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はだしの冒険 / アグネス・チャン

地味な曲なので憶えている人、少ないかな(^^;)

はだしの冒険.jpg

「はだしの冒険」はアグネス・チャンさんの10枚目のシングルとして1975年6月に発売され、
オリコン最高12位、同100位内に14週ランクインし14.7万枚の売り上げでした。
ここでアグネス・チャンさんの、デビュー曲「ひなげしの花」からずっと続いてきた
オリコンベスト10入りが初めて途絶えたんですね。


時は昭和50年=1975年。 この当時、私は大のアグネスファンでした。


アグネス・チャンの人気は、この前年暮れの「愛の迷い子」あたりがピークで、
以後徐々に下降線をたどる事になりますが、楽曲はますます充実していきました(^^)


「はだしの冒険」は作詞が松本隆氏、作曲が平尾昌晃氏という異色のコンビです。


この曲は、まずシングルが発売され、その1ヶ月半後に発売されたライブアルバム
「ファミリー・コンサート」の最後に、1曲だけのスタジオ録音として
アルバムバージョンが収められていました。
コンサートが終わり、長い波の音が入り、やがて曲が始まるという構成でした。


「ファミリー・コンサート」はCD化はされていませんが、内容は素晴らしいんです(^^)

洋楽のカバー「レット・ミー・ビー・ゼア」、「グッバイ・イエロー・ブリック・ロード」
などは出色で、特に「グッバイ…」はアグネス・チャンさん独特の高音が
切ない感じを出していて、私はエルトン・ジョンのオリジナルよりも好きなほどです。


アグネス・チャンさんはオリジナルアルバムも傑作揃いで、
「アグネスの小さな日記」「あなたとわたしのコンサート」
「はじめまして青春」などは曲の良さはもとより、
ミュージシャンがキャラメル・ママを始めとして高橋幸宏さん、林立夫さん(ドラムス)、
水谷公生さん、鈴木茂さん(ギター)、東海林修さん、矢野誠さん、
松任谷正隆さん(キーボード)、ハイファイセット(コーラス)等々、
今見直すと改めて豪華とわかるメンバーが多く参加し、
極上のサウンドに仕上がっているのですが、
なぜかCD化される機会が少ないんですね。


私はたまたまそれらのアルバムはCDで持っていますが、
現在は廃盤になっているようです。
もう10年以上前に発売されたCDなので、ここらでそろそろ
リマスタリングして再発売してもらいたいものです。


因みに「あなたとわたしのコンサート」はライブ盤ではありません(^^;)


先にも触れましたが、「はだしの冒険」にはアルバムバージョンとシングルバージョンがあり、
リードヴォーカルが別テイク、かつ別ミックスとなっています。


曲は2ハーフ構成で、アルバムバージョンでは全部のサビで本人のハモリが入るのですが、
シングルバージョンでは最後のサビにだけハモリが入ります。


リードヴォーカルは、アルバムバージョンではとても丁寧な感じ、
シングルでは肩の力が抜けたようなのびのびとした歌唱に聞こえます(^^)


ベスト選曲&カバー+オリジナルという構成で2枚組アルバム「はじめまして青春」
にはアルバムバージョンが収められています。

そのアルバムには、次の曲「白いくつ下は似合わない」の
女性コーラスが消されたバージョンも収められていて、
当時のアグネス・ファンは大喜びでした。


CS放送のフジテレビTWOで放映された1975年前後の「夜のヒットスタジオ」では、
6月の放送分に沖縄海洋博会場からの中継の回がありました。

ところがその日(当時)には台風が来襲してしまい、予定通りに外の会場で
執り行う事ができなくなってしまったので、仕方なく会場脇の建物の、
通路のような所からの、カラオケを使った中継になっていました。

その回にアグネス・チャンも出演していて、この「はだしの冒険」を歌ったのですが、
その時には「サウンド・イン・ナウ」で放送されたものと同じカラオケ音源が
使われていました(^^)


ただ波の音のSEはなく、「岬めぐり」等と同じくモノミックスなのが残念です(T_T)


「はだしの冒険」
作詞 : 松本隆
作曲 : 平尾昌晃
編曲 : 馬飼野俊一
レコード会社 : ワーナーパイオニア
初発売 : 1975年6月10日

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コメント 4

オリ25

アグネスって、絶対食わず嫌いの人が多いですよね
何を隠そう僕も、代表的な作品しか知りません

ただ唯一、アイドル時代以外のシングルで
久保田早紀が提供した「Lady of the wind」は大好きでした
by オリ25 (2009-08-05 20:47) 

ぽぽんた

オリ25さん、こんばんは! お返事が遅れて申し訳ありません。

私もごく最初の頃は「食わず嫌い」でした。 それがハマりだすともう
かなりのめり込んでしまって(^^;)多分そういう人って多いと思います。
音楽性は間違いなく高いんですよ。

でも「Lady of the wind」という曲は知りませんでした。 しっかり
チェックさせて頂きます!

by ぽぽんた (2009-08-06 23:16) 

大朝

 最近、アグネス・チャンさんのCD「ベストアルバム」を買って聴いていたら、この曲が入っているのに気がつきました。
 20歳位のアグネスさんによる、とても気持の良いアイドルソングだったので、すっかり気に入りました。こういう歌も若々しくていいな、と思いました。

 「冬の日の帰り道」も入っていて、聴いてみたら、意外と軽快な感じで、暗さばかりの曲というイメージがだいぶ変わりました。やはり、歌謡曲と言っても良い音で聴くべきだな、と痛感しました。

 私のお気に入りの「恋人たちの午後」ももちろん入っていて、美しい歌詞や滑らかなメロディーに思わず涙が出てしまいました。長調の曲でこういうことはたまにしかないことです。

 このCDを買って、本当に良かったなと思っています。
by 大朝 (2010-07-11 23:22) 

ぽぽんた

大朝さん、こんばんは! お返事が遅れて申し訳ありません。

「はだしの冒険」~「冬の日の帰り道」あたりは、私のアグネス・チャンさんへの
ファン熱が最高潮の頃だったので、かなり細かい事まで憶えています。 しかし
人気は下降気味だったので、楽曲を憶えている人は意外に少ないんですね。

「冬の日の帰り道」は、B面が数年後に柏原芳恵さんがヒットさせて有名になった
「ハロー・グッドバイ」で、私はこの曲はシングルが発売されてすぐ買ったので、
B面もよく聴いていて大好きな曲になっていました。 その「ハロー・グッドバイ」
ですが、柏原芳恵さんのバージョンとは2コーラス目の歌詞が少し違うのはお気づき
ですか(^^)? ベストアルバムならば「ハロー・グッドバイ」も収録されている
と思いますので、機会があればチェックしてみて下さいね(^^)

by ぽぽんた (2010-07-13 23:28) 

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