1975年11月に発売された桜田淳子さん13枚目のシングルで、
オリコン最高5位、同100位内に16週留まりチャートイン期間の売り上げが
27.0万枚のヒットとなりました。
1975年は、明らかに人気と勢いにおいては桜田淳子さんが山口百恵さんを
上回っていたと言って良いと思います。
その年の暮れの第6回日本歌謡大賞で桜田淳子さんがノミネート選内、山口百恵さんが
選外となった時、桜田淳子さんが「百恵ちゃんと一緒に(本大会に)出場したかった」
と泣きながら語り、物議をかもしたものです。
「十七の夏」あたりから目立ち始めた桜田さんの声の変化がこの「ゆれてる私」
あたりで固定してきた感じで、テレビで観ていた私も「何だか変わっちゃったな」
と少しガッカリしていたのをよく憶えています。
桜田淳子さんの場合、声質が太くなって幼さがなくなったわりには、
音域が広がらなかったんですね。
実用音域が下のGから上のCあたりまでの1オクターブ4度程度でした。
しかし楽曲・サウンドは、「天使のくちびる」までの純アイドル歌謡から
次第に先進的な要素を採り入れる傾向が出てきたんです。
「ゆれてる私」では…
ドラムスで始まりますが、それにはフェイズ・シフターの効果がかかっていて、
ややシュワシュワした音になっていますね(^^)
そして左右に分かれたツインギターが登場します。
ユニゾンではなく3度のハーモニーになっていて、左右別々の高さの音が
空間で合成されて一つのメロディーを構成するという高度なテクニックであり、
歌謡曲のアレンジでは珍しい手法と思います。
この曲が発表された翌年にアメリカでイーグルスの「ホテル・カリフォルニア」が
歴史的な大ヒットとなりましたが、その曲の後半に登場するのが「ゆれてる私」の
それと似たようなツインギターで、それはたまたまの事であったと思いますが、
アイドル歌謡にもそれまでにない新しいアイディアを採り入れようとする
機運が高まっていたのは確かなようです。
アレンジはその他でもストリングス、ブラス、ピアノ、フルート、コンガなど多くの
楽器が使われており、随所随所でそれぞれの聴かせどころを用意してあるんです。
歌の合間にはオブリガードが、Aメロではフルートやストリングス、サビではブラス、
サビ後ではイントロなどで登場するギター+ピアノと次々に入ります。
そしてこれでどうだ!ってな具合に ♪(私の)こ・こ・ろ・は・♪ で
ブラス以外の楽器で一斉に裏拍を打ち、ギターがガチャゴー!と締める所など、
プロの仕事を聴け!的なたたみかけ方ですね(^^;)
とてもかっこいいのですが、それは聴きようによってはやや子供っぽく、
またしつこく感じる人もいるのではないかな。
「はじめての出来事」ではイントロ・間奏・後奏・Aメロでベースギターと
ユニゾンで演奏されるチューバ(テューバとも表記されます)が聴けましたが、
この「ゆれてる私」でも、非常に控えめの音ですが、Aメロでベースと共演する
チューバを聴く事ができます。
これはやはり、「はじめての…」と同じ竜崎孝路氏ならではのアレンジでしょう。
全体にメロディーとコード進行には目新しい、また珍しいと言える部分がないので、
単調に聞こえる事を必死に避けようとしているアレンジ・サウンド作りとも思えます。
この曲以後、翌々年春の「あなたのすべて」まで似たような趣の曲が続き、
アイドルとしての桜田淳子さんは最盛期を迎えるわけですが、
その時期の人気とは裏腹に音楽的な進歩があまり感じられなかった事が、
その後山口百恵さんとの差が広がってしまった大きな原因である気がします。
私はリアルタイムで見ていた一人として、その時期の桜田さんのシングル曲には
どうも軽薄なイメージを持ってしまうんです。
「花物語」「黄色いリボン」などのように、聴いた後に余韻が残るような作品が
なくなってしまった…。
今思うと、そんな残念な気持ちで人気絶頂の桜田さんを観ていた気がします。
しかしここ数年、何気なくピアノで桜田さんのその時代の曲を弾いた時に
当時気付かなかった仕掛けを発見する事があったんです。
「夏にご用心」ではロックンロールで聴かれるブルーノートが使われていたり、
「もう一度だけふり向いて」では6th系コードが情感を出すのにひと役買っていたり…
その他にもいくつもあって、私が当時持っていたイメージとは逆に
どの曲もプロの手で作り込まれていた事が、30年以上経って理解できた次第です(^^;)
1976年1月オンエア。
「ゆれてる私」
作詞 : 阿久悠
作曲 : 森田公一
編曲 : 竜崎孝路
レコード会社 : ビクター
初発売 : 1975年11月25日
こんばんは。
毎度、マイ・フェイバリット淳子さんを取り上げていただきありがとうございます。
僕は淳子さんの笑顔のまぶしさにおぼれて悲しみも見えないので(笑)声が変わろうが、ワザとらしかろうが、好きです。(・・。)ゞ テヘ
しかしぽぽんたさんの解説を読んでいると、歌謡曲ってのも奥がふかいんだなぁ~とつくづく思います。
「ホテル・カリフォルニア」と「ゆれてる私」なんて考えもつきません。
「ゆれてる私」は出だしと間奏が僕は好きです。
しかしなんで「ゆれている私」ではないんでしょう?
P.Sこのジャケットの写真も好きなんですが、何か“くちびる”が
印象的ではありませんか?1つ前の「天使のくちびる」に向いているような気もしますが・・。
by 桜えび (2010-12-19 20:36)
ありがとう御座います。出てきました。桜田淳子さん!うれしい限りです。
ぽぽんたさんの曲の歴史的な流れについてはいつも感心させられる事ばかりです。
「ゆれている私」「泣かないわ」(これもいつか紹介して下さいね。)と開拓?されていくのですが、「夏にご用心」「ねえ!気がついてよ」は「十七の夏」へと戻ってしまったように感じられるのは私だけなのでしょうか。
どなたかもおっしゃっていましたが、「楽曲に勢いが無くなってきた。」のではないのでしょうか。しかし、スタッフの皆様作詞、作曲方が、頭を悩ませて決定されたことなのでしょうが。お前ならどうするの?と聞かれても、頭を抱えるだけなのですけれど…
この頃、夏!と言えば淳子さんの水着姿だったような気がします。好きだったのです。わたし。
桜田淳子さんご本人もこの声変わりにはとまっどたことでしょうね。どうすることも出来ないのですから。
桜えび様が書かれておられましたが、わたくしは、この頃のジャケ写に対していくらか不満を持っています。(満足して居られる方ごめんなさい。あくまでも個人的な思いですので)篠山紀信さんに撮影していただきたかったなぁぁ。GOROの表紙、最高でした。
全く音楽と関係のないコメントになってしまい申し訳ありません。
音楽のことについてはぽぽんたさんがきっちりと書いて下さいますので。
しっかり読んで、学習しましょう。
何の中身のない長文失礼いたしました。
by pohsan (2010-12-19 22:47)
桜えびさん、こんばんは!
私も何だかんだ言って、桜田淳子さんのファンです(^^) 確かに桜田さんを
「わざとらしい」と言う人が多かったし、それはご本人も認めているようですが、
私はむしろそんなところが好きでした。
70年代の歌謡曲の作家は、きちんと音楽学校で勉強しておられた方、ジャズを
演奏して米軍キャンプを巡っていた方等、様々な音楽を経験し、沢山の引き出しを
持っておられる方が多いんですね。 なので、その作品にもそれらが生かされて、
色々なタイプの楽曲を作る事が出来たのではないでしょうか。
おお、そう言えば歌詞の中では「ゆれている」ですね(^^) タイトルを「ゆれてる」
にしたのは、語感の良さを重視したからでしょう。 2つ以上の語が続く場合、
それぞれの字数が同じか近い方が語感が良くて憶えやすいようなんです。
「わたしの青い鳥」では4・5、「黄色いリボン」は4・3。 百恵さんの曲でも、例えば
「青い果実」は3・3,「ひと夏の経験」は4・4。 勿論それが当てはまらないタイトル
も数限りなくありますが、その場合は単語自体に強烈なインパクトがある事が
多いんです。 「聖母たちのララバイ」「木綿のハンカチーフ」などがそうかな。
そういった事もあれこれ分析すると、なかなか面白いですよ(^^)
私も「ゆれてる私」のジャケ写は好きです。 桜田さんの似顔絵って、大抵口元が
特徴的に描かれていますよね。 そんな、個性が強い部位を持っている事も
スターの条件かも知れませんね(^^)
by ぽぽんた (2010-12-20 00:09)
pohsanさん、こんばんは!
喜んで頂けて嬉しいです(^^) 私は自分の記憶と経験を文にしているだけなの
ですが、好きな事って何年経っても忘れないものですね(^^)
1976年になると、桜田淳子さんの人気はレコードの売り上げを見ても頂点に
達している感があるのですが、楽曲自体はどこか守りに入っている印象を拭えない
気がします。 桜田さんの人気絶頂の頃の曲で歌い継がれているものが少ない
のは、当時もうひとつ音楽的に冒険できなかったからでは、と思います。
「天使のくちびる」のB面の「叱られてから」など、あまり知られていない所に名曲と
なり得る曲があったりするので、非常に残念な気がします。
当時のアイドルは水着姿で雑誌に載るのが当たり前な感じでしたよね(^^)
桜田さんは清潔感で勝負、というイメージで、色っぽさが先に立つ百恵さんとは
対照的でしたね。
確かに声変わりにはご本人も困惑されたかも知れませんね。 それに対応する
ために慣れないビブラートを採り入れたり発声を変えたりと苦労されていたのかな、
と今になると思います。
篠山紀信さんと言えば、私は悪天候の日本海をバックにして寒さに耐えているような
桜田淳子さんの写真を見た事があって、それは素晴らしい写真でした。
女優として「澪つくし」などでの演技も素晴らしかったですし、ぜひその方面でも
頑張ってほしかった、と今でも思います。
by ぽぽんた (2010-12-20 00:23)
せっかく淳子ちゃんの曲をアップして頂いたのに、全くメロディーが浮かばないんです。当時何度も耳にしたはずなんですが、本当にすみませんm(_ _)m やはり印象が薄かったのでしょうか?私のボケの始まりかもしれませんが(笑)。
皆さんも声変わりの事を書かれていらっしゃいますが、当人が一番自覚していたようで、当時母が毎週購入していた女性週刊誌に、「女優業に専念したい・・・。」などとインタビューに回答をしていたような・・・。
スカパーで「夜のヒットスタジオ」を再放送してますが、2週に一度の割合で淳子ちゃんが出演されてます。今の時期は「しあわせ芝居」を歌っていますが、やはりちょっと歌い辛そうなのは否めないかなと・・・。
余談ですが、1976年の7月の再放送分から毎週欠かさず番組を見てますが、なぜか「ピンク・レディー」の出演分は全く放送されていません!ビデオデッキが無い(私の家に)時代の放送でしたので、これでお宝映像がゲットできると喜んでいたのですが・・・。
by 卓 (2010-12-20 12:31)
こんばんは久々です!「白い約束」も、「青いリンゴ」にもコメントしようと思い乍ら色んな方々の投稿コメントを拝見して愉しんで居るうちに、それで満足してしまい出さず仕舞いでしたが、 (ぶっちゃけ、サボり。) しかし、淳子に釣られてやって来ました! (^O^)/ 「ゆれてる私」とは、また意外な・・・。この曲にはどうも、次の「泣かないわ」との抱き合わせ的なイメージが大昔から在って、それは、其々のB面曲にも同様に付き纏います。 当時、桂 三枝が司会していた夜の歌番組が在ったかと思うのですが、(う~ん、それだったかなぁ~?)このレコードを買った帰り道で交通事故に遭い、亡くなられたファンの男の子が手紙で紹介された後に淳子が涙を流し乍らこの曲を熱唱した記憶があるんですよ。(何せ小4の頃の記憶なんで事実が異なるかも)「虹をわたって」にもそういった内容の新聞記事を読んだ事を書き、被るので気が引けますが。(^^; ジャケットですが、確か[写真提供/中1コース]と記載されてた記憶が有りましたが、今見たら有りませんねェ~、・・・・俺の記憶も何だか怪しいな・・・(^^;
by 青大将 (2010-12-20 22:39)
【追記】 卓さんのコメントで、気になる事が有りました。 ピンク・レディーなんですが、実は昨日、久々百恵の「夜ヒットDVD」を観てて、DISC 2の『乙女座 宮』の1978年4月10日放送の回の冒頭でリハーサル風景が流れました。 多忙なスケジュールのPLがリハに参加出来ず、「渚のシンドバッド」を桜田淳子と二人で務めるのですが、このDVDにはそのVTRを見ながらピンク・レディーに振る芳村真理が映ってはいるものの、二人は映らず。 しかし、この動画はYouTubeにもアップされてて、それには「サウスポー」の衣装の二人がしっかり映し出されておりました。 DVDの方は明らかに編集が施して有り、意図的に二人の姿を消した印象。 ある時期を境に過去のVTRも規制したのでしょうか? と、すれば、YouTubeの映像はそれ以前に録られ、アップしたものという事? 何か肖像権とか、権利絡みの胡散臭さを感じてしまいます。
by 青大将 (2010-12-20 23:43)
卓さん、こんばんは!
実は私も似たような経緯を持っていて、この曲、きちんと聴いたのはこのカラオケが
初めてだったんです。 テレビで観て(聴いて)いたはずなのに、あまり憶えて
いなかったんですね。 なので実際にはオケをしっかり聴き憶えてから歌メロを
確認したという、今考えるとちぐはぐな体験でした(^^;)
もし声変わりの件がその通りだと、何だか桜田さんが気の毒になってしまい
ますね。
しかし… 実は私、1980年5月にあるイベントの第一部だった「桜田淳子ショー」を
観に行ったんです。 その頃は「美しい夏」が新曲で、生で見る淳子さんはもう
完全にエンターテイナー。 観客とのやりとりも上手でしたが、それ以上に感動した
のがよく通る歌声だったんですね。 前から5列目のど真ん中という良い席に
恵まれた事も幸いしたのでしょうが、テレビで観るよりも遥かに素晴らしかったんです。
その頃にはきっと、ご自分の声の生かし方をよく掴んでいたのでしょう。 私の父も
一緒にいたのですが、その上手さに驚いていました。
私もフジテレビTWOの「夜ヒット」再放送は最初(1974年4月1日放送分)から
全部録画していますが、そうなんです。 ピンク・レディーが登場する回はことごとく
パスされているんですね。 キャンディーズはほとんどカットされていないのに、
とても残念なんです。 特にキャンディーズとピンク・レディーが共演した回は
観たかったのですが… あとでまとめてでもいいから放送して欲しいものです。
by ぽぽんた (2010-12-21 00:08)
青大将さん、こんばんは! お久です(^^)
確かに「ゆれてる私」と「泣かないわ」、「夏にご用心」と「ねえ!気がついてよ」の
二組はそれぞれ姉妹のような感じがしますね。 それも冬と夏の、みたいな。
阿久悠氏の著書などを読んでも、桜田淳子さんは潔癖で気高い人であるとよく
わかるので、そのような事を聞かされ涙しながら歌ったという場面は容易に想像が
できますね。
中1コースって事は学研ですね(^^) ジャケ写についてはわからないのですが、
私が中学に入る時に中1コースの年間予約をするといろんな景品のセットをもらえて、
その中に「スターブロマイド」として10人くらいのタレントのポートレートが入って
いたんです。 桜田淳子さんの写真もあって、確か森田健作さんと表裏でした(^^)
う~ん、なぜピンク・レディーは編集されてまで出してもらえないんだろう?
当時ピンク・レディーが所属していた事務所は今は無いし、権利をどこが所有して
いるのかよく知りませんが、何かあまり気分が良くないですねぇ。 卓さんへの
お返事にも書きましたが、今放映されている「夜ヒット」でも、ピンク・レディーが
登場するのが楽しみでしたし、登場しなければおかしいとも思うんです。
著作権については、私も現に抵触しそうな事をしている手前あまりコメントできる
立場ではないのですが、権利を持つ人間ばかりが優遇されて、ユーザーが
ないがしろにされている気がしてならないんです。
その事について書くと収拾がつかなくなりそうなのでこれで控えますが、例えば
不正に複製を作って商売にするような輩は厳しく取り締まるとして、コンテンツを
純粋に楽しみたいユーザーにはその権利を守るような仕組みを作ってほしいと
思うんです。 そうしてもらえれば、私も少しは気が楽になるのですが…(^^;)
by ぽぽんた (2010-12-21 00:41)
こんばんは、子供の頃からの淳子ファンです。
この曲の頃は、まだ小学校の低学年だったので、あまり深い事は
考えず聞いており、皆さんのコメのレベルの高さに感心させられるばかりです。
最近、某サイトでデビュー曲から、花占い迄の多くの作曲をされた中村泰士先生の話しがのっており、わざと鼻から声がぬける歌い方にさせた記
事がでており、ショックをうけました。
私自身、中晩あたりからの、鼻にかかる歌い方は、あまり好きでなく当時
は、どうして?と少し疑問に思っていました。
私は専門的な事は、わからないのですが、ぽぽんたさんの言われる、声がわりが、歌い方を変えていかれた原因なのでしょうか・・・?(涙)
ちなみにジャケットの写真では篠山紀信さんの撮影された「もう一度だけふりむいて」の、口を開けている表情が好きです。
たしか本人も気にいっておられたような・・・
by 玉ねぎ(元祖) (2010-12-21 01:57)
ぽぽんた様、コメントを下さった皆様へ
淳子ちゃんのカラオケについてのコメントのつもりが、余談とは言え「ピンク・レディー」のコメントを書いて、ぽぽんたさんをはじめ、皆さんにこうしてコメントを載せて頂いて、大変光栄です。
このようなサイトの存在に、本当に心より感謝しております。
私はカラオケが好き(歌うのではなく、音楽として聴くこと)な「ただのオジサン」なので、版権や著作権、映像権などの詳しいことは分かりませんが、ファンに対して、映像をカットしたり修正したり(再放送されている「夜のヒットスタジオ」などを含む)というのは、やはり納得がいきませんよね?
では、次回のアップを楽しみにしております。本当にありがとうございました。
by 卓 (2010-12-21 12:54)
以前、彼女のミニメドレーを編集して作ったときも感じたんですが(ttp://www.youtube.com/watch?v=hrxtVtG31GU)、この曲の前後ってシャッフルしてもあまり違和感がないですね。ぽぽんたさんの解説にあるように、1曲1曲に対する色んな仕掛けはあるんでしょうが、今聴くと全盛期なだけに作風の冒険は避けたんだろうなって印象も受けます。
それにしてもベースと共演するチューバ、ホントに鳴ってますね。カラオケで聴かせていただくまで全く気がつきませんでした(笑)
「サンタモニカの風」あたりの歌声は「もう限界」って感じすらしましたが、確かに翌年の「美しい夏」ではシャキッとした歌声になってますよね。やはり同時期のミュージカルでの特訓効果だったんでしょうか。
夜ヒットのピンク・レディー、以前の再放送ではバンバン流れてたはずですが・・・山口百恵に続くDVDの企画の話でもあるんでしょうかね。楽しみにしているスカパー加入者のことも少しは考えてほしいもんです。著作権云々については私もあまり偉そうなことは言えませんが(汗)
by DSwakazou (2010-12-21 17:37)
すいません、無頓着にリンクのURL書き込んでしまって。。。
自分ではコメント訂正できないようですので、申し訳ありませんが
問題があればぽぽんたさんの方で削除していただけないでしょうか。
本当にすいません。
by DSwakazou (2010-12-21 21:04)
玉ねぎさん、こんばんは! そう言えば桜田淳子さんは「玉ねぎむいたら」という
ドラマに出演していましたね(^^) 何話か録画してあるんですよ。
中村泰士氏がそう言っておられたなら間違いないと思いますが、紙ジャケ復刻
シリーズの「わたしの素顔」のブックレットに載っているインタビュー記事では、
桜田さんはご自分では鼻に抜けるような歌い方、発声が嫌いだったという主旨の
事を言っておられます。 そこには何らかの確執があったのかも知れませんね。
桜田淳子さんはどんな表情も似合ってしまうんですよね(^^) 私は個人的には、
デビューしてから2年間くらいの天真爛漫な表情が好きでした。 笑顔が好き、
なんです(^^;)
by ぽぽんた (2010-12-21 23:50)
卓さん、こんばんは!
色々な話題を提供して下さって、私こそ感謝しております。 ピンク・レディーに
ついては、ここに来て下さる多くの方々にとって由々しき問題と思いますので、
私もつい力が入ってしまいました(^^;)
ピンク・レディーの件以外でも、最近昔の番組から映像を持ってくる時、そこに
人物が多く映り込んでいる場合にやたらとぼかしが入ったりしていますよね。
恐らくその映っている人から肖像権などで訴えられると困るとかの理由なのでしょうが、
非常に見苦しい。 だからと言って解決法は?と訊かれると答えに窮してしまいますが、
もっと大らかにできないものなのかな、と思ってしまいます。
これからもコメントをお待ちしてます(^^)
by ぽぽんた (2010-12-22 00:01)
DSwakazouさん、こんばんは!
桜田淳子さんのプロジェクトは、山口百恵さんのそれとは違って保守的だったのかも
知れませんね。 1976年に人気が最高潮となりましたが、その年に発売された
楽曲はどれも粒揃い過ぎて冒険が感じられないんですね。 暮れに出た「もう一度
だけふり向いて」で「三色すみれ」以来の短調に挑戦、となりましたが、その時には
やや「今頃?」感があったのを憶えています。
その時代にイメージを作り上げ過ぎたのが、その後の早い失速につながって
しまったのかも知れません。
それだけに、後の「美しい夏」や「MISTY」、「窓」など桜田淳子さんならではの
歌唱が聴ける楽曲があまり大衆に受け入れられなかったが残念です。
リンクについては、全く問題ありません(^^) 私もたまに自分の動画のリンクを
書いてますし、むしろここを読んで下さる方達に喜んでもらえる事と思います。
そして何より、そのように気を遣って下さる事が私はとても嬉しいんです。
コメントを下さる方々は皆さん、本当に良識を持ってこのブログに接して下さって
いるんですね。 コメントに書き込みをしない読者の方達も、きっと皆さん暖かな
気持ちで毎週読んで下さっている事と思います。 唐突ですが、この場をお借りして…
DSwakazouさん、そして読者の皆さん、いつもありがとうございます!
by ぽぽんた (2010-12-22 00:35)
ぽぽんたさん、こんにちは!
私は桜田淳子さんのファンなのですが、この歌はあまり好きではないんです。今までの淳子さんの歌はメロディアスな曲が多かったので、なんか変な曲だなと思っていた記憶があります。難しい歌ですよね、この歌。今の「カラオケ」があったならばこの歌を唄うのは結構難しいような気がします。TVの歌番組でも淳子さんが楽しそうにこの歌を歌っていたような記憶がないんです。(エラそうなこといってすみません) ただ淳子さんにとって大人へのステップを踏んだ歌であることは間違いないと思いますね。
by なかや (2010-12-22 02:16)
こんばんは! …なかやまさん、ですか?(^^;)
私は本文にのっけから書いたように、この曲あたりから少し桜田淳子さんの曲から
離れ気味になっていたんです。 その大きな理由は、多分曲の構造が単純になって
しまって聴き応えがしなくなってきたから、のようなんです。 何だかあっさり
終わってしまう感じがしたんですね。 今になって聴くとそんな事はないとわかる
曲もあるのですが、1976年あたりの曲ではどうもそのイメージがつきまといます。
1975年は桜田淳子さんにとって精神的に、また肉体的にも苦しい頃だったようです。
桜田さんの表情に以前ほどの明るさがなかったのはそのためかも知れません。
by ぽぽんた (2010-12-23 00:12)
またまた今晩は!! 先日のコメントで、この『ゆれてる私』のジャケットに「写真提供・中1コース」と有った記憶の事を書きましたが、矢張り、勘違いなどでは無く、いちばん先に入手した盤のジャケット裏の右下の品番上辺りに、それはちゃんと記載されてました。 しかし、その後超安値で買い直した新品同様の盤(前回確認したヤツ)には、記載無し。 因みに30th記念BOX「そよ風の天使」封入のシングルジャケットCDサイズ復刻版にも記載有りの方が採用されておりました。(^^) 中1コースって買った事ないですが、そんなおまけ付きだったんですねぇー。 皆さん桜田淳子の変声期については思いが其々で感慨深いです。 セミロング時代が特に好きだった俺にとっては、アイドル・桜田淳子ですぐに思い付く姿が「ねえ!気がついてよ」の歌唱シーンであり、グリコ「コメッコ」のCMであって、昭和51年頃の印象が強いです。 「ゆれてる私」はライブ盤を聴くと、結構パロディー化しやすい楽曲でもある様ですね。昔も今も、この曲聴く時は、あの冒頭のシュワシュワ・ドラムスが愉しみだったりします。(^O^)
by 青大将 (2010-12-23 19:08)
青大将さん、こんばんは!
淳子マニアですね(^^) 恐れ入りましたm(_ _)m 私とは逆に、淳子さんが
アイドルとして最も人気があった頃がお好きだったとの事で、私に欠けていた見方を
教えてもらったようで何だか嬉しいです。 当時私は中3で、歌番組やCMで毎日の
ように淳子さんを観ていましたから、馴れすぎていたのかも知れません。
私からすると、桜田淳子さんと言うと第4回日本歌謡大賞で新人賞の一人に選ばれて
泣きながら「わたしの青い鳥」を歌った時、間奏で森田健作さんが現れたのを
見て2番の出だしで声がひっくり返ってしまい、それでも健気に歌い続けていた
姿がすごく印象に残っているんです。 いつも一所懸命、というイメージかな。
それが髪が伸びてくるにつれて希薄になっていったような気がしたんですね。
しかし今思うと、それは淳子さんが子供でなくなったという表れの一つだったのかな。
関係ないですけど、「グリコ知床しぶき」のCMに淳子さんが出演していた頃、
近所の商店で淳子さんが微笑んでいる写真を使った下敷きをもらったんです。
勿論、今も持ってます(^^)
by ぽぽんた (2010-12-23 23:01)
年末時期 多忙につき なかなかコメントできずに すみません!^^;
I WISH YOUR HAPPY&MERRY CHRISTMAS !! ☆彡
by ゆうのすけ (2010-12-24 01:44)
ゆうのすけさん、こんばんは!
いえいえ、毎回「nice!」を入れて下さってありがとうございます。 コメントは
お時間がある時に思い思いに書いて下さいね! お待ちしてます(^^)
ゆうのすけさんも楽しいクリスマスを!(^_^)v
by ぽぽんた (2010-12-25 00:16)
あけおめ!!です。
久し振りでごわす!
淳子さんの『ゆれてる私』今時期よく聴いてたものです。
「ベスト コレクション’76」の最初の曲でもあります。私が思うに、微妙にシングルとは違うヴォーカルテイクではないか?…と。
違ってたらごめんなさい。
それから、このベストアルバムのもう一枚のオリジナルは内容がとてもよく出来ていると思います。阿久 悠さん以外の作詞家…等々。
「ゆれてる私」のカラオケでB面の「叱られてから」を歌ってみてください。
ちゃんと歌えます!
by ひろ (2011-01-04 20:08)
ひろさん、あけましておめでとうございます。 お久しぶりです(^^)
私は「ベスト・コレクション'76」は持っていないのでわかりませんが、もしシングルと
両方お持ちでしたらどこがどう違うか、ぜひ教えて下さい(^^)
「叱られてから」は「天使のくちびる」のB面ですね(^^) 試してみましたが、かなり
忙しい「叱られてから」になりますね(^^;) コード進行的にやや無理がありますが
キーは同じだし、乗る事は乗る、という感じかな(^^;)
by ぽぽんた (2011-01-05 00:06)
こんばんは~
「ベスト・コレクション’76」の方(オケ?)とシングルとでは微妙に違って聞こえる…ので←ってそれだけで判断出来ない!!ですよね~。
よくベスト・アルバムでやってる別ヴォーカルテイクって感じ…かな?
今度、もう一度聞きなおしてみます。ごめんなさい。
「叱られてから」…これはまたまた失礼しました。
「ゆれてる私」のカラオケで「あなたが恋しい」を歌ってみてください。
これなら綺麗に歌えると思います。
by ひろ (2011-01-07 19:38)
ひろさん、こんばんは!
別ヴォーカルはよくある事ですよね(^^) 私は今のところ、「花占い」と「天使のくちびる」で
別ヴォーカルの存在を確認してますが、他にもあると思います。
「あなたが恋しい」ですか~、正直難しいなぁ(^^;) 「あなたが恋しい」の出だしは
1小節ごとにコードが変わるのに対して、「ゆれてる私」の出だしは2小節ごとに
コードが変わるので、「あなたが恋しい」のメロディーは乗りにくいと思います(^^;)
キーも1音違いますし…私はうまくできませんでした(T_T)
by ぽぽんた (2011-01-07 23:54)
こんばんは。
「ベスト・コレクション’76」聞きなおしました…。
別ヴァージョンでは無かったようです(^^;)。
多分音質がよかったからのようです。
この頃は、耳も可笑しくなってきてるんでしょう…。
「あなたが恋しい」の歌詞と「ゆれてる私」の歌詞が同じ節と思い、つい歌ってみたら歌えたんで…。
ぽぽんたさんがうまくできないのは残念…。
別ヴォーカルに関して…リミックス・アルバムの中の「しあわせ芝居」「LADY」は別ヴォーカルです。
by ひろ (2011-01-09 20:07)