SSブログ

七夕(たなぼた?)クイズ

せっかくの七夕なのに天気が今ひとつの地域が多いようなので、このクイズをどうぞ(^^)


次の音源はあるヒット曲のオリジナル・カラオケのごく一部です。
その曲名と、歌っていた歌手名をお答え下さい:
(音源は削除しました。ご了承下さい)
当時(1973年の曲です)の年配の人達は、この曲のタイトルを見てとっさに
チャップリンの映画を思い出したのではないかな(字の読み方などは違いますが)。
そんな映画を知ってる私も、やっぱり旧い人間なのでしょうかねぇ(-_-メ)

え?ヒントがあまあま? まあ、いいじゃないすか、たまには(^^)

今回も、この記事に限りコメント欄を「受付/承認後表示」に切り替えて、
回答をお待ちしてます。

正解発表、及びコメント欄の一斉表示は今週末の土曜(13日)23時過ぎに行います。
それまで、この記事のコメント欄に投稿内容が表示されませんので、ご注意下さいね。


それではよろしくです(^^)/

************************************************

それでは正解を…

街の灯り(堺正章) でした。

回答、コメントを下さった皆さま、ありがとうございました。

明日、この曲について記事を書かせて頂く予定です。 またよろしくです(^^)/

(コメント欄は通常モードに戻してあります)

nice!(1)  コメント(20) 
共通テーマ:音楽

街の灯り / 堺正章

チャップリン「街の灯」(まちのひ)にあらず…

街の灯りジャケ.jpg

1973年、浅田美代子さんも登場し、人気絶好調だったドラマ「時間ですよ」(TBS)。
劇中で堺正章さんが新曲として発表してヒットしたのがこの「街の灯り」でした。
オリコンのシングルチャートでは20位(同年9月3日付)が最高位でしたが、
楽曲そのものの良さが現在でも一定の知名度を維持させているようです。

今でも珍しい1ハーフ構成。
リズムはオケ、歌メロのどこをとっても3連で押しまくっています。
キーは「さらば恋人」と同じFメジャー(ヘ長調)。
堺正章さんは、高音域はFあたりが限界のようですね。


作詞:阿久悠、作曲:浜圭介の、数年後に八代亜紀さんを歌謡界の頂点に上らせた
コンビの作品です。
浜圭介さんはその前年あたりから「終着駅」(奥村チヨ)、「雨」(三善英史)、
「そして、神戸」(内山田洋とクールファイブ)など、
今も人気の高い楽曲を次々に世に送り、売れっ子作曲家となっていました。

私は、浜圭介氏が書くメロディーには「泣き」を感じるんです。
「雨」や「終着駅」などの短音階メロだと言うに及ばずですが、
「街の灯り」は典型的な長音階メロでひたすら明るいはずなのに、
聴いた後で気づくような暗さを持ち合わせてる。
起伏が大きく、音程の振れ幅で聴き手の気持ちを揺さぶるような作りが多い事も、
その要因でしょう。

森岡賢一郎氏は先述の「そして、神戸」でもアレンジを行っていますね。
編曲家の萩田光雄氏は「自分の編曲は『正解のアレンジ』と言われる」と著書に書いていますが、
森岡賢一郎氏の編曲は、その言葉を真似ると「模範解答のアレンジ」と言えるでしょう。

例えば、「そして、神戸」と「街の灯り」のアレンジは、構造がよく似ています。
ストリングスが主導、歌の隙間に頻繁にオブリガートが入る、イントロには歌メロの一部を使う、
楽器のフレーズにはその時その時のコードに合った音しか使わない。
1コーラス単位で見ると、Aメロは最もシンプル、A'になるとストリングスが白玉で入り、
それが次第に厚みを増してサビに持ち込まれ、サビで大盛り上がりしてやがてクールダウン…
当時森岡氏が手がけていた最も大きな仕事である小柳ルミ子さんの楽曲も、
そのような展開を見せるものが大部分です。
起承転結をハッキリと打ち出した構成・作りでもあるんですね
(「そして、神戸」は盛り上がったまま間奏や後奏になだれ込みますが)。

それらは歌そのもの生かすため、それに徹する伴奏作りである、と言う事です。
ストリングス主導のアレンジが多いのも、それが人間の声に最も近いと言われる楽器であり、
歌が乗った時にその音色によって歌の邪魔をする事がない、と言う事が大きいのでしょう。
そして、それが最も歌謡曲らしいアレンジだったわけです。

しかしその時代あたりからアイドル歌謡、ポップス歌謡はサウンド志向が次第に高まり、
従来のアレンジやサウンドは若年層には物足りなさを感じさせるようになっていった…と、
自分が児童~学生だった頃を振り返るとそう思えるのです。
「街の灯り」のレコードの売上げが今ひとつだったのはそのためだったのかも知れません。

参考までに「街の灯り」のオケは、アコギが左右1本ずつ(コードのカッティングとアルペジオ)、
ベース、ドラムス、タンバリン、女性コーラス、ハープシコード、ストリングス、
そして歌のバックでは2本で間奏ではソロで演奏されるトランペットで構成されています。


…とは言え結局、特に日本の場合、人々の記憶に残るのは凝ったサウンドなどよりも、
歌詞とメロディーなんですね。
「街の灯り」はその双方が優しさに満ちているからこそ、心に残るのかも知れません。

因みに私の部屋からは、夜には工業地帯の建造物に設置された多くの白色灯、
高い位置にある赤色灯(航空障害灯、だそうです)の点滅がかなり遠くまで見えるのですが、
部屋を暗くしてそれらを眺めていると、なぜだか感傷的な気分になります。
♪街の灯りちらちら あれは何をささやく…♪ のフレーズが心にしみる瞬間でもあります。


聴いていると一緒に歌いたくなる曲と、落ち着いてじっと聴きたくなる曲ってありますよね。
私にとって「街の灯り」はその後者で、つい聴き入って歌詞の世界に入り込んでしまいます。

「街の灯り」は、歌詞・メロディー・編曲・歌唱がそれぞれ個性を主張するタイプの曲ではなく、
それらが渾然一体となって一つの世界を作り上げている曲の代表と言っていいと思います。

それにしても1973年は、いい曲が本当に多かったな(^_^)


「街の灯り」
作詞 : 阿久悠
作曲 : 浜圭介
編曲 : 森岡賢一郎
レコード会社 : コロムビア
レコード番号 : LL-10220-J
初発売 : 1973年(昭和48年)6月25日

nice!(1)  コメント(9) 
共通テーマ:音楽

随想 宅録・エコーの悩み 新曲つき

久しぶりに随想です。
70年代ヒット曲とは直接関係のない内容ですが、良かったらお目通しをm(_ _)m

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

私が今で言う宅録を始めたのは1973年です。 以前にもこのブログに書いたと思いますが、
4トラック2チャンネルのテレコでサウンド・オン・サウンド、でした。
エコーやリバーブなんて高級な効果、基本的に付けられません(>_<)
でもそれなりに楽しいものでしたし、今聴くと子供ながらによくやっていたな、と思います(^^)
その頃に作った中の一つがこの、ギター1本、リコーダー4本分のこの曲です。

*この音にはエコー(リバーブ)が掛かっていますが、これはずっと後でなって
 付け加えたものです。 子供時代で拙い演奏ですがご容赦をm(_ _)m


1980年、初めてヤマハのモノフォニック・シンセサイザーCS-30を買いました。
18万円…今思うとえらく高い買い物でした(^^;)
その時に一緒に買ったのが、人生初めてのリバーブ、ローランドRV-100でした。
当時、アマチュアが入手できるリバーブはスプリング式、その一択だったんです。
スプリング式とは、20cmくらいの細長い金属製のケースに直径6ミリくらいのバネを
3本くらい張って、片側からドライバーで音声信号を入れてバネにねじれ振動を起こし、
それを反対側のピックアップで拾って増幅させる仕組みになっていて、
一応それなりの残響音が得られるんです。
大昔のステレオセットに、それが組み込んであってレコードやラジオの音声に好きなように
リバーブがかけられるものがあり、一時期かなり流行したそうですし、
今もギターアンプには組み込まれているようです。
RV-100.jpg
私が買ったRV-100には、リバーブ音自体はモノでありながら、それを左右に分岐して
片側の位相を逆にするスイッチが付いていました。
リバーブ音はそれ自体、位相がめちゃくちゃになった音なので、そのスイッチを入れると
リバーブ音がワッと左右に広がったように聞こえるんです。

音はそれなりに「あ、残響だね」と言った感じでまあまあなのですが、欠点も多かった。
まず、残響時間の調整ができない。
リバーブの音域がメッチャ狭くて、ちゃんとした残響が得られるのは、
人間の声のあたりの中音からピッコロくらいの高音にかけて、でした。
もう一つ、重大な欠点があって、特定の周波数で共鳴を起こし、その周波数あたりの音が
増大・持続して楽音を邪魔する事、なんです。
物には何でも固有の共鳴周波数があると言われているので、例えばスタジオで使われるような
高級な鉄板リバーブでも必ずそのような現象は起きるはずで、それは何らかの調整でカバー
していると思うのですが、私が持っていたのは2万円ほどの民生機ですから、
そんな対策などされているはずもなく… これは結構、悩みました。
それが音に出ちゃっている例をお聴かせしましょう:

ハウリングのようにウォーンと鳴り続ける音がありますよね。それが共鳴です。


さて、1987年。 ついに私にもマルチトラックの波が来ました(^^)
タスカムのPorta Twoなるカセットのマルチトラックレコーダーを買ったんです。
Porta Two.jpg
たった4トラックですが、それまではステレオ仕様のカセットデッキ2台でのピンポン録音
(上記のサウンド・オン・サウンドの発展形、と思って下さい)でしたから、
同じテープの中で4つのトラックを好きなように使える嬉しさと言ったら…

で、そのレコーダーと一緒に買ったのが、人生初のデジタル・リバーブ、
VestafireのRVD-901でした。
本当はBOSSのデジリバRRV-10を買いたかったのですが、お店(御茶ノ水のクロサワ楽器です)
で「BOSSのは音が良くないから、絶対こっちがいいよ」と薦められたのがRVD-901でした。
それは大正解だったみたいです(^^) あの時の店員さん、ありがとう!
RVD-901.jpg
いやー、びっくらこいた。
本当に、レコードに入っているようなリバーブ音が出てくる!
私は長年、とにかく高音域、例えばドラムスのハイハットやボーカルのサ行の音、
ストリングスなどにきれいにかかって音が伸びるリバーブが心からの憧れだったのですが、
それが叶ってしまったんですね。
ちなみにお値段は、レコーダーが10万円、リバーブが4万円くらいだったと記憶してます。
今からすると、やはり高いですよね。 でも当時は「安い!」と思ってました。

嬉しくてまず作ったのがコレでした。演奏がやや乱暴なのはご容赦下さいm(_ _)m:


そして、今。

今ではプロもアマチュアもDAW(Digital Audio Workstation)を使っていますね。
プロの間ではPro Toolsが標準ですし、アマチュアだとLOGIC PROかCUBASE、かな。
使えるトラック数は理論上制限がなく、使用するPCの性能次第でいくつもエフェクターや
音源をプラグインなるソフトで追加でき(無料のものもあります)…と言った感じで、
実質、何の制約もない、それがアマチュアでもそう無理のない価格で実現できる、
そんな時代になりました。

で、エコー(今日のお話は、リバーブ。業界の人もごっちゃに使ってる事が多いようです)。
プラグインには、IRと呼ばれるリバーブがあって、それは本物のコンサートホールや
鉄板リバーブなどの残響音の密度や周波数特性、音の減衰時間等を調べてデータ化し、
それを元にリバーブを生成(シミュレート)するもので、DAW上で〇〇ホールと同じ響きを使う、
なんて事ができる、と言うよりそれが普通になっています。

スプリング・リバーブしか選択肢がなかった時代から生きている一人としては、
IRのような技術は実に素晴らしいと思いますし、それを利用して得られる音も、
本当に凄い!と思います。 

いつもならばここで「でも、やっぱり昔、苦労した時代が懐かしいし、云々」と書くところ
なのですが、私自身もLOGIC PROの利用者であり、現在のシステムのありがたさが身にしみてるので、
素直にそういった技術の進歩に感謝しています。

ただ、例えば事務的な仕事などでもEXCELやWORDがあるばかりに、
その気になればいくらでも効率化できるように、
音楽作りに関しても、現在は制作の為の技術的・物理的な制約がほぼ無いに等しいので、
それがどこか息苦しい、気づくと常に効率が優先されてる…となる側面はあると思うんですね。
事務的な仕事や音楽作りに限らず、時間を掛けて一所懸命考えていた事も、
ふと「あれ。こんなのこのソフトを使えばできるじゃん」と気づく事、多くないですか? 
私は、よくあります。

でも発想を変えると、今後は技術的・物理的なしがらみから解放されて、
音楽自体の質が問われる時代になってきた、と言う事かも知れませんね。
つまり、昔は大した曲でないのにサウンドが新鮮だったから売れた…ものもあったが、
現代ではどんな音でも作れるからその分、音楽自体に魅力がなければ売れない。
ちょっと偏狭な見方とは思いますが、必ずしも当たらずとも遠からず…とは思います。

最後に、良かったら私の最新曲を聴いてみて下さい。
まだまだ色々と至らない点がありますがご容赦をm(_ _)m

「アンダルシアの朝焼け」by Poponta


最後まで読んで下さって、ありがとうございました。
次回は平常運転に戻りますので、またぜひおいで下さい(^^)/

nice!(1)  コメント(10) 
共通テーマ:音楽

耳よりクイズ

梅雨が明けそうで明けない関東地方より、クイズです。


次の音源は、もうすぐ大阪万博が終わるよ!と言う時期にヒットしたある曲のカラオケのごく一部です。
その曲名、歌手名を当てて下さい:
(音源は削除しました。ご了承下さい)
よくある話ですが、小学3年だった私が毎日のように真似して歌っていた曲です。
中学生くらいになってようやく、子供が気楽に歌うような曲でない事がわかりました(^^;)

今回も、コメント欄を「受付/承認後表示」モードにして回答をお待ちしています。
正解発表、コメント欄一斉表示は、今週末の土曜日(8月3日)の23時過ぎに行う予定です。
それまでは、投稿して頂いた回答・コメントは表示されません。 ご了解下さいね。

これからが夏本番です! 夏生まれの私は嬉しくなってしまうのですが、
くれぐれも皆さま、熱中症には注意して下さい。


それでは、よろしくです(^^)/


追記(8月3日7時28分)

本日の夜、クイズの正解発表とコメント欄表示を行う予定でしたが、
時間が取れそうにないため、明日(4日)の23時に…
と言う事でお願いいたしますm(_ _)m

************************************************

それでは正解を…

男と女のお話 (日吉ミミ) でした。

参加して下さった皆さま、誠にありがとうございました。


次回はこの曲について記事を書かせて頂きたいと思っています。
ぜひまたおいで下さい!

(コメント欄は通常表示モードに戻しました)

nice!(3)  コメント(21) 
共通テーマ:音楽

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。