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今は秋~…クイズです!

ぽぽんたです。 いつも読んで下さってありがとうございます。


10月の始まりの日と言う事で、休載日返上でクイズ、いきます!

次の音源は、私が個人的に大好きな曲の、最も大好きな部分を取り出したものです。
歌入りだとマスクされがちなこのストリングス、実はこんなにカッコいいんです(^^)
この曲のタイトルと歌手名をお答え下さい。
わかんねぇよ!とコーヒーカップなどうっかり叩き壊さないようにね(^^;):
(音源は削除しました)
今回もコメント欄を「承認後表示」にして回答をお待ちしてます。
この金曜に正解発表とコメント欄の一斉表示をさせて頂きますね。


ではでは、よろしくです(^^)/

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では正解は…

たそがれマイ・ラブ(大橋純子) でした。

回答を寄せて下さった皆さま、誠にありがとうございました!
今後もよろしくです(^^)/

(コメント欄は普段の設定に戻しました)

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お詫びと予告

ぽぽんたです。

本日更新日ですが、所用により明日に順延いたしますm(__)m

次回の題目曲はこれです。ウルトライントロ、どん!


では、また明日(^^)/

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モンテカルロで乾杯 / 庄野真代

↓ ちょっとメークがきついような(^^;):

モンテカルロで乾杯.jpg

チャートアクション

「モンテカルロで乾杯」は庄野真代さんの6枚目のシングルとして1978年7月に発売され、
オリコンシングルチャート最高5位(同年9月11日付)、同100位内に22週ランクインし
31.4万枚売り上げるヒット作となりました。

ヒット自体は明らかに前作「飛んでイスタンブール」の余勢を駆ってのものと思われますが、
流れるように進行する「イスタンブール」に対し、
「モンテカルロ」ではリズムを強調してよりポップなサウンドとなり、
その両方、あるいは「モンテカルロ」の方が好みと言うファンも多いようです。


作家について

作詞はちあき哲也氏、作曲は筒美京平氏で前作と同じですが、
編曲は「イスタンブール」での船山基紀氏に替わり筒美京平氏が自ら行っています。


楽曲について

リズムは基本8ビートですが、ややアップテンポである事、
ストリングスが16分音符で動き回るパートが多い事、歌メロやオブリガートにも
16分音符が多用されている事などがあり、パッと聴いた印象は16ビート、実は8ビート…
と言ったところでしょうか。

全体の構成はオーソドックスな2ハーフです。
各コーラスはA・A'・B・B' と分ける事ができ、ハーフはB・B'のみです。

歌メロのパターンは全体的に「イスタンブール」を引き継いだものと言えます。
特にAメロの出だしの譜割りが、半拍おいて始まる事を含め「イスタンブール」と
全く同じなのがちょっと「似すぎ」と言えなくもありません(^^;)

キーはB♭マイナー(変ロ短調)で、他調にわたる転調はありません。
参考までに楽譜を(2コーラス目は端折ってます)。
♪かんぱーいモンテカルロ…♪ の「かん」の音が、1・2コーラス目ではラだったのが
ハーフだけミである事にも注意してみて下さいね:
モンテカルロで乾杯score.jpg

キーこそやや厄介ですが、コード進行は平行調で短調と長調を行ったり来たりしている程度で、
特に特殊な和音が使われたりはしていません。

しかしこの曲にも、筒美氏の楽曲の多くに見られる6th系コードの効果的な利用が見られ、
それが歌メロにも反映され、オリエンタルなムードを盛り上げています
(と言ってもモンテカルロはヨーロッパなのですが)。

具体的にはAメロ ♪(そして24時間)あの都会(まち)あとに♪、
Bメロ ♪(シルクハットを月に飛ばして)明日は明日よ♪ の2箇所に注目して下さい。

それらで使われているのはE♭m6で、構成音が全く同じでベース音だけが異なる
Cm7-5でも構わないはずですし、
特に後者では実際の進行上そのCm7-5が使われるのが普通なのですが、
筒美氏は敢えて6th系コードが持つ哀愁感をここでも重視したようです。
それにしても、構成音が同じである和音なのに、最低音を入れ替えるだけで
聴いた印象が変わるなんて不思議ですよね。

筒美氏の作品には同様の例が多いのですが、それが生かされたフレーズの一つが
「雨のエアポート」(欧陽菲菲)のAメロ ♪(小雨に濡れているわ)エアポート♪
でのコード進行です。
キーは違いますが、その前後での和音の響き・感触を聴き比べてみて下さい。


歌詞について

歌詞はやはり「イスタンブール」の続編よろしく…と言った感じのシュールさが身上ですが、
その中に対比が見られるのが面白いところです。
それは「シルクハットを月に飛ばして」に対して「割れてしまえ地球なんか」(月・地球)、
「黄金(きん)の時計を過去にまわして」には「裂けてしまえ未来なんか」(過去・未来)。
最後には「地球なんか 未来なんか」と、幸せなのか自暴自棄なのかわからないような
表現で結末を迎えると言う、何ともユニークな構成ですね。


アレンジとサウンドについて

筒美氏の作品に多いストリングス主導のアレンジで、これほど派手に動き回っているのに
全くボーカルの邪魔をせず見事に絡み合っている、そのバランスが素晴らしいですね。

チェロの重い音で始まり、やがてシタールでイントロのメロディーが演奏されます。
「飛んでイスタンブール」ではイントロなどでブズーキが使われていましたから、
シタールの使用もそれを意識しての事でしょう。
ただシタールはインドの楽器であり、モンテカルロとは関係ないはずなので、
その音選びはやはり、イメージ先行と言う事でしょうか。

蛇足ながら、「モンテカルロ」の翌年に大ヒットした「魅せられて」(ジュディ・オング)
では筒美氏はブズーキを大フィーチャーしていますから、自身の作ながら
「イスタンブール」の影響力の大きさが感じられます。


Bメロ(サビ)に入ると一層スピード感が増しますが、その要因の一つに
4拍目にフロアタムを鳴らすドラムスのパターンがあります。
そのパターンをいち早く採り入れていたのが、前年(1977年)に大ヒットした
「愛のメモリー」(歌:松崎しげる、作・編曲:馬飼野康二)だったんですね。


このブログでその「愛のメモリー」の回に少々解説したストリングスシンセサイザーが、
「モンテカルロ」にも使われています。
「愛のメモリー」ではストリングスとして使われながらも
生ストリングスとの音色の違いが見事に使い分けられ、
「たそがれマイ・ラブ」(歌:大橋純子 作・編曲:筒美京平)では
生ストリングスに溶け込むように使われ…とそれぞれが新しいサウンドを感じさせましたが、
「モンテカルロ」ではストリングスとは似て非なる楽器として独立して使われています。
A・A'でのオブリガート以外ではフェイズシフターの効果が加えられ、
シュワシュワと風のSEのようにも聞こえます。

ベースの音作りがポコポコとやや軽く、また固めにも感じられる特殊なものですが、
それはBメロに入る部分のフレーズを目立たせる効果もあるようです。

右チャンネルからシャカシャカと金属的な音が常に鳴っていますが、
これはドラムスのハイハットを単独で演奏しているように聞こえます。

エレキギターが左右1本ずつで、左が主にコード、右がオブリガートを担当しています。
これはエフェクトが感じられない、ストレートな音ですね。

総合的に筒美氏のアレンジらしい、複雑ながらポップで親しみやすいサウンドですが、
サウンド全体から受けるインパクトと言う意味では「イスタンブール」の方に
軍配が上がるように思います。


「モンテカルロで乾杯」で使われている楽器とその定位は:

左: エレキギター ストリングスシンセサイザー

中央: ベース ドラムス 電気ピアノ ハープシコード シタール

右: エレキギター ハイハット(かな?)

ストリングスが左右間にステレオ定位


歌唱について

「飛んでイスタンブール」での庄野真代さんの歌唱は、クセを極力抑えて
大人っぽい雰囲気で通していましたが、
「モンテカルロで乾杯」ではその特徴的なア行の発音が炸裂して(サビの
♪かんぱーい♪ が顕著ですね)、本来の真代さんらしい歌声が楽しめます。
HiB♭より上ではファルセットになるあたり、元々声域が低めなのかも知れませんね。

もっとア行の発音を確かめたい向きには、1980年に発売されたオリコン最高6位のヒット
「Hey Lady 優しくなれるかい」(庄野真代さんの作詞・作曲です)がお薦めです。
実は私、真代さんの曲ではそれが一番好きだったりします(#^^#)


付記

お知らせです。 明後日(10月11日)、昼12時からの「徹子の部屋」に
太田裕美さん、渡辺真知子さん、そして庄野真代さんの3人が出演します。
売れっ子だった当時のお話が聞けそうです。
…あまりのタイミングの良さに我ながらびっくり(^^;)


「モンテカルロで乾杯」
作詞 : ちあき哲也
作曲 : 筒美京平
編曲 : 筒美京平
レコード会社 : コロムビア
レコード番号 : LK-77
初発売 : 1978年7月10日

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衆院選の夜なので、クイズ出します!

ぽぽんたです。

皆さん衆院選、投票されました?
私は一昨日から天気予報を気にしていて、こりゃぼやぼやしてると
当日はきっと大雨だな…と思って、昨日のうちに期日前投票を済ませた
イイ子(?)でした(^^♪

で、今夜のテレビは選挙開票速報ばかりのようなので、
いつものようにクイズにお付き合い下さい。

さて、次の音源はある曲のAメロ部(のオリジナルカラオケ)です。
何というタイトルで、歌手は誰だったでしょう?
ちょうど今くらいの季節にヒットした曲ですよ:
(音源は削除しました)
ヒントは…いらないですよね(^^)

今回もコメント欄を「承認後表示」モードにしてお待ちしています。
この金曜に正解発表、そして戴いた回答の一斉表示を行いますね。

大きな台風が近づいています。
全国で被害が最小限で済みますよう、
そして皆様がくれぐれもご安全でありますように。

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正解は…

狂わせたいの(山本リンダ) でした。

回答を寄せて下さった皆さま、ありがとうございました!


(コメント欄は通常モードに戻しました)


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ボカロ版・月明かり(オリジナル楽曲)

ぽぽんたです。 今回はスペシャルプログラムです(^^)


3年ほど前に私が作曲して本ブログに発表した「月明かり」。
この夏に、本ブログの読者でおられるもっふんさんとWhite Autumnさんが、
続けて作詞して下さいました。

その二つの歌詞でもっふんさんがボーカロイドでボーカルを生成し、
私が作った音源に乗せ、歌として完成させて下さいました。
ぜひ聴いてみて下さい。

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

月明かり (作詞:もっふんさん、2017.8.12)

1.真夜中に忍び込む この気持ち何でしょう?
  優しくて懐かしい 私には分かるの

  きっと今溜息で あなたも眠れない
  離れても寄り添える 思いがあるから

    遠回りしたけれど もどかしい日々 今は宝物

  行先も分からない 恋だけど良いのよ
  月明かり照らし出す 白い道行くだけ


2.あなたから夢の国 チケットが届いた
  その扉開くのに もう言葉は要らない

  満月の光には 魔法がかかってる
  酔わされて構わない こんなに幸せ

    街灯り下に見て 二人を乗せた 舟が滑り出す

  降り注ぐ星屑は 祝福のカーテン
  私から言う前に 口づけでふさいで

    あなたが好きと 風に乗せてみる

  また明日逢えるのに この気持ちなんでしょう?
  切なくて暖かい 恋はみな同じね

  ガラス越し月影に 白い花揺れてる
  窓を開け肘をつく 眠れない夏の夜

  おやすみのキスよりも 惑わす月明かり

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月明かり (作詞:White Autumnさん、2017.8.16)

1.真夜中ね 気がつけば
  うたたねを したのね
  窓明かり 月明かり
  寝顔に Kissされた

  打ち明けた あの言葉
  後悔は しないわ
  戸惑いが ほほえみに
  ささやかな 魔法よ

    まわり道 傷ついて
    それも想い出 きっと結ばれる

  窓明かり 月明かり
  これからは ふたりね
  はつ秋の 白い風
  服のすそ さらうの


2.あのひとの 声がして
  はっとして 振り向く
  窓明かり 月明かり
  夜汽車の 空耳ね

  しあわせが 形なら
  この今が そうなの?
  溶けるかも 消えるかも
  でもいいわ わたしは

    街あかり 海までも
    それも想い出 きっと結ばれる

  窓明かり 月明かり
  ため息の わたしに
  はつ秋の 白い風
  迷う背を 押したの

    ”シアワセニナル”
     月に誓うのよ

  窓明かり 月明かり
  もう少し このまま
  明日には 青い海
  あのひとに 抱かれる

  窓明かり 月明かり
  もう少し 眠ろう
  明日には あのひとの
  腕の中 飛び込む

  明日には あのひとの
  腕の中 飛び込む

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

いかがでしたか?

この曲は元はワンハーフ構成でしたが、
もっふんさんが歌詞に合わせて音源を編集して2ハーフ構成にして下さいました。

私はボーカロイドソフトは全く使った事がないのですが、
これほど細かく打ち込む事、そしてボーカルに表情を出す事には
大変な手間が掛かったはずと思います。
以前にも「秋なのに」など、読者の方に歌詞を考えて頂いた楽曲がいくつかあります。
今後も良かったら、ぜひご協力をお願いします!>もっふんさん

改めまして、もっふんさん、White Autumnさん、ありがとうございました!


(歌詞は本ブログ2017年4月24日アップロードの記事「緊急のお知らせ&More」
 のコメント欄より転載しました。)

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お知らせ(11月5日)

皆さま、いつも私のブログを読んで下さってありがとうございます。
今日は更新日でしたが、先週から個人的に忙しくしており、
記事を書けませんでした。
落ち着くまでもう少しかかりそうですので、
来週まで更新はストップ致しますm(__)m

次回用の楽譜だけはほぼ書き終わっているので、一応ここに出しておきますね。
実はこれ、1973年秋にヒットした、ある女性歌手の楽曲のB面で、
私が今くらいの季節にはどうしても聴きたくなる曲なんです。
限りなくカーペンターズフレーバーな歌謡曲です(^^)
gogo.jpg
では、また次回に(^^)/

(題材曲は変更する場合もあります)

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