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雪あかりの町 / 小柳ルミ子

皆さま、あけましておめでとうございます。
今年もこのブログをよろしくお願い致します。

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新年第1回目は、このブログで当然、一度は書いた事があっただろう…
と私自身が勘違いしていた曲でもありまして(^^;)

雪あかりの町ジャケ.jpg

チャートアクション

「雪あかりの町」は小柳ルミ子さんの3枚目のシングルとして1972年(昭和47年)1月発売、
オリコンシングルチャートで最高5位(同年3月6日付)、同100位内に15週ランクインし、
23.9万枚の売り上げを記録しました。

「わたしの城下町」と続く「お祭りの夜」が一時期同時にトップ10入りするほどの大ヒットの後、
次に「瀬戸の花嫁」が再び国民的ヒットを博すまでのつなぎようなイメージがあるのか、
小柳ルミ子さんの初期のシングルで「雪あかりの町」は今一つ地味な印象が拭えませんが、
北国にテーマを求めたこの曲は、当時を生きた日本人ならば、聴けば誰でもしみじみと
聴き入りそうな情緒が豊かに詰め込まれている、そんな1曲です。

一つ残念なのが、冬の終わりがそろそろ見えて来そうな1月下旬に発売された事です。
ラジオなどでは1月初旬にはもう流れていましたが、その頃に発売されていれば、
もう少し売り上げが伸びていたのではないでしょうか。


作家について

作詞は、それまでの安井かずみ氏に代わり後に「瀬戸の花嫁」を生み出す事になる山上路夫氏です。

作曲は前作に引き続き平尾昌晃氏。
編曲は初期の小柳ルミ子さんの楽曲の殆んどを担当していた森岡賢一郎氏です。


歌詞について

前作「お祭りの夜」で登場した「遠くに行ったあの人」を、
生まれ育った北国から思慕する女性の気持ちを表現した歌詞となっています。

前2曲の大ヒットを作詞した安井かずみ氏から山上路夫氏へのスイッチの理由は不明ですが、
歌詞の内容の設定はブロダクションの意向で引き継がれたものと考えられます。

冒頭から北国以外ではその名称すら知られていないような防寒布、角巻が登場。
その後「ポストの雪を指ではらって…」「今日も上りの汽車がゆく」と、
映画を観ているような情景が次々に展開します。

ハーフ部の「雪崩の音が…もうじき響くわ」のくだりは、
雪崩が恐ろしい現象のように思えてしまう私にとって、
その穏やかな描写がとても新鮮に感じられたものです。


歌メロについて

出だしのメロディーは「わたしの城下町」のそれと酷似しており、
その後の展開もやはり同曲と似ているのは否定できず、
それで二番煎じにように思われてしまいがちなのが、
大ヒットとならなかった原因の一つでしょう。

しかし音楽的には、例えば歌メロの音域がそれまでより低音方向に1音(正しくは全音)
広がった事で(AからGへ)、より深みのある表現がされているように感じられます。

そしてこの曲の歌メロ全体では、音域が下のGから上のE♭までの1オクターブと増5度。
歌謡曲、それも女性歌手の楽曲としては大変広いと言って良いと思います。

♪…雪あかりの町♪ と来て ♪ポストの…♪ に移る時は実に音が9度もジャンプしており、
それも全く危なげなく歌う小柳ルミ子さんの技術は素晴らしいものがあります。

1コーラスを全体的に見ると、サビでは高めの音程、その前後では低めの音程が多用され、
そこは全体的に上下の激しい動きを見せていた「わたしの城下町」とは少々違う、
整理されたメロディー展開と言えます。


編曲とサウンドについて

全体の構成は「わたしの城下町」と同じ、2ハーフです。

キーは Gマイナー(ト短調)で、他調にわたる転調はありませんし、
平行調のドミナント(基本となるドミソの和音)であるB♭に寄り道する部分もなく、
全体にマイナー調の雰囲気を強く打ち出した作りです。


初期の小柳ルミ子さんの楽曲におけるサウンドは、12弦ギター、ハープシコード、
ストリングス、そしてハープと、弦楽器を中心に作られています
(ハープシコードは鍵盤楽器ですが、鍵盤で弦をひっかくようにして音を出しています)。


曲が始まると、ザザザザ…と鳴るストリングスに続き鈴の音が聴こえ、
吹雪の中を走る馬ぞりが目に浮かぶようです。

やがて12弦ギターによるイントロメロディーが演奏されます。
低い音域なので、ベースとかぶっている感じがしますね。

続くストリングスにはフルートがユニゾンで演奏されています。


小柳ルミ子さんの初期の楽曲では、これは以前にも述べた事ですが、
歌にまとわりつくようなオブリガート(歌メロに続けて演奏されるメロディー)が特徴的です。

「わたしの城下町」では ♪格子戸を♪(ミミド)♪くぐり抜け♪ (ファファレ)…と、
ハープシコードと12弦ギターで演奏されている部分の事ですね。

「雪あかりの町」ではやはり、同じように12弦ギターやストリングス、そしてフルートと、
次々にオブリガートが演奏されています。

今回は主メロディー、歌詞、そしてオブリガートを2段譜にして作成しましたので、
この曲をレコードやCDなどをお持ちの方は、この譜面を参照しながら聴いてみて下さい
(表記は1コーラス分のみ):
雪あかりの町score.jpg

森岡賢一郎氏は特にストリングスの編曲が素晴らしい事は以前から言われていますが、
「雪あかりの町」でも歌メロを邪魔しないように配慮しつつ、
クラシック音楽でよく見られる対位法を使うと言った主張もみせ、
この曲になくてはならない、重要なサウンドを作っています。

それが最も表れているのがBメロの ♪ポストの雪を…♪ の部分です。
ここは歌メロが下降する部分にストリングスは上昇するフレーズがあてられていて、
まるでボーカルとストリングスが2部コーラスを行っているかのようです。
その部分も、上の楽譜でチェックして下さいね。

そして、コード感を補強する意味でストリングスが最も重要な役目をしているのが、
続く ♪あなたに今日も…♪の部分なんですね。

そこの部分で使われているコード進行は Gm→ E♭7→D7 なのですが、
ここは単に Gm→ Cm→D7 でも全く違和感はありませんし、むしろそれが普通です。

しかしそこをあえて、平行調の長調側のサブドミナント(ドミナントトニックの
ドミソに対しドファラで構成される和音)の E♭を用い、
それだけでは単に響きが明るくなるだけとなるところに、
7thの音をストリングスで補助的に入れる事で、明るい響きのはずなのに、
逆に哀愁感が立つような雰囲気が醸し出されているんです。

そのコード進行は元々ロックンロールのものであり、後に「危い土曜日」(キャンディーズ)や
UFO(ピンク・レディー)など、主にリズムが立った楽曲で使われていますが、
「雪あかりの町」のような叙情的な楽曲でそれを採り入れ、効果的に独特の哀愁感を
出している事に、当時の歌謡曲の奥深さの一端を感ぜずにはいられません。
作曲した平尾昌晃氏自身がロカビリー歌手であった事も背景にあるかも知れませんね。

ただ「雪あかりの町」も、サビ(Bメロ)ではオケのリズムが16ビートロックなんですね。
穏やかさ、大人しさの中に躍動感を内包させるそのような手法は、
1970年代初期から洋楽でも盛んになっていました。

では ♪ポストの雪を…今日も手紙を書くのよ♪ の部分のストリングスの動き、
そしてオケのリズムをオリジナルカラオケで確認しましょう:


さらに、森岡氏や筒美京平氏のストリングス・アレンジでよく使われているのが、
音を伸ばす時に弓を小刻みに動かしてザザザザ…と弾く、先に触れたトレモロ奏法で、
まるで何かが押し寄せてくるような、ゾクゾクとさせるような音です。
「雪あかりの町」ではまずイントロでストリングスがフェイド・インする部分、
そしてCメロ ♪見知らぬ町へ…♪ の部分でその奏法が聞かれます。


コーダ(エンディング)もコード進行が工夫され、何となく続編があるような
終わり方となっているのも聴きどころの一つです。


「雪あかりの町」で使われている楽器とその定位は:

左: ビブラフォン アコースティックギター ドラムス フルート

中央: ストリングス ベースギター 12弦ギター ハープシコード

右: ハープ 鈴 エレキギター 鉄琴

・左のアコギ、右のエレキギターはそれぞれ違うパターンでコードストロークをしています。
・ストリングスは中央よりやや左にバイオリン、やや右にビオラとチェロが配置されています。
・ハープシコードは2回めの間奏(ハーフ前)だけで確認できます。


カラオケはマルチトラックではなく、
全楽器を同時に演奏させ、2チャンネルステレオとしてテープに録音しているようです。
歌入りでは歌の部分でオケ全体の音量が少し下げられているために、そう推測できます。


付記

デビュー曲が大ヒットしてしまうとその後が続かない事がよくありますが、
小柳ルミ子さんは2曲目以降もヒット曲を出し続けました。
それはきっと、「この歌手のこの声、この歌い方なら、もっと聴きたい」と思わせるものが、
小柳ルミ子さんにはあったと言う事なのでしょう。

当時の歌謡界では、楽しいだけではまずダメ。
どこか同情を感じるようなようなキャラクター、明るく見えてもどこか陰がある…
そんな歌手やタレントが人気を博していました。

小柳ルミ子さんの場合は、日本的な外見がまずあって、歌を聴くととんでもなくうまい。
そしてその声は伸びやかなのに、高音になると泣いているような切なさがある。
日本人の好みにピッタリと合っていたわけですね。

それが遺憾なく発揮されているのが、「お祭りの夜」の終わり ♪まだ信じられない私…♪、
そして「雪あかりの町」の2コーラス目のサビ ♪このまま汽車に乗ってゆきたい…♪
だと、私は思っています。

更に挙げるなら、「わたしの城下町」のB面「木彫りの人形」かな。
当時小学4年だった私は、その曲を初めて聴いた時に不覚にも泣いてしまいました。
今も、聴くと切なくなるんですよ。

だから、と言うか、誠に勝手ではあるのですが、小柳ルミ子さんには、
ダンスバリバリのパフォーマーではなく、
叙情的な歌の似合う日本的な歌手でいてほしかったんですね。
そう思っているファンの人って、意外と多いのではないでしょうか。


「雪あかりの町」
作詞 : 山上路夫
作曲 : 平尾昌晃
編曲 : 森岡賢一郎
レコード会社 : ワーナーパイオニア(リプリーズ)
レコード番号 : L-1070R
初発売 : 1972年1月25日


*次回は1月21日に更新します。

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2018年初めてのクイズです。

ぽぽんたです。


年が明けて3週間あまり経ちましたが、年が改まるとうれしい反面、
年齢が重なるのも確かで、独身の私は「やはり一人じゃ生きていけないかな…」なんて
気弱になったりして…いかん、いかん(^^;)


さて、今年初めてのクイズです。 これまでで一番難しいかも、です
(これまでにもそう言ってきましたっけ(^^;))。
このオリジナルカラオケ音源(サビの終わり部分です)の曲名と歌手名を当てて下さい:
(音源は削除しました)
ヒントはですね…東芝。1971年。アキコ。 でどうすか(^^♪

今回もコメント欄を「承認後表示」モードにしてお待ちしています。
今週金曜の夜に、正解発表とコメント欄一斉表示を行います。


では、楽しんで下さいね(^^)/

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追記)

今日のこの時刻(22日23時前)までに回答を寄せて下さったもとまろさん、ゆうのすけさん、
nuko222さん、卓さん、widolさん、青大将さん、ありがとうございます!
年明け早々俺ヤバイよヤバイよ~(現在の感想です…意味不明?(^^;))

ここ千葉でも雪が積もっています。 皆さんの地域はいかがですか?
明日は通勤時など大変そうです。 くれぐれも気を付けて下さいね。

では金曜日、ぜひまたご覧下さい(^^)/

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では正解を…

初恋の丘 (由紀さおり)

でした。

音源を1コーラス目のサビ全に入れ替えてありますので、正解確認をして下さい(^^)
(音源は削除しました)
回答を寄せて下さった皆さま、ありがとうございました!

これからもよろしくお願い致します。

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若草の髪かざり / チェリッシュ

春はまだ遠いけれど…

若草の髪かざり ジャケ.jpg

チャートアクション

「若草の髪かざり」はチェリッシュの5枚目のシングルとして1973年1月に発売され、
オリコンシングルチャート最高7位(同年3月12日付)、同100位内に24週ランクインし
28.7万枚の売り上げを記録しました。

前作「古いお寺にただひとり」でやや落ち込んだものの、前年夏の「ひまわりの小径」
の大ヒットで確実にファンを増やしたチェリッシュは、1973年から1975年にかけて
人気が続きヒットを連発していきました。


作家について

作詞は阿久悠氏。 チェリッシュの全盛期には、これが唯一の提供作でした。

作曲、編曲は馬飼野俊一氏。 この曲から始まり「避暑地の恋」「てんとう虫のサンバ」
そして「白いギター」と、4作続けてメロディーとサウンド作りを担当しました。


作品について

前作「古いお寺にただひとり」とそのB面「落葉の喫茶店」、
さらには「ひまわりの小径」のB面「コスモス」が、ほとんど松井(現・松崎)悦子さんの
ソロであり、松崎好孝さんの存在感が薄い作品が続いていたので、
「若草の髪かざり」でようやく松崎さんのボーカルが入り安心したファンも多かったと思います。

前年の大ヒット「結婚しようよ」(よしだたくろう)や「サルビアの花」(岩渕リリ、もとまろ)
などの結婚ソングを受けてか(「サルビアの花」は意味合いが違いますが)、
チェリッシュにもその流れをくむような作品を…と阿久悠氏に発注したものと思われます。
それがやや効きすぎ(?)、この後、チェリッシュは「交際している」「結婚も近い」と、
週刊誌の格好のネタになっていくんですね(当人達は当時、頑なに否定していましたが)。

「若草の髪かざり」が収録されたオリジナルアルバム「春のロマンス」(1973年3月発売)の
収録曲だった「てんとう虫のサンバ」が同年夏にシングルカットと言う形で発売され、
ヒットしたのは日本の歌謡曲では珍しいパターンでした。


楽曲について

作りとしては歌謡曲そのものと言ったものですが、
ストローク演奏のギターを効かせているのはフォークっぽさを残す意図と考えられます。

リズムは8ビートですが、「ひまわりの小径」の流れをつぐ16ビートと解釈しても良さそうです。

キーはCマイナー(ハ短調)で、他調にわたる転調はありません。

ほのぼのとした良い曲なのですが、音楽的にはこれと言った冒険がなく、
歌メロも、それに伴うコード進行も教科書通りの作りです。
ただBメロは ♪(ほんの普段着の)ウェディングド・レ~ス♪ と譜割りが面白く、
初めて聴いた人の中にはきっと「何と言っているのかわからない…」と言う人もいた事でしょう。
そのような耳に残る工夫も、ヒットのための大切な要素なんですね。

総合的には、楽曲の良さと言うよりも、チェリッシュの持つキャラクターが定着し、
松井悦子さんの澄んだボーカルが魅力的に響いてのヒット…と言えるかも知れません。


編曲等について

鉄琴とストリングスのピチカートがユニゾンで演奏されて聴く耳を捉え、
続いてリコーダー2本で演奏されるメロディーがメルヘンの世界にいざないます。
…などと書くとクラシック音楽の解説みたいかな(^^;)

その後も曲はおだやかに進行し、Bメロ(サビ)ではいよいよ男性ボーカルも加わる…
のですが、その扱いがとても控えめで、添え物的に聞こえてしまうんですね。

その理由は何と言っても、主メロディーよりも1オクターブ、またはそれ以上
離れた音程でぼそぼそと歌っているように聞こえるから、でしょう。

ここで、この曲の楽譜をどうぞ(8ビートで採譜しています):
若草の髪かざりscore.jpg

1段目に女性ボーカル、2段目に男性ボーカルで、男性ボーカルは実音では1オクターブ下です。
見てわかるように、しばらく女性ボーカルとの1オクターブユニゾンが続いてから、
♪ベールの代わりの…♪ で男性ボーカルはさらに音が下がるんです。

男性ボーカルが仮に1オクターブ高ければ、女性ボーカルとは3度の和音となり、
きれいなハーモニーとなるのですが、
この曲では「ハモる」とは意味合いの異なる音程差になっているのが特徴でもあり、
意図が今ひとつわからない作りでもあります。

Cメロ ♪ふたりは(ふたりは)いつしか(いつしか)…♪ の部分で、
松崎さんのボーカルが二重唱になっているのは、声質が細いと判断されての処置でしょうか。


聴きどころは2コーラス目で最後に ♪ふたりを迎える 鐘が…♪ でカーン!と
NHKのど自慢のような鐘の音が鳴るところ、ですね(^^)
この時代だと、その一発のために本物の鐘(チューブラーベル)が使われているのでしょう
(現代ならば間違いなく、サンプラーかシンセサイザーで間に合わせると思います)。


「若草の髪かざり」で使われている楽器とその定位は:

左: アコースティックギター(アルペジオ) 電気ピアノ ストリングス(バイオリン)

中央: ベースギター

中央-右: リコーダー

右: ストリングス(ビオラ、チェロ) アコースティックギター(ストローク) 鉄琴
   カスタネット チューブラーベル

*ドラムスは左右にステレオ収録


付記

チェリッシュの絶頂期は、大ヒットシングルが4作も生まれ、
ベストアルバム「スーパー・デラックス」がオリコンアルバムチャート1位を3ヶ月も続けた
1973年と言ってよいでしょう(シングルでは1位になった作品はありません)。

その「スーパー・デラックス」は私も小学6年の正月にお年玉で買いました。
A面はデビュー曲「なのにあなたは京都へゆくの」から「避暑地の恋」までのシングルA面
+松崎好孝さん作の「恋人達と」の7曲、
B面は反戦色の強いフォークを中心にしたカバー集+「てんとう虫のサンバ」の7曲で、
特にB面は当時のビクターサウンド全開、聴き応えたっぷりの仕上がりです。
これぞ、ファンが求めていたチェリッシュ像と言った感じで、ヒットしたのも頷けます。

翌年には主軸の作家が筒美京平氏に替わり、それまでと違い男女コーラスの特性を
十分に生かしたサウンド作りで次々にシングルを発表し、それなりにヒットしたのですが、
レコードの売り上げ枚数は徐々に下降していきました。
以前にも書いた事ですが、それはチェリッシュからフォーク然とした尖った部分が消え、
幸福感のようなものがイメージとして定着してきたからと思われます。

日本人は気に入った歌手・芸能人に幸福感が表れ、ハングリーさが薄れてくると、
急速に興味を失う傾向があり、それは1972年頃までは明らかでした。
チェリッシュの場合はフォークグループから出発しているので、
その時代にファンになった人が徐々に離れていったのは、何となくわかる気がします。

しかしその音楽は、歌謡曲らしさが増してきたと同時に豊かになっていき、
1975年に発売されたアルバム「ナッシュビル」も高い評価を受けていたので、
もう少し長い間、人気を保っていてもよかったのに…と残念に思います。


「若草の髪かざり」
作詞 : 阿久悠
作曲 : 馬飼野俊一
編曲 : 馬飼野俊一
レコード会社 : ビクター
レコード番号 : SF-42
初発売 : 1973年1月15日

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読者の皆さまへ

このブログを読んで下さり、ありがとうございます。

今日までコメント欄の表示モードを「受付/承認後表示」としていましたが、
今夜から通常の「受付/表示」モードに戻しました。
ご迷惑をお掛けした事をお詫び致します。
これからもよろしくお願い致します。


平成30年2月1日

ぽぽんた

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お知らせ

次回は2月11日に更新予定です。
ぜひまたおいで下さい(^^)/

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