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二重唱 / 岩崎宏美

岩崎宏美さんの楽曲は先月、「想い出の樹の下で」を採り上げたばかりなのですが、
ふと気付くと今日、4月25日は35年前に岩崎さんがデビューした日なんですね。
で、それを記念して岩崎宏美さんのデビュー曲を採り上げます(^^)

二重唱.jpg

「二重唱(デュエット)」は岩崎宏美さんのデビュー曲として1975年4月に発売され、
オリコン最高19位、同100位内に22週ランクインし売り上げが14.0万枚でした。
チャートイン期間が長かったのは、次曲の「ロマンス」の大ヒットにつられて、の事でしょう。


この曲は先に曲が作られ、アレンジも完了したところに
阿久悠氏が歌詞をはめ込む形(曲先)で作られました。

当初、詞は阿久悠氏ではなく別の作家が起用されたそうですが、
制作側のイメージに合わずに時間的にギリギリになって阿久悠氏に依頼が来たそうです。
その当時、阿久悠氏は黒木真由美さんのプロジェクトに力を入れていて、
岩崎さんの作品を書くつもりはなかったそうなんです。
岩崎さんの、その後の作品とヒットの大きさを思うと信じられないような話ですね(^^;)


今ではあまり聞かない言葉になりましたが、1970~1980年代にデビューした歌手には
みな「キャッチフレーズ」なるものが付けられたものです。
天地真理さんは「ソニーの白雪姫」、山口百恵さんは「大きなソニー、大きな新人」、
大場久美子さんは「一億人の妹」といった感じに、と言った具合ですね。

で、岩崎宏美さんには「天まで響け」とのキャッチフレーズが当時のビクターレコードの
宣伝部長から与えられました。
阿久悠氏はそれを知り、その一文が岩崎さんの個性、天分、未来を言い当てていると感じ
「この少女は売れる運命なのだ」と思ったそうです。


「二重唱」というタイトルは、元々片仮名で「デュエット」としてあったところを、
同じ頃明治製菓から同じ名前のチョコレートが発売されるためにご一考を!
という事になり、仕方なく漢字にしたそうです。


曲の構成は、サビから始まってその勢いでどんどん進行し、最後に半音上に転調して
またサビが登場して終わるという、かなりインパクト重視の作りとなっています。

リズムは典型的なディスコなのですが、ダンスするにはテンポが速く、
「聴くためのディスコ」といったところでしょうか。


編曲は萩田光雄氏。 この曲ではストリングス、フルート、電気ピアノが軸となり
ブラスが随所随所で盛り上げるようなアレンジがなされています。


歌入りでは、♪誰かに少しねたまれそうな…♪の部分でユニゾンで
二重録音されています。

岩崎さんの楽曲では、コーラスのように違う高さでハモったり、または追いかけの
ような二重唱はいくつかありますが、ユニゾンの二重唱は少ないんですね。
シングルA面曲では、「二重唱」以外は(う~ん、紛らわしい(^^;))「夏に抱かれて」、
「摩天楼」、「檸檬」くらいではないかな。


萩田氏はどちらかというとストリングスに関しては比較的大人しい使い方が多いのですが、
この「二重唱」では非常に動きが大きく、派手な感じがします。
これは作曲の筒美京平氏のアレンジ法を踏襲している、もしくは筒美氏が
アレンジしたように聴かせるようにと要請があったのでは、と推測できます。


岩崎宏美さんの歌唱の勢いは、派手なストリングスにも決して負けていないのですが、
双方の勢いが強すぎて聴き手に疲労感を与えている部分もありそうです
(私はそんなところも大好きですが(^^;))。


シングル盤の「二重唱」のB面は、岩崎宏美さんのライブでは
マイクなしの生声で歌われる事が多い「月見草」です。
こちらは「二重唱」とは全く曲調が違い、静かなワルツで、歌謡曲というよりも
唱歌に近い、清潔感のある楽曲です。
デビューシングルの両面だけで、岩崎さんの歌唱力の幅広さを垣間見る事が
できたわけですね(^^)


1975年8月オンエア。


「二重唱」
作詞 : 阿久悠
作曲 : 筒美京平
編曲 : 萩田光雄
レコード会社 : ビクター
初発売 : 1975年4月25日

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なかやま

山口百恵や桜田淳子、天地真理、野口五郎、ピンクレディもそうでしたが、デビュー曲がメガヒットしない歌手が多い時代でしたね。でもそれぞれのデビュー曲を聴いているとせつない気持ちになるのはなぜでしょう。まだ10代の子達が緊張する中で、初めてそれぞれのデビュー曲のオリジナルカラオケを聴いたとき、どんな気持ちになったのでしょう。「スター誕生」や「きみこそスターだ!」のようなオーディション番組が全盛のこの頃、歌手になることを夢見て、親元を離れ上京した子達もいたはず。今とは違う何かがありましたね。この子たちのデビュー曲のオリカラを聴けることを期待しています!
by なかやま (2010-04-25 20:43) 

カサノバM

ぽぽんたさん、皆さんこんばんは。

4月25日デビュー35周年、とってもタイムリーなエントリーに感謝申し上げます。
今日は早朝から、宏美さんを振り返るとても感慨深い一日を過ごしておりました。
「二重唱」に関して、当初のタイトルが「デュエット」とカタカナ表記だったとは、35年で初めて知る事となりました(驚!)
本当に色々とご存知なので、有り難く勉強させていただいております。

同じく『スター誕生!』からの同期だった黒木真由美さん、「好奇心」「感情線」すごく懐かしいですね~後にGALへと大変身され「薔薇とピストル」はインパクトがありましたね!
デビュー当時、音楽評論家や視聴者の殆どが、黒木真由美さんの将来性やアイドル性を絶賛していました。が、予想外の大逆転劇と評されるまでに…当然の結果だと思いました。

あと、何で読んだか定かではありませんが、元々の「二重唱」はもう少し遅いテンポで録音され、トラックダウンの際に現在のテンポに修正が成された!?という謎…
何かご存知の経緯はないでしょうか?
by カサノバM (2010-04-25 21:11) 

オリ25

疾走系のヒロリンですね
初期の頃は萩田氏のアレンジが少なくて
萩田ファンとしては、少し物足りませんが
それだけ筒美京平氏が力を注いだって事ですね

10年目のシングル「未完の肖像」で
デビュー作のトリオが揃ったのは粋な計らいでした

by オリ25 (2010-04-25 21:39) 

ぽぽんた

なかやまさん、こんばんは!

1970年代というと、今のような自分の子供が芸能界に入るのを喜ぶ親などは
皆無に近かったですし、若い人がそういう世界に入る事自体が刹那的な感じさえ
していましたよね。 でも彼らは自分たちが好きな事をするために自らそういう道を
選んだわけですから、その時点ではどの人も幸せだった事だろうと思います。

デビュー曲から大ヒットになってしまうと、その後が続かないケースがほとんど
ですよね。 いきなりイメージがふくらんでしまって、その後もずっと同じイメージが
付きまとってしまうからでしょうが、岩崎宏美さんももし「ロマンス」がデビュー曲で
「二重唱」が後続だったら、その後は全く変わっていたかも知れませんね。
そういった意味でも、岩崎さんは本当に強運だと思います。

by ぽぽんた (2010-04-25 23:19) 

大朝

 岩崎宏美さんやその前年デビューの伊藤咲子さんはとても歌唱レベルが高く、当時私は平凡なアイドル・ポップスの歌手のかたがたを応援していたので、このお二人のデビューには当惑してしまいました。これからはこうした超ハイレベルの歌手の時代が来るのかもしれないと思い、聴くほうとしても身が引き締まる思いでした。

 最初この「二重唱(デュエット)」という曲を聴いたときには、題とは違って女性の声が一人しか聞こえないので何だか変でした。後で「あなたとデュエットしています(=あなたと一緒にいます)」ということだと分かり、納得しました。しかし曲が短調でどことなく切なさが感じられるので、私には、こうだったらいいなという願望が入っているようにも思えます。

 「月見草」を最近聴きましたが、高級感と切なさが漂う名曲で、聴いて涙するかたも多いのではないでしょうか。

 「二重唱」も「月見草」も出来が良過ぎて、通常の歌謡曲ファンだと引いてしまう面もあり、それで中ヒット止まりだったのかもしれません。「ロマンス」ではやや抑え気味の歌唱と女声コーラス付きの親しみやすさが聴く人に安心感を与えたように思います。
by 大朝 (2010-04-25 23:37) 

ぽぽんた

カサノバMさん、こんばんは!

私の知識などまだまだです。 聞きかじり、読みかじりの事柄も多いので、ブログに
書く時に裏を取るのが大変で(^^;) こちらこそ、今後もいろいろとご教授下さい!

黒木真由美さんはデビュー時、私も結構期待した方なのですが、あまりに期待
される人ってそれだけで飽和状態になってしまう事がありますよね。
テレビを観ていて、それは何となくわかったんです。 だから曲がヒットする前に
みんなが飽きてしまう、みたいな感じかな… 岩崎さんの方は逆に、大して期待
されているわけでもなかったのが、視聴者がテレビを漫然と観ていていきなり歌が
抜群に上手い歌手が出てきてびっくり!という感じで人気が出始めたのではない
でしょうか。 そうだとすると、尾崎紀世彦さんが出てきた頃に似ていますね(^^)

テンポ変換についてですが、恐らくそれは正しくないと思われます。
当時は今と違いすべてアナログ録音で、テープスピードを上げると当然音程も
上がり、従って楽器音や声の質が必ず変わります。 また、「二重唱」のキーは
E♭m→Emですが、それは明らかに当時の岩崎さんの最も良い音色を意識して
でのキー設定と思われるんですね。 現代ではタイムストレッチと言って、音程を
変えずにテンポを変える事は簡単にできるのですが、それはデジタル技術があって
の事ですので、やはり「二重唱」には当てはまりません。 なので、私はトラック
ダウン時のスピードアップ説は疑わしいと思います。

by ぽぽんた (2010-04-25 23:48) 

Nori

更新を心待ちにしておりました。
しかも35周年記念に『二重唱(デュエット)』とは!

私も『ロマンス』後に、こちらを購入したクチです。
この歌をTVで歌ってるのを見た記憶がないです。最近では動画サイト等で見られますが。

先日のコンサートで驚いたのは、歌い出しの「♪あ~なたがい~て♪」の「あ」の音は、殆ど変わっていなかった事です。
『月見草』のアカペラも凄かったです。やはり稀有な存在だと思いました。
by Nori (2010-04-26 01:32) 

テッチ

初めまして!オリジナルカラオケで検索をしていましたらこんなに素敵なHPにたどり着きました。これを機にどうぞ宜しくお願いします。
当時、中学生だった私もレコパルを買ってはエアチェツクをしていました。その中で「サウンド・イン・ナウ」のカラオケコーナーと言うのは大変興味をそそる番組でしたが当時はまだ、私の住んでいた所には民方のFMがない時代でして・・・うらやましいの一言でした!(笑い)
当時から異常なくらい(笑い)オリジナルカラオケに執着していましたね・・・
音楽としても聞いていましたし、新たな発見があったりで・・・この頃はまだ、オリジナルカラオケも珍しくレコードでも少ないものでした・・・。
時代は流れ、今じゃBOXにオリジナルカラオケも入っていたりで大変嬉しく思います。
オリカラコレクターからするといい時代になったものです!
by テッチ (2010-04-26 09:22) 

ぽぽんた

オリ25さん、こんばんは!

萩田光雄さんのアレンジ、いいですよね(^^) 曲のイメージを的確に、しかも
非常に芸術的にサウンド化するという意味では、筒美氏よりも優れている気が
する事があります。 ただ、コマーシャル的なサウンドという意味では、やはり
筒美氏が凄いんですね。 岩崎さんの初期の楽曲で、シングル曲のほとんどが
筒美氏のアレンジだったのは、その点が重視されたからかも知れません。 

前も書いたかも知れませんが、岩崎さんの3枚目のアルバム「飛行船」の中で
萩田氏が作・編曲を担当された「ワンウェイ・ラブ」と「美しい夏」は本当に美しい
楽曲だと思います(^^) そう言えば、桜田淳子さんの「サンタモニカの風」も
萩田氏の作・編曲でしたね(^^)

by ぽぽんた (2010-04-26 18:39) 

ぽぽんた

大朝さん、こんばんは!

伊藤咲子さんはデビュー曲をいきなり海外でレコーディングした事が当時、とても
大きな話題になりました。 それほど歌唱力があったという事だったんですね。
ただ私としては、確かに上手いんだけどどこか鼻づまりのような声だな、などと
思っていました(^^;) そのせいかどうかはわかりませんが、歌唱力云々が大きく
話題になったのは、やはり岩崎宏美さんの方が大きかった気がします。
それはきっと、聴いている方に快感を与えられるような声だったからと思います。

「二重唱」はヒットとしては大きくありませんでしたが、そんな「声」を世間に知ら
しめるには十分な力があったと思うんです。 チャートイン期間の長さを考えても、
実際には大きなヒットだったのかも知れませんね(^^)

by ぽぽんた (2010-04-26 18:52) 

ぽぽんた

Noriさん、こんばんは!

ライブに行かれたんですね(^^) 私は岩崎さんのライブは今のところ、1978年に
デパートの屋上で行われたキャンペーンが最後です(^^;) この時には雨の中で
「ロマンス」や「ファンタジー」などもカラオケで歌ってくれて、それはそれは凄い
歌声でした。
今もコンサートに行きたいと思うのですが、なかなか機会がないんです(T_T)
今の声で、初期シングルのB面メドレーなどやってくれるときっと楽しいですよね(^^)

by ぽぽんた (2010-04-26 19:08) 

ぽぽんた

テッチさん、初めまして! コメントをありがとうございます(^^)

FMレコパル、私も時々買っていました。 FMfanや週間FMと較べるとものすごく
ポップな雑誌でしたよね。 同じ小学館から1976年頃発刊された「Music」なる
月刊誌も買っていたんですよ(^^)

私は幸い東京在住でしたのでFM東京、NHK-FMともに良好に受信できていた
のですが、いつまで経ってもその2局しかなかったのが不満でした。

私もカラオケ自体に非常に執着していたのですが、周囲に関心を持っている人は
いなかったんですね(^^;) 友達に聴かせても「だから何なの?」的な反応しか
帰ってこなくて、自分の方が変なのかな?などと思ったりもしたものです。

仰る通り、今ではボックス物やボーナストラックなどにオリジナル・カラオケが収録
されるようになって、永年聴きたかった音源を聴けた時には至上の喜びを感じ
ます。 しかしやがて、「他のバージョンもあるよね?」などという果てしない欲望に
なっていくのが困ったものです(>_<)

こちらこそ、これからもどうぞよろしくお願い致します!

by ぽぽんた (2010-04-26 19:21) 

uncle bear

デュエットが大ヒットにならなかったのは、素人が歌うには難しすぎたからだと思います。 「天まで響け」のキャッチフレーズそのままのような、いきなり高音のサビから始まるこの歌は、鼻歌にもなりにくいですよね。

私は「スター誕生」で彼女が「あなた」を歌ったときから見ていましたが、
「あなた」のときの印象は地味だなぁ、という感じでした。 だからデビューのこの曲のインパクトはかなりあって、飛びついてシングルを買いましたよ。 そして「ロマンス」はまた地味に戻ってしまったなぁ、と。
私を次に満足させてくれたのは、「未来」でした。(^^)
by uncle bear (2010-04-26 22:44) 

Nori

私も33年前、『思秋期』のキャンペーンで、握手したのが最初でした。
今回「33年ぶりの握手です!」と言ったら、ご本人も「おぉ!」と目を丸くされてました。(笑)
今年はアニバーサリーコンサ-トで全国回るようです。

ファンの間でも名曲と名高い『私たち』『パピヨン』が、ヒットメドレーの中に組み込まれていて、初めてのコンサートでいい思いをしました。


by Nori (2010-04-26 22:55) 

ぽぽんた

uncle bearさん、こんばんは!

確かに「二重唱」は、素人が歌いこなせるタイプの曲ではありませんよね。 ただ、
聴いて楽しめるというのも大ヒットの大切な要素で、その点でも「二重唱」はとても
いい線を行っているので、当時いきなり歌唱力のあるアイドルが飛び出してきて
受け取り側が戸惑ってしまったのかも知れませんね(^^;) しかし岩崎さんの
その後のキャリアを考えると、デビュー曲で大ヒットしなくてよかった!などと勝手な
事を思ってしまいます(^^)

「未来」は最近、「夜のヒットスタジオ」の再放送で数回歌唱シーンが放映された
のですが、それらを観る(聴く)たびに「何でテレビでもこんなに完璧に歌えるん
だろう」と心から感心し、また敬意を感じてしまいました。

by ぽぽんた (2010-04-26 23:49) 

ぽぽんた

Noriさん、こんばんは!

私は「シンデレラ・ハネムーン」のキャンペーンの時です(^^) その時に撮影した
写真もあるのですが、モノクロの上に普通の35ミリカメラだったので岩崎さんの
姿が小さくしか写っておらず、拡大してやっと見られる感じなんです。 今のように
10倍ズームのデジカメなどあったらどんなに良かったか…(^^;)

「私たち」「パピヨン」ですか! 聴きたかったなぁ(T_T) 岩崎さんはB面曲も大切に
しておられるんですね。 ならば今度は「感傷時代」も歌って下さい!と直訴して
しまいたい気分です(^_-)

アニバーサリーコンサート、行きたい!…と思ったら、私の住んでいる千葉では
この23日に行われてしまってました(T_T)

by ぽぽんた (2010-04-26 23:59) 

直樹

岩崎宏美35周年記念コンサートの初日和光市民センターで私たちを20数年ぶりに歌唱しました。岩崎宏美さんのMCでロマンスと私たちがW・A面候補で有った事が判明して、デビュー当時の二重唱と月見草&ロマンスと私たちのカップリング曲は凄い組み合わせだったですね。
岩崎宏美35周年記念コンサートで本人歌唱のこの曲を聞いて震えました。
by 直樹 (2010-04-29 18:50) 

ぽぽんた

直樹さん、こんばんは!

ライブに行かれたんですね、いいなぁ(T_T) 「想い出の樹の下で」のコメント欄
にも書きましたが、「私たち」は筒美先生ご自身がA面に推していたそうなんです。
自信作だったんですね。 岩崎宏美さんのシングルはどれも、B面も名曲ばかりで
ファンは新曲が出るたびに2倍楽しかったわけですよね(^^)

by ぽぽんた (2010-04-29 23:45) 

カサノバM

ぽぽんたさん、皆さんこんにちは。

アイドルのデビュー時は、見る側も色々な想像を膨らませ、この先どういう方向性で展開し、年末の新人賞にノミネートされるのかを、固唾を飲んで行方を見守っていたように思います。
個人的に思い入れの強かったアイドルに、伊藤咲子さん、岩崎良美さん、桑田靖子さん、川島恵さんなどなど…今思うと歌唱力のある人が好きだったようです。
都市伝説ではありませんが、デビュー2曲目のヒットでその歌手の運命を左右する…云々。成功者がたくさんいらっしゃいますね!

B面のカラオケも楽しめた懐かしいシングルカセットなんですが、宏美さんのものはどの曲からだったのでしょう…?
私の手元にある一番古いものは、「夜の手のひら/せつなさのバランス」です。これ以前からなのかどうか全く思い出せないでいます…

テンポ変換の詳しい解説ありがとうございました。やはり単なる噂話が、さも事実のように広まってしまったのでしょうね…
by カサノバM (2010-04-30 18:13) 

直樹

岩崎宏美35周年記念コンサートに於ける.『パピオン~私たち』の本人歌唱をきいたら思わず゛両手を上げて手拍子をしてしまいました。20年ぶりにLIVEでの熱唱はすっかり興奮してストレスを発散出来ました。私たち(平成バージョン)はアレンジが最高でキーボードの間奏がアイドル時代を彷彿致しました。
ぜひ私たちを再録音してほしい。
by 直樹 (2010-04-30 22:52) 

直樹

とにかく二重奏~ロマンスに至る岩崎宏美さんのラインナップは最強路線でした。今年のコンサートでオリジナルヒットメドレーの最初に二重奏を歌いだした瞬間は感激しました。
by 直樹 (2010-04-30 23:26) 

ぽぽんた

カサノバMさん、こんばんは!

仰る通り、2曲目でブレイクすると人気が持続するケースが多いですよね。
尾崎紀世彦さん、野口五郎さんもそうでしたし、松田聖子さんもそうでした。
逆にデビュー曲からいきなり大ヒットだと先が続かなかったパターンも多かったの
ですが、よく考えると1970年代に登場したアーティストはデビュー曲が大ヒットで
その後もヒットが続いたという事も多かったですね。 その顕著な例が小柳ルミ子
さん・南沙織さん・天地真理さんの3人娘でした。

私は岩崎宏美さんのシングルカセットは一つも持っていないんです(^^;)
シングルカセットが多く発売されたのは1985年前後と記憶しているので、
岩崎さんも「夜のてのひら」あたりが最古ではないでしょうか。

テンポ変換についての私の説は100%自信があるわけではないのですが、
レコーディングや録音自体についてよくわかっていない人が想像だけで自説を
流布させる事ってよくある事ですよね。 「万華鏡」の例の「オバケ声」にしても、
ヒット直後に飯田久彦氏がテレビで「コーラスで黒人の男性シンガーを起用した」と
明言していたのに今でも「オバケ声」と言われる事がありますし、もし本当にオバケ
ならトラックダウンでそんな声を残したミックスをするわけがないんですよね(^^;)
それが売れる要素の一つになればいい、と制作側が考えているならばそれでも
いいのですが…。

by ぽぽんた (2010-05-01 00:14) 

ぽぽんた

直樹さん、こんばんは!

いっそ今の岩崎さんに、初期のシングルB面の曲だけを再録音してアルバムに
してもらいたいですね! 「私たち」や「パピヨン」のように勢いのある曲も良いの
ですが、「わたしの1095日」や「夏のたまり場」のようなバラードもきっと名唱を
聴かせてくれるのではないでしょうか。

直樹さんのコメントを読む度に、今回ライブに行かなかった事を後悔してます(T_T)

by ぽぽんた (2010-05-01 00:20) 

カサノバM

ぽぽんたさん、皆さんこんにちは。

2曲目でブレイク…今朝の「にじいろジーン」で、野口五郎さんの幻のデビュー曲の話をされていました。
米山正夫先生の作品「友情の花束」だそうで、五郎さんの変声期でお蔵入り、大変興味深いお話でした。

余談はさておきまして、シングルカセットは「夜のてのひら」と「未成年」しか持っておらず、今となっては全部買っておけば良かった…と後悔の念です。B面のカラオケは貴重過ぎますね。

「万華鏡」の「オバケ声」ありましたね~そんな噂を耳にして、しばらく聴けない事がありました(笑)

追伸:私信させていただきました。ご確認のほどよろしくお願い申し上げます。
by カサノバM (2010-05-01 10:26) 

Nori

ちょっとスレ違いっぽいんですが、話題に上がっているので書き込ませて頂きます。

『万華鏡』のオバケ声について
先ず当該部分についてですが、ラスト近く本人のスキャット後、リフレイン「♪夢だと言って~♪」前から入る「♪ハァ~ハァ~ハァ~♪」で始まるコーラスの声が黒人男性っぽいのは分かります。問題の部分は1回目のリフレイン「♪夢だと言って~、嘘だと言って~、幻だよと~♪」の「と」の直後に「ア゛~」と聞こえる部分です。これは初版プレスのみに残るもので、以降は削除されているとの事ですが、確認は取れていません(当時、私は発売と同時に購入してましたので、初版の筈です。)。
Wikipediaによりますと、『1998年8月8日に放送されたフジテレビ系『奇跡体験!アンビリバボー』で、レコーディングのミックスダウン時に男性コーラスの低音部分が残ったままマスターテープ(編集・複製の元になるテープ)となったことが原因であると解明された。』
とされていますが、リズムも違うし、キーもおかしい。何より「低音部分が残った」という説明が納得出来ません。
1)複数でもなく、複数に聞こえる効果を狙った訳でもないコーラスで、低音部分と高音部分を別に録音する事があるのでしょうか?
2)他のコーラス部分と違い、当該部分の声は極端に汚い。

他にも「録音されたビクタースタジオの隣はお墓である。」等の事実を鑑み、いまだにオバケ声だと思っています。(笑)
by Nori (2010-05-01 14:23) 

ぽぽんた

カサノバMさん、こんばんは!

野口五郎さんは「博多みれん」以前にもリリースがあった筈とは知りませんでした。
米山正夫氏と言えば美空ひばりさんの「りんご追分」や♪かおるちゃん♪の「花は
おそかった」(美樹克彦さん)など、とても多くのヒット曲をお持ちの作曲家
ですよね。

シングルカセットは、私は岩崎宏美さんではなく薬師丸ひろ子さんのものを1本
持っているだけ、なんです。 私も今思うといろいろと買っておけば良かったな、
と後悔してしまいます(T_T)

by ぽぽんた (2010-05-01 22:49) 

ぽぽんた

Noriさん、こんばんは!

私もスピリチュアルな話は嫌いではない方なので(^^;)、それが本当にオバケで
あるなら結構興味を持ってしまうところなのですが、その「ア゛~」は現行のCDでも
しっかり残っていますし、オリジナルカラオケにもそのまま入っています。
Wikipediaに載っている解説は少し意味不明ですし、それを書いている本人も
よくわかっていないのではないかな。

「万華鏡」での男性ヴォーカル(コーラス)はハモリなどを目的にしたものではなく
スキャットですよね。 岩崎さんご自身の追いかけヴォーカルとの相乗効果で
主人公の地獄に落ち込むような心情の表現を意図しているのでは、と私は解釈
しています。

高音部分と低音部分とを別々に録音した…というのも納得できない話ですね。
曲の流れからそのようにする必要は全く感じられないですし、男性ヴォーカリストが
自分のフィーリングで自由に歌っているようにしか聞こえないのですが…。

…という事で、カラオケにも同じ声が入っているという時点で私としては残念ながら
スピリチュアル路線は無し、というのが結論です(^^;)

by ぽぽんた (2010-05-01 23:21) 

Tetsuya

岩崎宏美さんの話題になると、実に多くの書き込みがありますね。
私もたいへん興味深く拝見しております。
「万華鏡」の件ですが、Noriさんが書かれていたように、「再発のベスト盤では例の声(ア゛~)が削除されている」という話は、私も聞いたことがあります。
でも、それって、本当の話なのでしょうかね。
私もすべてのベスト盤を持っているわけではないので、はっきりしたことは言えませんが、例の声が削除されたバージョンは聞いたことがないのです。
単なる噂話だったのでしょうか…。
by Tetsuya (2010-05-02 06:30) 

Nori

>岩崎さんご自身の追いかけヴォーカルとの相乗効果で
主人公の地獄に落ち込むような心情の表現を意図しているのでは

>男性ヴォーカリストが
自分のフィーリングで自由に歌っているようにしか聞こえない

30年以上経って、これで納得しました。
一番大事な『曲の解釈』がありましたねぇ。ぽぽんたさんの解説には、正しい(と思われる)曲の解釈もたまに載っているので、勉強になります。

日本語が覚束ない男性黒人シンガーが、詩の内容を聞いて自分の解釈で自由に歌った。当然、メインボーカルが入る前のカラオケ作成の段階で全て終了した為に、宏美さんの美しい声とのコンビネーションは考えられなかった。なっ・るっ・ほっ・どっ・ねぇ~!
細かく調べたりすると、他の部分とエコースピード(残響の幅?)が同じだったりするんでしょうねぇ。

結局、そのままOKを出した飯田久彦氏の責任ですな!(笑)

他のオカルト曲(オフ・コースの『Yes・Yes・Yes』とか)も、カラオケから分析してみると、意外とアッサリ解決するのかも知れませんね。
密かに期待しています。(笑)
by Nori (2010-05-02 10:14) 

ぽぽんた

Tetsuyaさん、こんにちは!

岩崎宏美さんの音楽は実に幅広く、かつ奥が深いので、聴く人それぞれが様々に
解釈し興味を持つので、それに伴い色々な疑問も生じ、ここでも多くのコメントを
寄せて頂けるのでしょう。
私もとても新鮮で、楽しい思いをさせて頂いてます(^^)

「万華鏡」のオバケ声については、本当ならばオリジナルのマルチトラックテープを
検証すればすぐにわかる事なんですよね。 その為だけにテープを引っ張り出して
来るのは現実には難しいのでしょうが…。 ただ、上のコメントにも書いたように
オリジナルカラオケにも同じ声が入っている事、また1981年暮れに発売された
ベスト盤に収録されているリミックスバージョンにもやはり、その声は入っているん
ですね。
もしかすると全然違う部分の事なのかなぁ?とも考えてしまいます(^^;)

by ぽぽんた (2010-05-02 10:24) 

ぽぽんた

Noriさん、こんにちは!

「万華鏡」のエンディングに対する解釈は私独自のものですから正しいかどうかは
自信ないのですが、その通りとするとやや2時間ドラマの世界に近いですよね(^^;)
あと、そのようなヴォーカルを起用した理由として考えられるのは、当時流行して
いた「ブラック・コンテンポラリー」のサウンドをより強くイメージさせるため、とも
考えられます。

飯田久彦氏にも責任がありますが(^^;)、「万華鏡」の検証をしたというテレビ
番組もかなり作為的で無責任ですよね。 Tetsuyaさんのコメントに対するお返事に
書いたように、マルチトラックテープを調べればすぐ判る事だと思うんです。
でもあっさり判ってしまうと番組としてつまらなかったのかな(^_^;)

by ぽぽんた (2010-05-02 10:44) 

カサノバM

ぽぽんたさん、皆さんこんにちは。

説明不足で申し訳ありません…野口五郎さんのデビュー曲は紛れもなく「博多みれん」です。
米山正夫先生に折角作っていただいたにも関わらず、五郎さんの変声期のためリリースに至らず、デビューが遅れてしまった幻の曲というお話でした。
五郎さんは内弟子だったようで、先生直筆の譜面を大切に持っておられました。

「万華鏡」のオバケ声の話題が続いていますね。
この噂が出た頃、発売からかなりの月日が経ってから、地方の有線で1位になったそうです!
私はレコーディングの過程は知り得ないので、皆さんの解説を拝読して勉強させていただいています。

追伸:こちらにお越しのK様、私信させていただきました。ご確認のほどよろしくお願い申し上げます。
by カサノバM (2010-05-02 16:19) 

ぽぽんた

カサノバMさん、こんにちは!

いえいえ、「幻の」という事でしたので実際のデビュー曲ではなかった事はよく
理解していました。 読まれた皆さんも同じと思います。
それにしても、デビュー前に有名な音楽家の内弟子だったという話はよくあります
よね。 岩崎宏美さんも松田トシ氏の内弟子だったそうですし(この話は岩崎さん
ご本人から語られる事がないので、真偽が今ひとつわからないのですが…)。

オバケ声の力で1位になった、という事でしょうか!? だとするとコーラスで起用
された男性ヴォーカリストの力も凄いですね(^^)

話は変わりますが、「ダル・セーニョ リミックスバージョン」CDの続編で「万華鏡」
~「家路」あたりまでのリミックスもやってもらいたいな、などとふと考えてしまい
ました(^^;)

by ぽぽんた (2010-05-02 18:05) 

直樹

ロマンスはモーニング娘がカップリング曲としてカバーソングが有ります。
私たちは石野真子が30数年前にカバーしています。
思秋期と聖母たちのララバイは坂本冬美や水森かおり並びに杏里.その他大勢の歌手がカバーしています。ジェロや徳永英明迄E,T,C・・・・・
二重唱~昭和の岩崎宏美名曲集の数々が歌い継がれると岩崎宏美ファンとしては嬉しいですね。
by 直樹 (2010-05-03 18:27) 

ぽぽんた

直樹さん、こんばんは!

カバーされるという事は名曲である証明のようなものですから、ファンとしては
嬉しい事ですよね(^^)
しかしどうしてもオリジナルと較べてしまって、カバーには高い評価を出せない…
というのがファンとしてつらいところですね(^^;)

by ぽぽんた (2010-05-04 00:10) 

Nori

ここばかりコメントが増えて申し訳ありませんが、1点だけ。

>岩崎宏美さんも松田トシ氏の内弟子だったそうですし(この話は岩崎さん
ご本人から語られる事がないので、真偽が今ひとつわからないのですが…)。

についてですが、1975年の歌謡大賞新人賞受賞時に、『歌の先生』として舞台に登場していらっしゃいます。まぁ内弟子だったかどうかは分かりませんが、『スタ誕』の審査員でもあった松田先生には、合格後にレッスンを受けていたのは明らかです。でも何かで読んだか聞いたかした記憶では、スタ誕を受ける事にした段階で、松田先生の門を叩いたのではなかったかなぁ。。。と。
宏美さんの性格から、小さい頃から歌のお稽古を続けていた彼女が、当時の先生の伝手を辿って松田先生を紹介してもらったとか考えますが、やはり憶測の域は出ませんねぇ。すいません。
by Nori (2010-05-04 00:45) 

ぽぽんた

Noriさん、こんばんは!

その事についてはいろいろな噂があって、「『スター誕生!』は歌唱力のない
タレントばかり輩出してきて、それも飽和気味だったので、起爆剤として松田トシ氏
がみっちり鍛えて歌唱力のある岩崎宏美を送り込んだ」だの、岩崎さんは実は
水谷八重子さん(先代ですね)の弟子だっただの、と何が正しいのか皆目わからないんですね。

先日放送された「SONGS」で岩崎さんは「合唱隊に入っていた」と語っていたと
思いますが、それと松田トシ氏とのつながりがある可能性もありますし…
これはご本人に自叙伝など書いて頂くのが一番確実ですね、きっと(^^)

by ぽぽんた (2010-05-04 01:10) 

カサノバM

ぽぽんたさん、皆さんおはようございます。

五郎さんの逸話…ご理解いただいていて安心致しました。
宏美さんも松田トシ先生のレッスンは有名ですし、水谷八重子さんのお話まで出ていて驚いています。
宏美さんが小学生の頃、先代八重子さんや娘さんである良重さん(現:水谷八重子)の部屋っ子だった…と、番組で語っておられました。
行儀作法やお食事のお世話などをされていたようで、新派の宴では飛び入りで歌(朱里エイコさんやチェリッシュなど)を披露、周りから役者より歌手になりなさいと絶賛だったそうです。

「ダル・セーニョ リミックスバージョン」第2弾企画「万華鏡」~「家路」のリミックス!それ良いですね~☆大賛成です。

追伸:「万華鏡」の1位…どうもオバケ声効果のようです。コメントが増えて恐縮です…
by カサノバM (2010-05-04 08:23) 

ぽぽんた

カサノバMさん、こんばんは!

う~ん、岩崎さんはあまり知られていない経歴がいろいろありそうですね(^^;)
水谷八重子さんとの関係については聞きかじりだったのですが、カサノバMさんが
書いて下さったのを読むと「宏美さんの親御さんは本当に芸能界入りに反対だった
のか?」と新たな疑問まで湧いてしまいます(^^;)

岩崎宏美さんのファンはサウンドそのものに興味を持っている人がとても多いので
リミックスのような踏み込んだ企画も大いに受け入れると思うんです。 なので
そのような企画もぜひ実現して欲しいですね!

もう一つ、今のPCの性能ならば難しくない!という企画の一つに、マルチトラック
の全トラックを取り込んだソフトを作り、ユーザーが自由にミックスできるようにする、
というのもあります。 ミックスして出来上がったデータの権利管理が難しいかも
知れませんが、耳馴染んだ曲を自分の思い通りに作り変える事など出来ると
とても楽しいと思うんです(^^)

コメントが増えるのは一向に構いませんし、私はむしろとても嬉しいです。
これからもいろいろと情報交換しましょう、みなさん!(^_^)v

by ぽぽんた (2010-05-04 23:50) 

カサノバM

ぽぽんたさん、皆さんこんにちは。

そうなんですよね…謎の経歴が多いです。
「30TH ANNIVERSARY BOX」に収録されたレア音源には、デビュー前の宏美さんが朗読したものがあったり…これは近藤正臣さんのアルバムからでした。
小学生の頃に録音された「オルゴールの歌」はとても有名ですが、ほかに「みつばちマーヤ」というレコードもあり初収録されました。
水谷八重子さんの部屋っ子だった話は、82年の「ザ・ベストテン豪華版」に出演の際、水谷良重さんがゲストに来られ色々と語っておられました。

PCで全トラックを自由に操作が出来たら、寝る時間も惜しんでミックスダウンにふけるでしょうね。
ユーミンさんのエントリーにも書かれておられましたが、NHK-BS2『MASTER TAPE~荒井由実「ひこうき雲」』私も見ておりました。
ミュージシャンの中に、宏美さんのアルバムにも参加されているプレイヤーがおられて、「パンドラの小箱」でやってくれないかなぁ…なんて思いながら見入ってしまった好企画番組でした。

追伸:個人的な事情により、当方閉板致す事となりました。色々とありがとうございました。

by カサノバM (2010-05-09 15:30) 

ぽぽんた

カサノバMさん、こんにちは!

もうここらで岩崎宏美さんには自叙伝でも書いてもらうしかないですね(^^;)
まだまだ隠された(?)音源などがあるかも知れませんね。
「ザ・ベストテン豪華版」は観ていませんでした。 水谷八重子さんとのつながりは
正直、全然理解できないですねぇ(^^;) しかし岩崎さんがデビュー後、先輩歌手
に対して礼を欠かさなかったのはその時代があったからかも知れませんね。

「パンドラの小箱」には凄いミュージシャンが参加していますね。 中でも私が
興味あるのは坂本龍一さんで、どの曲でプレイしているんだろう?といつも意識して
聴いてます。

HP閉鎖されてしまったのですか? 残念です。 こちらこそ、いつも興味深い事柄を
教えて頂き、ありがとうございます。 しかし今後もぜひ、このブログに遊びに来て
下さいね! お待ちしています(^_^)v

by ぽぽんた (2010-05-09 17:39) 

Nori

またまたコメントを伸ばしてしまって、すいません。

岩崎さんのお父様は深川の実業家で、剣道五段の猛者なのは有名な話です。デビュー当時の雑誌『近代映画』でのインタビューで、「ベンツに乗って大根を買いに行くような豪快な人」と岩崎さんが語られていたのを覚えています。(当時、「ベンツって何やろ?」と思ったので、良く覚えています。^^;)

以下、完全な憶測ですが、
第一子の初美さんが生まれて、かなり猫っ可愛がりしたとの事ですから、あらゆる人脈を使って(か、何かの縁でか)、行儀見習いのようなお稽古事の一つのような感じで水谷八重子の部屋子のような事をさせた流れから、あるいは次女の宏美さんがあまりに奔放に育て過ぎた為にか、何れかの理由があっての事だったのではないかと思います。(歌のお稽古は三姉妹共通のお稽古事だったようです。)

あまり実家の情報は表に出ませんが、『ベンツ』に『娘3人共成城学園初等科から入学』と、かなりの資産家である事は想像に難くない。とすると、新派や歌舞伎等の伝統芸能的な所との繋がりがあったのではないかと思います。勿論、将来役者にするつもり等なく、あくまで行儀見習いとしての事。それが突然、役者ではなく「歌手になる!」と言いだした次女宏美の言葉に驚いたのも無理はないように思います。(当時の歌謡界に対するイメージもあったかも知れません。)
ピアノやバレーといった、所謂ハイソなお稽古事に安易に進ませず、歌と行儀見習いと言うのが、なんとなくお父さんの豪快な人柄を思わせます。
最近はスケートやヒップホップダンス、体操等、時代と共にお稽古事の内容も変化してますからねぇ。

以上、更新を待ちながら、思わず書き込んでしまいました。申し訳ありません。

幼い頃から、それとなく芸能の世界にあった宏美さんでなければ、自分と同い年の森昌子を見て「私も出来るんじゃないか?」とは発想しないんじゃないかと思います。
by Nori (2010-05-10 07:54) 

ぽぽんた

Noriさん、こんばんは!

いえいえ、色々教えて頂きありがとうございます(^^) 私は、岩崎さんの父上は
警察官だったとばかり思ってました。

昔は親が子供をほいほい芸能界に入れるなど考えられなかったんですよね。
恐らく水商売に近いような感覚で見られていたのでは、と思います。 私も両親から
「芸能人とマスコミの人間にはなるな」などと言われてました(^^;)

確かに、森昌子さんがデビューしたのを知って「私にも出来るんじゃ?」と思うと
言うのは普通の人ではまずない事ですよね。 Noriさんの解説で、そのセリフの
意味がとても理解できるようになった気がします。

これからもご存知の事、いろいろと教えて下さいね!

by ぽぽんた (2010-05-10 23:12) 

直樹

岩崎宏美さんのご実家が資産家でブルジョワみたいですね。コンサートのMCでは全く感じませんでした。
東京人らしいおしゃべりやアイドル時代の懐かしいお話に敬服しています。
二重唱・ロマンスとカップリング曲の私たちやら月見草を35周年記念コンサートでの歌唱は毅然とされておりました。岩崎宏美さんは本当に素晴らしい女性歌手ですね。
by 直樹 (2010-05-11 18:03) 

ぽぽんた

直樹さん、こんばんは!

ブルジョア、ですか(^^;)
確かに私も同じ東京出身者として、岩崎さんの話し方やその内容などに共通した
ものを感じる事があります(私がブルジョアであるという意味ではないですよ)。

40周年にライブが行われる事になったら、私も絶対足を運びたいと思います(^^)

by ぽぽんた (2010-05-11 18:53) 

直樹

岩崎宏美さんの昭和50年代のオリジナル楽曲だけでオリジナルカラオケのブログが出来そうな環境で話題は無限に話は付きません。
阿久悠と筒美京平&三木たかしのコンビネーションは素晴らしい歌曲の宝庫でした。作詞・作曲・編曲の構成が素晴らしいです。
だからこの時代は岩崎宏美さんの黄金期だった訳ですね。
岩崎家は三姉妹揃って育ちが宜しいですね。
by 直樹 (2010-05-12 01:53) 

直樹

昭和歌謡史で阿久悠・筒美京平・三木たかしの組合せは昭和の名曲がいっぱいですね。歌謡ポップスの黄金時代でした。
by 直樹 (2010-05-12 08:29) 

宏美・命

最近の民放のバラエティー番組は我が愛しの『岩崎宏美』さんが懐メロ歌手みたいな扱いで悲しいね.歌謡曲は衰退か?!
by 宏美・命 (2010-05-12 08:49) 

ぽぽんた

宏美・命さん、こんばんは!

日本のテレビはすぐそのような振り分けをしたがるので困りますね。 それよりも
質の良い音楽番組が増える事に期待したいと思います(^^)

by ぽぽんた (2010-05-12 22:06) 

かまたひろたか

>特に♪あなたが好き、本当に好き♪の部分でのストリングスは、聞きよ>うによりますが、私は歌メロに合っていない気がします。

ここのオクターブで重ねたストリングスのシンコペーション(Eb-Gb-Eb, Eb-Gb-Eb)は、歌メロの小節頭を半拍先取りするリズム、そして歌詞とからみ合って、生々しい切なさみたいなものを感じさせてくれるような気がします。ぼくはぐっと来ます。
by かまたひろたか (2010-06-11 23:31) 

ぽぽんた

かまたさん、こんばんは!

私がそう感じたのは、実はレコードの音を聴く前にカラオケを聴いてしまっていた
のが一つの原因と思います。 もう35年も前の事ですが…。 しかしテレビで
曲は知っていましたし、メロディーも当然よく知っていたので、♪あなたが好き
本当に好き♪の、2回目の「好き」の部分で、メロディーでは「き」がFなのに対し
同じタイミングのストリングスはE♭を出していて、その1音違いが非常に気に
なったんですね。 その印象を今も引きずっているようなんです。 歌詞とのからみ
までは、正直考えた、または感じた事はありませんでした。

やはり聴く人によって色々解釈されるものなんだな、と思います。 私とは全く
違う解釈を教えて下さりありがとうございます。

by ぽぽんた (2010-06-12 00:14) 

かまたひろたか

ああ、たしかに「ほんとに好き」の「き」のところで、EbとヴォーカルのFがぶつかりますね。細かく聴くと、ますますおもしろい。
萩田さん、いいですね。
by かまたひろたか (2010-06-12 01:06) 

ぽぽんた

かまたひろたかさん、こんばんは!

私には「二重唱」のアレンジ、特にストリングスは筒美氏がご自身でアレンジしたら
こうなる…という感じを出している気がするんです。 この曲と同じ時期に同じ
筒美ー萩田コンビで南沙織さんの「想い出通り」が発表されましたが、アプローチが
全然違うんですね。 曲が違うから当然なのですが、「想い出通り」の方は何年か
後の山口百恵さんのアルバム曲「哀愁のコニー・アイランド」に通じるようなどこか
映画的なサウンドで、こちらの方が萩田氏ご自身の持ち味なのかな、と思える
んです(^^)

by ぽぽんた (2010-06-12 22:48) 

かまたひろたか

そうですね。「想い出通り」はストリングアレンジのアプローチが違いますね。密集ボイシング(声部を1オクターブの範囲に収める配置)で響きが立っているのがおっしゃる映画的な感じにつながるかなと感じました。

「二重唱」の方は、ストリングスがもう少しパーカッシブな使い方をされていますね。

両方に共通するのは、声部をオクターブで重ねたユニゾンの印象的な副旋律でしょうか。

萩田さんのストリングアレンジは、「やさしい妹へ」がとくに好きです。こちらはヴァイオリン+ヴィオラ+チェロの各声部を広く配置して、サウンドに広がり感が出ていて美しいと思います。そして、大サビ「my sweet...」直前、伴奏がEm7-A7-Em7-A7と進行するところのd-b-d-g-a-e-a-c#-d-b-d-g-a-e-a-c#...の駆け上がり(これも萩田さん御得意のオクターブ重ね)がすごく印象的で感情の盛り上がりに寄り添っていて泣けます。
by かまたひろたか (2010-06-13 00:43) 

ぽぽんた

かまたひろたかさん、こんにちは!

パーカッシブな演奏のストリングスこそ筒美氏アレンジの最大の特徴と言って良い
と思うので、「二重唱」では萩田氏がそれを踏襲したのだろうと思うんですね。

萩田氏・筒美氏アレンジ以外でも、バイオリンとビオラでオクターブ重ねになって
いる音はよく耳にしますが、大抵は主役がバイオリンによる高音部なんですね。
それに対し「二重唱」ではバランス的に低音部の比重を大きくして重厚さを出して
いるようです。

私は萩田氏のストリングスでは「月見草」が好きです(^^) テクニック的に難しい
演奏ではないのですが、チェロの低音からバイオリンの高音まで、その音自体の
美しさが最大限に生かされている気がするんです。

by ぽぽんた (2010-06-13 11:30) 

青大将

こんにちは ぽぽんたさん [わーい(嬉しい顔)] 流麗なストリングスと、スピード感満載の、瑞々しいデビュー曲!! 俺も毎年4月25日には、このシングルレコード引っ張り出して聴いてますよ。(CDも散々在るのですが、敢えてドーナツ盤) さて、岩崎宏美の紙ジャケ復刻「恋人たち」封入のライナー・ノーツに、レコード店でこれを見た時に暴れそうになった(笑) と記されてる、 「あなたが唄う岩崎宏美ビッグ・ヒット」という、カラオケ・レコード(LP盤)を帰宅するなり久々、ついさっき迄、聴いてたのですが、以前聴いた時より、わりと集中して聴けました。 若し、お持ちでしたら御免なさい、一応説明すると、このレコードは、デビュー曲「二重唱(デュエット)」~「霧のめぐり逢い」迄の全A/B面曲 のオリジナル・カラオケに、ギターやフルートのガイド・メロディーを被せた商品で、好き嫌いがハッキリ分かれるタイプのモノです。曲目からも判る通り、昭和51年の後半頃にリリースされたものと、思われます。 殆どがフルートのガイドなのですが、この中でも「未来」、「そうなのよ」は特に心地良く、紙ジャケ・ボーナストラックのオリジナル・カラオケとは又、別の趣が有り、愉しめました。 こういうのは、カラオケでは無く、インスト・メンタルとして、割り切って聴くのが良いのかも知れませんね。 所で、二重唱シングル・ジャケ写の後ろの樹って、未だ在るんですかね?一度、この場所に行ってみたいです。 (^^)
by 青大将 (2010-06-23 19:15) 

ぽぽんた

青大将さん、こんばんは!

CDもお持ちなのに敢えてアナログ、それもシングル盤で聴いているとはマニア
ですね~(^^) しかしそれが一番、当時に近い音のはずですよね。

そのカラオケレコードの存在は知ってはいますが、私は持ってないんです。
その代わり、1978年に発売された「カラオケ決定盤」を持っています。 こちらも
同じようにメロディーが入っているんです。 私はガイドメロディーは邪魔だ!
とばかり思っていましたが、青大将さんのように楽しむのもアリなんですね(^^)
私も今度、そんなつもりで改めて聴いてみようと思います。

「二重唱」のジャケ写の木は1984年に「ダル・セーニョ」のジャケット撮影のために
同じ木のところに行ったという事は知っているのですが、その後はどうなったの
でしょうねぇ…
それからもう26年も経っているんですよね。 因みに撮影場所は東京・代々木の
国立競技場だそうです(^^)

by ぽぽんた (2010-06-23 20:23) 

青大将

「ダル・セーニョ」は、LP、CD共々俺も持ってますよ。(^O^) 紙ジャケ特典に全タイトル分の応募券貼っ付けて送ったら、CDダルセーニョが2枚送られて来ました(1枚はまだ未開封状態)。 「二重唱」ジャケ写には無い、小さな枝が下から伸びてるのに、時間の流れを感じます。( ̄▽ ̄) 所で、俺も基本的に、ぽぽんたさん同様、ガイド・メロディーは 要らん!と思う方で、岩崎宏美の、特に初期の楽曲には少年期からの思い入れが強い為に、ガイドが被ってても愉しめたりするのではないかと思われます。 カラオケでは無いですが、よく量販店、スーパー等の、レジ近くのワゴンなんかに割引価格で売られている、何処の誰か正体の判らん歌手(本当に歌手なのかも怪しい)歌唱のカセットやCDってあるじゃないですか? (レコード時代からも既に) あれって、何の需要が有るんでしょうね、例えば、中森明菜ヒット曲集 と名打って、何処かのスタジオ・ミュージシャンか誰かが歌ってる商品。(演奏も安っぽい) 絶対、オリジナル本人歌唱の方が良いに決まってるのに・・・・どう思います?
by 青大将 (2010-06-25 18:21) 

ぽぽんた

青大将さん、こんばんは!

う~ん、私はその手のカセットやCDは全く買った事がないので演奏については
わからないのですが、昔からありますよね。 以前、会社の先輩がヨーロッパに
仕事で行った時、私にお土産という事で「ABBAPHONIC」なるCDを買ってきて
くれたんですね。 それはアバの曲をオーケストラアレンジしたものを集めたCD
だったのですが、その先輩はアバのCDのつもりだった、との事なんです。
つまり、そういう「勘違い需要」とでも言うのでしょうか、パッと見たところ知っている
歌手名だし、買って帰ったら××が喜ぶだろう…的に売れる事を見込んで制作
しているような気がします。 それ、私たちが思っているよりも多いみたいですよ。

しかしそれもそろそろ手の内が読まれてきたのか、スーパーやホームセンター、
またSAやPAでも「本人歌唱」と銘打ってオリジナル歌手の音源で作ったCDが
多くなりましたよね。 「本人歌唱」…結構笑えます(^^) ただ、CDではまず
目にしないのですが、カセットで「本人歌唱」のものには時々本物のカラオケが、
しかもメロ無しで入っている事があるんです。 もしお近くにまだそういうテープが
あったら調べてみるのも一興ですよ(^^)

私も「ダル・セーニョ」はLP、CD両方持ってます(^^) LPの方は片面がツルツルの
シングル「そばに置いて」が付いてましたね。 それとLPのパッケージに貼って
あった、宏美さんが自転車に乗っているイラストのシールが妙に好きです(^^)

by ぽぽんた (2010-06-25 23:59) 

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